どうも、武信です。(No859)
ツイッター社がサブスクリプションモデルを検討中とのことです。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61314530Z00C20A7000000/
米ツイッター、サブスク型サービス開発へ人材募集
上記の記事から、引用します。
米ツイッターが有料のサブスクリプション(定期購読)型サービスの開発を進めていることが8日、明らかになった。
略。
ツイッターは短文や写真などを投稿できる無料のSNS(交流サイト)を運営しており、売上高の9割近くを広告収入に依存している。
近年はシステム上のバグ(欠陥)の影響で広告収入が伸び悩むこともあり、株価は米フェイスブックなどのライバルに比べ出遅れていた。以上、ここまで。
田端信太郎氏は以下のツイートをしました。
「全てのツイートを課金者しか読めなくなるような、ゼロかイチかでなく、個別のツイートごとに課金するオプションも用意されないかな?
私の場合、ざっくり、既存フォロワーの1%がCVするとして2300人。
1000円もらうとして、月230万円か・・・。 うーん・・・どうだろうねえぇw」
じっちゃまさんは以下のツイートです。
「Twitterがサブスクリプション・サービス開始したら、どうなる?
→あばよ! 皆ともお別れや(笑)
じっちゃまアカは非公開化=課金するで。
ま、それまで楽しんでや!」
田端さんはじっちゃまさんのツイートにこう反応しました。
「認証マーク付きのTwitter公認の有名人アカウントしか、サブスク課金オプションは提供されない可能性もあるような・・・」以上、ここまで。
僕はツイッターサブスクの構想を考えてみたので、紹介します。
思考実験でもあり、企画案です。
ツイッター社が採用するか不明ですし、僕には見えてない欠陥があるかもしれません。
興味がある人は続きをお読みください。
1 僕が考えたツイッター社のサブスクモデル。
僕のアイデアとして、はてなブログもそうですが、運営者側に基本的には課金する方向性だと思います。
ユーザーに課金するのはあまり考えられません。
DaiGoのようなビジネスモデル、または多くのKindleUnlimtedやAppleMusicなどのサブスクモデル、貴重情報に有料課金することはありえますが、ツイッター社のモデルは「はてなブログに近い」と僕は考えています。
ですが、ここでは運営者だけじゃなく、ユーザー側にも課金する案を考えてみました。
それは以下の案になります。
まずはフォロワー数に応じて、課金します。
例えば、6000人以上のフォロワーを持つ人なら「月額500円」、2万人以上なら「月額1000円」、30万人以上なら「月額1万円」などです。
このフォロワー数の数字は僕があくまで目安として、考えた数値であり、ツイッター社がどう考えるかは不明です。
ツイッターを販促ツールとして使っているインフルエンサーや企業は、課金されても辞めることが難しいのです。
もちろん、じっちゃまさんのように、課金されたら、非公開にする人もいるかもしれませんが、販促ツールとして考えている人なら、非公開にはしません。
ツイッターを宣伝媒体で、「オンラインサロンや自社の商品に誘導しようとするインフルエンサーや企業」は、非公開にもできませんし、課金されても辞められないのです。
また、じっちゃまさんのように、課金されたら非公開にする人は、ユーザーが増える可能性が減りますし(非公開なので。ですが非公開だからこそフォローしたい人もいるかも)、そもそも非公開にして内輪の中だけのサークルのようなものを作っても、一定額が毎月、じっちゃまさんには課金されて、儲けることもできません。
販促ツールとしての役割を放棄することになり、かといって、じっちゃまさんがフォロワーに課金して儲けることもできず、単なる内輪だけで自己満足?で情報公開するツールとなります。
まぁアンチのコメントを避けたい人は、このようなやり方を取るのもありだと思います。
フォロー申請を受けいれるかは、じっちゃまさんの判断になり、完全に「内輪のサークル」になりますね。
あとは、ツイッターの利用者の画面に、上部に、スマホなら縦3センチ、横は目一杯ほどの宣伝画面を載せる仕様にすることですかね。
この宣伝画面には、課金対象になったインフルエンサーや企業などがランダムに一定時間表示されるようになります。
つまり、フォロワー数6000人以上の人達は、宣伝画面に優先的に載るようになり、ますますフォロワーが増える循環になるかもしれないということです。(ちなみに、ここに載せるかどうかは設定次第でして、拒否もできます)
また、この上部の宣伝画面が「うざい!」と思ったユーザーは、毎月200円を払えば、広告を消せるようにもします。
YouTubeも料金を払えば、広告動画を消せますが、あれと同じ構造にします。
加えて、ここで考えておかないといけないことは「インフルエンサーなどは、フォロワー数の増減にかなり敏感になる」という点です。
6000人を超えたら、課金対象ですからねー。
毎月、10日以上6000人を超えたら、課金対象にするという取り決めでもいいかもしれません。
9日しか6000人を超えなかったら、課金から外れるということです。
こういうシステムになると、フォロワーの増減に敏感になるので、「休眠アカウント(利用してない)やスパムアカウントや自分にとって必要ないアカウント」はなるべくブロックしようという動きになります。
これはツイッター界にとっては健全な方向性だろうと思います。
ただ、フォローしている人からしたら、ブロックされたくないでしょう。
となれば、お布施システムも考えられます。
投げ銭と似ており、インフルエンサーに投げ銭を定期的に与えて、「ブロックしないで欲しい」とするのです。
こうなると、立場が逆転して、インフルエンサーにアンチコメントや誹謗中傷をかなりしづらくなります。
または投げ銭ハートマークをまとめ買いできるようにし、12回分(毎月1回投げ銭ハートマークをインフルエンサーに送る)で12円とかにするのもありでしょう。
「毎月1円の投げ銭ハートマーク」を送ることで、「ブロックされない権利」を買うのです。
そして、「投げ銭ハートマーク」を送った人は、ブロックできないようにするのです。(よほどの誹謗中傷なら、柔軟に対応し、ブロックを認めます)
で、「投げ銭ハートマーク」を送らない人は、突然、ブロックされても文句が言えません。
こうなると、どうしてもブロックされたくないインフルエンサーには1年間に12円は払います。
で、そういうインフルエンサーが20人いた場合、毎年、12円☓20人=240円のユーザーの負担になります。
この240円はツイッター社には入らず、インフルエンサーに入ります。
で、6000人フォロワーがいて、そのうちの3000人が1年間に12円を払ってくれたら、3万6000円の収入になり、6000人のフォロワーがいる人にとって、毎月500円の課金☓12ヶ月の6000円はペイします。
ユーザー側としても、20人のフォローしてブロックされたくない有力インフルエンサーがいても、毎年240円しかかかりません。
こういう構造になると、完全無料のときと比べて、「利用ユーザーが減るのでは?」と思われそうですが、日本においてツイッターはかなりの情報源メディアであり、利用し続けたい人は多そうな印象です。
ツイッター社が儲ける場所は、運営者への課金部分(フォロワー数6000人に毎月500円、2万人に毎月1000円)、30万人以上に毎月1万円など)と、上部の広告外し部分(毎月200円)です。
これに従来の広告が入ります。
ちなみに、こうすると、フォローをしない選択をする人が増えるので、やはり非公開アカウントが増えることになります。
つまり、「フォローはせず、外部からこっそり覗こう」という動きです。
こう考えると、やはりユーザーに課金する方向性はあまり良くないですね。
運営者だけに課金して、フォローしておいた方が得という形にしないといけません。(「外部からの覗き見で得」は防がないといけません)
さらに、この構想は、金のやり取りがかなりあり、金融システム的に難しいかもしれません。(ユーザーがツイッター社から購入した1年分の12円の投げ銭ハートマークが、インフルエンサーに入るようにするのも手間がかかります)
2 新たな企画案。
上記のアイデアは下書きのようなもので、とりあえず、考えつくままに構想してみましたが、欠陥がありました。
ではどうするか?
フォロワー数6000人以上に毎月500円、2万人以上に毎月1000円、30万人以上に毎月1万円の案のままいくとしたら、インフルエンサーなどのフォロワーを調整する誘因をなくすようにしないとけないということですね。
または、上記のフォロワー数に応じる課金案を撤去して、「認証マーク付きの人だけに課金する案」もありそうです。
認証マーク付きの人は、上部の宣伝画面に優先的に表示されるようにします。
認証マークにはいろいろと特権があり、その特権を得るために、毎月500円以上課金する方向性にするということです。
何かありますかねー。
例えば、ツイッターを販促ツールとして使う人は多いですから、ツイッターのアナリティクスを認証マークをつけた人しか使えないようにするとか。
ツイキャス発信も認証マークをつけた人しか使えないようにするとかね。
認証マークがある人は、フォロー外からの人の足跡も見れるようにするとか。
人の評価を気にする人は多く、誰が見ているかを気にするので、足あと機能はけっこう有効だと思います。
もちろん、あまりにもフォロワー数が多すぎる人はいちいち足跡なんて気にしませんけどね。
ツイッターを「販促ツール」として見るか、「YouTubeやAppleMusicなどのユーザー課金型」としてみるか、でかなりサブスクモデルの方向性が変わりそうです。
また、「金を払えば何をやってもいい」となると社会問題になるので、「エロ、暴力や賭け事系、政治系」などには規制が入ると思います。
ツイッターはTVなどの動画系とは毛色が違う「大規模活字版メディア」であり、TVなどの公共の電波ではないですが、影響力は大きいし、拡散性があるので、規制は当然入るでしょう。
IT系のサービスのサブスクは型が限られており、画期的な珍しいタイプはなかなか思いつかないと感じます。
思考実験、試行錯誤して考えてみましたが、決定打的なアイデアは浮かびませんでした。
ツイッター社がどのようなサブスクモデルを考えるか?気になります。
ではこの辺で。(4655文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。