僕の案 『地球儀を俯瞰する外交』をどう進めるべきか」

どうも、「ホントのメディア」~自由人のための起業・フリーランス・副業塾~運営者の武信です。(No174) 

突然ですが、以下のサイトで、自民党が「第17回 国際政治・外交論文コンテスト」を開催しています。

https://www.jimin.jp/involved/campaign/140555.html

第17回目であり、受賞作には賞金10万円ももらえるそうです。

テーマは、「多国間主義の揺らぎ、デジタル・イノベーションの進展、安全保障環境の変化の中で、『地球儀を俯瞰する外交』をどう進めるべきか」です。

僕はこのコンテストに応募するつもりはありませんが、ブログで、このテーマについて考え、試しに書いてみました。

しかも、どうやら自民党に採用された?というおまけつきです。

興味がある人は続きをお読みください。

1 僕の案。

僕の書いた2600文字程度の案を書きます。

地球儀を俯瞰する外交。

現状分析として、先進国から新興国(中国やインドなど多数)へ、軍事的・経済的な力がシフトしていると言える。

過去は、中国は世界の工場として、グローバル化の時代背景において、安い労働力を使って地位を得て、その後は自国の大きな市場で、ITを中心に経済を成長させた。(IT分野においてはGoogleなどを追い出し、鎖国した。グローバル化とは真逆のブロック経済政策と化した。アメリカも中国製品を追い出し始めている)

つまりパワーシフトが進展する原因として、IT化のテクノロジー面の要素は今後、どんどん高まっていくと思われる。

中国もインドも、ITを国策として推し進め、経済的・軍事的に飛躍的に国力を増加させつつある。

中国は圧倒的な人口と、共産主義国家による独裁政策が功を奏している。先進国では騒がれているプライバシー問題も、中国では抑圧され、圧倒的なデータを集めているし、サイバー戦争においても、国家的に力をつけていると思われる。

インドは、圧倒的な人口と、元々、数学に強い国民性があり、インド企業はアメリカIT企業の下請けとしても機能し、今後も影響力を強めていくと思われる。

だが、両国の弱点は環境問題である。PM2.5や大気汚染が深刻である。中国は原子力発電所の大規模増産で克服しようとしており、日本が影響力を持つとしたら、この分野もチャンスがあると思える。

PM2.5は九州にも飛んできており、日本にも影響大であるし、二酸化炭素の問題でも、中国のエネルギー動向によって、世界はかなりの影響を受けるので、中国が原発大国になることに寄与するのは日本にとっても経済的にも環境貢献的にもお互いに利益になる。

IT化によって、経済的・軍事的な、「先進国から新興国へのパワーシフト」が起こりつつある。

IT化により、世界は激変した。戦争・諜報活動はリアル空間からサイバー空間に移動し、経済力の源泉も製造業からIT(や金融)にシフトした。

製造業もインダストリー4.0のようにデジタル化していく。

さらに、IT化は石油に代わる、第二の権力の源泉であるデータ(情報)へ関わる分野である。

今や、データを大量に持つ国や企業が経済・軍事を支配しつつある。

昔は、リアル戦争・経済戦争だったので、石油が重要要素であったが、今はIT・データによって、勝敗が決する世界へ移行しつつある。

では、そのデータを大量に効率よく処理し、素晴らしい成果をつなげるにはどうしたらいいかというと、スパコンよりも高度で安い量子コンピュータ分野が鍵を握ると思われる。

日本は本来、物理学でノーベル賞を大量に受賞するなど強い分野であるので、量子コンピュータ分野で勝たないといけないと思う。

量子コンピュータはサイバー戦争(セキュリティ面)においても、暗号解読、またはビジネス面においてもネットの安全な運用で、効力を発揮する重要分野である。

つまり、日本の今後の「地球儀を俯瞰する外交」においては以下の点を重要視する。

1 量子コンピュータで先駆者となり、地位を得て、経済的・軍事的にもキーマンとなった上で、他のIT化も見極めながら推し進める(IoTは危うい面もあるので)

そのために、優秀で親日的なインド人を大量に日本で受け入れる。通訳機の開発で、インド人が日本での生活になるべく不便が出ないようにする。

2 エネルギー分野で日本では衰退しそうな原子力を中国に売り(中国も助かるし、日本もPM2.5が来なくなる)、新たな石油に代わるエネルギー源を開発しつつ、日本全体を技術で、省エネ化する。(中東への依存度を下げる。エネルギー自立国になれば安心感が出る)

量子コンピュータで、エネルギー最適化配分などが実現できるかもしれない。

しかし、中国に原発を売るとなると、中国寄りの政策になり、アメリカの怒りを買いそうであり、実現に壁がありそうだ。

3 量子コンピュータと、エネルギー自立に加えて、あとは食糧の自立が鍵である。

食糧の自立は、当分、難しそうなのであるが、アメリカやオーストラリアなどと仲良くしつつ、日本国内でも、地方はコンパクトシティ化し、他の余った地方の土地は観光や農地として活用する。(農業の担い手として、外国人や高齢者の退職者を使う手はある。地方で悠々自適に農業である。農業もIT化する)

もしくは農業はシンガポールなどのようにもはや諦めて、完全に海外に依存する手もありえる。

地球儀を俯瞰する外交の鍵として、経済力、軍事力、エネルギー、食糧は重要要素である。

もちろん、他にもよく言われるように、ソフトパワー(文化的要素)もあるし、日本の価値観を主張していくべきだという意見もある。

しかし、現実問題として、経済力、軍事力が落ちたら(軍事力はアメリカの傘下になる)、日本の立ち位置は大きく落ちると思われる。

経済力が落ちると、貿易面では相手国から軽んじられ(そこまで旨味がない国になる)、エネルギーや食糧を買えなくなる恐れがある。

日本は資源がないので、エネルギーや食糧を買うためにも、経済力(金の力)は必須事項であるし、将来、経済力が落ち目になるのを見越して、エネルギーや食糧の自立問題にも取り組んでおくべきだと思われる。

つまり、日本という国が地球においてどのような立ち位置(ポジション)を取るか?については外交面では、「日本の魅力や武器」(経済力など多数)がないと、対等に戦えない、相手にされないのである。

残念ながら、外交でできることは限られる。「日本の魅力や武器」あってこその外交であり、「日本の魅力や武器」がなくなったら、外交は破綻する。(アメリカも相手にしなくなる)

2 このコンテストの目的と意味について。

HPには以下のように書かれています。

世界的なパワーバランスの変化や第四次産業革命の急速な進展、国境や産業の垣根を越えた脅威の出現など、日本を取り巻く国際環境は大きく変化しています。

その変化のスピードがますます加速する中で、「地球儀を俯瞰する外交」をどのように進めるべきであるか。令和という新しい時代を迎えた今、幅広い意見・提言を論文コンテストを通じて募集をし、党の政策立案の一助としていく。以上、ここまで。

自民党は素人?(大学院生含む)などからも、意見を募集し、党の政策立案の一助としていくようです。

ある人は、このコンテンストの目的を広報と言っていましたが、そこまでの宣伝力はないと思われます。

だとしたら、本当に党の政策立案の一助なのでしょう。

しかし、専門家ではなく、大学院生レベルの素人?が書いた意見から知見を得たいのであれば、もう少しお題(質問する力)を工夫するべきだとも思います。

第16回までは特定のテーマについてお題が出され、4000文字でもある程度、深堀りした意見が書けたようです。

ですが、今回のお題は地球儀を俯瞰する外交であり、あまりにも幅広く扱いすぎていており、網羅的にならざるを得ないとしたら、表面的な抽象的な戦略や方向性を示すことだけに終始し、具体的で斬新的な解決案まで踏み込んで書けないと思われます。

僕は、お題を少し無視して、デジタル戦略にほぼ絞って、地球儀を俯瞰する外交と絡ませて書きました。

それと、過去の受賞者の論文を読んだのですが、抽象的な表現や内容が多く、具体的に何をするのか?よく分からないモノが目立つなぁという印象です。

価値観外交もありましたが、具体的に価値観外交って何をするのか?まで踏み込んでいません。

その点、僕の記事は、量子コンピュータ推進や原発を中国に売るなど、具体策まで書いています。

そもそも、今のプロの外交の人たちでさえ、大して成果を挙げられていません。

北方領土は帰ってきませんし、韓国とも微妙な関係ですし、北朝鮮とはアメリカの力で抑え込んでいるだけです。

僕としては、素人?から意見を募集したいなら、もっと自由度の高いお題を出してもいいのかなと考えました。

例えば、「今後5、10年スパンで見た場合、あなたが外務大臣だったら何をするか?」というお題です。

このようなお題になると、書くテーマ選びから自分で探すようになり、自然と自分が書ける得意分野で書くようになります。

お題が決まっていて、しかも、自分の詳しくない分野だと、どうしても、意見が浅くなりますし、斬新な意見は書けなくなります。

素人?から意見を募集するなら、素人?の得意分野で書いてもらい、参考にした方がいいのでは?とも感じます。

ビジネスで言えば、「あなたが○○会社の社長だったら、何をするか?」というお題は自由度が高く、その人のセンスがもろ分かりになります。

このコンテストの受賞作を見る限り、あまり成果は挙がってないように思えますが、まぁ10万円くらいだったら、やる意味あるかもしれません。

 3 僕の案が採用された?

この論文を書き終えたのが、2019年11月21日(木曜日)の夜の10時頃です。

そして、以下の記事が2019年11月22日19時36分に出ています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52508110S9A121C1MM8000/

「量子コンピューター、20年で実用化 政府ロードマップ」というタイトルです。

一部、引用します。

政府は次世代の高速計算機である量子コンピューターなど量子技術の研究開発戦略の柱となるロードマップ(行程表)をまとめた。

ものづくりや金融サービスなど多くの分野にイノベーションを起こすとみて産学官が連携して関連技術を開発する。

約20年後に幅広い計算に利用できる量子コンピューターの開発などを盛り込んだ。米国や中国が重点投資を始めており、追い上げる態勢を整える。以上、ここまで。

政府の動き(官僚など)は速いですw

おそらく、前から量子コンピュータに対する情報はある程度、揃っており、僕が論文を書いたのをパソコンから抜き取って?、すぐに方向性としてまとめたというのが僕の予測です。

また、以下の記事も出ています。2019年11月23日(土)の7時15分配信です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191123-00000502-fsi-bus_all

「新興国も失速、減速する世界経済 極めて深刻との認識が必要」というタイトルです。

僕の案で書いた「先進国から新興国でパワーシフトしている」という意見も、方向性としては当たっていますが、世界的な経済成長では鈍化し、停滞する可能性があるということですね。

まぁ、企業にせよ、政府にせよ、意見を募集するなら、「質問する力」を鍛えた方がいいいと感じます。

もちろん、個人にも当てはまります。個人がいいアドバイスを受けたいと思ったら、質問の仕方を変えないといけません。

ではこの辺で。(5013文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・Youtube動画などを基にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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