「コンテンツとは?」Netflixの好調の陰に見るコンテンツ産業に不可欠な要素

  • 2020年1月11日
  • 2020年12月18日
  • IT系
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どうも、武信です。(No449) 

 

Netflixの好調の陰には、どんな要素があったのか?を今回の記事で、書きました。

 

コンテンツで課金して稼ぎたい人には、特に役立つ記事だと思います。

 

それだけじゃなく、メディア産業にいる人や行きたい人、興味ある人にも貴重な情報でしょう。

 

興味がある人は続きをぜひお読みください。

 

 

1 記事の要約。

 

まず以下の記事をお読みください。

 

「Netfilx、独自制作ドラマが人気で2017年も好調。米国外でも安定した収益の確立」というタイトルです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20180123-00080778/

 

簡単に要約します。

 

独自制作ドラマが好調であり、2017年の年間売上高は約1.3兆円だそうです。

 

全世界190カ国で展開しており、アメリカ国外事業は赤字でしたが、今は収益も安定してきたそうです。

 

Netflixの全加入者は1億1758万人であり、アメリカの加入者は5475万人(46.6%)だそうです。

 

独自コンテンツが好調の要因であり、2018年には、約9000億を制作費用に投資するそうです。以上、ここまで。

 

2 記事の引用。

 

次に以下の記事を貼ります。

 

「有料テレビは死にかけている?衰退の大きな要因にNetflixの存在」というタイトルです。

http://news.livedoor.com/article/detail/14885243/

 

一部、引用します。

 

新しいメディアの形として、Netflixは消費者からも大きく受け入れられており、これはデータを見れば明らかです。

 

Netflixは過去5年間9200万人も顧客を獲得しているのに対し、ケーブルテレビなどの有料テレビの契約世帯数は年々減少しています。

 

さらに、従来メディアで大きな人気を誇っていた司会者などを、Netflixに引き抜かれるという現象も起きており、コンテンツ面でも有料テレビが、Netflixに後れをとるようになってきています。

 

中略。

 

コンテンツに巨額の資金を投入するNetflixですが、利用料は月額8ドル(約900円)程度であるのに対し、ケーブルテレビなどの有料テレビは月額80ドル(約9000円)程度と、10倍以上も高額となっています。

 

また、Netflixはオリジナルコンテンツの作成に、9000億円を投じる方針とも言われており、巨額の資金を投入することで、数々の人気コンテンツを生み出すにいたっています。

 

巨額の資金をコンテンツに投入しているということで、より多くの才能あるコンテンツクリエイター側も従来メディアではなく、Netflixと独占的な取引をしたいと考えるようになっています。

 

これはNetflixにとっては好循環であり、伝統的なメディアにとっては、「死のスパイラルである」とCNBC。

 

BTIGのグリーンフィールド氏は2020年までに、Netflixユーザーの数が1億2500万人から2億人に増えると予測しており、バンク・オブ・アメリカのアナリストであるナット・シンドラー氏は、Netflixが2030年までにユーザー数を3億6000万人まで増やすと推定しています。

 

一方、伝統的なケーブルテレビや衛星テレビなどの契約世帯数は、年々減少しており、契約制対数は2015年の1億世帯から2020年までに、9500世帯にまで減少すると予測されています。以上、ここまで。

 

3 僕のNetflix加入体験。

 

僕もNetflixに5月末に加入しました。(今は退会しています。つまり無料体験です)

 

理由は「13の理由」というNetflixにしかない独自コンテンツを見たかったからです。(Season2まで見ました)

 

僕は基本的に、映画やドラマはあまり見ません。

 

2017年はSAKIDeathnoteスノーデンの3作しか映画は見ていません。

 

以下の記事に書いています。

 

「(ネタバレあり)レビュー・映画「デスノート Light up the NEW world」というタイトルです。

(ネタバレあり)レビュー・映画「デスノート Light up the NEW world」

 

「レビュー映画「スノーデン」 「スノーデン」という映画が凄すぎる。「作り物じゃなく実話だから衝撃度が高すぎる」というタイトルです。

レビュー映画「スノーデン」 「スノーデン」という映画が凄すぎる。「作り物じゃなく実話だから衝撃度が高すぎる」

 

2018年は今のところ、「ザ・サークル」「君の名は」「ズートピア」「トゥルマーンショー」「ある作品(AmazonPrime)」「恋は雨上がりのように」のアニメ12話、「13の理由。シーズン1、2」ですね。

 

「レビュー・アニメ「恋は雨上がりのように」というタイトルです。

レビュー・アニメ「恋は雨上がりのように」

 

以下から、AmazonPrimeに加入できます。

「AmazonPrime」

 

4 コンテンツ産業に不可欠な要素。

 

僕はコンテンツ産業には「見せ玉」、つまり、「キラーコンテンツ」が不可欠だと思っています。

 

昔で言えば(分かる人いるかな?)少年ジャンプのマンガ雑誌に「ドラゴンボール」があったようなものです。

 

または、週刊モーニングのマンガ雑誌で言えば、「ドラゴン桜2」が現在、キラーコンテンツかなと思っています。(僕の場合)

 

「ドラゴン桜2」5巻。

 

キラーコンテンツがあると、そのメディアに触れたくなります。

 

Netflixで言えば僕の場合、Netflixでしか見れないオリジナルドラマである「13の理由」があったからこそ、Netflixに無料加入したのです。

 

 

Netflixが今後、上手く経営していくのならば、このオリジナルドラマというコンテンツは絶対に他社に移してはなりません。

 

このコンテンツ企業、メディアだからこそ見れないからこそ、そのメディアに触れるのです。

 

ゲームで言えば、キラーコンテンツ(ファイナル・ファンタジーなど)が昔、プレイステーションに供給されることが決まり、大いに売上を伸ばした経緯があります。

 

このように、キラーコンテンツを作る、または供給してもらうことは、メディアやゲームなどのコンテンツ産業、企業では、致命的に大事な点なのです。

 

5 ネットのコンテンツ企業は課金型が合っている。

 

コンテンツ企業には、キラーコンテンツが不可欠だと述べました。

 

次に、ネットのコンテンツ企業(メディア系)には課金型が合っている、と僕は思っています。

 

なぜなら、ネットはロングテールが基本であり、「多品種少量販売」だからです

 

広告が合うのは「少品種多量販売」であり、TV局や新聞などの、マス向け(大衆向け)が基本的に該当します。

 

あまりにも特定の層向けで、少ない人数しか見ないとしたら、広告を出す企業はためらうのです。(広告効果が小さいからです。もちろん少額で済ませられて、ニッチ層にピンポイントに成果に応じて、広告費がかかるのなら、別です。Googleのような企業です)

 

Googleは極めて例外であり、広告産業ではかなり特殊な位置にあると思っています。

 

Facebookも例外的ですね。

 

Twitter社はまだ赤字から抜け出せていないようです。広告だけで食えないのです。

 

YouTubeも広告だけでは無理筋であり、Google傘下だからOKなのです。(と書いていたら、YouTubeとTwitterは最近、黒字になったという話もありました。なかなか黒字化できないのがネットのコンテンツ企業です)

 

つまり、広告産業はある程度の人数を集めないと、ペイしないのです。

 

広告は見てもらって、しかも購買につながったりと、成果が出てナンボですからね。

 

以下の記事に書いたように、メルカリやLINEはTVCMで知名度を上げて、アプリの地位を確立しました。

 

「メルカリの成長戦略」というタイトルです。

IT企業のビジネスモデル「メルカリの成長戦略」

 

時代は、GoogleやFacebookのように、ニッチ層に成果に応じて、広告主が金を出すに変わりつつあるのかもしれません。(広告主は損をしないですし、ネットのロングテールとも相性がいいからです)

 

しかし、これができるのはネットのロングテールを網羅できるほどの、大規模な企業だけです。

 

まず、小規模なネット企業は、課金型から入って、確実に収益化したほうがいいのです。

 

ニコニコ動画が、この路線でした。

他にも、Netflixもこの路線です。

 

プログラミングの学習サイトは、広告で運営できるほど人数を集められないので、Progateにせよ、ドットインストールにせよ、課金型です。

 

以下の記事に詳しいです。

 

「IT・プログラミング系学習サービス・サイトの見事な棲み分けの勢力地図」というタイトルです。

プログラミング初心者へのおすすめサイト一覧「IT・プログラミング系学習サービス・サイトの見事な棲み分けの勢力地図」

 

このように、ネットのコンテンツ企業は広告だけで賄えるようになるまでは、かなり大変な道のりなので、課金型から入った方がいいという話でした。

 

最後に、以下のツイートを貼って終わりとします。

 

Netflixの番組制作費は1.4兆円なわけですが、日本のテレビ局の制作費を見てみると、日本テレビ(979億7600万円)、TBS(981億7600万円)、フジテレビ(882億2300万円)、テレビ朝日(908億3100万円)、テレビ東京(402億5800万円)と、全部併せてもまったく対抗できない規模なのがわかります。以上、ここまで。

 

日本のテレビ制作費が、いかにNetflixの足元に及ばないかがわかります。

 

ではこの辺で。(4526文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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