どうも、武信です。(No996)
今の政治形態は、ずっと旧来からシステム・構造が変わらず、「現在にまで至って続いている」と僕は考えています。
で、もうこの際だから、「2020年代は政治も新システムに移行したらいいのでは?」と僕は感じました。
「仮に僕が政治家だったらやりたいこと」を述べていきます。
「旧来の政治家はあまりやっていなかったこと」と言えるでしょう。
「その斬新な手法とは何か?」詳しく説明します。
興味がある人は続きをお読み下さい。
1 コミュニケーションコストの話。
まず、本題に入る前に、コミュニケーションコストについて書きます。
この知識の前提があってこその本題だからです。
以下の記事から、まとめます。
コミュニケーショの効率を高めるには?「コミュニケーションコストが高い「国や企業」は非効率である」
コミュニケーションコストとは、「コミュニケーションにおいて労力がかかること」を指します。
その労力が高いと、意思疎通で時間や手間がかかりすぎ、「国や企業の組織運営において効率が悪くなる」のです。
さて、コミュニケーションとは、いかにお互いが意思疎通して分かり合えるか、理解し合えるかは重要事項です。
その際、次の4象限のパターンがあります。
1 話し手・書き手が分かりやすく話し、書く(表現力高い)&相手の分かりにくい表現も理解・読解できる。(理解力・読解力高い)
2 話し手・書き手が分かりやすく話し、書く(表現力高い)&相手の分かりにくい表現を理解・読解できない。(理解力・読解力低い)
3 話し手・書き手がわかりにくく話し、書く(表現力低い)&相手の分かりにくい表現も理解・読解できる。(理解力・読解力高い)
4 話し手・書き手が分かりにくく話し、書く(表現力低い)&相手の分かりにくい表現も理解・読解できない。(理解力・読解力低い)
つまり、「表現力高い・低い」と「理解力・読解力高い・低い」の4象限です。
このうち、3の「表現力低い、理解力・読解力高い」層をたくさん生み出してきたのが現代文教育なのです。
現代文は読解に比重が置かれ、しかも分かりにくい文章で書かれています。
しかし、この世に分かりにくく話し、書く人がいる以上、この読解力は必要でもあります。(だから現代文を全面的に批判するわけじゃないです)
ですが、問題は現代文ばかりで高評価してきたことです。
現代文のわかりにくい文体や文章に慣れすぎたため、表現でもわかりにくい文章を書く人を量産したのです。3の「表現力低い&理解力・読解力高い」人ですね。
小論文もやらせればよかったのです。
小論文において、分かりにくい文章を読ませて要約させれば、要約力が見られる上に、理解力・読解力も把握可能です。
その上で表現部分で、わかりやすい文章を書けているか(しかも内容も重視して)を見るべきなのです。
しかし、小論文においてでさえ、分かりづらい表現を評価する採点者がいたとしたら、小論文の良さをまったく理解してないことになります。
日本のエリート?は現代文教育の弊害をかなり受けており、この層が多く、表現力が低いので、表現力が高い人に任せるべきところは任せた方がいいのです。(後で述べます)
1の「表現力高い&理解力・読解力高い」は完璧な人です。こういう人とコミュニケーションするのは楽です。
2の「表現力高い&理解力・読解力低い」人は、一部限定でいるかもしれません。本を普段読まないので、文章読解力は低いけど、会話上手(営業マンなど)な人たちのことです。
4の「表現力低い&理解力・読解力低い」人は、コミュニケーションにおいて、お荷物的な存在です。意思疎通で苦労します。
4の人は一般国民であり、多数派なので、こういう層に向けて政治家は発信しなければなりません。
政治と経営の話については上記の記事を読んで下さい。(省略します)
ここで、理想のコミュニケーションについて書きます。
世の中には大雑把に分けて、
1 視覚派(目から情報を吸収するのが効率が良い人達)
2 聴覚派(耳から情報を吸収するのが効率が良い人達)
の2種類がいるとします。
視覚派には、文書やネットでの掲示板?で情報を共有します。
聴覚派には、プレゼンの達人みたいな人が音声を録音して皆に共有します。
これで2種類のタイプに、情報を効率よく共有させることができます。
そして、前提知識として、何かの企画や意思決定や合意を得るためには、情報を共有しておく必要があるのですが、その情報を共有するのにも最低限の予備知識が必要になります。
その予備知識も、視覚派と聴覚派用に文書や本や、音声などで渡します。
これで予備知識を学んで、情報を共有する下地ができました。(皆がさぼらなければ、または理解力があればです)
そして情報を共有し、合意しやすくなり、意思決定のスピードが上がり、従業員も社長も納得して仕事ができ、効率が良くなります。
ですが、ここでさぼる人や理解力が低い人が混じっており、そういう人にはある程度の精度の高い主張の信憑性が分からない、理解できないのです。
そうなると、反対派や抵抗勢力になります。または、自分の権益や利益や生存が脅かされそう(職を失うや給料が下がるなど)になると、抵抗し始めます。
こういう層に対しては、トップに権限をある程度、渡して反対意見をスルーし、強引に通す必要もあるのです。
そんな抵抗勢力の言い分まで聞いてたら、改革なんて一向に進みません。
というわけで、トップを中心に、視覚派と聴覚派(またはその中間も)に合わせて情報を共有し、合意をしやすくした上で、明らかな抵抗勢力はスルーして、改革を推し進め、効率の良い組織運営をして、鍛えて生存しなければならないというわけです。
これが僕の考える理想のコミュニケーションです。
TV放送は、聴覚派にはうってつけの媒体ですが、視覚派には効率が悪いのです。(ただしテロップもあり、視覚派も理解しやすくはなっています)
視覚派と聴覚派とその中間派などの割合を、僕は知りません。
これらの認知特性によって、コミュニケーションの不通ができているとも言えます。
聴覚派は、僕の文章なんてまず読みませんから。
ある程度、的を射ていることを言っていても、聴覚派は文章を読むのが得意ではないので読みません。
よって、聴覚派まで伝えたければ、YouTubeやツイキャスなどでも同時に伝えないといけません。(政治家の場合、TV放送ですね)
世の中を変えるにはきちんと理解してもらうことが始まりですが、たとえ理解してもらえても、自分の権益を脅かす人には抵抗する人たちが多いのです。
だからこそ、世の中はなかなか変わらないのですね。以上、ここまで。
2 僕が考える理想の政治。
僕が考える理想の政治とは以下です。
コミュニケーションコストを極力まで効率化させるために、Webサイトと動画(YouTubeやTVなど多数)両方で発信し、資格派と聴覚派に対応させます。
で、国力を上げるために、前提知識の情報をなるべく多く共有することにします。
今まで、政府は国民を飼いならすために、前提知識の共有を行なってきませんでした。
「積極的に情報を知らない人達、得ようとしない人達」は切り捨てていたのです。
いろいろな政府の助けを得るためには、役所に届け出をしないといけませんし、縦割り行政のため、役所も複雑であり、法律・税金などの仕組みも複雑なのです。
そして、「国民にはなるべく無知でいてもらい(つまりバカのまま)、大半の国民に選挙への関心をなくさせ、組織票で勝つ」ということをしてきたのが自民党なのです。
で、これは実は野党に使える手法なのです。
野党が、僕の「ホントのメディア」並みのWebサイトを作り上げ、しかもYouTubeでも情報発信していけば「野党の思想や政策の良さ」が伝わり、与党から票を奪えるかもしれません。
当然、自民党も対応しなければ、野党にどんどん国民は吸い寄せられていきます。
つまり、「国民の役に立つ大規模サイト」を野党や自民党など政治家が作り、YouTube?(自前の動画配信サイトを作るのあり)で発信し、魅力をアピールすればいいのです。
僕が仮に野党であり、法律に引っかからなければその戦略を採ります。
Webサイト構築はNoCodeなどありますから格安で作れそうですし、動画配信もBANされないのであればYouTubeで当面やり(アーカイブは手元に保存しておく)、文章能力がないのであればライターを雇えばいいのです。
そんなWebサイトや動画サイトがあったら、政治にもう少し興味を持つと思いませんか?
ちなみに、旧来の政治家は国民になるべく賢くなってもらいたくなく、情報を積極的に提供しようとせず、その割には「頑張れ!」と無茶振り・相反することをしてきたのです。
さて、政治家のサイトなのですが、コンテンツは専門家寄りの外交・軍事などよりは、国民の生活に直結する「子育て、教育、法律、医学、税金」など、手がければいいでしょう。
外交や軍事などは国家機密になりえそうですし、国民もそこまで知りたくないでしょう。
そして、対話方式など、読みやすい文章構成にして、Webサイトを作ります。
で、そういう政治家の大規模Webサイトがあれば、「詳しくは後でWebサイトを見て下さい」とTVでも言えるのです。
正直、TVの会見を見ていて、時間の無駄を多く感じました。
記者とのやり取りも、なんだか無駄に感じました。
記者は「政治家の政策のあら捜しをしてやろう! または改善策はあるのか?」と聞きたいわけであり、政治家側は「なるべくあら捜しをされないように防御し、曖昧な答え(検討しますなど)を使うか、質問に直接答えないようにしよう」としているとしか思えないのです。
こんな不毛なやり取りに時間を割くぐらいなら、「Webサイトに全部、載っています」にした方が国民も時間があるときに見ればいいので、分かりやすいです。
で、どうしても伝えたい重要情報だけ、TVで話せばいいのです。
あと、僕がやることは、LINEですね。
政党のLINEアカウントを作り、大規模Webサイトの更新情報の他に、「国民に役立つお知らせ」を定期的に伝えるのです。
「国民に役立つ情報」が基本であり、解除したい人は解除すればいいのです。
当然、「選挙の投票お願い行為」などは禁止されますね。
いわば、政治の世界にも、民間がやっているようなファン作りを取り入れるのです。
「大規模Webサイト」「動画配信サイト」「LINE」の3つの武器があり、その中心コンテンツが「国民の役に立つ情報」であれば、国民も登録し、定期的に見るようになるかもしれません。
そして、長期的に見ればみるほど、加えて有益な情報であればあるほど、ファン化していき、票につながると僕は思います。
ちなみに、「個人アカウントは禁止したほうがいいのでは?」と思いますけどね。
あくまで、党の宣伝なので。(個人アカウントだと、威力が分散されますし、国民もどれを見たらいいか?迷います)
この手法が法律で禁止されていないのであれば、是非、取り組んだ方がいい手法だと思います。
政治家にも、国民にも、Win-Winな手法です。(禁止される理由が分かりません)
ちなみに、僕の政治思想?は以下の記事に書いています。
公開討論会での目指す国家像「僕の目指す国家像2 さらに説得力が高まる論拠をつける&あなたのビジネス・人生に役立ちます!」
ちなみに、僕は政治には興味がありません。
DaiGoみたいに「一部のファンを助ける活動が性に合っている」と思ってます。
古い政治システムを刷新してもらいたと切に願います。
余談。
余談ですが、安倍の記者会見や国会での答弁は酷いものです。
安倍の答弁の特徴として以下があります。
1 話が長い。(無駄な箇所が多すぎます)
2 独特のリズムと口調で話をし(「ございます」「であります」など挟む)、理解しにくいです。
3 質問に明確に答えません。(質問の意図を果たして理解しているのか?不明です)
4 綺麗な言葉ばかり並べますが中身がありません。
まぁはぐらかすための答弁であり、不毛な時間というわけです。
安倍により、法律が歪められ、おそらく今後、軽い犯罪なら、「不起訴にするしかない!」ケースが続出するかもしれません。
安倍基準が新たに設けられるのです。
民間企業なら、社長が、部下や参謀からのアドバイスを間違って採用し、致命的なミスを犯したら、失脚するか、責任を取って辞めるのですが、安倍は秘書のせいにし、辞職する気はないのです。
安倍からしてみれば大悪人である秘書は、安倍の秘書を単に辞めただけであり、安倍は秘書に対して「訴訟は起こさない」ということですが、理由は「今まで長年、面倒を見てきたから」なようです。
それにしても、秘書の罪は略式起訴(罰金100万)であり、かなり軽いのです。
あれだけ国会で虚偽答弁を繰り返し、国会の時間を浪費しまくった挙げ句、秘書のせいにして、のうのうと安倍自身は生き永らえようとしているのです。
「民間なら許されない」ことであり、安倍自身も今後、「民間に強く言えない立場」になると思われるので、政治家生命としては終わったと思います。
説得力がまったくなくなりますよね?って話です。
キングメーカーの地位確保とか言われていますが、「信用は地に落ちた」と思われます。
政治家には生産性という概念がないのでしょうか?
不毛な時間という意識はないのでしょうか?
民間には「生産性を上げろ!」など散々言っておいて、自らの政治システムは昔のままで、生産性が極度に低いのです。
もう不毛なやり取り(記者会見など含む)を国民に見せて、垂れ流す時代は終わりにしませんか?
「ITツールを使いこなす政治家が出てきて欲しい!」と願います。
ではこの辺で。(5888文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。