Clubhouseのマネタイズ手法を考えてみた!

どうも、武信です。(No1016)

 

2021年2月27日時点で「Clubhouseは一時の熱狂が薄れ、ブームが去った」かのように言う人もいます。

 

Clubhouseの初期は、芸能人らが大量に参入し、芸能人・実力者らの素の姿・実力がモロに可視化され、垣間見れて、面白かったのです。

 

TVやラジオやYouTubeは「編集ありの、作られた姿」であり、Clubhouseは「作られていない、編集されていない人達の姿」が見れて、かなり参考になりました。

 

芸能界のオフレコ情報はもちろん、素人でも「集団での会話のやり方など」いろいろと生で見れたことは勉強になりました。

 

そして、僕がスカイプちゃんねるで実践していた、コミュ力訓練や人との出会いなんて、「所詮は大したものではなかったのだなぁ」と、現実を見せられました。

 

そういう気づきを大量に与えてくれたのが、Clubhouseだったのです。

 

初期に、なるべく張り付いて、観察していて、僕にとってはかなりの収穫がありました。

 

しかし、そろそろ、この熱狂も終わりそうなのです。

 

芸能人らが去るからですね。

 

原因として、芸能人らの金にならず、時間もある程度、奪われて、他の仕事に支障をきたすことは挙げられます。

 

ならば、芸能人らにちゃんと金がいき、最終的には、素人にも金が入るようになれば、「Clubhouseの熱狂は復活する可能性があるかもしれない」ということになります。

 

その対策として「Clubhouse側がマネタイズに成功しなくてはいけない!」という点があります。

 

今回、僕がClubhouseのマネタイズ手法について、いろいろと考えてみたので、興味がある方は続きをお読み下さい。

 

 

1 どの世界もスターがいてこそ、商売は成り立つ。

 

TV、出版、音楽、スポーツ、将棋など、大半の世界において「スターがいてこそ、商売が成り立つという原理・原則がある!」と僕は思っています。

 

TVで言えば、ジャニーズやアイドル、またはキラー企画の番組、ドラマなどが該当するでしょう。

 

または、年末の番組、オリンピック、プロ野球、W杯、選挙など、国民の大半が関心事を持つ場合、TVに注目が集まります。

 

TVは国民が関心を持ちそうな、お祭り事をやれば「話題性が出て、視聴率が上がり、広告収入も増える」というからくりになっています。

 

出版の世界では、今で言えば、鬼滅の刃の漫画でしょう。(作家でいえば、東野圭吾氏がいますが、徐々に力は落ちているようです)

 

音楽は、長らく、スター歌手が不在になっています。(歌姫が、西野カナさん以降、いないのです)

 

スポーツは、スターがひしめきあっています。

 

将棋がブームになったのも、藤井聡太くんの力が大きいでしょう。

 

大半の分野では、スターがいれば、話題性が上がり、その分野・業界が盛り上がり、金になるのです。

 

ですが、AmazonやYouTubeだと、ロングテールの法則が働き、そこまで話題性がない人もある程度、存在が許され、「観る人は観る」という循環になり、「品揃え・動画揃え」という面では、充実しています。

 

TVは放送枠が限られていますし、リアル本屋やリアルCD屋やコンビニのも限られています。

 

ここに「Clubhouseの利点がまだ活かせていない点がある」と感じます。

 

ネットの世界なのだから、ロングテールが活きる世界なのにもかかわらず、「フォローした人の通知や、限られたルームしか発見できない」と感じるからです。

 

もっと、検索機能など、充実させないと、観たいルームを観れません。

 

また、アーカイブが残らない仕様も「資産を活かせていない!」という点でダメでしょう。

 

ネットは「いつでも、何回でも好きなときに観れる」からこそ、TVと違って、価値が高いのです。

 

つまり、Clubhouseも、「好きなときに、何回でも観れる」ようにしないと、「ネットの良さを存分に活かせていない」ということになります。

 

さらに言うと、時間を節約したい人のために、アーカイブ機能は当然として、倍速機能などもつけるべきでしょう。

 

問題は、素人のリスナーが、スピーカーとして参入した場合、「モデレータ側が、いちいち保存の許可を得ない」といけない点です。

 

これは自動化すべきでしょう。

 

つまり、ルームに入るときに、「音声が保存されますが、大丈夫ですか?」という確約が表示され、同意した者だけがスピーカー側に登壇できるようにするのです。

 

「音声を保存されたくない人」は、リスナー側にいればいいのです。

 

ここまでは、ラジオ的なメディア発想でした。

 

しかし、Clubhouseの真骨頂はやはりスピーカー側になることではないでしょうか?

 

今のClubhouseの仕様だと、多人数のルームの場合、スピーカー側になるには、トーク力やコミュ力が必要であり、特に陰キャにはハードルが高いのです。

 

人数制限や、非公開の部屋など、作れるようにすべきでしょう。(途中から、非公開設定も可能にするべきです)

 

2 具体的なClubhouseのマネタイズ手法。

 

ここからは、具体的なClubhouseのマネタイズ手法に移ります。

 

「Yayのサークル機能、足跡機能」などは面白い!ですし、参考になりそうです。

 

または、Telefulの盗み聞きは2分?設定も参考になりそうです。

 

つまり、ニコニコ動画でやっていた、「画質や音声をちゃんとしたければ課金せよ!」に通じます。

 

Clubhouseでもリスナー側で聴けるようにする際、時間制限をもうけるのです。

 

「時間制限があり、入り直すのが面倒くさい!」となったら、課金する人も出てくるかもしれません。

 

または「最初に広告を観たら、リスナー側として、入り直す作業を省ける」などすれば、Clubhouse側の、モデレーター側に収益が入り、やる気が増すのではないでしょうか?

 

YouTubeも「広告が出てきてウザい!」となり、我慢できない人は課金しています。

 

「貴重情報を聞きたいなら、広告を聴くか、課金せよ!」というシステムは普遍的な気がします。

 

ここからは、Clubhouseの有料会員になったときの特典の事例を箇条書きで書きます。(月額550円くらい?で課金が基本?)

 

1 広告が出ない。(リスナー側にいて、3分くらいしたら入り直す作業を省けるか、広告を観なくていい)

 

2 足跡機能や、サークル機能(オンラインサロンに近い?)を使えるようになる。

 

3 アーカイブを聴けるようになる。(モデレーター側の設定次第)

 

4 チャットに参加できるようになる。(チャット機能はつけるべき)

 

5 ビデオ通話会議に参加可能。(ビデオ通話はYayでは可能ですが、これは強力だと思う)

 

6 テロップ翻訳機能を使用できる。

 

7 アーカイブ音声を倍速などで聴ける。

 

日本モデルのYayはかなりアイデアが豊富で、「健闘しているのでは?」と感じます。

 

これに、僕の職業SNSのアイデアも付け加え、職業も「自己紹介代わり」として追加されたら、面白いかもしれませんねー。

 

現在、Clubhouseの検索機能はイマイチなので、職業をラベルとしてつけて、職業ごとにルームの一覧が表示されると、属性や個性がある程度、出るかもしれません。

 

「ブロガー、YouTuber、コンサルタント、芸能人、編集者、プログラマー」など多数の職業人がいて、「その人達がどんな会話をしているか?」覗き見してみたい欲求がある人はいるかもしれません。

 

もしくは「就活で今、けっこう使える!」とClubhouseは思われているそうなので、職業人が「この職業に就くためのヒント」などを教えるルームも開けるでしょう。

 

加えて、ビデオ通話機能はあった方がいいです。

 

特に、女性芸能人の場合、強力です。

 

YouTubeもInstagramも「女性芸能人の動画が観れるから、人気がある」とも言えます。

 

Clubhouseを、少なくとも、ツイッター、Instagram辺りまでの一大メディアにもっていくのなら、動画は外せないでしょう。

 

あとは、TVではテロップがつきますが、これは視覚派の人にとってはかなりありがたいのです。

 

ですから、自動音声翻訳?でのテロップ機能もつけたら、最強でしょう。

 

もちろん、誤訳や誤字はけっこう出てくるかもしれませんが、それでもないよりはマシかもしれません。

 

Clubhouseは良くも悪くも、ラジオの利点と欠点まで受け継いでいるのです

 

音声SNSというラジオみたいな立ち位置で終わるのではなく、動画・テロップ・チャット・倍速機能(アーカイブ機能)など、つければいいのです。

 

音声SNS(ラジオ?)という位置づけでは「Clubhouseは衰退する」と僕はみています。

 

ひろゆき氏が「Clubhouseって、結局は素人が喋っているのを聴いているんでしょ?面白くないじゃん!」と言っていた言葉は当たっています。

 

TVもYouTubeもツイッターもInstagramも、結局は実力者や人気者が稼げるし、そういう人に皆、群がるのです。

 

つまり、プロです。

 

「素人が作ったコンテンツはそこまで面白くない!」のです。

 

素人が楽しめるとしたら、ゲームなどで参加者側になったときであり、素人が作り、提供するコンテンツにはほとんどの人は興味を抱きません。

 

だからこそ、音声SNS(ラジオ?)という立ち位置だと、芸能人らが去ったら、Clubhouseは素人集団の場となり、「衰退する」と予測できるのです。

 

ある一定の影響力を保つために、芸能人らには居座ってもらうシステムを構築し、さらに、素人もロングテール式に通話に参加する、棲み分けができたら、「存在価値が出るのでは?」と僕はみています。

 

さて、ツイッターも、Facebookも、最後は、似たようなSNSを目指しているのかもしれません。

 

「いろいろな機能、てんこ盛り」のSNSです

 

最大強者になるには、ほぼ全てが揃っていなければ「SNS勝者にはなれない!」といったところでしょうか。

 

そう考えると、Google、Amazon、Appleは別分野で戦っていますね。

 

TV、YouTube、Netflixなども違う分野です。

 

Facebook、ツイッター、ClubhouseなどのSNSが競っているという印象です。

 

もちろん、注目(Attention)を巡る戦いには変わりません。

 

人々の余暇や時間を奪う争いです

 

さらに、2021年2月27日に、「テキストの未来はどうなるか?」のルームの雑談を聴いていて、ふと感じたことがあります。

 

それは、ルームは創発の場だということです。

 

ある程度、テーマは決めておいた上で、第一人者が集まり、モデレーターや司会が上手く進行しながら、さまざまなアイデアが集まり、発散し、集約する場が、Clubhouseのルームだと感じたのです。

 

TVでも、朝まで生テレビなどで、議論されていますが、ああいう雰囲気です。

 

そして、その創発の場で議論された情報を、後で「どこかで売るか、発表すればいいのでは?」とも思いました。

 

テキスト情報として、まとめて記事化して売るか、どこかの媒体で流せば、Clubhouseを聞き逃した人でも、後から読めます。(ただし有料か、サブスク登録者限定など)

 

一流人が集まって、対談したり、ブレーンストーミングする体験を売る(Clubhouseでの臨場感、または後にアーカイブ化か、テキスト化)のです。

 

3 余談。(テキストメディアの未来)

 

余談として、「テキストメディアの未来について」のルームで話された内容を文字化して、自分で読み直して、感じたのが以下の内容になります。

 

音声で、1時間ぐらい話された内容が、文章だと、わずかな量に集約されるので、時間の効率さから言ったら、テキストメディアはやはり強いでしょう。

 

音声メディアは「リアルタイム性と、創発と双方向と、聴覚派に有利、作業中の聞き流しに最適」という特徴があります。

 

テキストメディアには効率さの面で、他のSNSは勝てないでしょう。

 

僕の最大の強みも、実は、文章の圧縮であり、要約力なのです。

 

少ない文字数と論理構成で伝えられるので、効率良く、読者の実力・理解度をあげられます。

 

対して、駄本の良くない点は、冗長さであり、無駄が多い点です。

 

良書の良い点は、無駄が限りなく少ないのに、ボリュームがあり、濃い点です。

 

そして、抽象的な内容ほど、文章の強みが活きます。

 

簡単に、シンプルに、内容がまとまり、圧縮して、伝えられるのです。

 

具体的な内容ほど、動画の強みが活きます。

 

小説より、映画のほうがインパクトが強いですし、分かりやすいのも、そのためです。

 

この記事も、文字数は約5500文字ですが、そんなに長く感じなかったのではないでしょうか。(たぶん) 

 

「無駄を極力なくし、情報を圧縮し、分かりやすい構成にする」が僕の最大の強みであり、テキストの生き残りにもつながる(無駄を嫌う人達がいる)と思うのです。

 

ではこの辺で。(5528文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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