統計のバイアス「一部を見て全体を知ることは間違いか?または一部は全体の何かを表しているとも言えるだろうか?」

どうも、「ホントのメディア」~自由人のための起業・フリーランス・副業塾~運営者の武信です。(No586)

2017年の記事です。

タイトル通りです。

タイトルに興味を惹かれた方は、続きをお読みください。

1 前置き。

一部を見て全体を知ることは間違いなことがあると、以下の記事で書いています。

「人には、二面性、多面性がある」

https://hontonomedia.com/whatiscommunitypowerpeoplehavetwosidesandmultiplesides/

「人には二面性、多面性があるのだから、一部だけを見て全部分かった気にならないほうがいいよ」という主張でした。

ですが、以下の記事では、一部が全体の何かを表している可能性があると逆の主張をしています。

「女性の方が人生はイージーゲーム 再考察編」

https://hontonomedia.com/womenhaveabetterlifewomenareeasiergamesinlifereconsideration/

https://hontonomedia.com/womenhaveabetterlifewomenareeasiergamesinlifereconsideration2/

ハインリッヒの法則ですね。

または、自殺者の原因・特徴から、全体の傾向が推し量れるかもしれないという推論を立てました。

つまり、自殺者3万人の背後には、ある一定数の自殺者予備軍がいるという話です。

その予備軍でも、程度の違いはあり、「本当に自殺に近い状態にいる人」から、「死にたい」という気分だけがある人まで幅広いでしょう。

ですが、自殺者の要因から、全体にそういう層がいることは推測できます。

予備軍というのは糖尿病予備軍もいますし、とにかく、何かの一部の現象が、全体の一部を指している場合もあるということです。

2 自殺者の数&いじめの例。

上の記事では自殺者の特徴、傾向を表している層が生産年齢人口の男性の16%はいるのでは?という結論に一応、達しましたが、正確な数は不明です。(インターネットによる大規模調査では25%、つまり、4人に1人でした) 

マジョリティではないですが、無視できるほど小さな数字でもないでしょう。

いじめ自殺も典型例でしょう。

いじめで自殺する子どもは少ないですが、いじめが日常茶飯事で行われていることはほとんどの人が知っています。

以下の記事に載っています。

「減らない子どもの自殺 昨年、小中高生320人」

https://www.asahi.com/articles/ASK4P04M6K4NUUPI007.html

警察庁の統計によると、2016年、320人の小中高校生が自殺で亡くなった。小学生12人、中学生93人、高校生215人。3分の2は男子だった。以上、引用。

3 外れ値なのか、一部が全体の傾向まで及んでいるのか、の見極め。

いじめ自殺者は外れ値に見えますが、いじめ自殺予備軍、またはいじめ自体が行われていること(軽いものから、重いものまで)は事実です。

これはケースバイケースでしょう。

例えば、テロや猟奇殺人を起こす人は外れ値であり、これら一部の現象を全体に広げるのはおそらく、間違いでしょう。

外れ値なのか、一部が全体の傾向まで及んでいるのか、の見極めは重要だと思います。

統計学の話でも、全数調査はコスパが悪いので、標本調査により、サンプルを一定数集め、有意かどうかで、一部が全体を表しているかどうかを推し量ります。

一部が全体の傾向を表す場合と、そうじゃない場合があるので、その都度、考えた方がいいでしょう。

4 1人の人間の判定。

1人の人間を判定するには、二面性、多面性があるので、一部だけの限られた時間だけで、その人そのものを推し量るのはけっこう大変だと思います。

10分の面接で何が分かるのか?というと、ノンバーバル(身振り、手振り、表情など)や早口かどうか(情報処理能力)や理解力や、知識が本当にあるのか(自分のモノにして発言できるか)は推し量れると思います。

ですが、知識の量までは10分の面接では推し量れませんし、思考力も、1つか2つの質問だけなら、もしかしたら有能な人だったのにその質問とは相性が悪く、考えられなかった可能性だってあります。

また、就活用の演技(やる気や意欲や会社に対する忠誠心などのカモフラージュ)は頻繁に行われます。

そこまでは面接官は見抜けません。

人間性も、面接では見抜けないでしょう。(そもそも、人間性、人格が、仕事で大事な要素かも不明ですが。なぜなら、スティーブ・ジョブズも人格破綻者だと言われているからです)

5 主張している一部が外れ値かそうではないか?をケースバイケースで考えるべき。

このように、何事もケースバイケースなので、その都度、頭を使った方がいいです。

外れ値(テロや猟奇殺人のケース)を全体の傾向に当てはめるのは愚の骨頂ですが、外れ値じゃない一部を全体の傾向(または、マジョリティではないけど、無視できない傾向)だと捉えるのは間違いじゃないのです。

頭を使わない人は、主張している一部が外れ値かそうではないか?をケースバイケースで考えない傾向があると思います。

自殺者の要因は、僕は全体をある程度、表す傾向にあると考えています。

よく考えたら、3万人も自殺者が出る世の中っておかしいですよね?

その背後には潜在的に、会社でのかなりの苦しい立場に置かれている人達が控えていることは容易に想像できます。

正確には自殺者が2万598人と、37年ぶりに低水準となりました。

以下の記事で書かれています。

https://news.yahoo.co.jp/list?t=suicide

いじめ自殺者の背景には、軽いいじめから重いいじめまでかなりの数が存在します。

いじめ自殺者の数は外れ値に近いと思いますが、それでも全体の傾向を表しています。

まさに、ケースバイケースで考えた方がいいのです。

テロや猟奇殺人が外れ値であり、背後にかなりのそういう人達がいるとはとても思えませんが、自殺者は約3万人もいたわけですからね。

テロや猟奇殺人は相当少ない数ですから。

何ごとも柔軟に考えることが大事です。

頭を使わない人はその都度、考えず、パターン化して、省略化しがちです。

将棋という競技の凄いところはパターン化ばかりで勝負したら、負けることがある点です。

局面ごとに最適手を打たないといけないのです。

局面はかなり変わり、枝分かれしますし、最適手もその都度、変わるので、かなり頭を使う競技なのです。

将棋が得意な人は、そういう局面ごとに考える重要性を分かっている気がします。

そもそも、相当、頭を使う競技なので。

ではこの辺で。(2986文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・Youtube動画などを基にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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