どうも、武信です。(No1071)
2021年10月31日の衆議院選挙の結果は以下のようになりました。
自民 261議席。
立民 96議席。
公明 32議席。
共産 10議席。
維新 41議席。
国民 11議席。
れ新 3議席。
社民 1議席。
無所属 10議席。
以下の記事によれば、各社(新聞、TV局など多数)のほとんどが予測を外しており、唯一、朝日新聞だけがある程度当たっており、大金星とのことでした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20211101-00266038
衆院選予測はまたも各社が外す結果に、情勢調査の実情と限界
各社の予測は以下の通り。
FNN 「自民単独過半数は微妙な情勢」(25日)
読売新聞 「自民の単独過半数維持は微妙」(28日)
毎日新聞 「自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野」(21日)
共同通信 「衆院選 自公で「絶対安定多数」視野 立憲は伸び悩み」(27日)
FNNと読売新聞は与党派だと僕は思っており、アナウンスメント効果も知っているでしょうから、悲観的な報道をすることで、自民党に追い風が吹くように仕向けた可能性があります。
アナウンスメント効果とは、選挙の投票行動や経済活動などに関して,マスメディアの報道が人々の心理に影響を与え行動を変化させることをいいます。
マスコミの報道によって国民の投票意識が何らかの刺激を受けて変化するのです。
対して、野党派の朝日新聞は「与党有利!」と打ち出すことで、与党の勢いを削ごうと狙った可能性はありますが、元々、朝日新聞は反自民なことは知られているので、自民党支持者は騙されず、投票に行ったことで、結果的に、朝日新聞の予測が一番近くなったのかなと僕は感じます。
朝日新聞 「自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい」(25日)
TV局の出口調査による選挙速報もことごとく外しました。
以下の図があります。
政党 最終議席 NHK 日テレ テレ朝 TBS テレ東 フジ
自民党 261 212〜253 238 243 239 240 230
立憲民主党 96 99〜141 114 113 115 110 130
今回の選挙の特徴として、自民党に不満を持った層が、野党には入れず、維新の会に入れて、また、自民党の議席減も最小限だったということが言えます。
こうなった構造的問題について、詳しく分析していきますので、興味がある人は続きをお読み下さい。
1 そもそも野党が政権交代するためにはある前提がある!
まず、自民党には熱心な岩盤支持層が存在します。
以下の記事にあるように、10代・20代は約4割が自民党支持者、他の世代でもだいたい35%程度は支持者がいます。
https://www.asahi.com/articles/ASPC10GT4PBYUZPS002.html?ref=tw_asahi
自民の若者人気に陰り? 立憲は高齢者頼み続く 衆院選出口調査分析
これは出口調査であり、投票先なのですが、少なく見積もっても、おそらく、普段から国民の自民党支持者は約3割はいると思われます。
で、今回の投票率は戦後3番目の低さである55.93%でした。
イマイチ、盛り上がらなかった理由は、TV局が眞子さまなどの報道ばかりで、選挙の報道に時間をかけなかったなども理由もかなり大きいと思っています。
以下の記事でも、指摘されていますね。
https://www.asahi.com/articles/ASPBW75CLPBTUCVL01Z.html?ref=tw_asahi
ワイドショーの衆院選放送時間、総裁選の4割減 テレビが窮屈な事情
また、以下のように、与党側が仕掛けを施したようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61ea7f33af3efd230b9ea7eef6600140d297772a
[衆院選2021]投票所の中には午後4時終了も…3分の1が閉鎖時刻繰り上げ
投票所の総数は4万6466か所で、前回より1275か所減ったそうですし、閉鎖時刻をを繰り上げる投票所が全国で1万6967か所に上り、2017年の前回衆院選より257か所増えた、そうですよ。
経費削減が目的だそうですが、このタイミングでやりますかね?
ただでさえ、投票率が低い国なのに、与党側は自分たちに有利になるように、操作し、働きかけた!としか思えません。
さらに運が悪いことに、10月31日は午後から雨が降り出したんですよねー。
どしゃ降りではないようですが、雨が降ると、外出する気が失せるので、若干、投票率が下がった可能性はあるかなと。
2009年に民主党が政権交代を果たしたときの投票率は69.28%でした。
自民党岩盤支持層が約3割いることを考えても、投票率が約7割いき、無党派層が動けば自民党支持者の約3割を超えて、野党側が約4割になり、逆転するのでしょう。
しかし、55.93%の投票率では、自民党支持者の約3割の壁は崩せなかったようです。
ちなみに、10代・20代の若者の投票率は3割ぐらいで、約3割のうち、自民党投票が約4割なので、若者のうち12%が熱心な自民党支持者になります。
僕はこの熱心な12%の若者とは関わりたくないです。
僕は若者を見捨てておらず、どちらと言えば応援していますが、この12%の若者は応援しておらず、関わってくるな!と思っています。
おそらく、自民党政権下でいい思いをした若者なのでしょう。(裕福な層)
以下のひろゆきの動画では、本来なら貧乏で弱者側(若者も)でも、強者の側にいる(政権側?)と勘違いしている構造を語っています。
【ひろゆき】※ついに始まろうとしている※ 庶民の皆さんは危機感を持たないとマズイですよ…。これを知らないと富裕層に食い物にされます【切り抜き/論破】
まぁこの話はともかく、構造的に、強固な岩盤自民党支持者が常に約3割いることを考えると、投票率が低いままだと、政権交代は起こらないですし、野党に不利になるのです。
しかも、今回、コロナが沈静化し、与党に不利な材料が消え失せました。
以下の記事にあるように、ゲノム変異により、死滅した恐れがあるとのこと。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/139877
ゲノム変異、修復困難で死滅? コロナ第5波収束の一因か
確かに、突然、コロナが急速に沈静化し、いくらコロナが季節性要因があるといっても異常事態です。
この記事が本当なら、第6波は起こらないことになります。
話を戻しますが、自民党に失点がなく、投票率も低いままなら、自民党有利になる構造が潜んでいることになります。
自民党の失点で騒がれているのが、森友事件などの悪の巣窟のような事例が多いですが、国民の少なくとも約3割は自民党と同じく悪人であり、悪人は悪人の気持ちが分かりますから、そんなことは気にしてないのです。
12%の熱心な自民党支持者の若者も僕は悪人だと思っているから、関わりたくないのです
善人の気持ちがあり、悪が許せない!という人なら、自民党なんか入れるわけがないです。
と書いてきましたが、まぁ悪人というよりは、代々つながる金のつながりの方が大きいでしょう。
補助金付けや天下りなど、生活のために自民党を強烈に支持するのです。
悪が行われていても、自分の家族の生活の方が大事ですから、気にしません。
ところで、維新の会がここまで飛躍することを予測した人はいなかったようですが、結果論ですが、その兆候は実は見えていました。
東京都知事選です。
当初は自民党有利と言われていたのに、都民ファーストが思ったよりも議席を増やしました。
これは自民党を嫌った層が、違う党に逃げ込んだ証といえます。
今回の衆院選では、立民は完全に自民党を嫌った層の受け皿にならず、維新の会に票が流れたのです。
来年の参院選では、「野党は終わった!」と僕は見ています。
維新の会や、他の第3極が現れたら、そちらに票が移ると予測しておきます。
もしくは自民に大きな失点がなく、投票率も低いままなら、また自民の勝ちでしょう。
この未来図が見えすぎてしまったので、僕はもう政治の世界とは距離を置きます。
安倍のような悪人がのさばったまま生き残るのが、この人間界なのです。
利権、金のつながりがない無党派層が動かなければ、政権交代は起きません。
さて、自分の進路に、今までも注力していましたが、さらに加速させます。
国民の約3割のくだらない自民党支持者とは関わらず、生きていきたいものです。(12%の若者とも関わりたくありません。彼らとは浅い付き合いで済まします)
ではこの辺で。(3548文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。