どうも、武信です。(No1014)
ネットビジネスとは「インターネットを活用したビジネスのこと」を指します。
有名な例でいえば、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft」があります。
GAFAについて、「いろいろな視点から分析・考察していきたい」と思います。
興味がある人は続きをお読み下さい。
1 GAFAのビジネスの特徴とは?(Clubhouseの使い方も考えてみた!)
GAFAMは、どれも巨大企業となり、2020年5月にはGAFAM5社の時価総額が、ついに東証1部約2170社の時価総額の合計を上回りました。
コロナ禍において、リアルベースの日本企業は価値を下げた一方、ネットビジネスは巣ごもり消費の影響もあって、価値を上げました。
さて、Googleは、検索エンジン会社であり、プラットフォーマーです。
他人にコンテンツを作らせ、公告で儲けています。(YouTubeも同じ原理です)
TV局もNetflixも真似できなかったことです。
TV局もNetflixもコンテンツ制作費がかさみます。
ちなみに、Googleの他人に無料でコンテンツを作らせ、広告料で稼ぐビジネスモデルは従来の新聞社などのコンテンツ制作者から批判を向けられており、2021年2月18日には、米メディア大手とGoogleが提携し、米メディア大手に、使用料を支払い、有料で記事を提供してもらうという形に落ち着いたようです。
以下の記事に詳しく書かれています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210218/k10012874991000.html
そして、「一流のコンテンツを見たい!」という欲求は残っていますが、TV局は課金型に移行できず、公告に頼るので、不況のときは制作費を削る一方、Netflixは世界的規模で課金に成功し、制作費もガンガンかける方向に向かっています。
ただし、Netflixは映画中心なのが他のコンテンツと違う点です。(映画好きばかり集まるのですね。競合はAmazonPrimeVideoやAppleTVなど)
YouTubeは動画時間が短い場合も多い上に、好きな時間・タイミングで観れるので、「一流コンテンツじゃない欠点」を補うほど流行ったのでしょう。
「気軽にそこそこ面白い動画を観たい!」というニーズにがっちりはまったのです。
TVは「時間指定で、面白い番組を観たい!」です。
Netflixは「いつでも好きなときに一流の映画を見放題!」というニーズに応えました。
さて、ニコニコ動画はYouTubeより先をいっていたのに、抜かれました。
ニコニコ動画は「気軽にそこそこ面白い動画を観たい!」というニーズは満たしてましたが、YouTubeの方が質的に上回ったり、「ニコニコ動画のシステムが使いづらい・回線が重い」などの理由により、離脱する人が増えたのだと思われます。
ニコニコ動画は、打開策として、N高を作り、日本一のネット高校を作ることに成功しましたが、今後、どうなるやら。
ちなみに、N高の生徒数は1万4700人(2020年4月22日時点)であり、学費はさまざまですが、普通科スタンダードの1年次の実質負担額は73000円とあります。(会員数と学費をかけると、10億7310万円です)
さて、以下は、2020年5月7日時点でのデータです。
日本一のオンラインサロンは西野亮廣エンタメ研究所であり、会員数は56364名であり、月額1000円です。(1年間に換算すると、12000円です。さらに会員数をかけると、約6億7636万円です)
2位の本田健オンラインサロンは会員数は9199名であり、月額980円です。(1年間に換算すると、11760円です。会員数をかけると、約1億818万円です)
N高は会社単位ですが、1位の個人?のオンラインサロンを超える利益を上げるビジネスを作り上げたのです。
さて、AmazonはECですが、電子書籍のKindleなど幅広い事業を手掛けています。
Kindleも、一部、他人にコンテンツを作らせていますが、僕の印象としては、やはり「出版社の紙の本には勝ててない」という感じです。
また、雑誌の品揃えで言えば、Dマガジンなどに勝てておらず、「雑誌読み放題!」のニーズでは、Dマガジンに軍配が上がるでしょう。
アパレルECのZOZOTOWNなどは専門特化して抵抗していますが、Amazonは本から始まり、今や家電・その他の雑品など、かなり幅広く扱っており、王者です。
日本でのライバルは楽天でしょうが、そもそもビジネスモデルが違います。
また、大量のAmazonPrime会員を集めており、有料会員にはPrimeVideoなどを提供しており、Netflixと競合もしています。
あとは、クラウドサービスのAWSで儲けています。(MicrosoftはクラウドサービスのAzureで対抗しています)
FacebookはInstagramが傘下にあり、オンラインサロンも手掛けています。
公告が収益源です。
Instagramは、感情・感覚的であり、こういってはなんですが、頭を使うのがあまり好きじゃない層が集まっており、それが功を奏したと思われます。(文字が極端に少なく、イラストや写真ばかりですから)
さて、ツイッターは、他人にコンテンツを作らせ、公告で儲けていますが、一大メディアとなっており、「天才的な発想だったなぁ」と感じます。
文字中心(150字という発想が天才的)のメディアですが、「ブログ全盛の時代によく思いついたなぁ」と感心します。
さて、ツイッターはClubhouseの後を追うつもりで、音声SNSを模索しているようです。
さらにFacebookも音声SNSを模索中であり、「FacebookのほうがClubhouseを模倣するのはたやすい」と感じます。
なぜなら、実名制だからです。(ツイッターは匿名であり、民度が低い人達が集まりそうです)
Clubhouseのニーズとして、有名人が大量に参加し、TVで聴けないオフレコ情報などを話し、そのアーカイブを後で聴き放題にすれば、「課金する人も出てくるかもしれない」と僕は見ています。
今は、TVと同じで、時間を見計らって張り付いていなければならず、不便です。
「アーカイブを残す!」という手法は考えた方が良いでしょう。
また、Yayにもあるサークル機能もあったほうが便利です。(有名人でいえば、ファンクラブで音声で集う場所としても使えるのでは?という見立てです)
サークル機能は月額課金した人だけが使えるようにします。
また、素人でも、ビジネスをしたい人がいて、サークルを立ち上げたい人がいるかもしれません。
Clubhouseの弱点として、「素人や陰キャが気軽に参加できない」があります。
「皆に、公開で会話を聞かれているのがネックになっている」のです。
「ルームの非公開」機能や、「特定条件がある場合のみ参加可能」など、人数をある程度、絞らないと、「単なる有名人や芸能人によるラジオになる」と思います。
ラジオと違うのは、双方向であり、会話できる点です。(オンラインセミナーみたいですし、交流会みたいなのをネットで体験可能なのは画期的です)
また、Clubhouseの画期的な点は、「編集されていない、素の姿・実力を見れる」点です。
TVもYouTubeも、ツイッターも編集が可能です。
しかし、Clubhouseはリアルタイムであり、「良いところだけを見せる」のは難しく、素の姿を見れるのが、新鮮であり、今までにないアプリだったのです。
もちろん、YouTubeなどで、DaiGoがリアルタイムに質疑応答で答えているときもありましたが、それは例外であり、ほとんどの人は編集しているのです。
芸能人・有名人でも「メッキが剥がれる」メディアなのが、Clubhouseなのです。
あと、「素人や陰キャでも楽しめる」ように、チャット機能はつけた方がいいと思います。(Telefulは参考になります)
今のところ、民度が比較的、高い状態なので、「アンチコメントなどは少なくなる」と思います。(通報機能もつければいいでしょう)
チャットで参加するのなら、YouTubeのようにスパチャ機能などもありえますね。(有料課金したら、チャット上位に表示されます)
または「有料ユーザーだけ、チャット参加OK」にすれば課金する層も出てきそうです。
有名人・芸能人にチャットで絡みたい人は、有料ユーザーになった上で、さらに差別化したければスパチャを投げればいいのです。(芸能人がサークル機能を使い、ファンクラブイベントを行なった場合は、有料ユーザーはチャットOKにすればいいのでは?と思います)
で、勇気ある人はスピーカーに指名されれば問題ありません。
Clubhouseの使い方をいろいろと考えてみました。
あとは、Facebookが一番のClubhouseの脅威となる予感がします。
理由は以下があります。
1 「実名制であり、Clubhouseと似ていること」
2 「招待制が必要なくなるし、逆に、Clubhouseの招待制が仇となる可能性があること」(広めたいなら、招待制要らなくね?って話です)
3 「後発組なので、Clubhouseよりも良いモノを作ってきそうな点」(myspaceの二の舞になる可能性も!?)
4 Facebookという大手がやっているし、「一度はFacebookの音声SNSを使ってみよう!」と思わせる効果があり(招待制もなさそう)、後発組ならではの良いモノなら、スイッチングも起こり得るという点。
などです。
ツイッターの音声SNSは、実名ではなく、匿名であり、民度が低くなりそうですし、「Facebookほど脅威じゃない」と予測します。
さて、AppleはiPodから躍進を遂げ、iPhone、iPadと立て続けにヒットを飛ばしています。
AppleMusicなども手掛けていますが、音楽サブスクは激戦区ですね。
Appleは製造は外注なので、企画会社なのです。
iPhoneは日本でのシェアは高いですが、世界的にはシェアを落としています。
以上、主にGAFAを中心にして、ネットビジネスを考察してきました。
ネットビジネスについては「ネットビジネス進化論」という本が素晴らしい出来なので、興味がある人は読んでみてください。
ではこの辺で。(4292文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。