どうも、武信です。(No726)
「僕のブログの企画案が採用された?」という内容の記事です。
もちろん、ブログで堂々?と書いていますから、パクられても仕方ないですが、普通は引用元をつけてもおかしくないとは言えます。
僕は他人のアイデアを尊重しているので、引用元をほぼ、つけます。
しかし、世の中の大半(特にインフルエンサーなど)は他人のアイデアを勝手にパクって?、引用元すらつけないでもどうでもいいと思っているのです。
僕はこういうパクられた?系の内容は今後もシリーズ化し、僕のアイデアはそれなりに有用だったのでは?という証拠として残していきます。
1 日本ネット大学創設案 2013年10月14日。
当時、ライブドアブログをやっており、そのときに書いたブログをそのまま載せます。
2013年だから、7年も前であり、未熟だったときのアイデアでしたが、アイデア自体はセンスがあったはずです。
では掲載します。
現在、大学受験で、人物重視の路線で合否を決めようという論点がある。
ペーパーテストの否定であり、小論文や面接や高校での活動などで評価しようというものだ。
文部科学省が人物重視を打ち出した背景は、企業が求める人材が、人物重視の割合が高いせいだ。
企業が人物重視だから、大学生を選ぶための大学受験でも、「人物重視で行け」という考えだろう。
だが、問題は企業の人事は「ビジネスの世界に近い」ことだ。だからノウハウが溜まっている。
対して、大学側はビジネスの世界に遠い。
ということは大学側に、「大学受験で企業が求めるような人材を選べるのか?」という問題がある。
大学側が選べるとすれば、その学部の学問に向いている人材かどうか?だけだ。
選ぶ、見抜くという行為は難しい。
企業の人事でも失敗するのだから、大学側にその能力があるとは思えない。
僕の提案は、「ある程度、選んだら、入れて、競争原理&退出システム」だ。
具体策は、日本ネット大学創設だ。
以下、書く。
ペーパーテストは、「大学のカリキュラムについていけるレベル」を想定する。
スコア制でもいいだろう。東京大学は高スコアじゃないと入学できない。
地方の国立大なら低いスコア。
そして、2次試験で論文、面接。試験に合格した者は通学組になり、リアルの大学に進学できる。
落ちた者は、日本ネット大学に入る選択肢がある。
日本ネット大学は、オンライン大学で机上の学問の文系限定だ。
オンラインなので費用が安く、場所を問わない。
そして、日本ネット大学の大きな特徴は、成績優秀者は通学組に入学可能な権利を与えられる点である。
成績によって、国公立をどこでも選べる。
通学組は毎年、ある一定数は退出させられる。
アメリカ式の「卒業を難しく」だ。
通学組に危機感を与えるのだ。そもそも入学できてしまえば卒業が楽なのがおかしい。
大学教授も単位を甘目につける。
学生も勉強しない。悪循環である。
だから、企業側は大学での成績をあまり見ないで、大学名の地頭ばかり見る。
大学に入ってからも退学させられるシステムであれば、危機感から勉強する。
単に、退学させるより、日本ネット大学生との競争であれば合理的だ。
ちなみに理系は人物重視に適さない。
理系は研究者や技術職中心であり、最低限の倫理は必要だが能力が第一である。
やる気より適性とも言える。
数学ができない人はいくらやってもできない。だから従来のペーパー試験で判定でいいと思う。
日本ネット大学とも相性が悪い。理系は実験があり、リアル大学が必要だからだ。
そもそも日本の理系はノーベル賞を多く輩出しているし、優秀だから今の路線で大丈夫だろう。
通学が必要なリアル大学で定員があったから、落とすための試験が必要であり、選ばないといけなかった。
大学のカリキュラムについていける基礎学力の判定という名目ももちろんある。
落とすための試験、選ぶための試験という視点から、「選ぶのはほどほどで、入れてから、競争原理&退出システム」という抽象度の高い視点から見るのが僕の解決策だ。
物事の本質を見抜き、抽象度の高い視点から、解決策を考えるのも大事だと思う。
2 「ネット大学を全国解禁、文科省方針 特区以外も」の記事を読んで 2014年2月24日。
「ネット大学を全国解禁、文科省方針 特区以外も」の記事が日経新聞に出た。
文部科学省は18日、「構造改革特区」で認めているインターネットだけで授業を行う大学の運営を全国で解禁する方針を固めた。
早ければ2015年度の開設を認める。
ネット大学は時間や場所を問わずに受講でき、必要な単位を取れば学士の学位を得られる。
新たな形の大学として、社会人やひきこもりの若者らに学びの場が広がると同省はみている。
現在、ネット大学はサイバー大学(13年10月時点で1356人在学)とビジネス・ブレークスルー大学(13年5月時点で600人在学)の2つがある。
問題点はニーズがあるかどうか。応募者が集まるかどうか。
13年春の大学進学者数は約51万4千人。進学率は49.9%でここ数年は横ばい。
利便性の高いネット大学が増えれば、大学教育を受ける人の増加につながると同省はみている。とも書かれている。
僕も以前に「日本ネット大学創設案」という記事を書いていた。
ネット大学を、銘柄大学(東大や早稲田や慶應など)が始めれば、応募者は集まると予測する。
僕の主張する日本ネット大学は、国立大学への編入を認めるものなので、実現が難しいかもしれない。
従来の通信大学が、ネット大学に置き換わることになりそうだ。
そもそも、放送大学や通信大学より、ネットを活用した方が利便性が高い。
動画も使えるし、交流もできる。
あとは、大学側のカリキュラム編成などで、どれだけ魅力を出せるかだ。
もしくは就職にどれだけ有利かも問われるだろう。ネット大学だけでなくネット高校なども認めればいいと思う。以上。
3 N高校とミネルバ大学。
ここからは、2019年6月21日の記事です。
まず、N高校が角川ドワンゴ学園によって、2016年4月に開校されました。
N高校については検索してみてください。
けっこう話題になったオンライン高校です。
今から考えたら、文科省は僕の案を採用して、2015年からネット大学解禁したんだなと自覚できます。(その当時はそこまでパクられたを意識してなかったのです)
そして、おそらくネット高校である、N高校までつながったのでしょう。
しかし、以下にあるようなアメリカのハーバード大学より入るのが困難なミネルバ大学のようなネット大学は日本では現れませんでした。
以下の記事を貼ります。
https://www.benesse-glc.com/special/global/1825 「新しい大学の形、ミネルバ大学とは」というタイトルです。
ミネルバ大学は2014年9月に開校したアメリカの私立大学ということです。(僕の案が2013年ですから、さすがアメリカは動きが速いです。日本も2014年にネット大学解禁しましたけどね。今から思えば時系列的に僕の提案後であり、完全に採用されていますね。。。)
以下、引用します。
全寮制の4年制総合大学ですが、特定のキャンパスは持っていません。
学生は1年次に住むサンフランシスコに始まり、ソウル、ハイデラバード、ベルリン、ブエノスアイレス、ロンドン、台北と4年間で世界7都市に移り住みながら、オンラインで授業を受講します。
ミネルバ大学の第1期生は29名でスタートし、現在では600名を超える学生が在籍しています。
開学2年目には98ヵ国から1 万1 千人以上の出願者があり、合格率はわずか2.0%に。
入学希望者は増え続け、今では毎年世界中から2万人以上の受験者が集っています。
設立して4年ほどと非常に新しい大学ながら、世界の名立たる名門大学の合格を辞退して進学する学生がいることでも注目されています。
■ミネルバ大学の主な特徴
(1) 講義は全てオンラインによるアクティブラーニングにより実施
講義を受ける場所は特定されておらず、パソコンとインターネット接続環境があればどこでも受講可能
(2) 20名以下の学生による少人数制クラス
(3) 世界から集う学生が全寮制で学びあう (およそ80%が留学生)
(4) 4年間で世界7都市をめぐる(各都市で寮生活を行う)
(5) 学生は各地でインターンシップに参加する
(6) 授業料がリーズナブル
1,2年次は12,950ドル、3,4年次は10,950ドル(寮費等を含めると22,950~24,950ドル)
※アメリカトップクラスの大学の1/4~1/3(例:ハーバード大学の授業料は約46,000ドル)
(7) 合格率は2%未満とされ、世界で最も合格率の低い大学とも言われている 以上、ここまで。
僕の案をかなり改良した上に、進化させています。
ネット大学というちょっとしたアイデアのセンスだけ採用されて、後は一気に推し進めたのでしょうね。
コミュ力をつけるにはやはり、リアルの対話や交流が不可欠と判断したのでしょう。
だから、全寮制であり、さらに自己管理が苦手な人が多く、ネットだけだと怠けがちなので全寮制にしたのもあるでしょう。
世界7カ国を渡り歩くのは良い経験でしょう。
授業料がトップクラスの大学の1/4~1/3という点は、かなり魅力的でしょう。
驚いたのは定員がなく、一定の水準を超えていれば全員合格なのに2%という合格率であり、その理由は要求する水準がかなり厳しいからです。(相対評価じゃなく、落とすための試験もないのです。SATや一般的なエッセイ試験もないです)
独自のオンライン試験(制限時間内にその場で答える)と、課外活動(中学、高校など)を可能な限り定量的にアピールすることで選別しているようです。
日本版ミネルバ大学を作るべきなのでしょうかね。
今度、日本版ミネルバ大学を作るとしたら、どんな構想がいいか考えてみることにします。
まずは本などで情報収集してからですね。
4 2020年2月時点での僕の意見。
ここに、さらに、以下の記事を加えます。
https://president.jp/articles/-/31564
「東大最強の開成が「高校入試」を廃止しないワケ」というタイトルです。2019年6月30日の記事です。
一部を引用します。
このように昨今は「完全中高一貫化」が進行している。
中学入学当初から多くの生徒を受け入れたほうが経営的に安定するのかもしれない。
あるいは、完全中高一貫したほうがその学校の指導カリキュラムが進めやすくなるのかもしれない。
ちょっと面白いのは、こうした時流の中で、あの天下の開成は今も高校受験を実施していることだ。
中学受験の「男子御三家」の麻布・武蔵・開成、「女子御三家」の桜蔭・女子学院・雙葉の6校を見てみると、開成を除く5校は高校入試を実施していない。
開成は東京大学合格者数ナンバーワンを誇る進学校の頂点に輝く学校だ。
1982年以来、実に38年にわたってナンバーワンの座に君臨するというのだからすごい。
なお、2019年度の東大合格者数は186人(過年度生を含む)。開成の中学募集定員は300人、高校募集定員は100人である。
なぜ、開成は高校入試をいまでもおこなっているのだろうか。
略。
開成では中学入学組を「旧高」、高校入学組を「新高」と呼んでいる。
中学校は7クラス体制で1クラスの人数はおおよそ43~44人、高校になると8クラス体制になるが、そのときは1クラス50~51人程度になるという。
ただし、高校1年生のときは「新高」のみで占められるクラスが2つある一方、「旧高」のためのクラスが6つ設けられていて、授業で互いの接点はあまりないという。
高校から入ってきた「新高」はすでに3年間開成で過ごしている「旧高」に対して、やりづらさはなかったのだろうか。
「新高」だった30代の卒業生は当初は心細かったと打ち明ける。
略。
「旧高」の生徒たちにとって「新高」の生徒たちとの出会いは、とりわけ学習面において大きな意味を持つという。前出・20代の卒業生は語る。
「よく言われるのが、『新高』が『旧高』にとって大学受験へのカンフル剤になるということ。旧高の成績って上か下に両極端なのです。新高がその真ん中に入ってきて、それで下のほうにいる旧高の層は焦り始める」
もしかしたら彼の学年に限った話ではないかと、彼の2つ下の大学生の卒業生に同じ質問をすると……。
「まさにその通りです。高1から『実テ』(実力テスト)が学校で始まります。ここの成績をもとに開成では『百傑』(上位100名)とか『裏百』(下位100名)と伝統的に呼ばれるのです。
最初は高1の9月に実テがおこなわれるのですが、ふたを開けてみると旧高と新高の人数比は3対1のはずなのに、百傑は旧高、新高で半々になります。
なぜかというと、新高の連中は高校受験で猛勉強しているわけです。そのままの勢いで高校に入ってからも旧高の連中に負けないように勉強する……。
そんなとき、ぼくらはモラトリアムを爆走中。だから、高校に入った当初は新高のほうが学習姿勢はいい」
略。
それでは、旧高の生徒たちは新高の生徒に学力的に押しつぶされてしまうのだろうか。
彼はこう付け加えた。
「面白いのは、新高(の手ごわさ)を目の当たりにした旧高の側に火がつくことです。『やべえ、勉強しなければ』って。『東大どころか、百傑すら入れないぞ、このままじゃマズいんじゃないか』って。
で、最終的(大学受験時)な百傑はうまい具合に旧高が3、新高が1の割合になるのです」以上、ここまで。
僕の構想したネット大学の仕組みに似ています。
ネット大学組と通学組を競争させるシステムですね。
開成高校は、既に、僕の構想を実現し、しかも唯一、維持しています。
今後の開成高校の動向を見守りたいと思います。
ではこの辺で。(6016文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。