問題の原因と問題の対策「現状分析と解決策について」

どうも、武信です。(No394) 

 

「現状分析と解決策は違う」という点を、あなたは知っているでしょうか?

 

「事実と解釈は別」という話もします。

議論やディベートに強くなったり、主張をする際に役立つ基礎知識であり、重要知識です。

 

興味がある方は続きをお読みください。

 

 

1 猟奇殺人の例。

 

世の中のことについて意見を述べる場合、現状分析をまずして、そこから解決策や提案や提言を述べるという形を取るのが、普通でしょう。

 

しかし、中には現状分析にとどまっている主張なのに、「その人の意見だ!」と勘違いして、捉える人がいます。

 

例えばある人との会話で、猟奇殺人の話をしました。

 

猟奇殺人について、僕が仮説を述べました。

「猟奇殺人を犯す者は外れ値であり、世の中にはこういう人もいる」と。

 

そして僕の仮説ですが、「昔は戦争が当たり前であり、戦争時代には殺人を犯す者が有利に生き残ってきた」と。

 

そして、「そういう殺人に快楽を覚える者は有利に生き残り、その遺伝子が受け継がれて、たまに猟奇殺人に走る者がいるのでは?」という推測です。

 

普通は遺伝子や本能があっても、良心や理性で抑えるのですが、「それも抑えられず、衝動的に殺人を犯してしまう人も中にはいる」、ということです。

 

こう言ったら、ある人は「でも、遺伝的におかしいからといって、正当化すべきじゃない」と言ったのです。

 

ですが、僕は単に現状分析を述べただけであり、「世の中とはこうなっているのではないか?」という説なわけです。

 

そこには、「殺人を犯すべきではない」という価値判断や倫理などは、僕は言っていません。

 

「現状分析と価値判断や倫理は別」なのです。

 

2 少子高齢化と恋愛の例。

 

または、「現状分析と解決策が別」とも言いかえられます。

 

例えば、少子高齢化で、日本はこのままの推移でいけばこうなる、というのが現状分析であり、未来予測です。

 

その現状分析から、「ではどうしたら解決できるか、良い方向に持っていけるのかを考え、提言するのが、解決策」です。

 

この2つは別です。

これも理解しないといけません。

 

僕は恋愛論を語るときがありますが、あくまで「世の中はこうなっているよ」という現状分析にとどめており、「したがってこうした方がいい」という価値判断や解決策とは、また別です。

 

この2つがごっちゃになってわからない人がいると、現状分析しか言っていないのに、「あなたはそんな主張でいいいのか?」という反論が来ることになります。

 

3 事実と解釈は別。

 

また、事実と解釈は違います。

「事実はこうなった」、という起きたことです。

 

例えば、「誰かに舌打ちをされたという事実」があります。

 

対して、解釈は「その事実に、自分が意味をもたせること」です。

 

「舌打ちされたことをプラスに考えるのか、マイナスに捉えるのか」、でストレス度は変わってきます。

 

さらに、事実とは「猟奇殺人が起きた」ということであり、そこに僕の解釈(快楽殺人の遺伝子を持っている人が、生き延びやすいから、そういう人が稀にいる)を合わせて、現状分析(猟奇殺人は殺人快楽遺伝子を持つ潜在層の中で、理性を抑えらなかった人の事件)という話につながります。

 

では、「どうやったら猟奇殺人を減らせるか?」や、「猟奇殺人はいけないことだ」などの、「解決策や価値判断や倫理は別物」です。

 

この違いは、理解しておく必要があります。

 

ではこの辺で。(1604文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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