どうも、武信です。(No356)
「謎めいたタイトルだ!」と思った方もいるかもしれませんが、具体例をかなり書いて、「進化が全て良いわけじゃない」ことを示したいと思います。
正直、ビジネスマンには、「アイデア発想の宝庫の知識や事例」だと思います。
詳しく知りたい方は続きをお読みください。
力作記事です。
1 進化が全て良いわけではない具体例1、2
進化と聞くと、良いイメージを浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ですが、僕は「進化が全て良いわけではない」と思っています。
例を挙げていきます。
1 3Dテレビや3DSなどの、3D系が売りだされましたが、あまり販売が振るいませんでした。
消費者は、3Dにあまり魅力を感じなかったのです。
2 自動車の騒音は、電気自動車などになれば、技術的には消えそうですが、敢えて残そうという動きがあるようです。
理由は、騒音がないと近づいてきたかが分からないからです。
音が、消えればいいわけではないのです。
ちなみに、以下の記事で自動運転車はヘッドライトが不要になると書かれています。
「完全自動運転の実現で、クルマのヘッドライトは不要に?アウディが新コンセプト公開」というタイトルです。
https://japanese.engadget.com/2017/09/17/aicon/
2 進化が全て良いわけではない具体例3、4、5
3 電話の進化の延長線上に、ビデオ通話があります。
ですが、電話もまだ普通に多く使われています。
理由は、ビデオ通話は顔が映るので、女性なら化粧をしたり、身支度をしないと写したくないからです。
これも、ビデオ通話という進化が全て良いわけではないという意味です。
4 最新作のドラクエでは、2D画面が採用されるそうです。
3Dも並行して採用されていますが、2Dの画面もやはり分かりやすいですし、プレーしやすかったのです。
昔のドラクエの方が好きだった、というユーザーも一定数いるのでしょう。
5 将棋でAIが発達したら、「将棋棋士の仕事がなくなる!」と叫んでいた人もいたでしょうが、実際にはなくなっていません。
これは、人間対人間の試合を見たいというニーズがあったからでしょう。
これはよく考えてみれば、分かることでした。
女流棋士の試合が、なぜ成り立っているか?
二流の試合を見たい、というニーズがあったのです。
または、スポーツでいえば、高校野球の試合も三流の試合でも見たいニーズがあったということです。
または、YouTubeで将棋の生放送をしている人は弱い人達ですが、それもニーズがありました。
このように、全ての人が一流の試合だけを見たいと思っているわけではないことと、人間対人間の試合を見たいというニーズがあったので、AIがプロ棋士を打ち負かしても、将棋が消滅しないのです。
逆に、AIは面白い使われ方をされています。
プロの将棋実況の際には、AIが正解で、「プロの棋士たちはその正解の手を指せるのか?」、というドキドキ感があるのです。
また、形勢判断が分かりやすくなりました。
以前のAIがなかった時代の将棋の試合は、プロがなんとなく形勢判断を示し、正解の手もあやふやでした。
ですが、AIによって、そういう楽しみ方が生まれたのです。
3 進化が全て良いわけではない具体例6、7
6 音声認識ソフトがあります。
タイピングしなくても、文字化してくれます。
これは進化の証でしょうが、実は音声の場合、家族とかが身近にいたら、聴かれたくない内容を文字化する場合、困るでしょう。
よって、タイピングは価値があり、生き残ると思います。
小声でも、正確に認識してくれるところまで行けば、タイピングの実用性は弱くなる可能性が出てきますが。
Siriなどの音声認識ソフトも、周りに人がいて、人に聴かれたくない言葉を、検索などで調べる場合、使いづらくなります。
このように、音声認識ソフトという進化が、全て良いわけではないのです。
瀧本氏は以下のつぶやきをしています。
「スマホのイノベーションはほぼ終わりつつあって、次は音声入力端末だと思うので、音系認識のイノベーションは結構リソース投入されるし、そう遠くない将来非連続変化あると思います。」以上、ここまで。
僕は音声認識は発展はすると思いますが、従来のフリック入力やキーボード入力も残ると思います。
進化が全て良いわけではないのです。
ただし、脳で思ったことを認識できるような画期的なソフトが将来できたなら、思い浮かべるだけで、検索できたりできるので、周りに聞かれることがなくなりますね。
と書いていたら、Microsoftが画期的な音声入力ソフトを開発したようです。
「Microsoft Resarch、「息を吸いながら喋る」ことで周囲に気づかれずに音声入力を可能に…」というタイトルです。
https://shiropen.com/seamless/silentvoice
さらに、面白い入力装置が出てきました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1912/26/news099.html
「人差し指にQWERTYキーボードをかぶせ、片手で文字入力 米ダートマス大学など「TipText」開発」というタイトルです。
7 電子書籍に進化したからといっても、紙の本にも優位性があります。
以下の記事に詳しく書かれています。
「「ぱっと読み」で紙の本が電子書籍を上回る。それを克服するには?」
電子書籍の欠点 「ぱっと読み」で紙の本が電子書籍を上回る。それを克服するには?」
まだ他にも、「進化することが全て良いわけじゃない事例」はあると思います。
発見したら、随時、追加していくかもしれません。
ではこの辺で。(2682文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。