書評・レビュー 東野圭吾作「マスカレード・ナイト」

どうも、武信です。(No519)

 

2017年の記事です。

 

東野圭吾作の「マスカレード・ナイト」のレビュー・書評を書きますね。

 

星をつけるとしたら、4.5点です。(5点満点中)

 

読了するのに4時間ぐらいかかったと思います。1日で読み終えました。

 

興味がある方は、続きをお読みください。

短く、サクッと読める内容です。

 

 

1 マスカレード・ナイト書評・レビュー。

 

「マスカレード・ホテル」、「マスカレード・イヴ」に続く第3弾かな。

 

「マスカレード・ホテル」

「マスカレード・イヴ」

 

このシリーズはホテルでの殺人事件に近いものなのですが、一番、一般のミステリと差別化されている点は、ホテルマンの接客テクニックや、人間観察がある程度の見どころという点でしょう。

 

正直、3分の2ぐらいまでは3点ぐらいの出来なのですが、最後の3分の1で、4.5点まで跳ね上がるほどの終盤力です。

 

全てが収束に向かい、つじつまが合うという、「よくもこんな複雑なストーリーを考えたなぁ」と唸らされました。

 

このシリーズを読んだことがない人でも、楽しめると思います。

 

実際、僕は前2作の内容はほぼ忘れていますw 

 

しかし、この作品はミステリとしても、他にない特徴がありつつ、きちんと成立しつつ、さらにノンフィクションの陰の部分が隠されていると僕は感じました。

 

言わば、「スノーデン」のようなノンフィクションであり、暴露作である作品とどこか共通点があるような臭いを感じたのです。

 

この作品は、実は「ノンフィクションも混ざっているのでは?」と。

 

僕は、「パーフェクトヒューマン」という漫画を立ち読みで、ほぼ全部読んでいるのですが、この漫画と親和性を感じました。

 

「パーフェクトヒューマン」。

 

「パーフェクトヒューマン」を読んでいるうちは気づかなかったのですが、この作品を読んで、人名や象徴点が似ていると思いました。関連性を感じたのです。

 

もしかしたら、マスコミ(TV局や出版系など)だけで知られている裏の事実を作品化して、暗示しているのかもしれません。(これは僕が陰謀論を日々、感じ取っているからこその推測です)

 

しかし、その裏の事実が何なのか?までは把握できませんでした。

 

単なるミステリじゃないとだけは、僕は感じました。

 

終盤力が非常に高い作品です。お勧めです。

「マスカレード・ナイト」。

 

ではこの辺で。(1330文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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