人間の認知の歪み「人間は「善行9割、悪行1割の人」と「悪行9割、善行1割の人」とでは、後者を褒める傾向がある」PART1

  • 2019年10月27日
  • 2020年12月4日
  • 心理学
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どうも、武信です。(No89)

 

今回はタイトルにあるように、「善行9割悪行1割の人」と「悪行9割善行1割の人」とでは後者を褒める傾向があるという話をしていきます。

 

この割合は極端ですが、例えば「善行7割、悪行3割の人」と「悪行7割、善行3割の人」と言い換えてもかまいません。

 

ともかく、人は過去、悪ぶっていて更生した人をよく見てしまう生き物なのです。

 

または普段から「悪役、いじわるキャラ」で周りから「いじわるな奴だなぁ」と思われている人が、たまにいい行動を取ると、「良いことをするんだな」と特にインパクトが強くなります。

 

逆に、普段から「優等生で、いい人キャラの人」がたまたま「悪いこと」をすると、それが目立って、「何しているんだ!」と注意を受けることがあります。

 

今回はこういう人間の認知の歪みの話をしていきます。

 

1 DaiGoの例。

以下の記事を貼ります。

https://www.j-cast.com/2019/10/16370145.html

「台風避難所「ペットNG」は「理解できない」 DaiGo「大切な家族」「ヒトも動物も関係ない」」というタイトルです。

 

引用します。

 

「人間の命の方が重いなんて綺麗事だ」

 

DaiGoさんは、

「ペットが多くの避難所で断られることが理解できない。大切な家族を見捨てて避難なんてできるわけないだろう。少なくとも赤の他人の命より、動物だとしても家族の命の方を優先するのは理解できる」

と、ペットを「家族」として捉え、避難所に駆け込んだ人たちに理解を示した上で、

 

「ペット受け入れ可にすれば住民の避難はもっと迅速になったはず」

と持論を展開した。

 

続くツイートでは、

「ホームレスの受け入れ拒否が批判されるなら、ペット受け入れ拒否も批判されるべきだと思う」

 

と、東京都台東区の避難所が路上生活者の受け入れを拒否したニュースを引き合いに出し、再び避難所の「ペット受け入れ」の必要性を指摘。

 

最後に、

「何度も言うが、人間の命の方が重いなんて綺麗事だ。家族の命の重さなら、ヒトも動物も関係ない」

との意見を示した。以上、ここまで。

 

このツイートにツッコミを入れたのがえらてん氏です。

 

2019年10月27日現在で、DaiGoとえらてん氏が何やらバトルをしているようなのです。

 

DaiGoは「ペットと人間の命だったら、ペットを大事にしたい派」のようであり、DaiGoは自分が飼っている猫をものすごく可愛がっていますから、当然、そう思うのでしょう。

 

そこに噛み付いたのがえらてん氏であり、DaiGoに対して「ペットと人間の命が同列なわけないだろ!昔の犬バカ殿様の徳川綱吉か!」と言っています。

 

徳川綱吉は犬をかなり保護した「生類憐れみの令」を発しています。愛犬家だったのですね。

 

で、現代では「ペットより人間の方が特別な存在であると認められ、それが人権宣言なんだよ!」と、そのえらてん氏は言います。

 

DaiGoは環境省のガイドラインを持ってきて「避難の際はペットの同行も原則として認められる」と言っていますが、えらてん氏は日本国憲法の11条で基本的人権は国民に与えられると反論しています。(憲法12条も出しています)

 

また、えらてん氏によると、「人間や飼い主>ペット」という優先順位だと言っています。

 

で、その後、DaiGoは「ペットも人間も同じく助けられる状態にしないといけないといい、そのような問題解決も考えず、批判だけするような人に文句を言う権利はない」みたいなことを言っています。

 

僕はペットも人間も助けることができるのが理想であり、それができない状況下になり、ペットと人間どちらかを選べとなったら、トロッコ問題に似ており、それは難しい判断になるとツイートしました。

 

これで一見落着かと思いきや、DaiGoはえらてん氏はアクセス稼ぎでDaiGoに絡んでおり、「それは正解な手法だとし、ですが収益にはつながるアクセスじゃありませんよ」と述べました。

 

これに対し、えらてん氏は「アクセス稼ぎなわけないだろ!本業で稼いでおり、Youtubeに比重になんて大して置いてない」みたいなことを言ったわけです。

 

さらに、DaiGoが墓穴を掘ってしまったのが、DaiGoのユーザーに究極の2択「赤の他人の命」と「自分のペットの命」どっちを選びますか?というものです。

 

これは、究極の2択なので、普通に考えたら「自分のペットの命」を選んでしまうはずです。結果も8割ぐらいが「自分のペットの命」でした。

 

しかし、ここに「どちらも選べない」を入れたら、これが多数になっていた可能性があります。つまり、DaiGoが情報操作を意図的にしてしまった可能性があるのです。

 

これは僕はマズイと思っており、なぜなら、DaiGoは過去、「TV局の情報操作、編集、切り取り」を強烈に批判してきたのに、自分が情報操作したのなら、同類に見られてしまうのです。

 

案の定、えらてん氏は「自分の身内を最優先に選ぶに決まっているだろ!」と批判を展開してきました。

 

この点、トロッコ問題については僕は懸念していました。

 

例えば、「ペットの命」と「野球のイチローのような重要人物や未来ある子供の命」どちらかを選べとなったら、「ペットの命」を捨てる選択をする可能性があります。

 

他にも、「Bloody Monday」というハッカーのドラマで、「自分の身内1人(妹だっけな)と1000人?の命、どちらを選ぶか?」という究極の2択みたいな展開があったと思うのですが、これも普通の人なら選べませんよね?

 

当事者で、社会的立場など関係なく選ぶのなら、自分の身内を当然、助けるでしょう。

 

ですが、社会的立場が仮にあったら、その1000人の人にも当然、身内がいて、その1000人が「自分の身内を助けてくれ!」と主張してくるわけです。

 

そうなると、自分の身内1人(妹だっけな)を勝手に、または権力で選ぶのが難しくなります。

 

ちなみに、安倍政権は自分の身内ばかり助けて、他人、つまり国民の大半は軽視していますけどね。(森友問題の佐川さんの件など多数です)

 

他にも、例えば「100人の命と自分のペットの命をどちらかを選ぶか」という究極の事態が起きたとして、時の首相がペットを選んだら、おそらく失脚ものか、支持を失うでしょう。

 

DaiGoはどう判断を下すかは分かりませんが、ペットをおそらく選ぶ可能性があり、それだと首相など社会的立場が高い地位には当然つけない、またはかなりの影響力ある立場にはふさわしくないとジャッジされてしまいます。

 

僕は、DaiGoが失脚してもかまわないし、自分のファン内だけで回していく覚悟があるなら、もう、ペットを選ぶという宣言をしても関係ないと一時期思いましたが、さすがにこの思想的な問題は厄介なので、僕はノーコメントにしておいた方がいいと感じます。

 

ちなみに、アメリカの闇を暴露してロシアに亡命したスノーデン氏は、自分や自分の身内(恋人など)や政権上層部よりも「全世界の人」を選んだのです。

 

これはこれで、なかなか選べる人はいません。

 

まぁスノーデン氏は結果的に、自分や自分の身内(恋人)も助けることができました。ロシアで不遇を味わっていますが。

 

世間の人はスノーデン氏にもっと感謝した方がいいです。自分や自分の身内を一時期、犠牲にしようとまでして、全世界の人へ暴露したのですから。

 

DaiGoも、大半の人に嫌われようと、または商売に多少、影響しようとも、ペットを選ぶと強調する覚悟があるなら、止めませんがあまり合理的じゃないと感じます。

 

このように、トロッコ問題は難しいのです。

 

だからこそ、僕は「ペットも人間も両方、助けるように努力すべきだ。あとはトロッコ問題だ」とツイートして、それで終焉なら良かったと思ったのですが、その後も展開が続いてしまいました。

 

案の定、えらてん氏が執拗に絡んできており、しかも、ここに来てけっこう的確?な批判を展開してきて、厄介事になるなぁと思った次第です。

 

えらてん氏は、DaiGoに「強者に絡むのは有効な戦略だ」と言われ、えらてん氏は「自分はアクセス数稼ぎのためじゃない。本業が上手くいっているし」などと言ったわけです。

 

しかし、えらてん氏はYouTubeの広告収入は大した目当てじゃないかもしれませんが「知名度アップ」という野心は持っていると感じます。

 

なぜなら、えらてん氏は本を何冊か出しており、知名度がアップすれば本の売上につながるかもしれませんし、本業にも仕事がさらに舞い込む可能性があるからです。

 

だからこそ、ここはチャンスとばかりにDaiGoに絡んでほしいのです。

 

そして、ここにきて、どうしてもかまってもらいたいえらてん氏はものすごい「かまってもらう案」を出してきました。

 

ではこの辺で。(3803文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

PART2に続きます。

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