超重要記事!!長いですが、読了することを願います!「日本の政治やTVに期待するべきか?」

どうも、武信です。(No1019)

 

Clubhouseで堀義人さんが、G1というルームで、日本の論点などを整理し、議論しています。

 

堀義人はグロービス経営大学院の学長です。

 

僕も、けっこうな頻度で聴いています。

 

で、気づいたことがあります。

 

その気づいた点を、僕は今回の記事で詳しく書きます。

 

興味がある人は続きをお読み下さい。

 

 

1 前置き。

 

ClubhouseのG1ルームでは、様々な日本の問題点・論点について、議論が重ねられています。

 

で、以前から問題視されているのに、一向に展開が進まない事案も多いのです。

 

それで、「リーダーシップを取れる人の登場を待つべきか?」や、「仕組みやシステムで対応するべきか?」などは議題にあがっていましたね。

 

ですが、僕はそもそも、救世主(政治家など)を待っていては、時間切れになる気がしてならないのです。

 

もちろん、政治家に、地道に訴えていくことは大事です。

 

ですが、これまでも政治家に地道に訴える人がいて、持続的に活動してきたにもかかわらず、変革のスピードが遅いのであるなら、「もはや政府に頼る、期待する、待つのは愚策だ」と感じます。

 

であるならば、「どうすべきか?」が僕の以下の案になります。

 

2 僕の考える案。

 

日本の政治がなかなか変わらないのならば、「民間や個人で防衛するしかない」というのが僕の意見です。

 

政治家に訴え続ける努力は必要ですが、根本的に時間軸で見て、なかなか変わらないのなら、民間企業と個人がどうにかするしかありません。

 

菅さんの「自助・共助・公助」は、大真面目に言っている可能性がかなり高いのです。

 

もう、「小さな政府にした方がいい」と思いますが、老人が多いので、大きな政府が支持されがちでしょう。

 

さて、AIの特徴とは、例えば、将棋や囲碁で言えば「勝利のために、一番高い期待値を追求するゲーム」と言えます。

 

AIは、いろいろな分野で、人間の頭脳の代替をしてくれると言えます。

 

ところで、僕の「自己責任過剰の時代」という記事では「自己責任過剰の時代ではスーパーマンしか生き残れない」と言っています。

 

以下の記事に詳しいです。

 

日本は無責任?「エッセイ 自己責任過剰の時代PART1」

 

日本は無責任?「エッセイ 自己責任過剰の時代PART2」

 

となると、菅首相の「自助・公助・共助の概念は古くなる」のです。

 

何が言いたいかというと、人間が苦手な部分、特に頭脳面は「AIに外注できるかもしれない」ということです。

 

しかも、「その人のある程度の価値観に沿って、利得や期待値を追求できるAI」が出来上がるかもしれません。

 

身体面であれば、ロボットが人間の代わりとなってくれるでしょう。

 

スーパーマンしか生き残れない世界において、頭脳はAIに外注、身体はロボットに外注という概念は正しいのです。

 

「自助・公助・共助」という概念はそのうちに古くなり、「スーパーマンしか生き残れない」という概念が当たり前になり、そのためには「頭脳活動はAIに外注、肉体労働はロボットなどに外注」などに移行する時代が来るかもしれません。

 

「自助・公助・共助」で、先に自助で自力でやり、共助・公助が後回しということは、機会の平等などが整っても、仕組み上、不利な人には不利なのです。(いくら後で税金で調整されるとしても、不平等なのです)

 

ですから、世の中の方向性として、AI・ロボットに投資は正解でしょう。

 

なぜなら、スーパーマン世界において、頭脳・肉体の外注は欠かせなくなるからです。

 

頭脳・肉体の外注が大半の人に生き渡れば、不平等は少なくなります。

 

ただし、当面の間は「金持ちしか、そういう製品やサービスを買えない、使えない」かもしれません。

 

ですが、スマホのように当たり前のように普及する日がくれば、かなり不平等は縮まります。

 

そのとき、多くの職業は失われる可能性が高いです。

 

ところで、ビジネスとして、利益がでるのは、情報の非対称性などのように「力や知識がある者がない者から奪う」ことで、成り立ちます。

 

さや取りビジネスをしている人は、AIやロボットの登場で、居場所がなくなるかもしれません。

 

頭脳・肉体の大半の面をAIやロボットが代替してくれたら、頭が弱い人でも、騙されたり、利用されたり、搾取されづらくなるのです。

 

そして、AIやロボット産業の一人勝ちもありえます。

 

AI・ロボット完全移行時代において、僕ができることは、「ホントのメディア」のサブスクなどで自己防衛することです。

 

僕ができることは、ホントのメディアの影響力を高め、気づく人を増やすことです。

 

AI・ロボット完全移行時代が訪れたら、社会の仕組みがガラリと変わる可能性がありますので、稼ぐための時間的猶予も減ってきます。

 

そして、僕の思想などが伝われば、自己防衛できる人が増えるでしょう。

 

つまり、政府に頼らずに、なるべく自力で生きられる人を育てるのです。

 

AI・ロボット完全時代に完全に移行するまでの間であり、猶予時間は限られます。

 

さて、TVはいい方は悪いですが、老人層向けであり、なおかつ「呑気ななメディアだ」と考えています。

 

日本は大真面目に「これから危機的だし、沈没する可能性があるのに、そんな気配はまったくない雰囲気の番組だらけ」だからです。

 

ホントのメディアの読者が増えれば、危機感が醸成され、政府に頼らず、頑張る人達が増えるかもしれません。

 

今後、2極化・分断がますます進んでいくでしょう。

 

とはいえ、AI・ロボット外注時代が訪れれば(スマホが普及するイメージで)、バカが頭の良い人に搾取される割合は減ると同時に、多くの職業が消滅しそうです。

 

人間がAI・ロボットを使いこなす時代到来とも言えます。

 

AI・ロボット外注時代はまだまだ先だと思いますが、「方向性としては間違っていない」と考えています。

 

人間が労働から解放されるのですから。

 

ただし、多くの職業の消滅が同時に起こる懸念を考えて、日本の制度設計を考えないといけません。

 

ベーシックインカムもその頃に、実現する可能性はあるでしょう。

 

3 特定秘密保護法について。「「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」という名著を紹介!」

 

憲法について、皆さんは詳しいですか?

 

憲法とは、「法」(ルール)のことであり、「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」という本では、「ライオン=国家権力」「檻(おり)=憲法」とたとえて、わかりやすく初心者に解説してくれています。

 

主権者は国民であり、憲法は国民のものですから、多くの国民が憲法を知り、使いこなさないといけません。

 

「憲法改正!」であれだけ騒がれていたのも、国家権力(ライオン)が檻(憲法)をやわらかくしたいと願ったからです。

 

憲法改正には、衆・参議院の総議員の3分の2の賛成と、国民投票で過半数の賛成が必要で、普通の法律よりも、改正しにくいのです。(これを憲法96条、硬性憲法といいます)

 

知らない人も多いでしょうが、この96条の厳しい改正手続きを「改正しやすいように変えよう」という提案が、2013年の衆議院選挙で争点となりました。(安倍が台頭したときです)

 

憲法改正の発議に必要な国会議員の「3分の2」という要件を「過半数」にしようと提案したのです。

 

過半数になれば、政権党のみの判断で、憲法改正の発議をしうることになります。

 

これには、日本弁護士連合会やほとんどの弁護士会が批判の決議や声明を出すなどし、その後、この議論は聞かれなくなりました。

 

「国家権力(ライオン)」は檻(憲法)をやわらかくしようとするだけじゃなく、破壊したり、都合の良いように改修したり、檻から出ようとしたり、あらゆることをする可能性があるので、国民が監視していなくはいけないのです。

 

「国家権力(ライオン)」「檻(憲法)」というたとえで、憲法のことがすらすら頭に入ってくるのが、「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」という本です。

 

ここで、本から引用します。

 

2014年7月1日、憲法の「解釈を変更」として集団的自衛権の行使を容認する閣議決定が行われました。

 

その後も憲法改正の議論がなされないまま、2015年9月19日、集団的自衛権行使を含む安保関連法制が可決・成立しました

 

これについては、日本弁護士連合会や、全国すべての弁護士会が、「憲法違反で許されない」との決議や声明を発表しています。以上、ここまで。P80。

 

安倍がやったことは憲法違反なのです。

 

他にも、集団的自衛権について、かなり詳しく書かれています。

 

再び、引用します。

 

ライオンが集団的自衛権に手を伸ばすには、檻を広げる工事(憲法改正)が必要です。

 

檻を作り直す工事は、ライオンが私たちに提案し、檻を作った私たちの意思で行います。(国民主権)

 

ところが、ライオンは、私たちに檻を作り直そうという提案をしようともせず、2015年9月19日、力任せに檻を壊して外に出て、勝手に集団的自衛権を手にしてしまいました。以上、ここまで。P90。

 

安倍の横暴ぶりが、わかりやすい例えでよくわかります。

 

さらに、政府は、2016年2月に、会計検査院に対して秘密を明かさないという場合がある!という見解を発表した、とあります。

 

これも憲法90条に違反すると指摘されているのです。

 

安倍は「どれだけ憲法を無視して、やりたい放題しようとしたのか!」ということです。

 

「安倍が過去、やってきたことは憲法違反だらけじゃん!」と分かりました。

 

1 2013年の選挙の焦点「憲法改正をやりやすくする」

 

2 2015年集団的自衛権の取得。

 

3 2016年会計検査院に秘密を明かさない場合があると表明

 

特定秘密保護法についてもけっこう詳しく載っており、僕は指定された!とブログで散々、主張しています。

 

一つの間接証拠として、以下の記事があります。

 

「ゴルフがダメで、テニスはいいのか」 3選・安倍首相の総裁選珍言まとめ

 

一部、引用します。

 

安倍晋三 首相
「ゴルフに偏見をもっておられると思います。今、オリンピックの種目になってますから。ゴルフがダメでですね、テニスはいいのか、将棋はいいのか、ということなんだろうと思いますよ?」

 

僕の趣味は、テニスと将棋であり、モロに僕を意識して、発言してそうです。(2018年の記事です)

 

事実を言っているから、政府も僕を訴えられないのでしょう。

 

これだけツイッターで言いたい放題言っていますが、まったく咎められていません。

 

もちろん、表現の自由もあります。

 

安倍が、日本の政治史上で、一番、ヒトラーに近いでしょう。

 

憲法違反しまくり、そして、嘘つきまくっていても、結局、捕まっていない、議員辞職していないのは残念です。

 

安倍を賞賛しまくった国民は何を見ていたのでしょうか。

 

何も分かっていなかったのでしょう。

 

国家権力を使いまくり、やりたい放題しようとした安倍。

 

しかし、憲法や民主主義を守るため、日本は「安倍=国家化権力」に対抗して、何とか暴走を防ぎました。

 

無知は怖いのです。

 

安倍のTVに映る雰囲気だけに、大半の国民は騙されたのです。

 

安倍については僕の個人的な意見です。

 

この本は、僕たちが国家権力(ライオン)から、いかに迫害されない、騙されないか?の重要本とも言えるでしょう。

 

ぜひ、一読を勧めたいです。

 

憲法の基本を知りたい方もぜひ!(非常に分かりやすい例えで解説されています)

 

ここで、短文書評を載せます。

「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」3.5点。憲法について、「国家権力=ライオン」と「檻=憲法」というたとえを使って、初心者に非常に分かりやすく解説してくれる名著!118ページしかないのに、かなり濃密な内容である。憲法について深く学びたいなら、まずこの1冊から読むのが正解であろう」以上、ここまで。

 

「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」

 

最後に、タイトルの日本の政治やTVへ期待するべきか?への僕の回答は、「そこまで期待せずに、自己防衛に時間と労力を費やした方ががコスパが良い!」です。

 

日本に救世主(政治家など)が現れる前に、個人が沈没してしまいそうです。

 

また、憲法の本を読んでから、国家権力(ライオン)の恐ろしさを再確認しました。

 

実際に、僕は安倍によって、被害を被りましたし。

 

自民党が圧倒的な与党なのは、代わりの気配がないということで、危機的状況なのです。

 

もう少し、二大政党制の気配ぐらいはあった方が良いです。

 

ではこの辺で。(5547文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「憲法がわかる46のおはなし 檻の中のライオン」

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