どうも、武信です。(No97)
マネジメント初心者シリーズ3です。
タイトルでだいたい内容が分かってしまうでしょうが、裏づけとなる本の引用も載せましたので、確認していただければと思います。
マネジメント手法として最も効果があるのが、個別指導・個別コンサルなんですよね。
ですがその問題点も書いています。
短い記事でサクッと読める内容ですので、興味ある方は続きをお読みください。
1 個別指導・個別コンサルは贅沢品である。
突然ですが、塾などの個別指導や経営コンサルでの個別コンサルは正直、贅沢品だと僕は考えています。
普通は、大教室での一斉授業や参考書での「個別に対応したものではなく最大公約数的な学習」が一般的です。
ブログの文章でさえ、「最大公約数の一般層を対象とした文章」になりがちです。
「前提知識や理解力は人それぞれ違う」ので、同じ文章を読んでいても皆が同じように理解しているとは限りません。
よく僕は、ブログ記事を読んだ読者から個別に質問を受けることがあります。
そして個別に回答すると、「納得してもらえる」ケースが多いのです。
それほど読者の理解度は、それぞれ異なるのです。
参考書や一斉授業(予備校講師の一流にせよ)は個人のレベル・理解度に細かく応じた形式になっていません。
だからこそ安く入手できるのですが。(参考書や本は安いですし、予備校講師の一流授業が聞けるN高校やスタディアプリなども格安です)
そう考えると、個別指導(家庭教師ももちろん含む)や個別コンサルを受けている層は、かなり楽をしていると思います。(もちろん高い金を払っていますけどね)
「芸能人の大学受験企画」や「皇室の方の高学歴など」は、一般人から見たら羨ましい限りです。
そんなに恵まれた環境下で勉強させてもらって、成績が伸びない方がおかしいです。
世の中、不公平だなぁとつくづく思います。
本当にできる人は参考書やN高校やスタディサプリだけで乗り切る層です。(大学受験に限って言えば)
プログラミングなら、ProgateやドットインストールやAidemyなどの学習サイトと本だけで乗り切る層です。(プログラミングは独学はなかなか難しいと感じます)
個別指導(家庭教師含む)や個別コンサルを受けている金に恵まれている層と、一般層(参考書やN高校や予備校や学校だけ)との戦いは、競争条件が平等ではないでしょう。
そんなことをふと思い、綴りました。
2 「Learn Better」という本からの引用。
ここで、「Learn Better」という本から引用します。
この個人指導の効果には、反論しようのない膨大なデータの裏づけがある。
数十年前に、心理学者のベンジャミン・ブルームが個人指導は他の教育法に比べて二倍の効果があると指摘した。
ある政府の報告書も「最も効果的な教授法である」とお墨付きを与えている。
技術サポートでもフランス語でもマーケティング戦略でも、生徒一人に先生一人をつけるのが、学習の最も効果的な方法の一つなのだ。
多くの組織がすでにこのことに気づいている。
略。
難点はもちろん、個人指導はコストが高いことだ。個人指導には人手がかかる。
略。
とはいえ、考慮に値するもっと大事なポイントがあり、それこそ個人指導が効果的な理由である。
いくつかの理由はわかりきっている。先生に一対一で目をかけられれば、フィードバックがたくさんもらえる。生徒の動機づけもしやすい。生徒が何に意味を感じるかが先生にわかるからだ。
さらに個人指導は生徒の知識レベルに合わせられるという事実がある。非常に的が絞られているのだ。
略。
個人指導に効果があるのは、生徒がわかっていることを土台にするからだ。先生は私たちがすでに理解していることに合わせて情報をくれる。
インドロダクションでこれを「知識効果」と呼んだ。要するに、対象についてまったく知識がないと学習は難しいのである。以上、ここまで。P95、96。
個人指導のメリットとデメリットが、翻訳書によって裏付けられています。
ではこの辺で。(1922文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。