台風19号の「史上最大級」表現は盛りすぎなのか?陰謀なのか?

どうも、武信です。(No42)

 

2019年10月12日現在、台風19号が猛威を振るい、「史上最大級」と噂され、ツイッターや新聞などで流れています。

ですが、この「史上最大級」という表現は盛りすぎなのではないか?と疑う記事が出ました。

 

以下の記事に詳しいです。

https://news.yahoo.co.jp/byline/morisayaka/20191012-00146455/

「台風19号「世界史上最大級」「カテゴリー6」「2つの目」は本当か?」というタイトルです。

 

この記事から引用します。

10日の電子版Annex スポニチに、刺激的なタイトルの台風記事が掲載されていました。

「地球史上最大級か? 台風19号の勢力に世界が注目 衛星写真に騒然」と名付けられたタイトルのもと、以下のようなことが書かれてありました。

 

略。

 

ここで気になったのが、台風19号が「地球史上最大級」であり、「カテゴリー6」に相当すること、さらに「2つ目の目」が元の台風の目の周囲にできていることです。本当にそうなのでしょうか。

 

略。

 

というわけで、カテゴリー5であった台風19号を「地球史上最大級」とするのは、盛り過ぎといえましょう。

ただよく見ると、スポニチのタイトルには「最大級?」と書かれており、まんまとはめられてしまった感じがします。

 

台風19号に関しては、この他にも「千年に一度のレベル」「23区3割浸水」などと言った、大げさともいえる噂が流れているようです。

デマは人々が不安なときに、より広がるもの。混乱のなかでも冷静な目で物事を見たいものです。

 

ただ今回の19号に関しては、これまでに経験したことのない規模で静岡県や関東地方に上陸する恐れが高まっています。

想定外の風雨や高潮が予想されます。やり過ぎと思えるくらいに準備をしておくことをお勧めします。

 

著者。森さやか。NHK国際放送局気象アンカー。 以上、ここまで。

 

この記事を読んで僕が考えたこと、感じたことをまとめたいと思います。興味がある人は続きをお読みください。

 

1 読売新聞からの引用。

まず、以下の記事を貼ります。(消されたようです)

「千葉・市原で竜巻か、住宅倒壊…軽トラ横転男性死亡」というタイトルです。

以下、引用します。

 

過去最強クラスとされる台風19号は12日午前、勢力を維持したまま本州に接近し、東海地方の一部が暴風域に入った。

午後には関東を直撃する見通しで、11都県の460万人以上に避難指示・勧告が出されている。

9月に台風15号の被害を受けた千葉県では突風によって住宅が倒壊するなどの被害が出ている。以上、ここまで。

 

読売新聞まで、「過去最強クラス」という表現を使っています。

「史上最大級?」よりは抑えられた表現が「過去最強クラス」ですが、それでも何となく違和感を感じます。 

その違和感の理由を僕が解説します。

 

2 僕の違和感の正体。

僕はこの「史上最大級?」という表現が意図的に流されたのでは?と推測しています。

 

上の森さやかさんの記事によれば、アメリカの気象局はハリケーン(台風と本質的に同じもの)の強さを、カテゴリー1から5の5段階に分けており、「5」が最大で、その風速の基準は風速70m/s以上です。

 

今回の台風19号の最大の勢力時の風速は72m/sだったので、限りなくカテゴリー「4」に近い「5」であり、「6」とは程遠いそうです。

 

だからこそ、「史上最大級」という表現は盛りすぎだと主張していたのですが、この表現をある意味広めた電子版Annexスポニチとはどんな媒体なのでしょうか。

 

「スポニチ」は、株式会社スポーツニッポン新聞社の発行するスポーツ新聞であり、発行元であるスポーツニッポン新聞社は、毎日新聞グループホールディングス(以下、毎日新聞グループ)の主要企業であり、グループの中核事業でもある。とあります。

 

毎日新聞グループと関連がありそうです。

ですが、読売新聞も流れに乗って「過去最強クラス」と載せています。

 

基本的に、新聞社とTV局の関係は以下になります。

日本テレビと読売新聞。(関係が強い)

テレビ朝日と朝日新聞。(関係が強い)

TBSと毎日新聞。(業務上の関係は強いが、資本関係はほとんどなく各々独立状態)

フジテレビと産経新聞社。(報道関係でお互いに協力)

テレビ東京と日本経済新聞社。(提携関係)

東海テレビ(愛知県)と中日新聞。(結びつきが強い)

NHK。公共放送であり、民放と新聞社とも関係ない独立報道体制。

 

今回は毎日新聞が独断で行ったか、TBSも若干絡んでいる可能性があります。

で、読売新聞も追随しています。

 

そこにNHKの国際放送局気象アンカーの森さやかさんは「それは盛りすぎだよ」と指摘したわけです。

果たして、毎日新聞(やTBS)は何をしたかったのでしょうか?

 

僕はマスコミ(TV局や新聞社など)は完全に独立しているわけじゃなく、利害関係があると思っています。

 

TVerとは、民放5社の「日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ」と、広告代理店4社「電通、博報堂DYMP、ADK、東急エージェンシー」が共同出資したネットTVです。

 

ネットTVでは民放と広告代理店は利害が一致し、合意しているのです。つまり、利害が一致する面だけは手を取り合うのです。

 

この知識を前提に話を進めます。

毎日新聞がまず先手を取り、そして読売新聞も追随し、ネットでは「史上最大級クラス」と流れまくりました。

 

で、NHK@首都圏は以下のニュースを流しました。

東京の江戸川区は荒川流域の平均雨量が500ミリを超えると想定されることから、浸水の恐れのある地域の21万4000世帯、43万2000人に避難勧告を出した。

江戸川区は区内の小学校と中学校65校を避難所として開設し、速やかに全員避難するよう呼びかけ。以上、ここまで。

 

読売新聞も記事を書いています。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20191012-OYT1T50156/

「台風19号、東京・江戸川区で42万人に避難勧告」というタイトルです。

 

みさとさんのツイートは以下。

江戸川区に住むママ友から「避難勧告出されたけど、悩む」とLINEあり。江戸川区はもし荒川が決壊したら30分で区内全域、水位3mとなり2週間近く水位が下がらないという。

最悪70万人の区内人口のほとんどが建物に取り残され、全員救助には数カ月かかるらしい。それは未曾有の大災害以外の何物でもない。以上、ここまで。

 

江戸川区は荒川が決壊したら、かなりマズイ状態となるということです。

 

3 僕の勘違い?

僕は当初、台風19号の「史上最大級」という表現に違和感を感じており、NHKの人と同じように「盛りすぎなのでは?」と思っていました。

 

で、安倍政権がこういう報道をしろ!と言って、人々を不安にさせ、そして安倍政権がしっかりと対策をすれば「やはり安倍政権しかない!」と思うという不安商法という陰謀(やらせ)ではないか?と邪推しました。

 

ですが、今回の台風は本当にすごい台風であり、準備をしっかりしないとマズイ可能性も当然あります。

 

不安商法でも、本当のすごい台風でも、どちらにせよ、人々は不安になって、誰かが助けてくれたら、その人たちを支持します。

 

安倍政権からしたら「史上最大級?」という盛り付けを報道しておいて、不安を煽ってから対策をしっかりしておき、荒川が氾濫しないほどの台風なら「良かったね!」で済ませられますし、荒川が氾濫したら「避難勧告の指示は正しかった」となり、どっちに転んでも安倍政権はしっかり対応したと言えると邪推しました。

 

で、この「史上最大級?」という表現をわざわざ使って報道したのは毎日新聞が発端であることを知り、安倍政権とは関係ないのかと思い直しました。

 

a  究極の邪推。

または究極の邪推ですが、民放5社とNHKは既得権益であり、反既得権益を謳うN国党とは対立しています。

 

N国党の立花さんは「NHKをぶっ壊す」と言っていますし、今後は民放も敵に回し、「反既得権益」としており、立花さんは現実問題、民放からは嫌われているのです。

 

実際、警察に書類送検という悪いニュースは民放は続々と報道し、立花さんの埼玉参院選補選のニュースはテレビ東京しか流さなかったようです。

 

埼玉参院選補選のニュースが知れ渡ると、投票率が上がるかもしれないと恐れたのでしょう。

 

となれば、反N国党という利害では、民放とNHKも結託しており、与党もつながるのは当然です。(NHKと与党のつながりは深い)

 

となれば、毎日新聞という一見、何の関連性もないところが先手を取ったように見せかけ、実は民放5社とNHKも与党もつながっており、NHKは「盛りすぎだよ!」という記事を書いて、正しさをアピールしつつ、僕が最初勘違いかと思っていた与党の戦略も上手くいくという仕掛けかもしれないのです。

 

今回の台風で盛りすぎ表現が実は本当だとしたら、荒川は決壊しない可能性が高く、他の多摩川も決壊しないかもしれません。

 

それに、江戸川区民に避難勧告を出しても、どこに避難しろというのでしょうか?42万人も避難できる場所があるとは思えません。

 

となれば、荒川は決壊しないほどの台風だと実は事前に知っている可能性もあるなぁと僕は邪推してしまいます。

 

本当に決壊しそうなら、もっとちゃんとした避難勧告、または対策を取らないとマズイと思ったからです。

 

荒川が決壊して、江戸川区民に大きな被害が出たとなり、一応、避難勧告は出していても、それが甘かったのなら、あとで追及されるかもしれません。

 

みさとさんのツイートは以下。

先程の江戸川区のママ友、Twitterでの皆さんの忠告を伝えた。

すると、「避難所行ったが、人がいっぱい過ぎて、再び自宅に避難した」とのこと。

それはそうだろう。地方と違って70万人を収容できるキャパなどあるはずもない。区外って言っても、知り合いもいないし、行くところなんてない、と。以上、ここまで。

 

まぁ僕の予想が全部、邪推であり、思い込みであることを祈るばかりです。

 

ともかく、僕の本当の願いは「台風で被害者が極力、少なくなること」です。

 

で、盛りすぎの報道は辞めてほしいのです。本当の事実報道だけしてもらいたい。災害を政局などに利用するのも辞めてもらいたい。

 

ちなみにこれらの記事は単に邪推である可能性もあります。「深読みのしすぎ」かもしれません。

 

荒川、目黒川、多摩川が決壊しそうという情報もあり、もし決壊したら30年に1度の災害かもしれないので、大事であり、「史上最大級?」の表現もあながち間違っていなかったとなるでしょう。

 

台風の被害が極力、少なくなることを願うばかりです。

 

ではこの辺で。(4691文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。 

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