統計のバイアス「発言している人の信憑性」

どうも、武信です。(No452) 

 

突然ですが、「発言している人の信憑性」って大事だと思いませんか?

 

その人が発言していることに、嘘が混じっていたり、間違っていたとして、それを真に受けてしまったら、「僕らは間違った情報源を信じてしまうこと」になります。

 

今回は、そういう盲点を深く追求した記事となっています。

 

深い話です。興味がある方は、続きをお読みください。

 

 

1 事実や真実を基を参考にしなければならない。

 

皆さんは誰かの主張を信じて、または根拠として、自分の行動を決めたり、人生戦略を練ったりすることもあるかと思います。

 

それこそ、遠い成功者から、身近の友人、浅い職場の人など、主張する人と、皆さんとの関係性は異なります。

 

まず、言いたいことは、何事も信憑性が大事という点です。

 

事実や真実を基に判断を下すからこそ、正しい結果が出やすいわけであり、捏造された話だったり、美化や脚色された成功話や失敗話や体験談、または、嘘がかなり混じった話などを基に判断を下したら、間違った方向に進んでしまいます。

 

事実や真実という、信憑性が担保された話を、参考にしなければいけません

 

この点がまず第一。

 

2 人は伝聞を介し、参考にする場合もある。

 

次に、まず、「自分の実体験こそは真実に近い」と、ある程度、言えます。

 

「百聞は一見に如かず」ということです。

 

しかし、その実体験すらも、偏っているケースもあるので、要注意です。

 

自分はある人(A)さんに、酷い行為をされたからといって、Aさんが悪い人だというわけじゃないかもしれません。

 

どういうことかというと、その酷いことをされた人自身に問題があり、Aさんはその人だけに酷い行為をしており、他の良い人にはしていないかもしれないのです。

 

そうなると、Aさんの評判は他の良いことをされた人にとっては「良い」となり、酷い行為をされた例外の人は「悪い」になります。

 

これが、実体験といえども、真実とは限らない例です。

 

実体験にも注意点がありますが、真実に近いことは多いでしょう。

 

しかし、人は全てのことを実体験できませんから、どうしても短い人生で上手く生きるには、伝聞を介さないといけません。

 

伝聞を参考にするケースも、多々あるということです。

 

伝聞の際、いろいろな立場の人から話を聞くと思いますが、その人達が言っていることが正しいのかは別問題です。

 

何をもって正しいと言えるのかも微妙であり、人それぞれなのですが、ある程度の精度はあると思います。

 

ある人(B)さんと直接、僕が話したとして、このBさんの主張していることは果たして信用できるのだろうか?と見抜くとき、僕の場合、総合力で見抜きます。

 

例えば、Bさんがメタ認知ができる人(自分を客観的に見れる人)ならば、自分への分析は正しいはずですし、他人への分析も正しい可能性もあります。(自己分析だけできて、他己分析ができないケースもあるので要注意です)

 

そういうメタ認知ができるBさんが評価するCさんのことならば、Cさんへの評価や体験談はある程度、正しいのかなと僕なら思います。

 

あくまでCさんへの僕の感想は、Bさんからの伝聞を基に判断しており、実体験していないわけですから、Bさんからの話で想像するしかありません。

 

ですが、そういう伝聞話もある程度、参考にしないと、短い人生では効率よく生きられないのです。

 

では、メタ認知できていないDさんがいるとします。

 

Dさんが僕に対して、Dさんの知人の悪口を僕に対して言っていたとします。

 

そうすると、そもそもメタ認知できていないDさんへの評価が僕自身は高くないので、Dさんの発言の信憑性が弱くなりますよね?

 

つまり、Dさんが悪口を言っている知人自体が悪いのではなく、Dさん自身に問題があるのでは?と、Dさんから話を聞いている僕自身が感じてしまうのです。

 

こんな嫌な性格のDさんが、悪く言う知人だけど、その悪く言われている知人に問題があるのではなくて、「Dさん自身に問題があるんじゃね?」とDさんの素行から判断するわけです。

 

もちろん、Dさん自身の性格が悪い人だとしても、その知人が本当に酷いケースもあり、見極めが難しいです。(この場合はあくまで、保留ぐらいの認識にとどめます。実際にそのDさんの知人と接してみないと真実は分かりません)

 

3 芸能人の例。

 

では、違う視点から見てみましょう。

 

芸能人はイメージや好感度調査などがあり、主にTVでの視聴から、視聴者は判断しています。

 

「彼氏、彼女にしたいランキング」や「上司にしたいランキング」などあります。

 

ですが、これらは本当に参考になるのでしょうか?

 

視聴者は、直に芸能人と深く接したわけじゃないですよね?

 

それなのに、TVの視聴だけで判断できるのでしょうか?

 

僕は難しいと思います。

あくまで、TV向けのキャラである可能性もあるからです。

 

メンタリストDaiGoはニコニコ動画で放送していますが、彼の口調から、頭が良いことは容易に分かります。

 

しかし、DaiGo自身も言っていましたが、けっこう嫌われキャラを演じているそうです。

 

もしかしたら、別の側面のDaiGoがいるのかもしれません。(いじめられっ子だったらしいので、人の痛みが分かる人なのかもしれません。よく、サイコパスだと言う人もいますけどね。または、生意気だと嫌う人もいました。ちなみに、僕はDaiGoは有能な本物の可能性が高いと判断しており、チャンネル会員になっています)

 

TVなどの一部の側面だけを見て、つまり、作られた虚像を見て、判断していいとは思いません。

 

それよりかは、その芸能人の友達から直接、伝聞で評判を聞いた方がもっと深いところを知れそうです。

 

ですが、ここも要注意点があり、その友達がその芸能人を悪く思っていたら、当然、バイアスがかかり、悪い話を聞かされることになります。

 

だからこそ、本当にその芸能人を知りたかったら、直に深く交流するしかないのです。

 

伝聞ではなく、直接の体験こそが、一番、信憑性が高いのですね。

 

まぁ、芸能人や政治家などは一般人からしたら遠い存在であり、誰もが身近に接することができない限界があるので、皆がその芸能人の真実を知ることは無理なのですけどね

 

そして、その芸能人本人にも関わる人数が限られており、選ぶ権利がありますから、一般人はその芸能人から何かのメリット(音楽や芝居や美や知識など多数)を受け取れれば良しでしょう。 

 

4 採用の話。

 

さらに、話を広げてみましょう。

 

採用の話です。

採用こそ、難しいです。

 

なぜなら、志願者の一部だけ、しかも、作られた姿から判断しないといけないからです。

 

面接では、志願者はほとんどが演技と、立派な美談を言います。

 

または不器用であり、面接慣れしてない、つまり、コミュ力はないけど、プログラミングなどの特別な能力があるケースもあります。

 

一番、判断しやすいのは前例、実績があることです。

 

営業職であれば、営業成績で結果を残した人なら、他の会社でもある程度の数字は見込めるでしょう。(ただし、営業は証券保険不動産など多様であり、それぞれ持ち味が違うので、同じぐらいの結果が出るかは別かもしれません)

 

プログラマーとしてちゃんとした成果物を、継続的に作ってきた人なら、能力が見えやすく、採用しやすいでしょう。

 

採用の判断の決め手として、難しいのは中途採用の場合であれば、前職を辞めてきた理由をきちんと知れるかにかかっているかもしれません。

 

前職を辞めた理由が「成果を出せず、解雇に近かった」なら、無能ということになりそうです。(または、その会社が合わなかっただけかもしれません)

 

前職を辞めた理由が「違うことにチャレンジしたい」であり、「結果を出していた」実績ありなら、意欲的な人と評価できるでしょう。(ただし、新分野でも、同じく成果を出せるかは未知数です)

 

5 僕の事例。

 

僕の事例も、書きます。(この事例に出てくるMMとは和解していますが、敢えて、過去の教訓話として残しておきます)

 

僕と昔、接していたMMという人物がいたのですが、MMは僕に嫌われてから、Twitter上で僕の悪口を言い始め、ネットで同意者を得ていました。

 

MMはネット上では強気ですが、リアルでは内気であり、弱々しい人であり、かなりのコミュ障でした。(このコミュ障はアスペなので、仕方ない面もあります。また、僕だけでなく同じ期間、MMと交流していた人たちはほぼ皆、「MMはヤバイ」という評価でした)

 

僕からすれば、MMによる風評被害ですが、MMと実際に交流してない人からしたら、MMの言うことを信じる人が当然、出てきます。

 

おそらく、MMと直接交流した人たちのほとんどは、「MMはヤバイ」と感じ、僕の発言を信じると思いますが(MMと関わっていた人、僕も含めて4人が「MMはヤバイ」と言っていた)、MMと関わっていない人はMMの発言と僕の発言のどちらが正しいかなんて分かりません

 

またはMMが一方的にTwitterで悪口を書いているので、それを真に受ける人もいるでしょう。

 

このように人の発言を信じる場合は、一方だけの発言を聞いて判断するのは危険ということになります

 

次の事例ですが、あるSという人がいて、Sはほとんどの人から嫌われており、実際に「S自身も嫌われていた」と言っています。

 

そして、今は「嫌われない勇気」を身につけ、大幅に改善し、嫌われにくくなりました。

 

ですが、当時はSはほとんどの人から嫌われており、Sの主張と僕の主張なら、「Sの主張はあまり信用に値しないと思われても不思議ではなかった」ということになります。

 

実際、Sの主張することの的確度は3割を切っており、僕の方が正しいことが多かったです。

 

SからはMMのようにTwitterで悪口を言うような風評被害は受けておらず、その点、MMよりはかなりマシです。

 

Sはプログラミング能力に関しては高いので、その点は僕は評価していましたが、当時の態度からは人間的に「ダメな人」と言われても仕方がなかったと思います。(僕だけでなく、S自身もたくさんの人から嫌われていたと認めています)

 

つまり、この話からも、一方の言い分を鵜呑みにするのは危険ということになります。

 

MMもSも仮名にしてあり、誰かは特定できないでしょうが、もし僕自身の話も信じられないというのなら、実際にMMやSと深く接してから、判断すればいいと思います。

 

MMは仕事仲間や恋人には、僕も含めた4人に対する態度は示していないようです。

 

つまり、仕事仲間や恋人からはMMは「普通の人」と見えていた可能性もあります。

 

しかし、僕も含めて最低人数4人が「MMはヤバイ奴」と意見が一致しているのなら、どちらが正しいことを知っているか?想像がつくのではないでしょうか?(職場仲間は浅い付き合いであり、見抜けません。恋人とも微妙な関係だったようです)

 

まぁ、今はMMも多少、以前と比べたら改善しているかもしれません。(と当時は書いていましたが、今はある程度、改善しています。あとはMMはいったん敵認定したら、相手の立場は全て無視し、攻撃する性格だと分かりました)

 

人の主張や伝聞を信じるのって難しい判断が迫られます

 

くれぐれも完全に鵜呑みで、安易に信じない方がいいと伝えておきます。

 

また、伝聞じゃなく、その人の主張も嘘の可能性があり、他人の証言や噂のほうが真実の場合もあるので、「百聞は一見に如かず」だから、接した印象が全てと思い込むのも危険ではあります。

 

採用の際の、敏腕面接官ですら、少ない時間では見抜きにくいのですから、少し会ったぐらいでその人の本性が分かるわけがありません。

 

その際、その人との直の接触よりも、他人の評判の方が当てになるケースもあります。

 

人の主張の信憑性や、人の本性や実力を見抜くのは、かなり難しいことなのです。

 

ではこの辺で。(5140文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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