どうも、武信です。(No482)
「人は専門分野以外ではバカ」という、面白い?タイトルを深堀して、話していきます。
読むだけで意識するだけで、コミュ力が上がる記事だと思います。
この意識がない人が、けっこう存在するからです。
大げさに言えば、「僕らはこの意識を当然の前提として、生きていくべきだ!」ぐらいにも思っています。
興味がある人は、続きをお読みください。
1 餅は餅屋「人は専門分野以外ではバカ」の意味。
まず、餅は餅屋とは、「何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。 また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということのたとえ。」とあります。
つまり、専門分野は専門家に任せた方がいいのです。
その専門分野はその専門家が一番、よく知っています。
これは逆から考えると、人は専門分野以外では、バカとも言えると思います。
もちろん、複数の分野にまたがって詳しい人もいれば、万能人(ゼネラリストやスーパーマン)もいるかもしれません。
ですが、基本的には専門分野以外ではあまり詳しくないか、得意ではないのが人としての生き物といえます。
2 幅広い分野から政治家へ。
これを具体例で、見ていきましょう。
まず、幅広い分野から政治家への転身の具体例から見ていきます。
スポーツ選手は各競技においては、例えば、プロ野球選手においてはプロ野球ではかなり上手です。
しかし、「政治家としてどうか?」と言われると、疑問符がつきます。
スポーツ選手はメンタルの強さは最強であり、身体能力は高いのですが(競技によって、違う)、頭脳面やコミュ力においては、未知数なのです。
柔道のヤワラちゃん(谷亮子さん)やアントニオ猪木氏や神取忍さんや大仁田厚氏など、政治家になった人は多数いますが、政治家としての力量には疑問符です。
単なる政治家当選のための人員か、広告塔の役割でしょう。
歌手であれば、歌は当然上手いですが、同じく政治家やビジネスマンとしては、疑問符がつきます。
今井絵理子議員の政治家としての力量も、かなり疑問符です。
スポーツや歌手以外では、その他の芸術(小説や漫画や絵画など多数)や、将棋や囲碁などの特殊競技があります。
それらから政治家になった人物といえば、小説家で政治家になった、東京都知事の石原氏と猪瀬氏がいます。
小説は頭脳競技であり、政治との関連性は比較的、高いと思います。
国語力は高いですから、他の方面の勉強に時間を割けば、政治家としても通用するのでしょう。
経営者や経営コンサルタントなどのビジネス界から、政治家になった人はいるのでしょうか?
経営コンサルタントの大前研一氏は、もう少しで東京都知事でしたが、落選しました。
今でも政治家向けの記事を、大量に書いています。
ホリエモンは経営者でしたが、当選はしませんでした。
起業家で言えば、タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏がいますし、ワタミ創業者の渡邉美樹氏がいますし、麻生太郎氏も麻生セメント元代表取締役社長です。
アメリカではご存知、トランプ大統領がいます。
ビジネス界の能力は、ビジネスセンスと実行力と意思決定力が大半を占めますが、頭脳競技の側面が強いので、政治家へも応用が効きやすいかもしれません。
弁護士やその他の資格業や医者などはたくさん、政治家になっています。
橋下徹氏は一番、有名な弁護士出身の政治家でしょう。
アメリカでは、オバマ元大統領もいますね。
弁護士は弁が立つのと、討論に強いのと、頭脳競技なのと法律が政治家に関連性が強いので、政治家向きなのですね。(あとは、経済学や防衛関連など、その他の知識を強化すればいいのです)
俳優から政治家といえば、山本太郎氏が浮かびます。
タレントといえば、蓮舫さんですね。
お笑い芸人から政治家といえば、東国原英夫氏がまず浮かび、次に、西川きよし氏や横山ノック氏でしょう。
政治学者では、舛添要一氏がいます。
ニュースキャスターでは、小池百合子さんがいます。
正直、知名度の高い芸能人などはTV慣れはしていますが、実力に関しては未知数でしょう。
3 幅広い分野からビジネスで成功する人。
まず、芸能人からビジネスマンとして、成功した例が以下の記事にまとめられています。
「知らなかった…サイドビジネスで成功している芸能人たち」というタイトルです。
https://matome.naver.jp/odai/2148447181368501401
けっこう人数がいますね。
政治家を引退してから、ビジネスで成功した人をググっても出てきません。
歌手業が上手くいかなくなってから、ビジネスで成功した人をググっても同じく出てきません。
失敗事例なら、小室哲哉さんはビジネスで大失敗しています。
スポーツ選手を引退してから、ビジネスで成功した事例はTVでやっていました。
ググり方が悪いのかなぁ。。。
ともかく、ビジネスで成功するための要素と、他の分野で成功する要素は共通点がある場合もありますが、異なる面も多々あり、やはり、そう簡単にはいかないと見たほうが良さそうです。
4 これらの知識を皆さんに応用するとすれば。。。
餅は餅屋であり、人は専門分野以外はバカという基本をおさえておくと、世の中において成功するためには、それぞれの各競技でゲームの勝ち方や求められる要素・素質が異なるという視点に気づけます。
以下の記事でも触れています。
「世の中はピラミッド構造」というタイトルです。
「世の中はピラミッド構造」(世の中の不都合な真実)
ということは、他人の専門分野に敬意を払えるようになりますし、他人が専門外なのに意見を押し付けてきたら、危険・注意信号だと察知もできます。
さらに、異分野への転身、転職は、それなりにちゃんと考えないといけないということが理解できます。
自分が今まで、それなりに通用してきた分野だったからといって、異分野でも通用するかどうかは不透明なのです。
そして、自分の専門外なのに、自分がまるで専門家にでもなったかのように、一家言を述べる人もいます。(近所の井戸端会議レベルでは、問題ないですけどね)
自分が努力し、身につけてきた専門分野に対しては、それなりに自負と誇りを持つのはいいことだと思いますが、専門外や異分野への対応の際は、注意した方がいいです。
僕の場合、理系と法律が特に弱いので、素人だと思っています。
自分の詳しくない分野については、「詳しくないです」と僕は正直に言います。
それが相手への誠意ですからね。
間違った情報を教えると、相手も間違った情報を覚える・理解することになります。
こういう基本・根本精神を持った上で、生きていくべしと思います。
ではこの辺で。(3075文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。