エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART2

どうも、武信です。(No393) 

 

前回の記事が以下です。

エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART1

 

過去記事です。

 

「起業家.com」さんという若者がいて、僕は彼のツイートを頻繁に見ており、それを引用しつつ、僕の意見を付け加えるという形の記事です。

 

エニアグラムのタイプ1とタイプ3(起業家.comさんはおそらくタイプ3)の溝は、思ったより大きいという話について、述べていきます。

 

完璧主義者のエニアグラムタイプ1と、成果主義者のエニアグラムタイプ3の比較記事なので、興味ある方は続きをお読みください。

 

力作記事です。

PART2です。

 

 

2 簡単な要約。(僕の解釈含む)

 

簡単に要約します。(僕の解釈も含んだ要約です)

 

行動経済学は、「人間の非合理性まで考慮した学問」です。

 

起業家.comさんによると、全てのビジネスは情報の非対称性で成り立っており、情弱な人は、情報強者からサービスを受けることで、ビジネスは成り立ちますし、情弱の本人も、自分が情弱だと思っていないか、能力がないのだから、情弱サービスを受けるしかないと言います。

 

例として、「塾に行く人と参考書で自学自習」「大手通信キャリア利用者と格安SIM利用者」の話があります。

 

「参考書で自学自習派」は、塾に行く人の行動を疑問に思っていますが、塾に行く派は便利だと思っています。

 

それは能力がないのだから、仕方ないし、そういう層向けのサービスは必要なのです。

 

自分で設定して、格安SIM利用する人から見たら、大手通信キャリアを利用する人はバカに見えますが、大手通信キャリア派はそんなことを思っていませんし、大手通信キャリアが、過剰のサービス分の料金をもらっても良いと言います。

 

他にも、顧客が全てを決めるべきであり、ビジネスをする側には、倫理は必要なく、「法律を順守すること」「強制しないこと」「欺かないこと」だけを守って、提案して、後は顧客が決める自己責任である、と言います。

 

ここまで簡単にまとめた後で、以下の記事を読むと、僕の主張「タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」の意味が分かるかと思います。

 

「結果とプロセス、どっちが大事?」

エニアグラムタイプ1と3「結果がすべて?」「結果とプロセス、どっちが大事?」

 

3 エニアグラムでいうタイプ1とタイプ3の溝。

 

要は、タイプ1は完璧主義者であり、「職人気質の人」なのです。

 

製品やサービスも質を重視し、「倫理や正義を重視する人達」です。

 

寿司職人の例で言えば、彼らはかなりのプライドと修行を持って、一流のお寿司を提供することに、誇りを持っています。

 

質が高く、倫理的に恥じないモノを、提供したいのです。

 

対して、タイプ3は成果主義者であり、「結果こそ全てであり、勝てば官軍、売れれば勝ち」の人達です。

 

正直、製品やサービスへのこだわりは、そこまで高くなく、倫理や正義など、法律に違反しなければいい程度の、認識の人達です。

 

起業家.comさんは典型的なタイプ3だと思います。(推測ですので、間違っている可能性はあります)

 

「勝てば官軍、売れれば勝ち」の思想です。

 

たぶん、ITサービスへの質のこだわりも、そこまでないのではないでしょうか。

 

起業家.comさんのHPは、まだ技術不足なのかもしれませんが、デザインへのこだわりは薄いように思います。(今後、改善するのかな)

 

だから、「情弱なんて自己責任だし、売れれば何でもいいんだよ、売る側が顧客のことを過剰に考えてまで、事業をする必要はない」という思想になります。

 

4 起業家.comさんの提供するITサービスと情弱サービスについて。

 

彼の提供しようとする、Googleを超える構想のRANQも恐らく、情弱者へのサービスだと思われます。

 

ちなみに僕は、本当にGoogleを超える構想を考え、記事化しています。

https://note.mu/generalisttake/n/naeef14c39fd8

 

それは、情弱者(IT操作音痴)からすれば、ありがたいサービスであり、これは別に情弱サービスの分類に入らないと僕は思いますが、起業家.comさん自身はおそらく、情弱ビジネス分類をしているのではないでしょうか。

 

だからこそ、情弱サービスを肯定するのではないかと。

 

ITサービスに関しては、操作性を良くするのは情弱サービスだと僕は思いません。

 

情弱サービスとは基本的に、「何も価値を生まないサービスか、害を与えるサービス」だと僕は考えています。

 

例えば、WELQは有害なので、ない方がいいのです。

 

ブログサロンなども、本当に開花するブロガー向けなら詐欺じゃないですが、ほとんどのブロガーは開花しないのに、煽って騙して入会させるから、倫理的に問題があると思うのです。

 

「宝くじは夢を買うもの」と言い、夢を売っているし、実際に買う層もいるのだから、いいのでは?と起業家.comさんは言いますが、自分の子どもにもそう言えるのでしょうか? 

 

情報強者って、身内には情報強者になって欲しくて、どうでもいい他人には情弱だろうが関係なく、カモにし儲けようと思っている人がいると思います。

 

5 エニアグラムでいうタイプ1とタイプ3の溝2

 

こういう面は倫理ですよね?

 

タイプ1とタイプ3の大きな溝が、理解できるのではないでしょうか? 

 

このテーマは、日本の産業やビジネスにも関係してくるので、議論する価値があると思います。

 

僕は起業家.comさんは、タイプ1の思想は理解できないと思っています。

 

つまずくとしたら、倫理的な面かもしれません。

WELQを肯定していた発言からも、そう推測できます。

 

冨山和彦氏の言うSで(シリアス)な世界(自動車など命が関わる)では、タイプ1の精密さが大事だと僕は思います。

 

C(カジュアル)な世界(ITなど多くのサービス)では、タイプ3でも勝てるのでしょう。

 

実際、Windowsは、かなりの未完成段階から製品化して、質を徐々に高めて、現在に至ります。

 

人命に影響しないので、未完成段階、バグがある段階でも、事業化できるのです

 

自動運転車はS(シリアス)の世界であり、人命が関係しているので、IT企業の大雑把さでは対応できません。

 

タイプ1とタイプ3の思想を理解するのは、大事だと思います。

 

起業家.comさんはタイプ1の思想もある程度理解したうえで、「事業展開をした方がいいのかな」、と個人的に思います。

 

a  2020年1月5日追記。

 

起業家.comさんのHPは以下です。

 

このHPで、起業家.comに入って学んだ人は、92%がのちに、起業して成功しています、と書かれています。

 

卒業生は、100人以上が起業していますと、書かれています。

 

起業家.comで稼げる金額は、一概には言えないと書かれています。

 

これを読んで、僕は以下のように感じました。

 

起業は1000件に3件ぐらいしか成功しないと一般的には言われているのに、起業家.comでは92%の確率で起業して成功しているという。

 

これは「成功基準をかなり緩めに設定しているのでは?」と。

 

成功基準がまったく示されていないので、正直、謎だらけすぎます。

 

月収10万でも稼げたら、成功に入れているのかもしれません。

 

また、母数が100人以上ということですが、たぶん、100人台なんじゃないでしょうか?

 

100人も、かなり厳選して、選び抜いて、起業に成功しそうな人材だけを塾に入れているのなら、成功確率は確かに上がりそうですが。。。

 

しかし、このHPにはやる気がある人なら誰でも歓迎と書かれており、どこまで選抜しているのか不明です。

 

あまりに謎だらけすぎて、起業家.comさんを最初は将来有望と書いていましたが、最近、不明と評価を変えました。

 

今は、Tiktok系の動画アプリ?で、アイドルを育て、投げ銭でも儲けているようです。

 

最初は、「Googleを倒す」と掲げていましたが、やはり無理筋だったのでしょう。

 

もちろん、アイドル事業を完全否定はしませんが、方向性が、「儲かれば何でもいい」に変わっている気がします。

 

正直、92%の実績があるのなら驚異的であり、なるべく情報公開したほうが、信頼性が上がると思われるのにしていないことから、かなり怪しいというか、謎の会社だと思います。

 

成功基準をはっきりと明確化し、それを達成して、成功している起業家が92%だと明記した方がいいと思います。

 

予備校などが、有名大学合格率92%と謳っていて、その有名大学がMARCH(さらには日東駒専まで)ばかりだったとしたら、詐欺じゃないでしょうか?(確かに、有名大学ですが、有名大学と聞いたら、東大・京大・早稲田・慶應などを想起するのでは?)

 

ではこの辺で。(4019文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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