国債とは?「高橋洋一氏による国債についての解説が秀逸」

どうも、武信です。(No484) 

 

「国債とは何のことか?」知らない人も、少ならずいるかもしれません。

国債とは、「国家が歳入不足を補うなど、財政上の必要から発行する公債」のことを言います。

 

この国債について、高橋洋一氏の本を参考にして、まとめたので興味がある方は続きをお読みください。

 

短く、サクッと読める内容です。

 

 

1 政府と民間金融機関と日銀と国債との関係。

 

「99%の日本人がわかっていない国債の真実」の引用・まとめをします。 

 

政府は、国債を発行します

 

民間金融機関は政府から入札で、国債を買います

 

日銀は民間金融機関から国債を買い(買いオペ、量的緩和)、その利子収入(通貨発行益)を政府に納めます。(通貨発行益が国庫納付金となり、政府が使えるお金が増え、公共投資などが増え、結果的に雇用創出となって失業者が減ります)

 

また、買いオペ、量的緩和と呼ばれる金融緩和策により、民間金融機関から、民間企業などへの融資や投資が活性化します。

 

さらに、日銀が国債を買うと「円安」になります。

通貨の量の比率で、為替は決まるからです。

 

日本の円がアメリカのドルより相対的に多くなると、円の価値が下がり、円安になります。 

 

2 金融市場における国債。

 

国債とは金融市場では、「お金」あるいは、「コメ」のような役割です。

 

国債と株国債と社債を交換します。

 

国債を媒介しないと、株や社債は交換できない場合もあるのです。

 

国債がなくなったら、社債や株の取引が激減します。

 

企業は銀行からの融資のほかに、社債や株で資金を得ているので、たちまち資金難に陥るでしょう。

 

国債は「すぐに他の商品と交換できる、非常に使い勝手のいい金融商品」なのです。

 

3 国債には利子がつく。

 

また、お金と国際が違う点は、国債は少しでも利子がつくことです。」

 

金融機関は少しの利払いでも、得ていかなくては、商売を続けられないのです。

 

国債は、政府の借金です。

民間金融機関から、借りています。

 

民間金融機関が国債を買うから、政府は予算で、足りない分を補填できます。

 

また、借金ですから、国債には利子がつきます

 

金利に納得できなければ、民間金融機関は国債を買いません。

 

つまり、民間金融機関が今のところ、買っているということは、金利に納得しているということです。

 

4 財政破綻はない。

 

財政破綻が叫ばれますが、そんなことはありません。

 

もし「国債が多く発行されすぎている」と民間金融機関が判断したら、国債は買われなくなり、そうなれば、国債の金利はどんどん上がります

 

需要と供給の関係で、買いたい人が少ない場合は、買い手に、より有利な条件(金利を上げる)をつけなくてはいけないからです。

 

しかし、国債の金利は低いままです。

 

つまり、民間金融機関は国債を、まだまだ欲しがっているということです

 

国債は「発行されすぎ」ではないのです。以上、ここまで。

 

5 補足。

 

この高橋洋一氏の本はお勧めなので、国債についてもっと詳しく知りたい人は買いだと思います。

 

政治学、経済学系では、高橋洋一氏は一流のモノ書きだと感じます。

 

ではこの辺で。(1557文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

 

「99%の日本人がわかっていない国債の真実」

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