読書の意味「それ、何の役に立つの?」思考。

どうも、の武信です。(No435) 

 

ある人に僕の情報を話したら、「それ、何の役に立つの?」と盛んに言われたことについての記事です。

 

僕が普段、情報発信している内容に「価値がない」と感じている人がいるという実例でして、それに僕が反論する形の内容です。

 

興味がある人は続きをお読みください。

 

 

1 記事の要約。

 

僕は前に以下の記事で、本を読むことの意味を書きました。

 

「膨大な無駄こそが必要であり、大事」PART2」というタイトルです。 

情報収集術「膨大な無駄こそが必要であり、大事」PART2

 

 

本は膨大な無駄な情報が詰まっており、そのせいで、本質や深い理解まで到達できる点が良いことだと述べました。

 

ネットや短い文章だと、なかなか本質や深い理解まで至らないのですね。

 

なぜなら、ダイジェスト版だからですね。 

 

2 「それ、何の役に立つの?」と言われる。

 

ここで、僕が以下の記事でメモした内容をある人に話したら、「そんな情報、検索したらいくらでも出てくるから、わざわざ本を読む必要はない」と言われました。

 

「書評・レビュー「GAFA 四騎士が創り変えた世界」というタイトルです。

GAFA(ガーファ)とは?書評・レビュー「GAFA 四騎士が創り変えた世界」

 

例えば、以下の情報です。

 

Amazonの時価総額は2017年7月25日現在で、4329億ドルです。(ライバルの小売業のウォルマートは2276億ドルです) 以上、ここまで。

 

確かに、Amazonの時価総額はググったら、すぐに出てくるでしょう。

 

ですが、ライバルのウォルマートまで気にかけるかは別です。

 

この情報の意味は、ライバルと比べて、Amazonは約2倍の規模の価値があるという点です。

 

次に、以下の情報も話しました。

 

Facebookは世界の人口の75億人のうち、12億人が毎日、Facebookとの関わりがあります。

 

たとえ話をすると、もしコンテンツ制作コストがなかったら、CBS、ESPN、バイアコム(MTV)、ディズニー(ABC)、コムキャスト(NBC)、タイム・ワーナー(HBO)、そしてネットフリックスの価値をすべて合わせるとどのくらいになるでしょうか?

 

答えは、今のFacebookの価値と同じです。以上、ここまで。

 

この話をしたら、「それ、何の役に立つの?」と言われました。

 

僕からしたら、「?」です。

 

単に、Facebookの時価総額を挙げて、「すげー」って言ってる人より、このような具体的な情報を教えてもらったほうがもっと想像しやすいと思っているからです。

 

Facebookのすごさをイメージしやすいように、説明する情報という意味で、価値があるのです。

 

この情報の価値がわかっていないのです。(まぁ、技術者ですから必要ないのでしょうね。僕のようにコンテンツ産業の人は重要な情報です)

 

さらに、「何か本に載っている情報で、検索して調べてあげるから教えて」と言ってきたので、僕は「そもそも、検索するという発想が思い浮かばない情報が本には載っている」と言いました。

 

例えば、以下です。

 

大学院の学位を持つ人は、最終学歴が高校卒業という人よりも、宗教に頼ることが少ないです。

 

またIQが高い人ほど、神を信じない傾向があります。IQが140を超える人で、宗教から満足を得るという人は6人に1人にすぎません。以上、ここまで。

 

このような情報はしつこく検索したら出てくるかもしれませんが、そもそも検索しようという発想自体が思い浮かびにくいでしょう

 

こういうことも分からず、「本を読むことには価値がない」、「ネットだけで事足りる」と言っていたのですが、僕の考えを聞いて「本を読むことも必要かも」と改めたようです。(IT分野はネットだけで、事足りて最強だと思っているようですが、少なくともビジネス分野に関しては本の価値を認めたようです)

 

僕からしたら、「今さらかよ」と思う次第ですが。。。

 

やはり、本をあまり熱心に読んだことがない人に、「本の価値」を教えるのは骨が折れます。

 

もちろん、8、9割のすっかすっかの本を読んでも、大した情報は得られませんけどね。 

 

3 本は要約などまとめる作業をしてこそ意味がある。

 

また、本を一度、サーと読んでも何となくしか僕は覚えられません。

 

概念が何となく分かるぐらいで、細かい固有名詞や数字などは覚えられません。

 

もし1回読んだだけで全て覚えられたら、超人です。

 

普通は、僕もそうですが、1回読んだ後に、付箋を貼った箇所を中心に要約したり、引用してまとめます。

 

その際、なるべく自分の言葉に置き換えて書きます。

 

そうやってまとめて初めて、なんとか理解し、人に説明できる形に頭が整理されるのです。

 

この作業をしないと、僕の場合、人に説明できません。(うろ覚え状態なので)

 

なので、僕は本をただ読みっぱなしにしないで、要約や引用をしたりして、まとめます。

 

この作業をしない多読派の人は僕は正直、労力を無駄にしている気がします。

 

以下の記事にも書いていますね。

 

2500はアクセスがあった、ちょっとバズった記事です。

 

「単に、読書している人を絶対視、尊敬するなという話」というタイトルです。

読書の効用「単に、読書している人を絶対視、尊敬するなという話」

 

ではこの辺で。(2557文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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