(2013年度当時の)Amazon飛躍案 PART2

どうも、武信です。(No728)

 

前回の記事が以下です。

(2013年度当時の)Amazon飛躍案 PART1

 

2013年当時に書いた僕の記事を、ほぼ原文のまま、載せます。

 

もう7年も前ですから、当然、未熟ですが、「成長途中の人はこんな文章を書いていたよ」という意味で載せます。

 

さらに、2013年当時の僕のアイデアが「2019年現在、どうなっているか?」についても検証しようと思います。

 

約7500文字以上の長文になったので、興味がある人は続きをお読みください。

 

 

4 対アマゾン 電子書籍で連携 2013年12月22日。

 

対アマゾン 電子書籍で連携という記事が今日の朝日新聞に載っていた。

 

業界で一人勝ちを続けるアマゾンに対抗できる連合体「ジャパゾン」を目指す。

 

国内の書店や楽天、ソニーなどの電子書店、日販、トーハンなど取次業者の計13社が、書店での電子書籍販売に乗り出すという。

 

書店だけで買える人気作家の電子書籍を用意する構想もあるらしい。

 

「リアル書店の数店」で電子書籍を販売する実証実験を来春に始める。

 

書店の店頭に電子書籍の作品カードを並べ、店頭で決済。購入した人はその作品カードに書いてある番号をもとに電子書籍をダウンロードする仕組み。

 

13社は「電子書籍販売推進コンソーシアム」を設立。

 

コンソーシアムはネットよりも、書店で先行販売する電子書籍を用意する考え。

 

人気作家の作品をそろえて、「本屋の店頭で選んで、電子書籍を買う」形を広め、書店を守りながら、電子市場の拡大も目指す。

 

「どれくらいの作品数を独自に集められるかが決め手になる」と言う。

 

楽天やソニーなどは、将来的には「端末の共通システム化」を目指していく構想もあるらしい。以上。

 

僕の考えでは、ソニーや楽天がこのまま各個に頑張っても、ジリ貧だと以前から考えていたので、この連合体の取り組みはいいと思う。

 

楽天のサイトを基盤に、アマゾン並みのアルゴリズムで読者にレコメンドできれば言うことない。

 

ソニーのサイトは楽天と統合し、デザインだけ引き継げばいいのでは?

 

端末に関してはソニーに分があると思う。モノ作りは日本のお家芸だ。Koboは頼りない。

 

タブレット端末、Xperia、Vitaなどを売り出せばいい。

 

そして、販売拡大は本屋での宣伝も効果があるが、価格破壊が望ましい。

 

3000円端末とか売り出せば話題になる。利益度外視である。

 

話題になり、宣伝されればCMなどを使う必要がなくなり、効果があろう。

 

僕には独自の提案があって売り込もうとしたが、楽天に無視された経緯がある。

 

売り込もうとメールを送り、責任者から連絡があると言っていたのにずっと連絡がないのだ。

 

なので、その案を僕は近いうちに何らかの手段で世に出すことにした。

 

今、実は僕は執筆中である。

 

出版社に企画を送ったら面白いと言われ、もしかしたら、出版物として世に出るかもしれない。

 

その出版物に、楽天への企画案を載せようと考え中だ。

 

既に、6万文字を書き終えている。10万文字いけば単行本として出せるのかな。

 

本を書く行為とは大変だ。

 

僕が今回の執筆で実感したこと。

それは、電子書籍市場は執筆者にも読者にも利益があるということ。

 

理由を書く。

 

まず、紙の本の場合、ある程度の分量がないと出版しづらい。

立ち読みで全部読まれてしまう恐れもある。

 

だから、著者は量を書かないといけない。

 

しかし、質の高い内容を全編にわたって書くのは難しいので、内容がスカスカになる。

そして、値段も高くなる。

 

対して、電子書籍の場合、著者は分量は少な目でもいい、立ち読みで読まれる心配もない。

そして、値段は安く設定できる。

 

読者は出版物として成り立たせるために、無駄に分量を多くさせられた本を高値で買う必要がなくなる。

 

電子書籍市場とはこのように、非常に良い面がある。

 

著者が本当に主張したい濃い内容の分量の本を、格安で手に入れることができるのだ。

 

そもそも、良書2割、平凡本6割、駄本2割の比率があると僕は思っているが、8割の本が買うに値しない現状がおかしい。

 

そして、本屋に入ってきても返本される。

 

この構図の裏には、分量の水増しがあると思われる。

 

また、電子書籍市場は著者には相当なメリットがある。

中古が出回らない点だ

 

中古は著者には印税が入らない。

 

だが、電子書籍市場は中古という概念がない。

これは著者には大きなメリットだ。

 

しかし、今回の本屋を守りながらという構想が微妙に感じた。

 

というのも、電子書店の利点は瞬時に買える点にあるからだ。

 

わざわざ本屋に行くのなら電子書店の意味がなくなる。

 

既存の本屋は思い切って、紙の本から撤退したらどうか?

 

電子書籍端末を大量に用意し、図書館のような施設にし、会員料を取って立ち読みできるようにするのだ。

 

紙の本から撤退というのは、大げさな構想だと思うだろう。

 

全部、撤退する必要はないかもしれないが、一部は電子書籍端末に入れ替えて、会員料を取ったり、時間制にして(カラオケのように)、立ち読みする施設にしたらどうか?

 

参考書や写真集や雑誌やムック系は残し、あとは、本格的な電子書籍端末を置き、会員料を取って、立ち読みし放題にする。

 

飲食をできるようにするのもあり。それが未来の本屋ではなかろうか?

 

僕の楽天への企画案は本屋絶滅への道になる構想が書かれている。

 

だからこその僕の本屋への提案が、この会員制飲食店化だ。

 

いろいろと議論があろう。

 

紙の本が絶滅したら、取次も印刷業も製紙業もブックオフも壊滅だ。

 

だが、電子書店の大きな流れには逆らえないようにも思える。本屋の最大の利点である。

 

偶然の本との出会いが消えてしまうのが難点だ。今後の動きを見守っていきたい。以上、ここまで。 

 

5 2019年現在の僕の検証記事。

 

今まで、僕の2013年当時の主張の検証をほぼしていなかったので、改めてしてみたいと思います。

 

2018年時点で、Kindleの端末の販売台数は不明のようです。

 

電子書籍端末はAmazon系(Kindleなど)と楽天のKoboだけで、ソニーなどは撤退しています。

 

以下の記事で、Amazonが広告を開始していることが分かりました。

 

「キャンペーン タイプ」というタイトルです。

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201506330

 

「スポンサー プロダクト広告 (電子書籍およびプリント本)」「ロック画面広告 (電子書籍のみ)」の2種類があるようです。

 

電子書籍などや、電子書籍端末(これには驚いた)に広告を表示するスポンサーを募集しています。

 

やはり電子書籍単体だと、クリック数や広告効果などが少ないため、端末自体に表示させるという荒業に出た模様です。

 

そして、端末は広告表示型は値引きされて、読者に恩恵があるようですね。(広告付きモデルは2000円割引されるモデルがあるようです)

 

米国では僕が提案する前から、広告付きKindleを発売していたようです。

 

で、日本にも導入したのが2014年頃のようです。(つまり、僕の案はすでに考えられていたようですね。。。)

 

電子書籍自体だと市場が小さく、広告主もつきづらく?、採算が取れなさそうなので、電子書籍端末自体に広告を載せる型という斬新な導入をしたようです。

 

次に、僕が提案した本屋の飲食店化についてのアイデアの検証です。

 

ブックカフェ(店内で本を読みながら、コーヒーや軽食を楽しめる)は以下の記事だと、2014年10月30日にスターバックスのブックカフェがオープンしたようです。

 

https://play-life.jp/plans/5004 

「10月30日NEWオープン!恵比寿アトレのスターバックスブックカフェ」というタイトルです。

 

さらに、以下の記事もあります。

https://www.sin-kaisha.jp/article/contents/%E3%82%82%E3%81%AF%E3%82%84%E5%8D%98%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%9C%AC%E5%B1%8B%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%AE%8B%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%9F%E3%80%9C%E9%80%B2%E3%82%80%E6%9B%B8%E5%BA%97%E3%81%AE/

 

「もはや単なる本屋は生き残れない?進む書店の新業態化」というタイトルです。

 

以下、引用します。

 

書籍販売、CD・DVDレンタルなどでTSUTAYAを運営する株式会社CCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)は、カフェが併設された書店「Culfe(カルフェ)」を2013年から3年間で100店舗に拡大しました。

 

僕が飲食店化の記事を発表したのが、2013年12月22日ですが、下書き段階ではもっと前にすでに書いていたと思います。

 

少し、ブックカフェが開始された時期とかぶるが、僕のアイデアが採用されたのか?は微妙なところでしょうか。(時期的にはかなり重なっていますが。当時のことを思い出せません)

 

まぁ広告ビジネスによって、Amazonが飛躍するというのは言いすぎでしたね。(2013年当時でしたから未熟だったのでしょう)

 

また、「電子書籍端末を大量に用意し、図書館のような施設にし、会員料を取って立ち読みできるようにするのだ。

 

紙の本から撤退というのは、大げさな構想だと思うだろう。全部、撤退する必要はないかもしれないが、一部は電子書籍端末に入れ替えて、会員料を取ったり、時間制にして(カラオケのように)、立ち読みする施設にしたらどうか?」

 

と書きましたが、どうやら実現されたようです。

 

以下の記事です。

https://www.cinra.net/news/20190910-bunkitsu

 

「入場料のある本屋「文喫」が定額会員サービス開始、月額1万円で平日何度でも」というタイトルです。2019年9月10日の記事です。

 

一部、引用します。

 

書店「文喫 六本木」の定額制会員サービス「文喫定期券」が、本日9月10日からスタートした。

 

昨年12月にオープンした文喫 六本木は、入場料を支払って入店するシステムの書店。入場料は1,500円となる。

 

「文喫定期券」は「文喫 六本木」を平日限定で何度でも利用できるサービス。

 

月額料金は税抜1万円となる。会員特典として文喫の入場に使えるギフトチケットの進呈や、喫茶メニューの割引などが用意される。「文喫」店頭では先着100人を対象に、初月限定税抜3,000円で利用できるキャンペーンを実施。以上、ここまで。

 

会員料と僕は書きましたが、会員料より、入場料という表現に変えていますが、ほぼ同じでしょう。

 

この案が上手くいくかどうか、見守りたいと思います。

 

ではこの辺で。(4729文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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