スマホで小説を読む「神様」

  • 2020年2月14日
  • 2020年12月30日
  • 小説
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どうも、武信です。(No693)

 


今回はスマホで小説を読む「神様」というタイトルで話していきますね。


短編小説です。


世の中の支配者である「神様」についての物語、小説です。


興味がある人は、続きをお読みください。


画期的な視点の話になったと思います。

 

 

「神様」

 

監視され、自己犠牲をし、日本を左右する支配者としての地位を得た者。

称号は「神様」。

 

神様は自己犠牲を主としたリーダーシップの持ち主だ。

サーバントリーダーシップとも言われる。

 

そんな折、大学生になった僕に「神様にならないか?」と持ちかけ話が来た。

僕は「え?」と驚いた。

 

「神様って何だい?」僕が聞くと、その話を持ちかけた大学の先輩は「日本の支配者だよ」と小さな声でささやいた。

 

先輩は「今、神様の地位が空こうとしているんだよ。そこで潜在能力で見込みのありそうな東大生で優秀な君にこの話を持ってきたってわけさ」と言う。

 

僕は「神様かぁ。日本の支配者なんだろ。。。 面白い話だなぁ。いい思いできそうだね」とニヤリと返した。

 

先輩は「いい思いかぁ。どうだろうね。ただ、日本を支配するからにはそれなりの貢献もしてくれないとダメなんだよ。そりゃ、そうだろ。日本を支配しているんだから何の犠牲もなしになれるわけない。それからこの契約は15年は続くからね。途中で辞めることはできない」と真剣な表情で言う。

 

「しかも、神様の地位に就いた後は他言は無用。誰にも話してはいけない。もし、話したことが発覚したら多額の賠償金を求められる。」と続けて言った。

 

神様は常時、監視され、全ての成果をメディアや政府に持って行かれプライバシーはない。

しかし、影響力が格段にあり、神様が持ちあげたい会社や人物はメディアによって強烈にプッシュされるようになっている。

 

逆に、神様が落としたい、干したい会社や人物はメディアから干される。

 

神様は壮絶な自己犠牲の代わりに強力な影響力を持つ。報酬は名誉だ。

 

しかし、普通の人には務まらないポジションである。精神的虐待に近い。

それが神様なのだ。

 

神様の地位を降りたくても15年は続けないといけない。

影響力はあるが名誉しか報酬がなく、自分は何も得ていないのでは?と感じる構図だ。

 

金も女も何も得られない。名誉のみ。

しかも自分の名前は表に出ることはない。

 

神様は壮絶な自己犠牲を払っているからこそ(監視により企業やメディアのネタになるし成果物を奪うことなど)、メディア側も神様の一存を尊重している。

これが神様なのだ。

 

先輩は心の中でこの構図をつぶやいていた。(僕には冷めた目線を向けながら)

 

さてさて。

 

神様の地位に就いた僕は次第に異常な状況に置かれていることに気づき始めた。

 

自分が推したアイドルやミュージシャンが売れ始めたり、嫌いな芸能人が失速したり。

 

そして、僕は起業家になりたいと思っており、事業計画などを考えたりしていた。

しかし、そのいずれもが他者によって先に実現された。

 

さらに、僕のプライバシーが漏れていると感じ始めた。

僕は次第に精神的に追い詰められ、神様の地位を降りたいと思うようになった。

 

だが誰にも相談できない。賠償金を求められるという。

僕を神様にしてくれた先輩になら打ち明けることができるかもしれないとふと思った。

 

僕は意を決して、先輩に打ち明けた。

「神様を辞めたい」と。

 

1年が経っていた。

 

先輩は呆れたようにため息をつき「その決断は本気なんだな?」と言ってきた。

「本当なら15年契約なんだよ、途中で辞めれないんだよ」とも。

 

「根性がないな」とも呟いた。

「先代は20年こなしたのになぁ」とぼそぼそ言っていた。

 

誰にも他言してないことは知られている。

他言したらメディアが察知し、賠償金が課されるからだ。

 

「分かった」と先輩は言った。

 

そして、僕に神様を辞める唯一の方法を教えてくれた。

 

僕はそれを聞いたあと、実行に移すべく、東大に向かった。

 

東大で優秀で知っている後輩に声をかけた。

「ねぇ、神様にならないか?」

 

以上。

 

砂鉄氏の4月7日のTwitterでのつぶやき。

 

天才は人を知れば知る程、「この世にはゴミしか居ねえのか…」ってなって人を憎み始めるから日本人は祭ることでそれを避けてるわけ。

 

天才を祭り上げて「貴方は神!」「神様凄い!」みたいな風に一段持ち上げてしまうことで人間が人間を軽蔑しないように神様が人間を愛するように誘導してきたわけよ

 

日本人の凄い人をすぐ神様扱いする習性、これは非常に良く出来た構造で、神様として祭り上げられた元人間は「人の競争の枠から外れる」んだよね。

 

神様は他人と競う必要がなくなり神事に集中できるし、人間の競争構造も一新されてそれまで2位~3位だった人が1位を競えるようになる

 

そりゃー、下から数えた方が速いようなゴミ人間は他人を知れば知る程「世の中は自分より凄い人間ばっかりだ、人間はなんて素晴らしいんだ」と思うに決まってんじゃん。

 

当たり前。上から数えた方が速い人間は他人を知れば知るほど「世の中ゴミしか居ねえのかよ、人間滅びろ」ってなるの

 

人間が憎み合うのは他人を理解しようとするからで「相手の事を良く知れば争いは無くなる」なんてのは左翼みたいな人間の底辺、誰の中身を見ても「自分より素晴らしい人間だ!」と感じられる底辺だけで優れた人間ほど他人を知れば「この世には自分以下のカスしかいないのか人間糞だな」ってなるの。

 

砂鉄氏は神様のことを知っているのかもしれない。

 

ではこの辺で。(2443文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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