信用第一である「信用、信頼こそが世の中で一番、重要である」

  • 2019年12月28日
  • 2020年12月11日
  • 有料系
  • 100view

どうも、武信です。(No287) 

 

2017年の記事かな。

 

「信用、信頼」の重要性は言うまでもないことだと思います。

 

人間関係構築でも、まずは「ラポール(信頼)形成」が大事です。

 

人間は、「信頼している人の言葉」を信じます。

 

ビジネスにおいても、まずは「信じてもらう壁が高い」です。

 

今回はそういう「信用、信頼」について詳しく解説します。

 

興味がある方は続きをぜひお読みください。

 

短く、サクッと読める内容です。

 

 

1 ベイズ統計学の話

 

「信用、信頼こそが世の中で一番、重要である」

 

以下の記事でも言及しましたが、世の中で一番重要なのは信用、信頼です。

 

「この3つを身につければ、仕事人として有能だと見なされます。その3つとは?」

仕事ができる人の特徴3つ「この3つを身につければ、仕事人として有能だと見なされます。その3つとは?」

 

単なる紙にしか過ぎない紙幣が、お金として価値があるのは、国家を担保に信用があるからです。

 

円が買われるのは、日本の信用が高いからです。

 

では、信用・信頼の形成の仕方はどのようにするべきなのでしょうか?

 

ここで、僕の有料note記事「俯瞰経営学」の一部を引用します。

 

ここで実行段階の話と絡める形で、ベイズ統計学の話を書きます。

 

ベイズ統計学とは、最初に適当な(主観的な)推定値を決めておき、その前提のもとに実際の出来事を観察して、最初の推定値を随時、アップデートしていくことを指します。

 

例えば、あるビジネスパートナーとの取引の場面で、最初は「信用できる」「信用できない」の判断はまったく分からないから、五分五分と言えるでしょう。(もちろん、初対面で、目つきが悪そうという解釈などで、信用できないが70%からスタートするのもありです)

 

そして、その人の発言や行動を観察していくうちに、「信用できる」「信用できない」の主観的確率を修正していくのです。

 

言った発言を守らなかったり、致命的な嘘をつかれていたとしたら、「信用できない」の主観的確率は上がっていくでしょう。

 

その「信用できない」の主観的確率は、例えば、嘘をつかれた場合、その後の彼の発言は「信用できる」なら、0.8%の確率で「真実を語る」、0.2%の確率で「嘘をつく」となります。

 

彼が「信用できない」のであれば、0.1%の確率で「真実を語る」、0.9%の確率で「嘘をつく」などと設定するのです。

 

観察し、追加情報で修正し、発言や行動の確度を推定するのは、かなり威力があり、当たりやすいと言えます。

 

ビジネスの世界は不確実ですので、実行するときは、ベイズ統計学の主観的確率を修正していくやり方が合っています。(ビジネスの世界だけじゃないですけどね)

 

ちなみに、インターネットのスパム(迷惑)メールの検出・除去などでは、既に使われています。

 

また、ベイズ統計学は、コインフリップ(コインを投げる行為)で、表が出る確率は常に2分の1となります。

 

100万回振っても、次の1回は2分の1なのです。

 

しかし、現実の世界は、1000万回も続ければ、どちらか一方に収束します

 

理由は、1つ前の事象が次に影響を与えるからです。

 

これをデンプスター・シェーファー理論といいます。

 

コインフリップとは違い、現実の世界は全ての事象がつながっており、ベイズ統計学のようにはならないのです。

 

ベイズ統計学よりも、デンプスタ-・シェーファー理論の方が現実世界では正しいですが、確率論の教育の場ではベイズ統計学から教えられます。

 

これは、単に学ぶためのルールだからです。以上は、豆知識です。

 

ベイズ統計学も充分使えると思うので活かしたいですね。以上、ここまで。

 

2 僕の主張

 

信用はこのようにアップデートされていきます。

 

相手の行動、態度、出方次第で変化するのです。

 

信用を着実に積み重ね(約束を守るなど)、信用を勝ち取っていっても、致命的なこと(嘘や浮気、裏切りなど多数)をすれば、一気に信用失墜です。

 

その人は信用回復するのは、時間をまたかけないといけなくなるか、人によってはサヨナラとなるでしょう。

 

信用を失う行為をしておいて、「また、信じてくれ」という言葉ほど、おこがましいことはありません。

 

言葉ではなく、また長い期間の行動などで示さないと、無理でしょう。

 

信用とは、このように築くのは大変なのに対し、崩れるのは一瞬なのです。

 

このことを忘れずに、世の中を生きていくのが賢いと思います。

 

世の中でできる人ほど、「信用を大事にしている」と思います。

 

何しろ、紙幣は国家の国力などを担保にしているからこそ、あんな紙切れに価値が宿るわけですから、信用(皆が信じる、または信用される)が、いかに大事かが分かろうものです。

 

これを軽視して、信用を失うことばかりしていたら、その人は誰にも相手にされなくなるか、同じく裏切るのがOKな、信用ない相手としか付き合えないでしょう。

 

ではこの辺で。(2307文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「世界最高峰の頭脳集団NASAに学ぶ決断技法―不可能の壁を破る思考の力」

「すべてを可能にする数学脳のつくり方」

2冊とも良書です。お勧めです! 

最新情報をチェックしよう!