どうも、「武信です。(No1003)
LINEが「新しいマッチングアプリ「HOP」を全国展開し、開始した」と知りました。
以下の記事に詳しいです。
LINE、マッチングアプリを全国展開 “友達の友達”と知り合う機能で差別化
2020年8月から、首都圏の1都3県の居住者を対象に、先行版アプリの提供を始めていたそうで、手応えがあったからこそ、2020年12月24日時点で、全国展開したのでしょう。
しかし、僕はこのアプリは「ヤバい!」と思っています。
「どういう風にヤバイのか?」を詳しく知りたい方は、続きをお読み下さい。
1 HOPの基本機能と僕の意見。(2021年1月9日時点)
このアプリは、LINEの機能を利用し、「友達の友達と知り合える」のがウリです。
1HOPとは、LINE友達を指します。
2HOPとは、1HOPの「LINE友達を介した、友達」のことです。
以下、3HOP、4HOPなどと続きます。
例えば、以下のような図になります。
僕 ⇔ 1HOP(LINE友達。HOPのアプリに登録した場合だけ表示される) ⇔ 1HOPの相手。(これはHOPに登録した人なら、誰もが表示される。写真やプロフィールも)
今のところ、僕のケースですが、5人の女性しか表示されてないということは、おそらく「僕の男のLINE友達は介していないのかな?」と感じます。(あくまで予想です)
男のLINE友達のさらなる女性LINE友達まで表示されたら、気まずそうですし、最悪、奪い合いに発展するからかもしれません。
あくまで、「異性のLINE友達のさらなるLINE友達が表示されるのでは?」と予測しています。(あくまで予測です。システムがよく分からないのです)
さらに趣味のハッシュタグを登録することができ、「趣味つながりで相手を探す機能」をつけています。
これは、この「趣味でも探す機能」をつけないと、そもそも他のアプリと違って条件などで検索できず、LINE友達つながりでしかつながれないので、「つながれる範囲が狭まる」と思ったからでしょうね。
実際、僕には5人の2HOPの女性しか表示されていませんから。(「誰が共通の介した友達なのか?」は、その本人がHOPに登録してないので不明です)
しかし、気まずいアプリですよね。
HOPに登録する人が増えれば増えるほど、友達相関図が丸わかりになります。
例えば、今の状態なら、5人の2HOPの女性を、誰が介したのか不明ですが、登録者が増えれば、僕にも分かり、さらにお互いに分かってしまうわけです。
「あ、あの2HOPの人、あなたの知り合いだったんだね!」とLINE友達に話すことになりそうです。(または話さず、隠す場合もあるでしょう)
自分の友達相関図って皆さんは、知られたいですか?
しかも、LINE友達に。
女性は男性の友達相関図を知りたいと思っており、しかも、「誰か分からない相手よりも、LINE男友達のさらなる友達を狙いたい欲求がある」と思います。
安心感があるのです。
しかし、男性は、どちらかといえば、友達相関図なんて知られたくなく、新しい女性に知り合いたいとしても、「まったくの未知の人でもいい!」と思っていると感じます。
そうなのです。
これは「完全なる女性目線のニーズ」を汲み取ったアプリなのです。
男のニーズは無視であり、「どちらかといえば、男は使いたくないアプリだ」と思います。
で、女性にはニーズが大きいですから、どんどん登録するでしょうが、男性はこのアプリの実態を知ったら、おそらく「登録したくない」と思うはずです。
少なくとも、僕は積極的に登録しようとは思いませんでしたが、怖いもの見たさで、実験的に登録してみて、試してみました。
普通のマッチングアプリは男女比が、男性が多く、7対3や6対4ぐらいになるそうですが、このHOPの場合、逆転もありえるかもしれません。
それにしても、LINE友達の友達と勝手?に知り合い、後で仮に結ばれたら、LINEの共通の友達に「あなたの知り合いと結ばれたよ」と言うわけですよね?
男からしてみれば、女性のLINE友達にいろいろと話しているかもしれず、その内容を後で、「2HOPのLINE友達にばらされる?」というか、「いろいろと話されるリスク」もあるのです。
LINEの女友達と迂闊な会話ができないのです。
これは、女友達同士での話のネタに男がされるわけであり、男からしたら嫌なのです。
もちろん、モテ男で、かなり評判が良いのであれば、良い評判が広がりやすいですが、それでも女同士の嫉妬などがあり、血みどろの争いに発展しないとも限りません。
そもそも、LINEの女友達も、完全な友達じゃなく、将来、交際に発展する間柄の可能性だってあるわけです。
LINE運営側は、LINE女友達?が「交際に発展する女性なのか、それとも単なる女友達か」まで、見極められないでしょう。
男からしたら、怖くて使いたくないアプリなのです。
となると、女性はどんどん登録し、男は敬遠し、男に有料課金するシステムなので、男が課金しなくなり、そのままフェードアウトという結果も充分、ありえそうです。
僕は「このアプリは失敗するのでは?」と見ていますが、もしかしたら、20代男性に限っては、友達相関図を知られてもそこまで気にしなく、普及する可能性も若干あるのかもしれません。
20代男性って、そこまでLINE女友達関係を深刻に捉えておらず、ウェイウェイな関係っぽそうだから、案外、気にしないのかなぁと。
30代以降になると、ある程度、友達を厳選し始めるので、男は特に友達相関図を知られたくないでしょうし、女LINE友達とも親密な関係に発展するかもしれず、怖くて、HOPを使えないでしょう。
ちなみに、「六次の隔たり」というキーワードがあるように、全ての人やモノは6つのステップでつながっているとする概念があり、それを応用したのがHOPというアプリだと思われます。
2 僕が考える改善案。
僕は、このアプリは「男側にニーズがないので失敗する」と見ていますが、何か改善案はあるのでしょうか?
僕が考えた改善案は以下です。
そもそも、LINEは8400万人を超える巨大な人数を抱えており、それの有利さ(宣伝効率、効果)を最大限、活かすべきだったのです。
僕ならば、以下のサービスを始めます。
それこそ、以下の企画案で書いた、LINEの無料チャットアプリと、さらに前から「有効である!」と訴えていた無料通話アプリです。
LINEは六次の隔たりという概念を使いたかったのでしょうが、それが上手く行かないと僕は予想しています。
それよりも強烈なニーズがある、無料チャットや無料通話にすべきだったのでは?と。
スカイプちゃんねるが、僕は今のところ、かなり有望なサービスだと思っており、無料ですし、話した放題だからです。
で、LINEでの無料チャット、無料通話し放題というサービスにするのです。
しかし、これは実現が困難です。
なぜなら、無料チャット、無料通話の中で、外部の連絡先を交換し、去って行ってしまうからです。
マッチングアプリという名前の通り、マッチングまではやり、そこで課金し、外部の連絡先交換などご自由にどうぞ!というシステムがほとんどなのです。
しかし、本来なら、頻繁に電話したり、チャットして、交流を深めた後で、交際を考えた方がいいのです。
そういう自然?な場所が、スカイプちゃんねるぐらいしかありません。
マッチングアプリでそれをやっても、課金もできず、外部アプリに逃げられてしまいます。
ここは課題であり、僕も思案のしどころですが、今のところ、思いつかないので、マッチングまでの課金で、どうにかするアイデアを考えたいと思います。
具体的には以下になります。
女性は基本的に無料であり、どんどん登録してもらように改善します。
男性は、お目当ての女性とLINE交換や、その他の外部アプリで連絡交換OKとなれば、課金するでしょう。
その際、女性が一番求めていたのは「信用できる男性なのか?」や「安心できる男性なのか?」です。
今回のHOPで女性に好評だったのは、LINE友達の友達という要素であり、それは他の見知らぬ人より安心だったからです。
であれば、「安心という要素」を満たせばいいだけなのです。
それは身元をちゃんと確認するだったりなどになり、結婚相談所が生き残っているのは、これが強烈だからです。
で、僕の提案ですが、以下になります。
LINE友達が直接、表示されるようにします。
HOPに登録した場合、LINE友達同士がまず表示されます。
お互い、「あなたも登録していたのね!」となります。
で、HOPに登録した人は、自分のLINE友達を推薦できるようにします。
本当にその人のLINE友達かどうか?はLINE側でHOPのアプリを作れたぐらいですから、把握しているでしょう。
ですので、「本当のその人のLINE友達である」ことはある程度、担保されます。
そして、自分のLINE友達を推薦する際は、本人の許可ももちろん取っており、さらに自分の推薦するLINE友達が変な人だった場合、推薦者の評判に傷がつきますから、そこは慎重になるでしょう。
また、LINE友達のプロフィールには、いろいろなLINE友達からの評判などが書かれます。(欠点も書いておけば、信用度が増すかもしれません)
もちろん、男同士だったら、女を落とすために結託し、お互いを褒め称える嘘を書くかもしれませんが、もし仮に評判が悪い人を紹介したら、紹介した本人に「マイナスポイント」などがつくようにするのです。
このシステムだと、紹介されたくない人は登録しないでしょうし、または見える範囲も設定できるようにすればいいと感じます。
既に彼女や妻がいる男は、わざわざ紹介される理由もないでしょうから、登録するインセンティブが下がりますが、そこは何か考えないといけません。
と考えてきましたが、もう思いきって、以下のシステムをLINEの看板の力でやるのはどうでしょうか?
女性は参加無料にし、男性に月額500円の課金システムにします。
つまり、マッチングアプリというよりは、大規模交流アプリにするのです。
月額500円を払えば、チャットや通話を、お互いに合意すれば、し放題にします。
で、ここで重要なのが、LINEは幅広い年齢層で、8400万人も登録しているという点です。
つまり、「話し場所として、孤独解消ツール」としても使えるのです。
月額500円払えば、いろいろな人と話し放題で、孤独も解消できる、しかもある程度、身元がわかるとなればニーズはでかいでしょう。
「最初から婚活や恋活専用目的にしない」のです。
大規模交流アプリであり、お互いに気に入った場合だけ、外部の連絡先(LINEでもいい)を交換し合い、その他のそこまでの関係じゃない相手とは、月額500円で話し放題にし、女性側も個人情報を無理に交換しなくてもいいので、気楽です。
もちろん、変態行為やセクハラなど嫌がらせなどには通報など、罰則を科します。
月額500円サービスはサブスクであり、「気軽な話し相手が欲しい!しかも相手の顔が分かったり、身元がわかる相手で!しかも危険そうな相手とは連絡先を交換しなくていい!」となったら、課金し続けるのではないでしょうか?
いわば、スカイプちゃんねるの上位版です。
また、男性の女性慣れを促す、話し相手の練習ツールとしても良さそうです。
女性側も、既婚者でも、男性の話し相手は欲しいかもしれません。
月額500円くらいという格安であり、LINEの知名度が高いから、集客しやすい点を狙うのです。
僕なら、女性が大勢登録していて(または同性とも)、気軽に話しかけられるアプリがあったら、月額500円なら払い続けたいと思います。
また、異性との出会いだけじゃなく、同性との話し場所としても機能させるとさらに良いです。
その際、男性なら同じ男性に顔を知られたくないかもしれないので、非表示など選べるようにします。(異性にだけ、写真を公開などにします)
気軽な話し相手場所となると、写真を非表示にする人も増えるかもしれませんが、仕方ないでしょう。(異性にだけ、表示する人が増えるかもしれません。それは出会いを求めているからであり、さらにルックスにある程度、自信があるのでしょう)
問題は、そのアプリのサーバー運用費がかさむことです。
「月額500円の値段設定でいけそうかどうか?」は検討してみるべきでしょう。
この場合、さっさと外部の連絡先を交換し、去ってもらった方がサーバー代という意味では得になる、変なアプリになります。
しかし、たくさんの人と定期的に話したい人は、サブスクを辞めないでしょう。
以下のバーチャルランチクラブなどの、知らない人とオンラインで15分話してみよう!系アプリはLINEのアプリによって一掃されるでしょう。
国民の孤独を埋めるアプリとしてかなり画期的なのではないでしょうか?
LINEの8400万人の登録人数、知名度があるからこそ、有利に展開できるのです。
仮に8400万人の1%の成約率で、有料課金してくれたら、84万人ですからね。
月額4億2000万円が入り、1年で見たら、50億4000万円ですよ。
どうなんでしょうね。
上位サービスなどを考え、さらに利益を上乗せすることができそうですけどね。
例えば、女性で出会いを求めている人は相手男性が独身かどうか非常に気にしますし、収入が本当か?も気にするかもしれないので、その証明書をちゃんと提出した会員はゴールド会員にし、ゴールド会員になるためには月額1000円などにするのです。
「僕は独身で、そこまで遊びじゃないですよ!」という証明、または「ちゃんと稼いでいますよ!」という証明のために、月額1000円払うのです。
しかし、そういう男性のほうが出会いの場では嘘をついていないので信頼されやすくなり、女性側も積極的に会話してくれる可能性が高まるので、男性は月額1000円を課金したくなるという仕組みです。
良さが理解され、手放せない人が増えた時点で、非ゴールド会員でも、月額800円ぐらいに値上げもありかもしれません。
または、人気女性会員(話す欲求をたくさん受けたなど)の場合、男性なら15〜30分で500円のチケットを購入しないと話せない、などの制限をかけて、人気女性会員には500円のうち250円くらいが15〜30分で入るシステムにすればいいのでは?と感じます。
いわば、オンラインキャバクラに近いですが、人気女性会員でも商売に利用したくなければ、プライベートで人気男性?に話しかたりすればいいだけです。
または人気女性の場合、超ゴールド会員(月額2000円)じゃないと、基本的に話しかけらないなどの制限をかければいいのです。
人気女性じゃないか、単なる話し相手(同性含む)なら、月額500円でOKなのです。
まぁ、このアプリ企画自体はいろいろと副作用も出てくるので、いろいろと煮詰めなければいけません。
このアプリを導入し、普及したら、おそらく他のマッチングアプリはかなり窮地に陥りそうです。
まさにディストラプター(破壊者)です。
以下の記事もあります。
収益は前年同期比15%増 コロナ禍でも増収増益の米Tinder幹部を直撃
2019年のTinde単体での収益は、約1210億円であり、有料会員は620万人まで増えているそうです。
Tinderは世界規模であり、有料会員が620万人もいるからこそ、高収益なのでしょう。
と書いていましたが、国内のTinder収益は苦戦しているのでしょうか??
以下の記事(2018年版)もあります。
タップル 53億円、Pairs 44億円。マッチングアプリ売上ランキング2018(国内)
この記事によると、以下の売上になっています。
マッチングアプリ売上ランキング 2018(国内)
1位:タップル誕生(53.5億円)
2位:Pairs(44.1億円)
3位:ハッピーメール(21.1億円)
4位:Tinder(17.6億円)
5位:Omiai(17.5億円)
6位:with(10.3億円)
やはり、しょぼいですよね。。。
LINEが本格的に参入したら、50億円以上のビジネスが生まれるかもしれない??
以下、企画案を考えてきましたが、文字数も増えたので、ここで思考を終わらせます。
果たして、LINEは僕の案を採用するのか?または強気?で今のアプリ路線で行くのでしょうか?
行方を見守りたいと思います。
ではこの辺で。(7204文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。