影響を受けない力・鈍感力を鍛えるには?「あなたは影響を受けすぎる人ですか?影響を受けないためのEQ&サイコパス力&識別力」

  • 2020年7月20日
  • 2021年1月9日
  • 心理学
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どうも、武信です。(No870)

 

皆さんは、「他人に影響されてしまう人」ですか?

 

他人に影響されると、気分や感情が移ったり、「良い面」で言えばやる気や元気が湧き、「悪い面」で言えば気分が悪くなったりすることでしょう。

 

また、他人に影響されると、すぐに真似しようとなったり、日本のスポーツ選手が優勝したら、「自分も頑張るぞ!」など一時的に思う人もいるでしょう。

 

他人からの影響は「良い面も悪い面」もあるのですが、今回は他人の影響をなるべく排除し、受けないようにし、マイペースで生きる術、いわゆる「他人の影響を受けない力」「鈍感力」なるモノ(以下、「鈍感力」で統一)を紹介したいと思います。

 

この力を身につけると、「他人の感情や思惑や支配など」に影響されづらくなり、自分のペースで生きられるようになります。

 

元々、他人のことに興味がなく、「他人の影響を受けない人」には必要ない力ですし、逆にそういう人は「他人への共感力」が必要となりますが、今回は「社交性や共感性がある程度ある大多数の人向け」となっています。

 

共感性がない人は、「アスペルガーの人やサイコパス(良心がない)など限られた人」です。

 

では、鈍感力について詳しく説明していきますので、興味がある人は続きをお読みください。

 

 

1 大前提として、有利に生きたいなら、人の心理が手に取るように分かる力(共感力やEQや非認知能力など)は必須。

 

以下の記事で、僕は「人の心理が手に取るように分かる力」、いわゆる「メンタリストのような力」があると、特定分野では有利に働くと述べています。

 

有料級情報!心理学の意味とは?「人の心理が手に取るように分かればビジネス・人文科学・社会科学・人間関係・芸術・文章で上手くいく!」

 

有料級情報!心理学の意味とは?「人の心理が手に取るように分かればビジネス・人文科学・社会科学・人間関係・芸術・文章で上手くいく!」PART2

 

実はこの記事で述べていたことは、いわゆるEQや非認知能力だと、以下の本で気づきました。

 

「EQトレーニング」

 

以下、本の内容を簡単にまとめます。

 

以下の本には、「ビジネスの成功には20%のIQ80%のEQが必要である」と書かれています。

 

EQとは具体的には、「自分の感情の状態を把握し、それを上手に管理、調整するだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力に長けている」と書かれています。

 

社外との関係をうまく調整でき、社内的にも多くの協力者を得ることで、ハイパフォーマーとしての成果を生み出していた、といいます。

 

また、IQや偏差値などに代表される「認知能力」は学力ですが、「非認知能力」(社会情緒的能力)はEQと類似の概念といえます。

 

加えて、非認知能力とは、自尊心、自制心、内発的動機づけ、共感性、道徳性、社会性などを指し、意欲、忍耐、好奇心、自尊心、協調性、回復力などの特性を持っています。

 

感情は誰にでもあり、「感情のない人」とは「感情を持ってない人を演じている」=「EQフル活用の人」と言えます。

 

「情がない」と聞くと、冷たいと思われがちで、「感情を排して理に走っている」と思われがちです。

 

つまり、感情と合理性は対立するものと捉えられています。

 

しかし、感情と合理性は対立するものではありません。

 

感情を排しているのではなく、感情を上手く使って、理性を発揮し、冷静さを作り出しているのです。

 

感情コントロールは能力なのです。

 

また、悲しみがおさまるまでに要する時間は平均して120時間(5日間)なのに対し、嫌悪や羞恥は30分程度で消えてしまい、憎しみは60時間、喜びは35時間ほど持続したそうです。

 

悲しみをコントロールするのは時間を要します。

 

加えて、自分の気持ちを自覚できないと、人の気持ちもわかりません。

 

自分の気持ちを自覚すると、相手の気持ちが分かるようになります。

 

EQとは能力であり、「鍛えられる」と本では書かれています。

 

また、本にはEQテストを無料で受けられるようになっており、スコア化もされます。

 

僕の結果は以下です。

 

EQこころの知能指数 178

 

EQ能力     指標名。      評価値。

識別。    自己自覚力。     9。

       他者察知力。     10。

       感情語彙力。     9。

 

利用。    感情抑制力。     9。

       感情創出力。     10。

 

理解。    感情分析力。     7。

       感情推察力。     9。

       感情共感力。     10。

 

調整。    感情統合力。     7。

       感情秘匿力。     10。

       感情表現力。     8。

       一時静止力。     9。

 

こころの状態。

元気度。 86%

 

EQの知能指数の平均値は119点です。

 

このEQの数値は、変動します。

 

開発すれば、上がりますし、EQを意識しなかったり、開発行動をしなければ下がります。

 

EQ能力の12の指標は、10段階評価です。

 

ハイスコアは5点以上で、ロースコアは4点以下です。

 

元気度は、現在のストレス状態を示しています。

 

70%以上が、毎日の生活に充実感があり、こころのエネルギーが高い状態を示し、イキイキとした状態を保っています。

 

40%〜69%は、ちょっとしたストレスを感じても、そのストレスと向き合うことができる良好な状態を保っています。

 

39%以下は、やる気が低下し、充実感が得られない毎日をおくっています。

 

4ブランチと12指標。

 

感情の識別。(気持ちを感じる) 自分と相手の感情を識別する。 

 

自己自覚力。自分の感情をありのままに感じ取り、自覚する力。

 

他者察知力。相手の感情を、表情や態度、しぐさなどから察知する。

 

感情語彙力。感情を表す語彙を言葉に持ち、的確に言葉で表現する力。

 

感情の利用。(気持ちをつくる) 問題・課題を解決するために感情を生み出す。

 

感情抑制力。目的に応じて、現在生じている強い感情を抑える力。

 

感情総出力。目的に応じて、その場にふさわしい感情を割り出す力。

 

感情の理解。(気持ちを考える) 今起こっている感情の原因を理解しその変化を予測する。

 

感情分析力。今の感情が生じた原因を考え、分析する力。

 

感情推察力。自分や相手の感情がどのように変化するか、推察する力。

 

感情共感力。相手の気持ちや思いを相手の立場に立って理解する力。

 

感情の調整。(気持ちを活かす) 他の3能力を統合し、望ましい決定をするために感情を活用する。

 

感情統合力。望ましい行動のために、最終的にEQ能力を統合し活用する力。

 

感情秘匿力。必要に応じて、湧き起こる感情を周囲に悟られないようふるまう力。

 

感情表現力。目的に応じて、相手に自分の感情を伝えるために表現する力。

 

一時静止力。思考を働かせて最良の行動を選択するために、感情のまま行動せず、いったん立ち止まる力。

 

以上、ここまで。

 

この本は新書で935円であり、EQ能力を高めたい人、EQ能力テストを無料で受けたい方は、ぜひお買い求めください。

 

「EQトレーニング」。

 

僕はEQがかなり高く、共感性があり、「他人の心理が手に取るようにわかるメンタリストのような持ち主」だと思われます。

 

このような持ち主は、さぞかし他人に影響されやすいのだろう?と思われがちですが、そうじゃありません。

 

おそらく、EQが高いと、感情コントロールが上手くなり、逆に、感情に流されず、他人に影響されにくくなる、または良い点だけ、他人の影響を受けるというふうに、使い分けることができるようになると思われます。

 

鈍感力を鍛えるには、結論から言うと、EQを高めることと言えます。

 

2 サイコパス・医療従事者式鈍感力。

 

次に、僕の以下の記事でも書きましたが、多くの精神科医がやっているようにシールドやバリアを張って他人と接するというスキルです。

 

サイコパスとは?医療従事者は?「感情的・共感力が高い人は諸刃の剣である」

 

詳しくは記事をお読みください。

 

3 識別力とは?

 

最後に、「他人からの影響を調整する力」として、「識別力」を挙げたいと思います。

 

「識別力」とは「良い面」だけは他人から影響されることを選び、「悪い面」は他人から影響されないようにする力を指します。

 

かといって、最初から、この見極めをすることは難しいでしょう。

 

また、「悪い人」や「悪い面」に影響されないぞ!と意気込んでいても、無意識的に影響を受けてしまう人もいるでしょう。

 

この場合、もし可能なら、「悪い人」から、距離を取り、離れることをお勧めしています。

 

結局は、その人自体は、周りの人間関係で出来上がったモノであり、その人がどういう人なのか?は、その人の周りの友達を何人か見れば分かると言われます。(「最も長く一緒に過ごす5人」の平均が、あなたという人間だ」という言葉もあります)

 

金持ちが周りに多いのであれば、その人自体も金持ちになりやすく、女たらしが周りに多ければ、その人自体も女たらしになりやすいのです。

 

また、「悪い人」から、なるべく距離を取り、離れることができたとして、「そこそこ普通の人」の「悪い面」を見た場合、それに関しては反面教師として捉え、影響されないようにすることが大事です。

 

「何が、良い面なのか、悪い面なのか?」については、成功者の大量のビジネス書を読んだりして、判断軸を作るしかありません。

 

ちなみに、僕はアルコールが飲めない体質ですが、「酒を少しでもいいから、飲もうよ!」と知人などに、過去、何百回も言われており、その度に断っています。

 

僕は他人からの影響を受けにくい体質なので、何百回も断っても平気なのです。

 

これが他人の影響を受けやすい人になると、「周りに少しは合わせないとマズイかな?」という思考回路になり、酒を飲んでしまいそうですが、僕はそれはお勧めしません。

 

自分の判断軸から外れることは「断固拒否」で、「断る力」が必要ということです。

 

もちろん、あまりにも断ってばかりいると、誰からも誘いが来なくなるかもしれませんが、それでいいのではないでしょうか?

 

「その程度の人間関係だった」ということです。

孤独を恐れないことです。

 

僕は他人の「良い面」だけから学び、影響を受け、「悪い面」は反面教師とし、影響を受けないようにし、断わる力を身につけました。

 

「他人の感情からの影響」は、上記で医療従事者がやっているように、シールドを張り、防御し、なるべく影響されないようにします。

 

「思想や考え」は、「識別力」により、影響されるか、されないかを選びます。

 

また、「相手の陰謀や思惑やポジショントークなど」を見破り、それに影響されないようにすることも心がけてきました。

 

やはり、人は「他人を支配したり、思うように操ろうという思想の持ち主」もいるのです。

 

特に、TV局は、洗脳装置であり、大衆扇動が上手いので、気をつけたいところです。(僕は今はTVをほぼ見ません)

 

以上、他人から影響を受けない力、いわゆる「鈍感力」について書いてきました。

 

この記事に影響されるか、されないかも、皆さん次第です。

 

ではこの辺で。(5236文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

 

「EQトレーニング」

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