どうも、武信です。(No830)
前回の記事は以下です。
コロナ論争とは?「日本はウィルス戦争に敗北する!」
コロナ論争とは?「日本はウィルス戦争に敗北する!」
今回は、主に、ツイッター界隈で繰り広げられているコロナ論争について書いていきたいと思います。
感染症の専門家でも何でもない素人が分析した記事だということを前もって言っておきます。(素人の視点でも何か得られるかもしれないので、一応、記録しておきます)
コロナ論争には2派がいると僕は思っており、その2派を紹介しつつ、日本が取る政策を考察していこうと思います。
日本は残念ながらウィルス戦争に敗北したようだと、前に書きましたが、今回はちょっと違う見解を述べます。
前回からの続きシリーズ記事でもあります。
興味がある人は続きをお読みください。
1 前回の記事の引用。
前回の記事から引用します。
2 僕の考察。
ここからは、日本がウィルス戦争に敗北した理由を書いていきます。
4月30日に、東京で46人感染とあります。
これは休日効果を見積もっても、少ない人数でしょう。
ですが、実はこの人数がまったく当てにならないことに、僕は気づきました。
韓国は初期の頃から、PCR検査をやりまくり、日本は少なめでした。
で、僕の予想ですが、日本の東京の感染者数は実はもっとかなり多く、「1日に300人は軽く超えているのでは?」と思っています。
なぜ、そう思うかと言うと、僕がしきりに「韓国型に行けばいい」と主張して、短期決戦を訴えても、政府はあまり乗り気ではありません。
むしろ、安倍首相は「長期戦になる」と言っています。
この発言が全てです。
つまり、実際の患者数はもっと遥かに多く、韓国型の感染者ゼロまで到達するのははるか先なのです。
政府が数を低めに出し、隠蔽していたことになります。
正確な数を発表していないとなると、取る策は変わります。
僕は、短期決戦(最長でも6ヶ月以内)に挑んで、感染者ゼロを提言しましたが、それすら無理だということです。
日本の感染者数は政府発表より遥かに多いのです。
となれば、集団免役作戦しか、選択肢はありません。
コロナ問題の解決策は、中間のポジションはなく、両極端に揺れます。
つまり、撲滅か、集団免役か?(ワクチン含む)です。
で、撲滅が難しいとなれば、集団免役しかありません。
安倍首相はさらに、なぜか韓国型を参考にせず、「欧米の例を参考にする」と言っていました。
これらの点から、もはや日本は韓国型に舵を切れないことを政府が把握していることが推測できます。
「僕が最悪だと思った、集団免役に自動的に移行せざるを得ない」ということです。
政府がかなりの長期戦になると分かっている以上(おそらく半年じゃなく、1年以上)、経済が持ちません。
経済が持たないのであれば、経済活動を復活させ、自粛解禁するしかありませんが、そうなれば医療崩壊か、医療崩壊を防ぐために重症者を見殺しにすることになります。
感染者をこのまま低く見せれば、パニックは起きないかもしれませんが、それでも、自粛解禁となれば、感染者はどうしても増え、東京でも1日に1000人突破などになるでしょう。
このような事態になれば、自民党は崩壊します。
ウィルス戦争に敗北したからです。
僕は政府の検査数は多少は低めに発表されていると思っていましたが、おそらく僕が思う以上に低めに発表されていたのでしょう。
それを知っているからこそ、僕の提言を採用することができず、かといって最悪な集団免役作戦に移行するのも怖いという理由で、今の中途半端な政策を採っていると思われます。
日本はウィルス戦争に敗北し、欧米の後追いをし、集団免役作戦に移行するのでしょう。
ですが、日本の場合、致死率が極端に低いというデータがあり、それが望みになります。(これに賭けるしかないのです)
韓国型の僕たちの撲滅派ばかりが、立証責任を負わされていましたが、逆に、今度は集団免役派の立証責任の番になりそうです。
僕も「日本だけはコロナ大したことない論」を信じたくなるほどです。
「日本だけはコロナ大したことない論」にすがるしかないかもしれません。
ともかく、最悪のケースになることが充分、考えられます。
さて、政府はどうするのでしょうか?そして、国民は?
2 僕が主張したことが裏付けられた!
僕が主張したことがどうやら、裏付けられたようです。
以下の記事を貼ります。
https://www.news24.jp/articles/2020/04/30/07635277.html
PCR検査「陽性率」出せず 阻む2つの壁 というタイトルです。
一部、引用します。
■PCRR検査数 目標の半分にも満たず
緊急事態宣言を解除するか、延長するかを判断する上でカギとなるのが、感染者数。
それを把握するために行われるのがPCR検査です。
政府は検査数について「1日2万件」を目指していますが、実際は、一番多くても9369件(4月17日)。
目標の半分にも満たない状況です。
どうしてこうなっているのか。
検査を受けたくてもなかなか受けられない背景があるからです。
厚労省が公表したデータによると、相談センターに症状を訴えて相談した人のうち、実際にPCR検査を受けられたのは平均して9.6%。
1割にも満たない状況です。以上、ここまで。
■陽性率出せない 阻むのは「2つの壁」については詳しくは記事をお読みください。
実際の検査を求めている人の1割以下しか、検査を受けられていないわけですから「陽性患者はかなり低めに発表されている」と見るのが普通の考えです。
単純に計算すれば、今の陽性患者数の10倍、低くても、5倍程度は陽性患者がいるかもしれませんが、平均がまったく適用できないので、判別できません。
次に、以下の記事を貼ります。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202004/CK2020042502000247.html
<新型コロナ>陽性率、都内で急上昇 検査少なく実態見えず というタイトルです。
一部、引用します。
検査した日と結果が判明した日にずれがあるなどするため、厚生労働省は正確な陽性率として公表していないが、全国の陽性者数を検査数で割った数値を公表しており、目安にはなる。
四月二十一日までの累積で全国平均は10%だった。三月二十一日までは5%で、上昇傾向といえる。
一方、国内で最多の感染者を抱える東京都で計算すると、高率になる恐れが判明した。
曜日ごとの増減を平準化するため、一週間ごとに足し上げた陽性者数を一週間の検査数で割ったところ、二月から三月中ごろまでは0~7%。
しかし三月十五日からの週は16%、二十二日からの週は32%と上昇した。四月十二~十八日は63%になった。
都の担当者は高率の理由について「感染が疑わしい人、治療に結び付けないといけない人を集中的に検査している」と説明する。以上、ここまで。
また、以下の記事も貼ります。新型コロナウイルス陽性者数(チャーター便帰国者を除く)とPCR検査実施人数(都道府県別)【1/15~4/30
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000627218.pdf
最新の都内感染動向。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
4月30日の東京の検査数は437人です。
東京の検査数は日によってバラバラであり、平均はまったく当てになりません。
どちらにせよ、政府の発表している陽性患者数はまったく当てにならないということです。
次に、以下の記事を貼ります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20200430-00176176/
新型コロナ、日本のPCR検査数はOECD加盟国36カ国中35位。世界と比べても際立つ少なさ というタイトルです。
一部、引用します。
世界の先進国の集まりである経済協力開発機構(OECD、本部パリ)は4月28日、加盟国36カ国を対象に、人口1000人当たり何人がPCR検査を受けたかを比較した最新のグラフを発表した。
日本の検査数は1000人当たりわずか1.8人で、下から2番目だ。メキシコの0.4人に次ぐ少なさとなっている。
日本の検査数は、トップのアイスランドの135人と比べると2桁も少ない。
OECD加盟国平均の23.1人と比べても1桁少ない。
また、韓国の11.7人と比べても、15%程度にとどまっている。
また、イタリア29.7人、ドイツ25.1人、スペイン22.3人、アメリカ16.4人、イギリス9.9人、フランス9.1人など多くの感染者を出している欧米諸国に比べても、日本の検査数の少なさが目立つ。以上、ここまで。
日本の異常なくらいの検査数の少なさが際立っています。
日本の陽性患者数は本当はもっとかなり多いはずです。
つまり、ここでも、政府の発表している陽性患者数なんて、まったく当てにならないことが分かります。(東京だけでも、検査数は崖のジクザグのようなグラフであり、平均がまってく当てになりません)
毎日の感染者数は検査数によって、上下するので、ほぼ当てにならないということです。
と書いていたら、以下の記事が出ました。
https://www.sankei.com/life/news/200501/lif2005010009-n1.html
新型コロナ、持続的対策1年以上は必要 専門家会議の提言案判明 というタイトルです。
専門家会議がついに、「韓国型に舵を切れない、早期の終息はない」と認めてしまったようです。
一部、引用します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止策を検討する政府の専門家会議(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)が1日にまとめる提言案の全容が30日、判明した。
今後の対策について「当面、新規感染者数がゼロにはならず、1年以上は、何らかの形で持続的な対策が必要になる」と明記した。以上、ここまで。
安倍首相が僕の提言(韓国型への短期決戦)をまったく取り入れようとせず、なぜ「長期戦になる」と言っていた意味がようやく判明しました。
安倍首相の指す「長期戦」とは1年以上の意味だったわけです。
だからこそ、僕が主張する6ヶ月以内の短期決戦案を採用できなかったのです。
それはPCR検査で低めに数値を出しており、事態はより深刻だからです。
3 日本はコロナウィルス戦争に勝利するか?
とここまで僕は思っていましたが、実際、自粛の効果はある程度は出ています。
東京の実効再生産数は、3月末の1.7が、4月10日で0.53(全国も0.71)まで下がりました。
2週間でここまで成果が出ています。
さらに、東京の感染者数が、5月1日が165人、5月2日が160人、5月3日が91人、5月4日が87人となっています。
ここまでぶれるのは、検査数が日によって違うからです。
そして、政府の緊急事態宣言の延長が5月31日となったようです。
これは政府としては、1ヶ月刻みで更新していく、という決意表明の表れなのでしょうか。
以下の記事を貼ります。PCR検査 陽性率「宣言後 低下傾向うかがわれる」専門家会議 というタイトルです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200504/k10012417811000.html
一部、引用します。
政府の専門家会議は4日の提言に合わせて、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定された人の割合、いわゆる「陽性率」を示しました。
専門家会議では「陽性率」を潜在的な感染者数の状況を推測する1つの指標としています。
略。
それによりますと、全国の陽性率は
▽ことし2月中旬から3月中旬ごろまでは1%~8%ほどの間で推移していましたが、
▽3月末からは10%を超える日が出てくるなど上昇傾向となり、
▽4月12日には15%を超えました。
一方、それ以降、検査の件数自体は増加傾向となっていますが、陽性率は徐々に下がっていて、先月29日には3%程度となっています。
このため専門家会議は陽性率の推移について、緊急事態宣言後の動向として「低下傾向にあるとうかがわれる」としています。
また、2月18日から先月29日までの全国の陽性率の平均は5.8%となったということです。
海外の陽性率は単純に比較はできないものの、
▽イギリス26.9%、
▽アメリカ17.4%、
▽イタリア10.6%などとなっていて、
専門家会議は日本の陽性率は十分低くなっているとしました。以上、ここまで。
上記で貼った陽性率は、東京都内に限った場合、格段に高くなる傾向になるという主張であり、この記事と上記の記事との比較を知りたいところです。
つまり、「東京の陽性率もかなり下がったのか?」と。
また、僕は上記で、都内には毎日300人くらいの潜在感染者がいるのでは?と推測しましたが、同じように、渡邉正裕氏も以下のようにツイートしています。
「東京なら30万人くらいは感染してるわけか。そのへんにうようよ感染者がいて日々遭遇してる。 外来患者の3%、抗体保持 神戸市立病院、千人調査。」
これは、神戸市立病院の千人調査で、外来患者の3%が抗体を保持していたという記事に対し、渡邉氏がツイートしたものです。
神戸と東京との単純比較はできないものの、およその目安として比較してみたのでしょう。
さらに、渡邉氏はツイートをしています。
「都内3%=30万人くらい感染者がいるとして(発症してないだけ)、無差別に1日1万件検査すれば300人判明するんだから、ほとんど日々の感染数には意味がない。検査数次第ということ。その注意書きをするメディアがないのが問題。大本営発表報道すぎ /東京都の感染者91人確認」以上、ここまで。
これは、無差別に毎日30日間、1万件検査すると仮にしたら、3%の抗体者がいるので、300人の潜在患者がいると推測しています。
今は、都内で1万件も検査していないので、あくまで抗体保持者が都内に3%いて、30万人おり、さらに毎日一定量のストック目線で見た推測になります。
300人は毎日平均して、感染者が出てもおかしくないのですが、PCR検査数がバラバラなので「毎日の感染者数の発表に一喜一憂しても意味がない」という意味でしょう。
以下の記事も貼ります。
都の感染状況に専門家「確実に減少傾向」…終息向かう中国・湖北省と同じ兆候との指摘も というタイトルです。
https://hochi.news/articles/20200505-OHT1T50158.html
一部、引用します。
この日、都庁で行われた新型コロナ感染症対策本部会議で西浦氏は、「4月初旬をピークに、それからは確実に減少傾向となったが、増えるのに比べて、減る速度が当初予測よりも少し緩やかだ」と指摘した。
また、「新規感染者の半分以上が家庭内や院内感染」とし、「この兆候は(中国の)湖北省の流行の最後でもみられた。制御は良好にできている」と話した。
都では、この日、新型コロナの新たな感染者が58人確認され、3日連続で2桁の水準となった。
この日の新規感染者58人のうち、経路不明なのは29人で、死者はいなかった。
都内の感染者は累計で約4710人。以上、ここまで。
この意見には以下のような反論も考えられます。
1 減少傾向だといいが、連休で検査が休みだからじゃないのか?GW明けに今後患者がどうなるか?が重要だろう。
2 コロナは結局は風邪なのだから、一旦夏には収束するけど、秋や冬になって寒くなると、インフルエンザと同時に大流行するかも?
3 検査件数の政府目標は1日2万件なのに、現実は最多で約8000件くらい。減少傾向だといいが、ちゃんとした実態を表しているのか?
まぁ、以下のような記事もあり、「コロナウィルス大したことない論者」のロックダウン意味ない説を補強しており、仮に事実だとしたら、そこまで心配する必要がない可能性もあります。
https://www.gizmodo.jp/2020/05/corona-virus-sweden.html
コロナ封鎖なしで集団免疫に王手。データで見るスウェーデンの今 というタイトルです。
一部、引用します。
4月末までに国民の半分が感染するぞ!」と言われ続けて早5月。
ロックダウンしない独自路線で内外から批判を浴びた割には、スウェーデンは人口あたりの新型コロナウイルスの死者数がロックダウン組のベルギー・西・伊・英・仏・蘭より低水準で、WHOコロナ対策本部のマイク・ライアン医師も「ポストコロナのニューモデル?」と手のひらを返したように注目をはじめています。以上、ここまで。
詳しくは記事をお読みください。
ロックダウンせず、日本よりも緩い自粛要請レベルで、集団免役作戦を実行し、死者を少なめに抑えているスウェーデンの政策です。
まぁスウェーデンは一人暮らしが多く、家族間感染が少ないという特殊要因には注意すべきでしょう。(日本でも、院内感染と家族間感染がかなり多いのです)
ちなみに、スウェーデンの封鎖なしの集団免疫作戦は失敗だったようですよ。(ある記事で読みました)
5月31日までに感染者ゼロまで到達するのでしょうか?
東京都は「今頃、出口戦略を考える」、と言っています。
「出口戦略を今更?」と思わざるを得ません。
大阪府は、独自の緩和基準を示しています。
また、以下の記事のような「感染者<検査能力」という解除基準、のような方程式の出口戦略を唱える人もいます。
https://medium.com/@bigstone/japan-exit-strategy-6c75b913fdfd
コロナ出口戦略の指針ー緊急事態宣言解除基準の考え方、経済と命を両立させる方法 というタイトルです。
詳しくは記事をお読みください。
僕は日本はウィルス戦争に敗北すると書きましたが、政府は強気に方向転換したようで、僕の知らない政府のデータがあるのだとしたら、もしかしたらウィルス戦争に勝利する予定なのかもしれません。
僕は、政府や首相の発言を汲み取ったり、PCR検査の少なさから潜在患者がかなりいて、終息まで長引くと推測したに過ぎないので。
ではこの辺で。(7710文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。