「どれだけ多分野に渡って、興味・関心・問題意識を持てるかで人生の地位・立ち位置が変わる」

どうも、武信です。(No626)

 

2017年の記事です。

 

「多分野に渡り、興味・関心・問題意識を持つことの意味」を問うていきます。

 

「どういう効果があるのか?」も述べます。

 

興味がある人は、続きをお読みください。

 

短く、サクッと読める内容です。

 

 

1 カクテルパーティー効果とスコトーマ。

 

まず、このタイトルの意味を紐解いていく前に、以下の知識を前提とするので、解説します。

 

人間は興味・関心・問題意識をもつモノに関しては、無意識的に情報を集めやすくなります。

 

いわゆる、カクテルパーティー効果です。

 

これは、周囲の環境のうち、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きを言います。

 

カクテルパーティーの騒音の中で、会話ををする相手の声だけを、判別できるような選別能力を言います。(デジタル大辞泉より)

 

これは、スコトーマ(心理的盲点)とも関係しており、「知識がないから、同じ現象に遭遇しても見えないこと」や「重要じゃないと思っているから、同じ現象に遭遇しても見えないこと」を指します。

 

つまり、人間は自分が知っていて、重要だと思うこと以外については、事柄に遭遇していても認識していないのです

 

または、「興味・関心・問題意識がないことについては、事柄に遭遇していても認識したり、気づきがない」とも言い換えられます。

 

これの簡単な例を挙げると、「木からリンゴが落ちる」現象は皆が見ていましたが、ニュートンだけが「万有引力の法則」に結びつけました。

 

これは、ニュートンが物理学の見地から、常に問題意識を持っていたからです。

 

だからこそ、人は多分野に渡って、興味・関心・問題意識を持たないと、他人と同じ現象に遭遇していても重要だとも思わないし、気づきも得られないというわけです。 

 

2 僕の事例。

 

僕はかなりの多分野に渡り、興味・関心・問題意識を持っています。

 

人文科学の大半社会科学の大半(法律はそこまで詳しくないです)、自然科学(数学やITには興味ありますが、理科については興味が薄いです)などで、大半に興味・関心・問題意識を持っています。

 

興味が薄い分野は法律理科(化学、物理、生物など)ぐらいです。

 

正確には、興味が薄いというより、基礎知識がないのと、そこまでカバーする余裕がないのが大きいです。(法律は今後は、ビジネスをする上では最低限は抑えなくはいけませんね)

 

そして、特に、ビジネスに結びつける場合が多いです。

 

ビジネスについては、「俯瞰経営学」も書いていますから、自然に、本のネタとするために問題意識を持ち、情報収集をしました。

 

また、「フィクサーによる日本の教育改革本」を書いていたときは教育全般、教育に関することなら、すべてに問題意識を持ち、アンテナを張って情報収集をしていたと思います。

 

だからこそ、あそこまで広範囲に網羅する本が書けたのです。

 

読者のほとんどは、僕の経営本や教育本について、全記事、読んでないので、「そんなに凄い本なの?」と疑問に思う方がいるでしょうが、ぜひ、カテゴリーから選んで、全記事読んでもらえたら、と思います。

 

3 結局、言いたいこと。

 

結局、問題意識を持たなければ、気づきが得られないと言えます。

 

さらに、地位が上になればなるほど、広範囲にアンテナを張る必要性が出てきます。

 

だからこそ、タイトルの「どれだけ多分野に渡って、興味・関心・問題意識を持てるかで、人生の地位・立ち位置が変わる」につながるわけです。

 

ブログや本を書くという行為はお勧めです。

 

問題意識が持てるようになるので、日々の出来事でも、気づきが得られるようになるからです。

 

これが問題意識を持たず、または、問題意識が狭いとしたら、気づく分野は自分の専門分野や仕事オンリーになり、ゼネラリストや高い地位の仕事はまず不可能です。

 

早めに打席に立たせる、地位などに就けることの利点(社長など)は「役割を与えられると問題意識を持つようになること」と「決断の回数が増え、責任感の重さなどを得られる」からでしょう。

 

プレイヤーと評論家では、「問題意識と決断に対する責任の重さなど」が違います。

 

問題意識というか、情報量でも、現場の重役に就いている人の方が基本的に、裏情報などが入ってくるでしょう。

 

また、評論家は責任の重さがありません。

 

せいぜい、予測が外れたら、その評論家の評判が落ちるだけです。(評論家の仕事が主なら、評判の低下はマズイですが)

 

しかし、プレイヤーの場合、決断を間違えるごとに、自分の地位が危うくなります

 

そういう意味では、投資家の場合、自分の金を賭けて、参加しているわけですから、プレイヤーですね。

予測が外れれば、金を失うわけです。

 

これと同じ世界がプレイヤー(政治家や経営者など多数)の世界です。

 

ともかく、「多分野に渡って、興味・関心・問題意識を持たないと、アンテナを張らないと、同じ情報に接していても、気づかずにスルーしてしまう」ということです。

 

ある意味、ゼネラリストは「多分野に問題意識を持ち、アンテナを張っているので、かなり神経を研ぎ澄ませている」と言えます。

 

狭い世界や分野が2つぐらいしかアンテナを張っていないのと、20個ぐらいアンテナを張っている人とでは、情報収集の際でも、人生でも、気づきが得られる格差が出るのは当然です。

 

皆さんは何個の分野で、問題意識やアンテナを張っていますか?

 

数えてみてはいかがでしょうか? 

 

そして、イノベーション的発想(知識の組み合わせ)を起こしたいなら、アンテナを張る分野を増やしてみてはどうでしょうか?

 

ではこの辺で。(2508文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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