どうも、武信です。(No745)
前回の記事が以下です。
目にみえないモノを軽視する人たち PART1
皆さんは、目に見える世界と、目に見えない世界について知っていますか?
世の中には目に見えない世界があり、それは裏の世界(陰謀など含む)や、構想や企画案を作る際に、まだ誰も気づいていない世界を創造(想像)することなどを含みます。
今回は、藤沢数希氏のツイートや、ホリエモンの例を基に、目に見えないモノ・世界について考察していこうと思います。
タイトル通り、目に見えない世界を軽視する人たちの事例です。
興味がある人は、続きをお読みください。
2 藤沢数希氏の原発について、僕の反論。
さらに、藤沢数希氏は以下のツイートをしています。
「ただ、福島の原発事故では放射能で誰も死ななかったけど、新型コロナウイルスはどの辺で着地するかわかりませんが、まあ、4桁は行きそうな勢いなんで、微小なリスクという点は変わりませんが、確かにすこしばかり脅威ではあります。僕は個人的には何の対策もしませんが。」
「原発事故では放射能で誰も死なないけど、避難生活からの精神疾患でたくさん死んだり、経済的な問題でたくさん死ぬいつものアレだが、人類の脳の仕様上不可避。認知機能のバグですね。あきらめましょう。」以上、ここまで。
ここでも仮に、「原発対策をせず、放置したらどうなるか?」のシュミレーションをしてみましょう。
原発対策をまったくせず、放置し、危険な地域の原発でも稼働し続けた場合、どうなるでしょうか?
最悪の想定として、3.11の再来が考えられます。
福島県は今、立入禁止地区がありますが、このように人が出入りできない、住めない場所が出てくるのです。
日本はただでさえ、国土が狭いのに、さらに各地に住めない場所が出来上がることになります。
加えて、中・長期的に見たら、放射能による癌などの死亡者が今後、出てくる可能性もあります。
短期的に見たら、経済的、精神的な死亡者が出てきて、原発による死亡者なんて出ていないかもしれませんが、中・長期的に見たら、損失は前者より後者の方が重くなる可能性があります。
これも、「原発対策を仮にしなかったらどうなるか?」という目に見えない世界を想像していない藤沢氏の特徴が表れています。
3 ホリエモンが知名度だけでホリエモン万博は成功していないという主張について思うこと。
この前、行われたホリエモン万博の動画を僕は見ました。
ホリエモンは、「ホリエモン万博は知名度だけじゃ、まったく集客できず、地道に営業などしているよ!」と言っていました。
確かに、知名度だけじゃ成功はしませんが、「無名人と比べてみると?」というシュミレーションをしてみたらどうなるでしょうか?
例えば、田中太郎という無名人がいるとして、田中万博を開いたら、おそらく、ほとんど客は集まらないでしょう。
どんなに地道に営業をしても、無名人ですから、メリットがなく、大して集まらないと思われます。
無名人と比べたら、明らかに、TV局に一時期、出まくり、話題になり、今も知名度抜群のホリエモンは優位な立ち位置にあると言えます。
ここで、深津貴之さんのツイートを貼ります。
「体格、美貌、パパが政治家、実家が土地持ち、イケボ、セクシー, etc… 配られた手札に絵札があったら、変に縛りプレイをするより、運に感謝して堂々と使うの大事…みたいな話した。変なフェアネス精神で縛りプレイして失敗するより、人は「配られた手札でベストを尽くせたか?」にこだわるといい感」
「美人?素晴らしい!メディア露出効率を最大化しましょう」「実家が貧乏?素晴らしい!立志伝ストーリーでブランド作りましょう」「パパが政治家?素晴らしい!ロビー活動からの大人プレイできる」「ツイ廃?素晴らしい!社長自ら情報発信しましょう」…カードフル活用が大事」以上、ここまで。
つまり、ホリエモンは知名度資産があると堂々と言い、「優位さで、稼いだ分は税金でちゃんと払っている」と主張すればいいのです。
「知名度資産がどれくらい強力か?」の例として、川口春奈さんのYouTubeを見れば明らかです。
1つの動画につき、軽く300万回アクセスがあります。
さらに、江頭2.50氏は短期間でYouTube登録者数100万人突破です。
加えて、宮迫さんもYouTube登録者数58万人突破です。
これがもし仮に、まったくの無名人だったら、短期間にこんなに登録者数を集めたり、アクセスを稼げないでしょう。
芸能人、有名人というゲタを大いに履かせてもらっているのです。
ホリエモンも全国区に知られており、無名人に比べたら、優位なのは明らかです。
今、TVの芸能人たちが、こぞってYouTubeに参入してきており、一気に市場を食い尽くし始め、素人や無名人にはきつい世界になりました。
芸能人が参入してこない分野(ビジネス系、教養系など多数)じゃないと、もはや戦えません。
ホリエモンの場合、「優位性を認めたがらない点が潔くない」と僕は感じます。
確かに、地道な営業もしているでしょうが、まったくの無名人と比べたら、明らかに優位です。
「もし無名人だったら、どうなっているか?」のシュミレーションや、見えない世界を想像できない点で、藤沢数希氏と同じ例です。
4 ホリエモンのスマホを全員の子供に渡す案への僕の意見。
ホリエモンは、「小学生全員に、スマホを渡せば、使いこなし、かなり生産性が上がるみたいなこと」を述べていました。
以下の記事によると、ホリエモンの意見は正しいと思われるかもしれません。
https://bunshun.jp/articles/-/28522
「「成績が落ちる」は時代遅れ スマホを使って合格した、東大生のリアル“ドラゴン桜”」というタイトルです。
ですが、この記事には、東大生合格者サンプルという注意点があります。
つまり、「大多数の東大生合格者じゃない、見えない人」への意見やデータがありません。
要するに、大半の優秀じゃない層は、「ゲーム、SNS、アダルト系」など、くだらないことへ時間を大量に消費すると思われます。
もちろん、その中のほんの一部(東大合格者層)にスマホを使わせたら、メリットがありまくりであり、恩恵を受けられますが、そんな人はほんのひと握りでしょう。
ですが、僕はもし子供が仮にいたら、「スマホを使わせたい」と思っています。
自主性を重んじ、期待することに賭けます。
それで、「スマホをいい方に使わなかったら、仕方ない」で責任を取らせます。
そういう意味では、ホリエモンの主張もある程度は理解していますが、僕の場合、ダメ元で期待しているわけであり、全面賛成じゃない点が異なります。
ホリエモンはスマホを使いこなす層が多いと思っているのでは?と。
僕はスマホを使いこなす層は少ないと思っており、それでも、ダメ元で、子供には使わせるか、ぐらいの期待です。
こういう風に、目に見えない世界への創造力や想像力、「逆のパターンで、シュミレーションしたら?」という想像力、が欠けている人がけっこういるのだなぁと実感しました。
今、目に見えている現状だけが全てじゃありません。
僕はそう思っています。
ではこの辺で。(3330文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。