ビジネス書の読み方・読む意味とは?「ビジネス書なんてくだらない!と思っている人は実際に良書を読んだことがあるのか?と思う」

どうも、武信です。(No869) 

 

皆さんは、ビジネス書を普段から読んでいますか?

 

「読んでいる!」という人もいれば、「ほとんど読まない、あるいはまったく読まない人」もいるでしょう。

 

今回は「ビジネス書の読み方」から、「ビジネス書を読む意味ってあるの?」というテーマまで書いていきたいと思います。

 

興味がある人は続きをお読みください。

 

 

1 実体験・経験に勝るモノはない。

 

まず、「ビジネス書を読む意味」について書きますが、はっきり結論から言うと、「人脈が豊富にあって、いわゆる人から聞ける立場にいる耳学問ができ、資金力も豊富にあり、外注や人を動かす立場にある人なら、ビジネス書はそこまで必要ない!」と僕は主張します。

 

ちなみに、「学問や研究」をやる上では、本を読めることは必須能力ですが、ここではあくまで「ビジネスをする」(または学問や研究の分野を除く人生全般)という前提で話をします。

 

ビジネス書を読む意味とは、「他人の経験を買うこと」なのです。

 

人間が人生で直接、経験できることは限られており、だからこそ「効率よく他人の経験を買えるのがビジネス書」ということになります。

 

しかも、「出版するに値する人」というのは、それなりに成果を出しており、一流人が多いので、その「一流人のノウハウや体験などが詰まったビジネス書」を数時間で読めて、しかも新書なら800円程度、単行本でも1700円程度で買えてしまうのです。

 

また、「ビジネス書を読む利点」として、「企画・発想や気づきを得られる点」があります。

 

基本的に、イノベーションは「異分野の融合」から起きます。

 

自分の専門外から、アイデアを借りて、応用すると、画期的なアイデアになりやすいのです。

 

そのために手っ取り早いのが、ビジネス書を読むことであり、「他分野の専門家や一流人の思考回路や専門知識」をもらえるのです。

 

僕も、1冊のビジネス書を読んだだけで、ビジネスアイデアが浮かんだことがあります。

 

もちろん、他人と議論したり、ブレインストーミングしてアイデアを出す方法もありますが、ビジネス書を読むことで他人と対話をし、アイデアを生み出すことも人によってはできます。

 

また、人の悩みというのは、既に先人が解決していることが多く、本に載っています。

 

なので、悩んだら、素人よりは専門家に聞くのがよく、しかし、簡単に専門家に聞けないのだとしたら、本に頼るのも良い選択なのです。

 

これが僕が「ビジネス書を読む意味・価値」だと思う点です。

 

まとめます。

1 他人の経験を買う。

2 気づき・アイデアを浮かぶために読む。

3 悩みを解決するために読む。

 

次に、ビジネス書が必要な人達とはどういう人か?を書きます。

 

2 ビジネス書が必要な人とは?

 

ビジネス書が必要な人は、以下の人達です。

 

1 人脈があまりなく、耳学問ができない。

2 金があまりない。

 

詳しく説明していきますね。

 

まず、ビジネスをするなら、「実体験がある人」が最強です。

 

本でいつまでも勉強したり、情報収集しているよりも、「現場などで実際に仕事をした経験者」の方が強いです。

 

ITの採用でも、実務経験者が求められますが、それはいちいち教えずに済みますし、「机上の勉強だけの人材」だと使い物になるかどうか不透明だからです。

 

ビジネスでも、経験者は有利です。

 

失敗を最初は繰り返すと思いますし、基本的に人間は失敗からしか学べません。

 

ビジネス書には他人の経験が詰まっていますが、「それを本当に活かせるのは実際にビジネスをした後だ」と、マコなり社長は言っていました。

 

ビジネス書を20冊ぐらい読んで、そのときは賢くなった気がしましたが、それは幻想であり、真の意味で深く理解しておらず、後に、ビジネスで失敗した後などに、改めてビジネス書を読むと、真の意味に気付かされたとマコなり社長は言っています。

 

つまり、「実体験に勝るビジネス能力はない」のでしょう。

コミュ力も該当します。

 

コミュ力(プレゼン含む)ほど、「ビジネス書を読んだだけでは上達しない性質のモノ」です。

 

コミュ力がある人と直に接し、真髄やコツに気づき、自分でも実践を繰り返さないと、上手くなりません。

 

ただし、ビジネス書でも役立つ面があり、それは「専門知識」です。

 

「法律、会計、税金、経営戦略、ITなど」、専門知識はどうしても勉強が必要であり、資格試験でも代替できますが、市販のビジネス書でもわかりやすい本はたくさんあります。

 

専門知識の勉強は実体験よりも、本に軍配が上がります。

 

しかし、これも士業の人や、軍師・参謀などの人が身近にいて、詳しく聞ける環境なら、自分でビジネス書を買って勉強する必要性も弱くなるでしょう。

 

ですが、そんな恵まれた人は、政治家や経営者の一部であり、大半の人は自分で勉強する羽目になるので、資格勉強やビジネス書が必須になります。

 

次に、「あまり金がない人はビジネス書を必要とする」という話に移ります。

 

金があれば、相談役の士業を雇ったり、または「自分ができない、不得意なことを外注すればいい」のです。

 

自分自身は「人を動かす、マネジメント面」に力を注ぎます。

 

では「金があまりない人はどうするか?」といったら、外注はほとんどできず、士業も雇えませんから、自力でやる部分が多くなり、そうなるとビジネス書に頼ることになります。

 

ビジネス書は、新書なら800円程度、単行本でも1700円程度で、他人の経験を買えます。

 

ビジネス書には「他人の経験したこと」がいっぱい書かれており、さらに、そこから気づきを得て、新しい企画などを思いつくこともあります。

 

しかも、体系立てて、整理されて書かれている上に、出版社のチェックも入ってますから、そこまで不正確な情報でもなく、自分で調べる手間も省け、格安で知識をゲットできます。

 

ビジネス書は「大半の弱者の武器」であり、僕も弱者時代が長いので、ビジネス書を大量に読んでいるわけです。

 

恵まれた人脈もいないですし、外注できる資金もないとなれば、自力でやるしかなく、「ビジネス書を読むことが一番の効率的な自己投資」になります。

 

また、コミュ力についてだけは、僕はスカイプちゃんねるで独自に修行しましたが、「それ以外の専門知識」はビジネス書を大量に読んで学びました。

 

「ビジネス書なんて読む意味がない!」と言っている人は、先人の知恵に学ぶ必要性を感じておらず、試行錯誤で自分の力で多くの失敗を繰り返し、実行力でカバーして成功するつもりなのでしょう。

 

それはそれで否定はしませんが、僕はビジネス書をある程度読んだ上で、つまり「他人の経験や失敗」を知った上で、ビジネス展開をしたほうが「失敗確率を減らせる」と思いますし、効率的だと思っています。

 

専属のコンサルタント(相談役)がいたり、耳学問もかなりできる環境にいて、しかも資金力が豊富にあるなら、ビジネス書をそこまで読まなくても、資金力をテコに失敗しまくってもある程度耐えられますし、相談役もいるので「失敗もなるべく回避できる」ということでしょうが、そんな恵まれた人は稀です。

 

弱者こそ、恵まれていない人こそ、「ビジネス書を読むべき」なのです。

 

しかも、本を読むスキルが身につくと、他人にそこまで頼る必要がなくなります。

 

他人に相談しなくても、本を探して読めばだいたい事足りるからです。

 

もちろん、そこまでの領域に行き着くには、「かなりの読書歴」と「良い本を探せるスキル」が必要ですが、一度、身につけば他人になるべく頼らず、金もそこまでかからずに、問題を解決していけます。

 

または、本を読むのが面倒くさく、耳から聞きたい人で、ビジネス系の悩みでなく、個人の悩みなら、DaiGoの動画はコスパがかなりよく、お勧めです。(月額550円で悩みを解決できる情報が得られるでしょう)

 

3 ビジネス書の読み方。

 

最後に、ビジネス書の読み方を紹介します。

 

ビジネス書の読み方として、まずは「どの本を読んだらいいか?」が来ます。

 

駄本をいくら読んでも、大して力になりません。

 

僕が普段から読んでいる本は、ビジネス書の上位1、2割の良書中心です。

 

僕の最先端ツイッター書評集の記事でいえば、最低でも3点以上の本が読む価値がある本であり、評価不能の本は「読む価値がない」か、または「僕が正確に評価できない本」ということになります。

 

まずはこの本選びの時間にある程度、時間を注ぐべきですし、良書を探せるのもある意味、スキルであり、次第に慣れていけばいいと思います。

 

良書かどうか?の判断軸として、ざっと読み、いわゆるフォトリーディング的な読み方で、「読む価値があるかどうか」見極め、読む価値があると思えば、熟読すればいいのです。

 

ちなみに、速読は科学的に否定されており、速読ができるという人は、単に過去の膨大な読書量や知識が多いおかげで、「自分が知っている箇所」を飛ばして読むから、速いだけなのです。

 

そして、ビジネス書を読んだら、自分が重要だと思った箇所は、アウトプットして、知識を定着させましょう。

 

ブログで「要約や書評記事」を書くのもいいですし、「人に話す」のも効果的だと思います。

 

よく言われるのが、一番、知識が身につくのが「人に教える」ことですから、自分が本で覚えたことを人に話し、ついでに教えてもらった側も無料で、ビジネス書の知識をもらえるとしたら、お互いにWin-Winでしょう。

 

また、本を鵜呑みにするのではなく、実際に使ったりして、検証することも大事です。

 

「本に書かれていることが絶対的に正しい」というわけでもなく、ケースバイケースのこともあるので、そこは臨機応変に対応しましょう。

 

ビジネス書の大半(8割ぐらい)はしょうもない本であり、「そこまで読む価値がない」と僕は思っているので、「本選びの段階は重要だ」と強調したいです。

 

ではこの辺で。(4211文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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