どうも、武信です。(No368)
わざと褒めない上司が、あなたの周りにはいますか?
もしいるとしたら、「そういう上司はなぜ、わざと褒めないのか?」を心理分析します。
または、わざと褒めない上司がいると、知ること自体が貴重な情報かもしれません。
部下の方は、上司の手口を知り、上司は「わざと褒めない手法」を使う手もあると知るために、僕の記事を読むといいかもしれません。
気になる方は続きをお読みください。
短く、サクッと読める内容です。
1 上司の種類。
「上司は一流プレイヤー、つまり、結果を残した人がなる場合」と「二流のプレーヤーなど、結果をそれほど残していない人がなる場合」があると思います。
「名選手、名監督にあらず」という格言もあります。
一流プレーヤがなる上司は、部下の才能を潰す可能性もあります。
いわゆる、「できる人」が「できない人」の気持ちが分からないことなどから、生じると思われます。
「できない人の気持ち」まで配慮し、理解できれば、マネジメント面でも成果を発揮できるかもしれません。
2 二流プレーヤーの上司。
そして、二流以下のプレーヤーの上司としての代表例が、錦織圭選手を応援している松岡修造さんでしょう。(直接のコーチは違いますが)
本来なら、錦織圭選手の方が実績も素晴らしく、松岡さんの意見など、無視してもいいはずです。
ですが、ある程度、聞いている?のは松岡さんの熱意に、ほだされているからではないでしょうか。
さらに、松岡さんは錦織選手をあまり褒めません。
「まだ上を狙える」と盛んに言います。
これは、一流プレーヤーには、通用する言葉でしょう。
一流プレーヤーだからこそ、「結果を出した人の言うことしか聞かない」という視野の狭いことはなく、「自分を本気で応援し、上を狙うように仕向けてくる人の期待に応えよう」と、頑張るのではないでしょうか。
3 わざと褒めない人。
松岡さんは、「わざと褒めないのかな」と感じます。
ここで認めてしまえば、錦織選手が慢心してしまい、上を目指さなくなると思っているのでしょう。
正直、錦織選手はよくやっていると思いますが、松岡さんは「自分だけはわざと認めない、褒めない」ことで、錦織選手の向上心に火をつけ続けるつもりだと推測します。
他の例では、大谷選手は世間やメディアからの評価は高いですが、日本ハムの栗山監督だけは「褒めない」で叱咤激励しています。
これも安易に認めて、褒めてしまえば、向上心が消えてしまうという危惧からでしょう。
4 「わざと褒めない」のメッセージ。
つまり、ある程度、結果を出しているのに、「わざと褒めない」ということは、「あなたなら、もっと上を狙える。現時点で満足しないで欲しい」という、期待の裏返しのメッセージなのです。
ここで、わざと「嫌われる役割」を買って出る上司も、いるかもしれません。
結果をある程度、出しているのに、「まだまだだな」と挑発する上司です。
部下からは「これでも認めないのか。畜生」と、頑張り続けます。(しかも、内心はその上司を憎んでいるかもしれません)
このように褒めるだけが、マネジメントじゃないのです。
「見込みのある、才能のある人間にはわざと褒めない、認めない戦術」も効果的というわけです。
もちろん、本当に見下して、認めない人もいるので、その見極めは重要です。
やはり、二流か、一流のプレーヤだった実績のある、ある程度の評価基準がある人が、「わざと褒めない、認めない」からこそ価値があるのです。
四流か、凡人が「認めない戦術」を使っても、評価基準がそもそも信頼が置けないですから、本当に見下している可能性が大ですので、気をつけましょう。
ではこの辺で。(1762文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。