「権力・権威論」「人は肩書を見る生き物である」

どうも、武信です。(No385) 

 

「人は肩書を見る生き物」と聞いて、あなたはどう思いますか?

 

「そのとおり」と思う多数派や、「いや、人は肩書や地位じゃない」と言う人も、少ないながらいるでしょう。

 

果たして、人は肩書をどれほど見るのか、今回の記事で暴きたいと思います。

 

僕の個人的事例から紐解いてみます。

個人的事例ですが、普遍性はあると感じます。

 

気になる方は続きをお読みください。

 

 

1 僕の事例1。

 

まず、僕の例から言います。

 

以下の記事で、20代前半の女性社会人を上手く誘導させて、成果を出させたと書きました。

 

「企業や就職エージェントの言っていることと、企業内部の実情は別」というタイトルです。

転職の際の裏豆知識「企業や就職エージェントの言っていることと、企業内部の実情は別」

 

これらの事例を、考察してみましょう。

 

まず、20代前半の女性社会人とは、SKYPE上での通話でのやりとりが主です。

 

で、通話でアドバイスをした際、僕は素性は一切、明かしませんでした。

 

「謎の人」ということで通しました。

 

つまり、中身だけで判断してもらい、信用してもらい、結果を出せたということです。

 

僕は本来、言うこと自体の正しさには自信を持っています。

だから、僕の予測が当たることは多いです。

 

言うこと、指摘することが正しいなら、後は相手に信じてもらい、実行してもらえば、結果は出やすいと言えます。

 

そして、その20代前半の社会人女性は、僕の素性を知らないまま、中身で判断してもらい、「革命が起きた」とまで言われ、カウンセリングや薬さえ不要になりそう、「過去のカウンセラーによる認知療法などより、僕のアドバイスが一番役立った」とまで、言われました。

 

2 僕の事例2。

 

次に、Aという人物は僕の言うことを聞かないのですが、それは僕の素性を知っている人だからです。

 

つまり、中身で判断していないのです。

 

だから、いくら言っても信用度が下がり、聞いてもらえません。

 

いくら正しいことを言っていても、聞いてもらえなければ、信用してもらえなければ、取り入れないのですから、結果が出るわけがありません

 

さらに、SKYPE上で違う人にも、試しました。

20代前半の男です。その人にも素性を明かしませんでした。

 

「謎の人」というわけです。

 

で、執筆物を見せたりしたら、驚愕されたのです。

 

「フィクサーによる日本の教育改革本」に関しては「圧倒された」とまで言われました。

 

「本として出したら、けっこう売れるだろうね」とまで言われました。

「まとまった金が入るんじゃない?」とも言われました。

 

執筆能力も高く評価されました。

 

話す力は弱いと指摘されましたが。。。(その後、改善努力により、話す力は良くなったと思います)

 

3 僕の事例3。(立場論を超えて、中身論で議論したいといくら言っても、通用しない人)

 

他には、元知り合い達は僕の素性を知っているため、僕の言うことを素直に聞いていませんでした。

 

僕が中身で議論したいといくら言っても、毎回「結果を出してないでしょ?」とばかり言われ、僕はうんざりしました。

 

「じゃ、結果を出している人と付き合えば?結果を出しているブログを見れば?」と言いますよね?普通は。

 

僕自身は実力があると思ってますし、「正しいことを言っている」つもりです。

 

ですが、人は肩書などの素性の色眼鏡で見るので、そういう色眼鏡が入ると、まったく聞いてくれなくなるか、信頼度が下がるのです

 

4 僕の知人(敏腕営業マン)の例。

 

僕の知人の例も、出しましょう。

 

彼は営業成績は凄いです。

 

今いる東京都で1位のところで(東京都支部全体で、1位という意味)、なんと15人中いる中で1位です。

 

つまり、東京で1位の成績です。

 

過去にも、大手証券会社に在籍しており、年収1000万円超えが、3年は続いた時期もありました。

 

社長賞も何回ももらっていました。つまり、やり手です。

 

ですが、彼は学歴は散々です。

 

高校は僕と同じですし、大学も偏差値40台です。

 

彼も、営業の際、学歴の話は上手く隠しているそうです。

 

証券時代は学歴の話を振られても、「理系の大学を卒業しました」としか言わなかったそうです。

 

色眼鏡で見られることを、恐れたのでしょう。

 

彼は今いる会社で、大手証券会社の名前を出した途端、今まで契約でくすぶっていた顧客が急に態度を変え、「この人は信頼できる」と言い出し、契約が決まったそうです。

 

5 人は肩書をかなり気にする生き物なので、隠す戦法を時には使うべきだし、学歴の賞味期限を知らない人もいて愚かだと思う話。

 

このように、人は肩書をかなり気にする生き物です。

 

ある意味愚かです。実力がある人で、学歴や肩書がそれほど良くない人は、隠すか、あまり言わない方がいいと思います。

 

結局、相手を誘導させ、信頼してもらい、聞いてもらえる段階にならないと、僕たちの言うことを素直に実行してもらう段階にいかないので、結果が出ないからです。

 

「いくら正しいこと」を言っていても、ほとんどの人は権威を信用します。

 

以下の記事でも書いています。

「9割の人は「誰が言うのか」、つまり権威のことしか聞かないという話」というタイトルです。

「権力・権威論」9割の人は「誰が言うのか」、つまり権威のことしか聞かないという話 

 

実力は何も変わっておらず、肩書だけが変わっただけで、人のあなたへの見方は変わるのです

 

僕自身は、本を選ぶ際も、著者のプロフィールは一切見ず、本をペラペラとめくり、良い本なら買う、読むというだけにしています。

 

肩書に騙されないためにです。中身で判断します。

 

「聞いてもらえない」という段階が一番、厄介です。

「いくら正しいこと」を言っていても、聞いてもらえなければ、何も始まりませんから。

 

人間は愚かであり、判断軸がない人が大半です。

 

学歴なんて、27歳頃で賞味期限が切れると僕は思っています。

27歳以降は、職歴や「何をしてきたか?」で、判断するべきでしょう。

 

「27歳以降の人材に学歴を異常に気にして、人物評価を下すような人は、ヤバい人だな」と僕は思います。

 

ではこの辺で。(2991文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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