英語スピーキング上達論の是非「大学入試に英語の民間試験(4技能)導入の賛否」

どうも、武信です。(No25)

 

2018年の記事です。

 

英語の4技能導入では「東大が必須とはしない」と決定しましたね。僕がこの記事を書いたのが2018年8月30日であり、発表が2018年9月27日頃ですかね。

 

「東大:「民間試験必須とせず」発表 高校教員から歓迎の声」というタイトルです。

https://mainichi.jp/articles/20180928/k00/00m/040/073000c

 

この東大の決定の後押しとなったかもしれない僕の理論を知りたくないですかね?

東大の決め手とは何だったのか?それの答えが僕の記事かもしれません。。。

興味ある方はぜひ読んでみてください。

 

1 東大の試行錯誤。

東大では英語の民間試験(4技能)導入に対し、賛否が割れています。

 

以下の記事。

2018年4月27日では「東大、英語民間試験一転活用へ 大学新共通テストで」という記事が載りました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29945420X20C18A4CR8000/

 

しかし、以下の記事。

2018年7月15日には「東大「白紙に戻し検討」 英語の民間試験活用」という記事が載りました。

https://mainichi.jp/articles/20180715/k00/00m/040/147000c

 

さらに、以下の記事。

2018年7月19日には「東大、英語民間試験活用の可否を年内に最終判断」という記事が載りました。

https://www.sankei.com/life/news/180719/lif1807190024-n1.html

 

さらに以下の記事が。

「東大、英語民間試験の代替となる「英語に関する証明書」「理由書」様式案を公表」というタイトルです。

 

一部、引用します。

民間試験の成績の代替として「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」のA2レベル(高校在学中相当)以上の英語力があることを認める証明書か、民間試験の成績・証明書いずれも提出できない事情を記した理由書の提出で出願可能となる。以上、ここまで。

 

かなり悩んでいるようです。

 

2 漫画「ドラゴン桜2」で描かれた英語の会話力養成について。

僕は英語の4技能(聞く、話す、読む、書く)はエリートなら誰もが身につけた方がいいと最初は思っていました。

 

ですが僕の以下に述べる仮説により、懸念も生まれました。以下、「東大の民間試験導入見送りの決定打になったかもしれない僕の仮説」です。

 

2018年8月30日(木曜日)の週刊モーニングのドラゴン桜2のマンガで以下のような内容が載りました。

 

英語は表情筋をよく使う言語であり、感情表現豊かに真似るのが会話力の近道だという内容です。

さらに日本人は恥ずかしがり屋が多く、日本語自体が表情筋をあまり使わない言語だと書かれていたかなと。

 

これを読んで僕は以下の仮説を思いつきました。

 

3 英語の話す力が伸びるのはどういう人か?仮説。

続きです。

 

まず英語を学ぶための第一の壁が外向型か内向型かという点です。

 

アメリカなどは外向型が標準であり、内向型はどちらかといえば少ないです。

英語自体が表情筋をよく使い、感情表現が豊かでオーバーな動作で話します。

よって外向型になっていくのかもしれません。

 

対して日本人は内向型の比率が高いのです。

 

また外向型は人とよくコミュニケーションを取るので話す機会が多く、伸びる可能性も考えられます。

 

第二の壁がエニアグラムです。

エニアグラムの感情型のタイプ2、3、4が一番英語の会話力が上達しやすく、2番目が本能型のタイプ1、8、9であり、最後が思考型のタイプ5、6、7ではないか?と僕は仮説を立てました。

 

感情表現豊かな人はやはり英語の会話力養成には有利なのではないか?と思ったわけです。

 

そして思考型のどちらかといえば物静かで、クールな印象の人は感情豊かに表現しないのでは?と考えました。

 

タイプ7の楽天家だけは器用であり、思考型といっても会話力が伸びるかもしれませんが。

 

そしてエニアグラムは基本的に9つのタイプが均等に振り分けられると言われていますが国によっては振り分けにばらつきがあるかもしれません。

 

日本ではタイプ6(思考型。堅実家です)が多いという記事をある雑誌で見かけました。

 

タイプ6が多く、内向型が多い日本人なら、そりゃ「英語ができない人が多くても仕方ない」と思えてきませんかね?

 

あと僕の身近な人(聞いた話も含む)では、タイプ4(芸術家。感情型)で外向型の人で4人も英語が堪能な人がいます。(英語がペラペラのレベルです)

 

タイプ8の女性で英語がペラペラな人がいましたが、その女性は本能型ですからある程度の適性があったのでしょう。

 

それに対して、思考型のタイプ7の人がいましたが、英語が下手だったようです。

 

タイプ5は基本的に話すのが得意ではありません。特に、イントネーションをつけた感情表現豊かな会話が得意ではありません。

 

英語でも棒読みのようなイントネーションの英語を話します。

 

僕はタイプ5とタイプ1ですが、タイプ5が強いので自分の英語の会話を録音したモノを聞くと下手くそさ(棒読み?)に笑えます。

 

タイプ5でも僕はかなりの訓練により日本語の話す力は鍛えました。ですが英語では苦戦しています。リスニングなら何とかなりそうなんですが。

 

4 僕の結論。

今までの話を総合すると東大が英語の民間試験の導入に迷っているのは、日本人に多いタイプ6の堅実家タイプ5の研究者が東大に受かりづらくなるという点も考えたのかもしれません。

 

https://www.google.com/search?client=ubuntu&channel=fs&q=Google%E3%80%80%E7%BF%BB%E8%A8%B3&ie=utf-8&oe=utf-8

 

また、研究者や学者は英語の「読み、書き、聞く」がある程度できればいいわけで、話す力までそこまで求められないのもあるでしょう。

 

話す力と研究実績にそこまで相関があるとも思えません。

 

逆に話す力を過剰に評価してタイプ6やタイプ5の入学者が減ったら損失かもしれません

 

さらに 以下に言いたいことをまとめました。

 

英語の民間試験が導入されたら受験生は必死になります。

ただ、向き・不向きがあるので向いていない人には入試は受かりにくくなるでしょう。

 

TOEFLは留学用であり、TOEICはビジネス用、英検はその中間型?と目的がそれぞれ、違います。

 

覚えるべき単語の種類も違います。これを統一して採点するのは難しいかもしれないです。

 

スピーキング試験をセンター試験作成者が作るのはありかもしれません。

 

民間試験を導入しないにしてもセンター試験後継テストで「独自のリスニング・スピーキング試験」を作れば費用が安く済むんじゃないでしょうか?

 

スピーキングの採点はAIで。2020年には間に合わないですかね。

 

思うんですが日本語でさえ、プレゼンや会話力が低い人が高学歴には多いと僕は予想しているのですが、英語だけ4技能を導入するのも謎な気がします

 

日本語の会話力低い人が英会話力だけ高くなる気がしないからです。つまり、コミュ障が受からなくなります。

日本語のプレゼン力が下手な人はやはり英会話も下手だと思いますよ。そして理系はあまりプレゼンや英会話上手い人が少ないイメージがあります。

 

プログラマーなんてコミュ障だらけだけど成り立っています。

 

文系だけ日本語の会話力英会話力、採点したらいいのではないでしょうか?

 

さらに日本語を読むだけじゃなく、聞いて理解する力も試します。

文系なら必要です。営業マン候補ですからね。

 

日本語の聞く・話すも図られていないのに英語だけ図られてもなぁと思い始めてきました。

 

さて、東大はどのような判断を下すのでしょうか?

 

ちなみに話す力もインネーションやネイティブみたいではなく、棒読み英語で点が取れるのなら導入もありなのでは?と思います。

 

僕も棒読み英語からの脱却は相当苦労しそうです。そもそも適性がないのですから。

 

最後に、以下のような教室もできており、民間試験導入対策は進んでいるようです。

「東京・関西個別、全教室で英語4技能対策のオンライン英会話EST導入」というタイトルです。

https://resemom.jp/article/2018/09/26/46927.html

 

僕の記事が、東大の民間試験導入見送りの決定打になった可能性があります。

 

迷っている最中に僕のこのような仮説が出れば、民間試験反対派に勢いをつけるでしょう。

 

しかし、僕が言いたいのは民間試験はできたらできたで得なのです。

できない、向かない人がいて、そういう層が入りにくくなるから、仕方なく、必須とまでしなくていいのでは?というのが僕の主張であり、民間試験ができる人は選んでどんどんやった方がいいです。

 

どうも、英語民間試験反対派は今回の東大の決定に勝ち誇っているようで、民間試験の効果そのものまで否定しているようですが、そうじゃありません。

 

選択科目にしただけであり、必須科目にしなかっただけの話です。できる人はやったほうがいいです。

 

5 まとめ。

最後に、まとめをします。

1 東大は英語の民間試験採用を見送りました。

2 僕は英語の話す力が伸びやすい素質として、第一の壁が「内向型か外向型」にあり、日本人の大半は内向型だから伸びにくく、第二の壁がエニアグラムでいう感情・本能型は比較的伸びやすく、思考型は伸びにくく、思考型のタイプ5(研究者)や6(堅実家)が東大に入りにくくなるのでは?という文章を書いたところ、それが東大の英語民間試験採用見送りに反映されたかもしれない仮説を述べました。

3 英語を話す力と研究実績に相関があるわけでもなさそうですし、国語でさえ話す力と聞く力が弱い人がいるのに国語ではペーパー試験が中心でコミュ力試験は課されず、ペーパー試験のみですし、英語だけ4技能を試されるのもおかしな話だと主張しました。

4 民間試験で高得点が取れる人はどんどんやればいいし、別に民間資格の有用性が否定されるわけでもないのに(むしろ、就活ではTOEICなどの点数聞かれる)、高校の現場などや民間試験反対派は勝ち誇ったような顔をしていて不思議だなぁと思ったということです。

 

ではこの辺で。(4476文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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