エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART1

どうも、武信です。(No392) 

 

過去記事です。

 

「起業家.com」さんという若者がいて、僕は彼のツイートを頻繁に見ており、それを引用しつつ、僕の意見を付け加えるという形の記事です。

 

エニアグラムのタイプ1とタイプ3(起業家.comさんはおそらくタイプ3)の溝は、思ったより大きいという話について、述べていきます。

 

完璧主義者のエニアグラムタイプ1と、成果主義者のエニアグラムタイプ3の比較記事なので、興味ある方は続きをお読みください。

 

力作記事です。PART1です。

 

 

1 起業家.comさんのツイート。

 

起業家.comさんのツイートを貼ります。

 

僕が頻繁にツイートを見ている、おそらく、21~22歳ぐらいの若手起業家です。

 

タイトルの、タイプ1とタイプ3の溝の大きさを、後で説明します。

 

では、引用しますね。

 

「人間の非合理性で言うと、株取引とかで、損切りできなかったりする心理を説明するプロスペクト理論というものがあるのだが、これだと保険に加入する心理を説明できない。ノーベル経済学賞をとっている理論ですら、不完全なのだから、行動経済学はまだまだ解明しなければいけないところがある。」

 

「楽しみにしている時間の幸福度が大きいなら、予約してる商品に「発売まであと〜日です」とか通知して楽しみを煽る手段を作れば、顧客満足度が高まる。宝くじバカにしているやつは、ビジネスのセンスがない。人間の非合理性の裏にある、合理性にビジネスの可能性がある。」

 

「ケータイキャリアが、アイスにハンバーガーに牛丼にと、キャンペーンで競い合っているのを見ると、「人間は値下げされるより、その額以下の小さいおまけを好む」という言葉を思い出す。テレビ通販で「今すぐ注文すればもう1個」とかやってるけど、値下げするより、そちらの方が効果があるのが分かっている。」

 

 「旅行に行くとか、ライブに行くとかの報酬に対して、人間の幸福度は、その瞬間(実際に旅行をしている時など)よりも、それを楽しみにしている時の方が大きいという事実があって、宝くじを買う人の心理は「当たるかどうか妄想している時間が楽しい」で説明できる。「夢を買ってるんだよ」という言葉は真実。」

 

「プロスペクト理論で説明できない、宝くじや保険(小さな損を確定させて、大きな利潤の可能性や大きな損失の回避を得る)といった行動は、文献漁っても、明確に説明してるところがない。時間軸の影響が色濃く関係しているという結論を弊社で出したのだが、ノーベル賞くれないだろうかと思う。」 

 

「行動経済学が最たる例であるのだけど、人間の非合理性はただバカなだけでなく、ちゃんとルールがある。「合理的じゃない!情弱だ!」と切り捨てるのでなく、その裏にある心理や理屈を理解することで、より消費者の心理を知ることができる。」

 

「「〜は情弱ビジネスだ」と言っている人に、「あなたの利用しているこれも、情弱ビジネスですよ」と言っても、多分理解しないだろうし、利用している本人は当然、情弱だなんて思っていない、満足しているから利用している。情弱かどうかを気にするのは、いつも外野である。」

 

「情弱ビジネスを悪とみなす考えは多いけども、世の中の全てのビジネスは、何かしらの非対称性を前提にしているわけで、誰かから見た便利なサービスが、それより詳しい人からすれば、情弱ビジネスに見えるって話なわけだよね。そういう意味で、世の中のもの全て情弱ビジネスではある。」

 

「ツケ払いとかで情弱ビジネスだ!と騒いでいる人が、VALUが上がったと喜んでいるのを見ると、発行者の気まぐれで、紙くずに変わるのに買うなんて、バカだって言っても理解しないだろうし、情弱とかってあくまで、相対的な意味合いでしかないんだなと思う。」

 

「情弱ビジネスと騒ぐ人と、原価で売っていない!けしからん!と言っている人は、同じ。痛みを受けないレベルで極限まで、消費者に対して還元しろ、という理屈が根底にある。別にビジネスはボランティアじゃねえんだから、双方納得して、サービスが提供されてりゃそれでいいし、消費者のために尽くす必要なんざない。」

 

「自分は大学受験のときに、必要なことは全て参考書に書いてあると思ったから、塾に通ったことがないし、塾に通う人は、余計なことにお金を使っていると思っていた。ただ、実際に通っている人は価値があると思っているわけで、少なくとも世間一般で情弱ビジネスとは言われない。」

 

「貧乏人ほど、格安ケータイを利用しないみたいな話で、3大キャリアが通信料をそこまで値下げしたら、「誰が格安SIMを扱えないバカに、契約までのサポートしてあげるのか」ということになるし、分からない人が説明料上乗せされたサービスを購入するのは、自然なことだと思う。情弱の払う金は当然高くなる。」

 

「「参考書見れば、全部載ってるから、塾なんか必要ないじゃん」と「余計なお金使わないで、自分で設定して、格安SIMにすればいいいじゃん」っていうのは全く同じこと言っているわけですね。自分より下の基準の人は、自分より非効率な選択をせざるを得ないのだから、情弱に見えるってだけの話。」

 

 「起業したい学生は、世の中にたくさんいるが、早慶くらいの中途半端に頭いい学生が1番うまくいかない。大して頭良くないのに、天才側のアプローチで成功しようとするから、リスクもとれずに、上っ面ばかり学ぶ。勉強一切できなくても、行動力ある学生の方が成功するし、早慶で、そのパターンは大物になる。」

 

「起業して成功するのは、バカと天才どちらかなのだけど、これは「人間の非合理性を受け入れて、行動をもって、正解を探す猪突猛進型のバカ」「非合理性まで含めて、全てを解明し、正解に辿り着く天才」と言い換えることができる。だいたい中途半端に勉強するやつが、1番使えない。」

 

「合理的に考えられる人は、頭がいいと思うけど、社会で成功する人っていうのは、人間の非合理性を合理的に解釈するやつなんだよね。勉強ができて、頭がいいのに成功できない人っていうのは、だいたいこの部分が全く足りていなくて、世の中の人間が合理的だという前提でしか、行動できない。」

 

「情弱ビジネスと言われるものとかでは、「その人の人生を不幸にして!」といった、批判を目にするのだけど、そもそも他人の人生をコントロールすることなんて、誰にもできないんだよね。できるのは選択肢を提示することだけで、その結果は本人の決断が決めること。人の人生は人のもの。」

 

「世の中の全ての人は、広義での営業を経験するわけだけど「自分が良いと思わないものは、勧めるべきではない(≒良いと思ったら、勧めても良い)」というのが本当に謎だなと思っていて、なんでお前の価値観と、この世の全ての人のそれが一致するんだよ、と思う。売ることはできない、できるのは提案だけ。」

 

「「自分で良いと思えない商品を売るのはおかしい」という言説を聞くたびに、「自分がどう思うかなんてどうでもいい。俺たちにできることは、メリットとデメリットを誠実に説明するだけだ。良いと思うか買うかは、顧客が決める。お前が勝手に判断することじゃない。」という教えを思い出す。」

 

「芸能人が不倫とかスキャンダルを起こすと、もっともなこと言って、「許せない」とか「罰を受けるべき」とか言うわけじゃないですか。何をもって、お前が人を裁く権利を持っているんだよと。ワイドショーを見ながら、神にでもなったつもりのバカが、この世にはたくさんいる。」

 

「世の中には、多くの倫理的な批判が飛び交っているけど、各々の行為を正しいかを一個人が判断するのはおかしいし、大衆に裁く権利があると、勘違いしているのはもっと愚かだと思うんですよね。誰が何しようが、お前には関係ないんだから黙ってろよと。」

 

「ビジネスをやる上で、倫理観なんて別にいらないと思う。全ての人には、職業からコンビニで何を買うかまで選択の自由がある。我々がしなければならないことは、「法律を遵守すること」「強制しないこと」「欺かないこと」だけで、それ以外本人の選択次第なんだから知ったこちゃない。」以上、ここまで。

 

PART2に続きます。 

エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART2

 

ではこの辺で。(3557文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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