どうも、武信です。(No603)
僕は最近、大学受験はもはや才能ではないか?と思っています。
理由は、以下の記事にもありますが、2020年センター国語試験において、あまり芳しい成果が挙げられなかったからです。
「センター国語試験の弱点、盲点」PART2
100点満点中67点です。(評論36点+小説31点)
さらに以下の記事にもあるように、数学、物理は遺伝の要素が高いです。(センター国語はよく、対策を取らないでも取れる人は点を取れると言われていました)
2020年教育改革への僕の本「僕の教育改革の根本に影響を与えそうな記事です」
「2020年教育改革への僕の本「僕の教育改革の根本に影響を与えそうな記事です」
「国語、数学、物理は遺伝の要素が強い」と仮にしたら、もはや「才能で大学受験が決まる」という論点も作れそうです。
さらに、今回、センター英語を解いてみて、その思いを強める結果となりました。
詳しくは記事をお読みください。
1 2020年センター英語の試験結果
まず、僕の2020年センター英語試験の筆記(200点満点)の結果をお知らせします。
66点です。
2020年は難化したそうですから、余計に僕には厳しい試験でした。
僕の実力は英単語はWeblioで平均8000語(今は5500語レベル?)レベルであり、訳す読み方であり、スピードは遅いですが、英字新聞もある程度読める力があります。
つまり、文法力と単語力で、英語を英語のまま理解する方式ではなく、いちいち訳す読み方であり、スピードが極端に遅いのです。
ですが、何とか、ある程度、理解できる力はあると言えます。
そんな僕でしたが、センター2020年英語試験の結果は66点でした。
その内容を詳しく説明します。
まず、
1問目〜23問目までは、発音やアクセントや文法などでした。
ここで、僕は26点を取りました。
正直、アクセントや文法はかなり忘れていました。
しかし、この時点で30分ぐらい時間が過ぎていることに気づきました。
「これはヤバイ、時間が足りないだろう」と思い、24問目〜40問目までをとりあえず後回しにして、41問目〜54問目までの長文問題に取りかかりました。
正直、この2つの長文を読んで、僕は精根尽き果てました。
やはり、長文読解に極端に慣れていなかったのでしょう。
全文、読み終えて、一応、問題も解いたのですが、この部分で、なんと18点しか取れなかったのです。
センター国語の英語版みたいな試験であり、センター国語と相性が悪い僕にとってはきつい試験でした。
センター国語は情報処理能力をかなり求めており(センター国語もイマイチの点数)、さらにそれが英語で書かれていて、僕は英語を読むスピードが遅いのですから、まったく歯が立たなかったのです。
この2つの長文で40分を使ってしまいました。
これで、合計70分。残り、10分しかありません。
そして、僕はもうリタイアしました。疲れすぎたからです。
残り10分あるので、24問目〜40問目は全部、3をマークしたと想定して、点数化してみたら、22点取れました。
44点+22点=66点になりました。
しかし、3を今回、僕は選んだわけですが、33問目〜40問目は3の答えは一つもなく、「ちゃんとランダムにセンター英語試験は作られているのだなぁ」と思いました。
全部、解いているわけじゃないので、試験の良し悪しは今回の記事では述べません。
また、センター国語については、僕は民間の本を大量に読んでおり、視野を広げた上で、「センター国語試験は有用性が低い」と主張できますが、英語については視野が広くないので「センター英語試験が本当に良い試験なのか?」、判断が正確にはつきません。
まぁ僕個人の感想としては、民間の英語試験の方がやりがいがありそうだなぁという印象だけです。(英語運用能力を問うているので)
2020年のセンター国語と、センター英語にぼろぼろにされて、僕は悟りました。
「大学受験って才能あるよね?」と。
以下、詳しく説明していきます。
2 大学受験は才能?
僕が大学受験は才能だと思う根拠として、「数学、物理は遺伝の要素が強く、国語も英語も情報処理能力が高くないと、まったく歯が立たない試験であること」を挙げます。
僕は目からの情報処理能力が遅く、悩んでいました。
民間の本を読む際も、遅いスピードなので、速読ソフトや教室に通ったほどです。
しかし、上達しませんでした。
あとで分かるのですが、科学的には「速読は上達しない」と耳にしました。
ちなみに、耳からの情報処理能力は僕は高く、DaiGoの音声も1.5倍速で普通に理解できます。
しかし、速読がまったくできません。
僕のような人は、センター国語もセンター英語も、時間的にギリギリ、または時間切れになる可能性が非常に高いです。
そうなると、僕はセンターを課している国立大学には間違いなく、合格できないことになります。
そして、僕は過去、現役で日東駒専に受かっていますが、その当時はかなり手抜きをしており、まったく全力でやっていませんでした。(英単語を1000語しか覚えていません)
ですが、今から考えると、おそらく、かなり最大限に頑張っても、「せいぜいMARCHが限度だったのでは?」と予測がつきます。
運良く、早慶にもしかしたら、引っかかる可能性が多少、ある程度でしょう。
となると、「誰でも、落ちこぼれでも、東大に受かる、早慶に受かる」とか言う人は信用に値しません。
ドラゴン桜は、「落ちこぼれがたった1年で東大に受かるストーリー」ですが、あれはフィクションなのです。
で、リアル版ドラゴン桜の、ホリエモンなどが受験企画をした「ドラゴン堀江」では、東大に受かった人は1人もいませんでした。(過去、受かったホリエモンすら落ちました)
しかも、ドラゴン堀江の企画に参加した人は、MARCHが最低ラインでした。
そもそも、ある程度の基礎学力がある人達が参加して、全力でやり、テクニックを駆使しても、東大に受からなかったのです。
そうなれば、「東大の壁はかなり高い」ということが理解できるのではないでしょうか?
受験は才能ということです。
僕のいう、受験は才能論は、「凡人の場合、最大限に頑張ってもMARCH程度にしか受からない」という意味です。(または日東駒専です)
人間には向き・不向きがあり、向いていないと思ったなら、思い切って、損切りし、別の進路を目指した方がいいのです。
ここで、東大や早慶を神聖視し、「高学歴は別格だ」と絶対視したら、受かるまで続けることになり、多浪への道に突き進みます。
しかし、向いてない人は、MARCHが限度なので、MARCHには受かっても、それ以上を諦めきれず、大学に籍を置いたまま浪人する人まで出てくるのです。
ですが、所詮、大学入試は人間の一部の能力しか測っていないので、それをきちんと理解すれば、「そこまでコストをかけてまで取り組む意味がない」と僕は思っています。
つまり、受験を仮にして、自分で最大限に頑張り、受かった大学に現役で入るのが最適解なのです。
ちなみに、受験で問われているのは、OS力(情報処理能力や集中力や暗記力や体力)とノウハウ学力と読解力と知識などです。
逆に、問われていない能力は、「創造力(想像力)、予測力、コミュ力、文章力、ビジネス系」になります。
僕は、受験で問われていない、この全部を磨き上げてきました。
受験で問われていない分野に才能があると感じ、それに全部のリソースを注ぎ込み、伸ばしてきました。
この分析が詳しく書かれているのが、僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本」です。
ということは、高学歴は受験で問われていない分野については、別に伸ばすなどした上に、ちゃんと確かめないと、「その能力があるかどうか不透明な人材だ」と言えるわけです。
「高学歴でも使えない」人材が仮にいるとしたら、受験で問われていない分野が苦手であるか、または伸ばしていないということなのです。
で、往々にして、民間の会社では、実は僕が伸ばしてきた能力の方が重要だったりするのです。
大学受験の王者(高学歴)は「学問の王者」であり、大学は「学者・研究者・官僚養成場」だと僕は常々言います。
で、「ビジネスの王者」ではまったくないのです。
だからこそ、年収2000万程度(大企業でかなり出世したケース)までは高学歴と相関があるのに、それ以上の年収になると、とたんに相関がなくなるのは、「学問の王者とビジネスの王者がまったくの別物」であり、違う競争をしているからと言えます。
「ビジネスの王者」になるためには、起業か投資しかないのです。
特に、起業は幅広い能力が求められます。
高学歴の大学受験を突破してきた程度では歯が立たず、それ以上の能力と努力が求められるシビアな世界になります。
というわけで、まとめますと、「大学受験は才能の側面がけっこうあるので、向いていないと思った人は、早めに損切し、自分に合った道を模索しましょう」、という結論になります。
ちなみに、受験の道を仮に選ぶとしたら、真剣にやらないとダメですよ。
真剣に最大限にやって、MARCHしか受からなかったら、それが才能ということです。
早慶に受かったら、けっこう才能があったということです。
東大に受かったら、かなりの才能の持ち主ということになります。
なるべく現役のうちに勝負し、結果を受け止め、大学のことは忘れ、それ以降の人生に役立つスキル育成に励みましょう。
ではこの辺で。(4207文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。