理想の子育てとは?「僕の姪っ子のケースから、理想の子育てを考えてみた」PART1

どうも、武信です。(No216)

 

僕には姪っ子がいます。現在、小学4年生です。

中学受験をする予定であり、中学受験の塾にも通っています。

 

ですが、今、現在、姪っ子は勉強をほぼしなくなりました。

 

この結果から考えて、どこで教育に失敗したのか?を僕は考察してみようと思います。

 

皆さんの、子育て、または部下指導にもヒントになり、応用できるかもしれません。

 

 

1 姪っ子が辿った教育。

 

まず、姪っ子が辿った教育を振り返ります。

 

IQは4歳?ぐらいで、130ぐらいはあったと思います。

 

東大生のIQの平均が120程度だと言われているので、かなり高いです。

 

で、僕の妹(姪っ子の親)は、この子は勉強ができる!と思い、教育熱心になったわけです。

 

確かに、言葉を覚えるのも速く、書くのも速く、理解度も速かったと思います。

 

ですが、小学1年生から塾に通い始めて、あまりにも熱心すぎたため、他の人からも「焦りすぎだ!」と妹は言われていたようですし、僕も「そんなに早く教育しすぎるのは反対だ!」と何回も言っていましたが、聞き入れられませんでした。

 

姪っ子ははまり性であり、凝り性であり、ゲームも運動も1回やったら、なかなか辞めません。

 

良く言えば、凝り性であり、とことんやるのですが、悪く言えば「諦めが悪い」という表現になります。

 

また、幼少期からメンタルが弱く、臆病な性格でした。

 

姪っ子は幼少期から、ゲーム禁止令が徹底的に出されており、さらにマンガ禁止令まで出されていました。(僕がゲームにはまって、現在、人生で成功者になっていない例を見て、僕のような人に育てたくないと思ったようです)

 

僕は、当然、ゲームもマンガもそれなりに有用だと思っているので(やりすぎは良くないですが)、姪っ子にはやらせたかったのですが、妹からは完全に禁止され、そして姪っ子も「ゲームをやりたい!」と騒いでいても、妹は「ダメ!」と言ってやらせませんでした。

 

で、幼少期から、勉強(塾の教材)ばかりやらされて、現在の小学4年生に至ります。(正直、可哀想です)

 

幼少期から、遊び(ゲームやマンガ)はかなり禁止され、勉強ばかりやらされており、途中、小学3年生あたりからは、姪っ子は反抗態度も見せ始めるようになりました。

 

妹は有名大学に入れたいばかりに、姪っ子に付き添って勉強を教え、姪っ子は嫌々、やらされており、時には金をもらって勉強したり、または妹におだててもらい勉強したり、果てには勉強態度も「足をどーんと前に出したり」、ゆらゆら身体が揺れたり、とにかく悪い態度でした。

 

「勉強がやりたくない」という態度は心底、伝わってきました。(僕は妹に頼まれて、姪っ子の勉強の手伝いを何回もやらされていたのです)

 

そして、他の塾の子は、「付き添いで教わるというより、基本的に自分で勉強し、塾への質問も自分でやるという態度」であり、成績も自力で勝ち取ったものでしょう。

 

しかし、姪っ子の場合は親の徹底的な厳しい指導(勉強やらなければゲームやらせないよ!や勉強しないと他のことやらせないよ!など)によって、嫌々やらされて、それでIQが高いからなのか、1番上のクラスに入るまでになり、しかも全国模試で成績が上位に載るぐらいでした。

 

ですが、その成績も「親の支援による底上げ」であり、姪っ子自身が自力で勝ち取ったものではなく、その点は塾に懸念され、塾には「突き放しなさい!」と言われていたのにもかかわらず、妹は「成績が下がったら可哀想」といい、塾の指導を無視し、さらに僕の指摘も無視し、支援を続けました。

 

ここで、最近、激変が起き、勉強の難易度が上がったことで、嫌々やっていた姪っ子が「問題が難しすぎる!」と逃げ始め、さらに成績も1番上のクラスから落ち、「もう塾に行きたくない!」と言い始めました。

 

さらに、姪っ子は社会性も乏しく、塾にも指摘されました。

 

しかも、「塾には行きたくない!」と言いつつ、「近くの中学には行きたくない!」(理由は校舎が汚いのと、プールや運動があるため)と言い、妹が「だったら中学受験の勉強をちゃんとしないと!」と言っても、理解しているのか分からず、「どうにかなるだろ」ぐらいにしか思っていないと感じます。

 

つまり、「プライドだけ高いくせに、努力はしない」のです。

 

で、僕は姪っ子に言いました。

「世の中は、努力してきた分だけしか、報われないよ。努力しなかったら、それ相応のモノしか手に入らないし、結果もついてこないよ」と。

 

で、姪っ子に「中学受験、どうしたいの?」と聞くと、あまり答えず、「最悪、近くの中学に行くしかないのかもね」ぐらいに言い、まるで他人事でした。

 

さらに、以下のことも姪っ子には教えたかったですが、まだ小学4年生ですから、理解できないでしょう。一応、大人向けに書いておきます。

 

「世の中は、「能力の低い、魅力の低い人」にはとことん冷たいし、厳しい。冷遇されるし、無下に扱われる。無視、無関心、放置もされる。で、「能力の低い、魅力の低い人」は周りからそういう扱いを受けるので、さらに魅力や能力が低くなっていく。誰も関わりたくなくなっていく。」

 

「それとは別に、「能力の高い、魅力の高い人」には社会は優しく、厚遇してくれる。もちろん、たまには理不尽な目にも遭うが。そして、人が集まり、どんどん魅力や能力が上がっていく。」

 

「こうして、世の中は2極化、格差が広がっていく。できる人と、できない人の格差はどんどん広がっていく。さらに、皆、自分を第一に考え、自己防衛で生きていき、周りには関心を示さないか、あまり助けないから、余計に格差は広がる。」

 

「皆、自分のことで精一杯、自己向上に熱心であり、できない人は放置していく。できない人は自分で気づかない限り、登り上がるきっかけさえ掴めない。誰かが助けてくれるなんて期待していても、誰も助けてくれないのが世の中」

 

以上を伝えたいですが、姪っ子には難しいでしょうね。

 

僕のブログは「魅力の低い、能力の低い人」でも、気づきを得て、登り上がるきっかけになれば!と思い、書いている面もあります。

 

もちろん、偏差値55以上向けなので、やはり元々、能力がある程度ある人向けですが。。。。

 

情報格差を少しでも縮めることに貢献できたら!と思うので、社会を憂う方はこのブログを拡散してください。

 

情報格差を縮めても、あとは実行力で決まる部分が多いのですが、「やる、やらない、やり続ける」より前に、「知らない」面で、負けている人が多い印象なので。

 

2 記事からの引用。

 

ここで、以下の記事を貼ります。

https://news.yahoo.co.jp/byline/otatoshimasa/20191205-00153535/

「「勉強をしない」と決めることも主体性」というタイトルです。

 

かなりの部分を、引用します。

 

一般に主体性というと、自ら進んで勉強するようなことを示すと思うが、白澤さんの調査で興味深いのは、「何かをしない」と決めることも主体性であるとしたことだ。

 

白澤さんは「『今はやらない』と決めることも主体性ですよね。面倒くさいけど取りあえず覚えるというのも主体性ですよね。嫌なことを避けるのも、本人の意思に基づいて決めたことなら主体性ですよね。それらの主体性を否定しておいて、都合のいい部分だけを主体性と呼ぶのは無理がある」と言う。

 

実際、2000人の高校生を対象にした調査の結果、彼らの主体性を「獲得行動」と「回避行動」の2つの因子に分類できることがわかった。

 

獲得行動とは、「満点や高得点を目指して練習問題を何度も行う」「勉強してもわからない内容があるときは先生に質問する」のような、何かをできるようにするために行う主体的な行動である。

 

回避行動とは、「努力しても無駄と感じたときは勉強を諦める」「授業中に当てられないように、わからないふりをする」など、ストレスや葛藤を回避するために行う主体的な行動だ。

 

獲得行動の頻度が多く回避行動の頻度が少ない状態が、いちばん「やる気」に満ちあふれたように見える。白澤さんはこの状態を「成長志向」と名づけた。

 

さらに、獲得行動は多いけど回避行動も多い状態を「完了志向」、獲得行動は少ないが回避行動も少ない状態を「参加志向」、獲得行動が少なくて回避行動が多い状態を「防衛志向」と名づけた。

 

「成長志向」がいちばんやる気があるように見えるのは当然だが、いちばんやる気がないように見えるのは一般に獲得行動頻度は少ないけれど勉強を避ける行動が多い「防衛志向」の状態であるはずだ。

 

でも、最も主体性が少ないのは実は「参加志向」なのである。

 

子どもたちのやる気を引き出し勉強時間を長くさせようと思ったら、いかに「成長志向」に導くかが大事になるが、その移行には明らかなパターンがあることが、調査の結果わかった。

 

すごろくのように、「参加志向」→「防衛志向」→「完了志向」→「成長志向」の順番でしか状態が移行しなさそうなのだ。

 

つまり、「勉強しない」ことすら選ばない状態よりは「勉強しない」ことを選ぶ状態のほうが「やる気すごろく」では前にいるということ。

 

勉強することに不安や恐怖を感じて逃げている子どもに対して、「逃げるんじゃありません!」と叱ることは、実は「やる気すごろく」では「1マス戻る」ことになってしまうかもしれない。

 

「防衛志向」の状態になってしまった子どもには、まずは「いったんは逃げることを認めてあげることが有効なのではないか」と白澤さんは訴える。

 

そのうえで、「最低限これだけは暗記しよう」などと成果の表れやすい努力を促すことが、やる気すごろくのコマを進めるコツだと提唱する。以上、ここまで。

 

この記事は大変、僕にはタイムリーであり、記事には図も載っていてわかりやすいので、詳しく理解したい方は記事を読んでください。

 

僕の姪っ子は最も主体性が少ない「参加志向」ではなく、獲得行動が少なくて回避行動が多い状態である「防衛志向」(つまり、勉強をしないという主体性)の状態であり、まだマシということです。

 

姪っ子にはいったん、勉強しないことを認めて、最低限の努力を促す程度にするしかないのかもしれません。

 

ただし、それを「姪っ子自身が選んだ道」だとは毎日、言い聞かせることで自覚させ、勉強しないと決めて、中学受験に落ちても、悪い人生になっても「一切、不満を言うな!」と納得させ、「責任を取らせること」は確認すべきかもしれません。(小学4年生に理解できるか知りませんが)

 

次回は、ゲーム的勉強法を紹介します。

 

ではこの辺で。(4538文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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