どうも、武信です。(No1061)
「政治家・公務員と、経営者・民間の違い」について述べていきます。
これら両者の弊害がコロナ禍において、最近、顕著になってきたと思うからです。
「公務員の非効率さ」についても言及します。
このテーマに興味がある人は続きをお読み下さい。
1 政治家・公務員と、経営者・民間の違い。
政治家・公務員と、経営者・民間の違いはズバリ以下になります。
1 金銭感覚の違い。
政治家・公務員は金の出処が税金であり、いわば他人の金です。
ですので、無駄金を使いますし、浪費しても責任を取らされませんので余計に散財します。
対して、経営者・民間は自分たちがビジネスで稼いだ大事な金であり、しかも損失は会社を傾けさせる要因になるので、責任が常にあり、かなり慎重に大事にお金を使います。
最近のコロナ禍において、相当なムダな金が使われまくっているのを見て、政治家・公務員、さらに医療機関すらヤバイなと感じました。
税金で他人の金だと、どうしても節約志向も育たないし、しかも責任として跳ね返ってこないので、無駄金を使いまくりますね。
この政治家・公務員の金銭感覚を変えるために、僕は第三者の調査機関を設けるべきだと思います。
野党が提案してはどうでしょうか?
政権を取ったら、過去の無駄金を明らかにするし、税金を賢く使うために第三者の調査機関による監督を設けると。
こうなると、自民党のダメージははかりしれないと思いますね。
2 人材の違い。
次に、人材が違います。
政治家・公務員は今、劣化が激しいと感じます。
デジタル庁にも、良い人材が来ませんし、官僚も東大生が敬遠する時代です。
理由は非効率で古い文化があり、有能な人材ほど避けるからです。
公務員は安定志向の者が集まりますし、基本的に首になりませんから余計に新しいスキルを磨く意識も薄れます。
政治家はイメージが相当に悪化しており、この時代において「政治家になりたい!」という人はもはや世襲か、あまり優秀じゃない人だと推測できます。(努力のわりには報われませんからね)
対して、経営者・民間の人材は激しい生き残りの競争下に置かれ、新しいスキルを磨き続けなければいけません。
解雇規制があり、首にはなりづらいですが、スキルがない人材は居づらくなるか、給料が減額されます。
企業は経営者がGOサインを出せば、変革し、職場環境の改善や効率的なシステムなどを導入します。(政治や公務員の世界に比べたら、新しい時代に適応してます)
で、問題は政治家は選挙により、退出の仕組みが一応ありますが、公務員はないことです。
生き残り競争システムがないのであれば、首にならないのであれば、人間は馬鹿力を発揮しないでしょう。
政治家が一応、必死に国民ウケの良い政策をやろうとするのは選挙があるからです。
公務員には退出の仕組みがありませんから、首になるプレッシャーはないのです。
日本は古来から、外圧によってでしか変われない国でした。
外圧(黒船)によって、「ヤバイ!」と危機感が湧き、変革を起こしてきたのです。
外圧は、民間のビジネスの世界であれば常に感じていますし、政治家は選挙がありますが、公務員にはまったくありませんので変わりようがないのです。(官僚の世界も同じです)
また、政治家の世界も、与党1強が続き、野党が弱すぎたので、外圧が働かず、今の不甲斐ない政治状態となりました。(まぁ今度の衆議院選挙で国民は与党にお灸を据えると願いたいです)
加えて、政治家のスキャンダル追及は、今は新聞・TVなどの力は弱く(朝日新聞除く)、週刊文春など週刊誌の仕事になっている情けない体たらくです。
週刊誌に正義の裁判官の役割・分別は期待できず、ただ叩ける連中は叩くのですが、週刊誌しか悪を叩く存在がないのです。
税金の無駄遣いなども、週刊誌などが暴いている状態ですからねー。
いったいどれだけ、自民党は税金を無駄遣いしたのか、想像すると寒気がするほどです。
3 仕事の内容の違い。
政治家・公務員は、民間のようなビジネス系の実用的な知識よりも、どちらかというと教養や事務手続き(情報処理能力)などをフル活用します。
政治家は経営者の意思決定と似ており、国の方向性を考え、主導します。
経営者は企業の方向性を考え、主導します。
公務員は決まったルーティーン(事務手続きなど)が主な仕事であり、創造力などはあまり必要とされません。
民間の人材はICTなどの最先端知識・技能や、営業力やビジネス系の知識・技能で勝負します。
公務員が率先して、ICT(プログラミングなど)を学んだり、ビジネス系の知識(経営・会計・MBAなど多数)や、法人・個人顧客にせよ営業能力を磨くのはあまり想像できません。
公務員試験の勉強も教養系がかなり多く、民間との乖離がすさまじいです。
公務員と、高学歴が相性がいいのは情報処理能力の高さと学問系の知識がある程度、マッチしているからでしょう。
加えて、地方では稼げる職があまりなく、地方の国立大学の卒業生が稼ぎたいから行くとしたら、公務員になるのです。
公務員は必要な仕事だと思いますが、非効率です。
役所にいちいち行くことで、民間の人材の生産性を邪魔しています。
公務員の方は給料が民間と比べたら高い方なのですから、文句を言われても仕方ないと感じます。(まぁ仕事内容がつまらないので、我慢料なのですけどね)
2 最後に。
日本で、根本において、国力を上げる、もしくは豊かにする策は以下の3つぐらいしかないのかな?と感じます。
1 国の税収を増やす。(成長戦略など多数。教育重要。少子化対策も重要)
2 徹底的なコストダウンで、生活保護など弱者への費用をなるべくこのまま増やさず、維持にする。
3 幸福の概念を変える。(ミニマリストなど多数。若者はさとり世代など既に適応)
物質的な豊かさの面でいえば、税収増と徹底的なコストダウンにより、何十年間かは一定程度、維持できるかもしれません。
で、一番、手っ取り早いのは幸福の概念を変えることで、給料が減った若者世代は既に適応しています。
格安で人生を楽しむ手段を知っているのが若者なのです。(高級車はもちろん、都内だと車を所有すらしない若者が増えています)
無料のネットの暇つぶし産業も使ってある程度、有意義に過ごしています。
対して、中年から高齢者ほど適応していません。(コロナ禍で今はダメですが、昔はリアルの会合、そしてTVが楽しみ、加えて貯蓄をして金を溜め込んだまま死んでいきます)
あとは国という概念自体も今後、どうなるか不明です。
今、海外在住している日本人が100万人ぐらいいると、ひろゆきが言っていましたが、今後、優秀な若者の国外脱出組が増えるかもしれません。
日本という国の国力・影響力が下がると、円の価値も下がり、将来的に石油も買えなくなるのでは?と心配になります。
ではこの辺で。(2953文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。