レビュー・アニメ「恋は雨上がりのように」

どうも、武信です。(No349) 

 

レビュー・アニメ「恋は雨上がりのように」というタイトル記事です。

 

アマゾンプライムビデオ。

 

「恋は雨上がりのように」という作品があることを知りました。

AmazonPrimeで、アニメで登録されていたので見ました。

 

映画の実写をまず知り、予告や特集だけ見て、「これはあり得ない」と思い、興味を持ち、アニメを見てみることにしました。

 

今回は、アニメを見た感想を書こうと思います。

 

正直、リアリティに大いに疑問を持った作品です。

「ありえない!」と何度も思いましたが、娯楽作品としてはよく出来ていて、商売上手だなぁと思いました。

 

今回は、そんな商売上手な、このアニメのからくりを解説することにします。

 

「どこが商売上手なのか?」気になる方は、続きをお読みください。

 

 

1 恋は雨上がりのように」のあり得ない設定。

 

まず、17歳の女子高生が、45歳の冴えない中年男を好きになるという設定が、とんでもなく「あり得ない」です。

 

これは確率的に、かなり稀な事例です。

 

まぁ100%ないとは断言できませんが、1%以下ではないでしょうか?という印象です。

 

45歳でも、福山雅治並の魅力あるルックスや知名度の男性ならわかりますよ。(または、阿部寛さんですね)

 

こういう渋い中年なら、女子校生でも好きになるのはよくわかります。

 

ですが、冴えない中年となると、とんでもなく確率的に低くなります。(しかも、女子高生は、けっこう美少女です)

 

2 この作品は中年男性向けのマーケティング作品。

 

僕はこの作品は、世の中年男性の「願望に焦点を当てたマーケティング作品」だと考えています。

 

この作品を見るのは中年ですかね?(興味をもって、女子高生もこの作品を見るかもですが、果たして本当に心底影響されるのでしょうか?)

 

女子高生が恋愛対象にするのは、最悪でも30代までですよ、基本。(多いのは、20代)

 

45歳となると、福山雅治阿部寛並のルックスや魅力がないと無理です。(石田壱成(43歳)が19歳と付き合ってましたが、石田壱成並の魅力は必要でしょう。役の大泉洋さんに、一目惚れはないでしょう。中身を知ったら、面白くて好きになる女子高生はもしかしたらいるかもですが)

 

だからこそ、中年の願望(中年男は、17歳の女子高生は好きなのです)を表した、単なる売るためのマーケティング作品だと書いたのです。

 

3 過去には美魔女があった。

 

このメディアによるマーケティングとして、過去の美魔女が挙げられます。

 

美魔女を好きな男も、実は僕はかなり少数派だと考えています。

 

しかし、美魔女(45歳以上?)の女性達にとっては気分がいいわけであり、美魔女が持ち上げられていると思えば、それらの関連商品やサービスを買うのです。(と書いていて、美魔女の定義を調べたら、才色兼備の35歳以上の女性とのことで、これならありえると思いました)

 

「恋は雨上がりの作品のように」や、美魔女に踊らされている人たち(美魔女は35歳以上の才色兼備なので、あり得ると言い直します)はメディアのターゲットなのです。

 

キャバクラで、女性陣はお金のために、好きでもない男に媚を売るのと同じです。

 

まぁ騙されて気分が一時的に良くなるだけであり、願望を満たしたいだけであり、空想だという自覚がある人ならいいのですが、これを現実だと錯覚する中年がいたら、マズイです。

 

中年によるストーカーが流行ったら、どうするのでしょうかね。(ただでさえ、中年のアイドル応援(これは願望)が存在するのに)

 

中年によるアイドルや芸能人応援は、叶わないと思っているからいいのです。

 

ですから、「恋は雨上がりのように」も単なる娯楽として見る層が、増えた方がいいと感じます。

 

現実は、福山雅治や阿部寛のような中年じゃないと、女子高生に相手にされません。(まぁ35歳ぐらいなら、ギリギリなんとかなるかもしれませんね。そこその容姿があれば。45歳はさすがにアウトでしょう)

 

4 マーケティングによる願望効果は凄い。

 

ですが、以下の記事にも書いたように、人間は願望をものすごく重要視します。

 

「マーケティング用語「インサイト」をわかりやすく説明してみる。」というタイトルです。

マーケティング初心者シリーズ1「マーケティング用語「インサイト」をわかりやすく説明してみる。」

 

願望>行動>言葉の法則です。

 

願望はかなり強力であり、この作品は中年の願望をかなり満たすと思われるので、人気が出るのではないでしょうか?

 

願望ほど、世の中のニーズをとことん満たすモノはないと僕は思っているので。(ただし、願望が現実になった、製品化したなどの場合であり、願望が願望のまま映画の中だけ、というのは少し威力が弱まります)

 

しかし、この作品の良い点は願望なのですが、リアリティを重視しており、あり得るかもと思わせる、錯覚させる点です。

 

まったくの「あり得ない」話だと、空想の世界になり、感情移入できません。

 

ですから、この作品はリアリティがそこそこあり、「あり得ない設定」なのだけど、「あり得るかも」と思わせる内容なのが、見どころだと思います

 

5 この作品の読者層を知りたい。

 

でも、漫画って、読者層は若者が多いですよね?

 

この作品の熱心な読者層に、女子高生は大勢いるのでしょうか?かなり、疑問符なのですが。

 

もし、女子高生が大勢支持していたら、僕の中年のための願望マーケティング作品という考えが、崩れ去るかもしれません。

 

女子高生にとっては、興味本位で、中年との恋愛ってどういうものだろう?と覗きたい人もいるかもしれませんが、大半は20代までを恋愛対象とすると思うからです。

 

この作品の女子高生支持率(全体のどれくらいか)を知りたいですねー。

 

中年が支持するのは当然なのですが(願望作品なので)、まぁ中年も恥ずかしがって、表立って支持しているなんて言えないですしね。

 

映画館に来た層はどんな層なのか、すごく興味があります。

 

女子高生?中年男? またはその他?(女子高生と恋したい20代以上の男。おっさんでOKなら、20代ならもっと確率が上がるだろう、と夢見る層)

 

漫画がある程度売れたから、映像化(アニメ、映画化)されたのでしょうしね。

 

6 この作品の読者層はインタビューに書いてあった。

 

以下の記事を貼ります。

 

【インタビュー】眉月じゅん『恋は雨上がりのように』 少女マンガに不可欠な「若くてカッコいい男の子」が描けなかった!?  |  このマンガがすごい!WEB

 

作者に届くファンレターは男女半々のようで、男性は店長のような年代の人が多く、女性読者はあきら(主人公の美少女)を見守り、心配している幅広い層ということでした。

 

ですよね。。。

 

女性読者で、多くの女子高生が、本気でこの作品に共感しているとはとても思えないです(笑い)

 

青年誌で連載されているので、中年の男性が買っているのでしょう、おそらくは。

 

または、あきらを心配する女性読者。

 

中年層を主にターゲットにしたマーケティング作品という見立ては、そこまで外れてないようです。

 

ですが、メディアで取り上げられ、こういう恋愛もありなんだ!と宣伝されたようなものですし、メディア(TV局)に女子高生は弱いですから、今後、こういう恋愛もありかも?と思う女子高生が増える可能性はあります。

 

そういう意味で、中年男性がこの漫画を買って、人気にさせ、映像化までさせたのは、ある程度の効果はあると言えるでしょう

 

今回は、マーケティング目線からのレビューでした。

 

アニメを見たい方は、以下からAmazonPrimeへ登録すれば見れます。(実写映画もあります)

 

無料体験もありです。

 

アマゾンプライムビデオ。

 

ではこの辺で。(3539文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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