成功への抜け道の本を紹介!書評・レビュー「ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論」

どうも、武信です。(No946)

 

突然ですが、成功への抜け道、またはショートカット(近道)を知りたくはありませんか?

 

そのような抜け道、近道へ至るコツが書かれているのが今回、紹介する「ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論」という本です。

 

僕自身も、気づかない視点をもらえました。

 

書評・レビューするので、興味がある人は続きをお読みください。

 

 

1 本の目次。

 

本書の目次を紹介します。

 

CONTENTS。

 

3分でわかるこの本の概要。

 

はじめに なぜあなたが世界をHackする必要があるのか?

 

第1章 世界をHackするための2ステップ。

 

第2章 真の因果の見つけ方。

 

第3章 視点の引き出し。

 

第4章 方法の引き出し。

 

第5章 勇気の引き出し。

 

第6章 人生の出来事すべてが引き出しになる。

 

最後に。

 

全207ページの本ですが、なかなか鋭いことを言っている本です。

 

この中から、僕が特に気になった箇所をまとめます。

 

 

2 僕が特に、気になった箇所。

 

第1章 世界をHackするための2ステップから、まとめます。

 

著者はたくさんの偉人のマンガが大好きで、理由は「世界を、世の中の人とは違った目で見つめていて、その視点が正しいと後から世の中の人が気づいた」という偉人の共通点に共感していからだ、とのこと。

 

そして、偉人のマンガは幼い著者に「世界を疑ってみたほうがいい」と教えてくれたそうです。

 

著者は、その後、一貫して「世界を違った目で見つめよう」と努力していました。

 

そして「世の中の常識、皆が信じている因果関係とは異なる因果を見つけられることもあった」といいます。

 

「周りの皆が気づいていない因果関係を見つける」のはチャンスです。

 

「その因果関係のスキマを狙ってハックして、身の丈以上の成果を得る」ことを著者は繰り返してきた、といいます。

 

偉人から学んだことは、

1 世界を違った角度から見つめ、他人が気づいていない規則性や法則に気づく

2 その規則性や法則を構成するシステムのスキマに介入する

という2つのステップだそうです。

 

著者はこの方法だけで起業していますし、500社以上の大企業のデジタル戦略の支援もしています。

 

正しい目的と戦略の下に、

正しいKPI(目標達成度合いを測るための指標)を設定し、

正しく素早くトライアンドエラーを重ねれば、

創業して3年間でお客様の売上を総計約2億ドル(約240億円/当時のレートで換算)増やすことも可能なのです。

 

僕としては、今は下火になっていますが、一時期、ネットを騒がせたN国党の立花孝志さんも、選挙をハックしたと思っています。

 

立花さんはパチンコもハックしており、プロのパチスロでしたので、何かの裏技・抜け道を見つけるのが得意なのかもしれません。

 

他の人が気づいていない抜け道ややり方を用いて、それが正しければ、大多数を出し抜くことが可能です。

 

次に、第2章 真の因果の見つけ方、からまとめます。

 

ハックする前提として、規則性や法則がないもの、つまりルールがないものはハックできません。

 

ですから、まずは既存のルールを知ることが大事です。

 

世界を疑うには、「観察、考察、推察、洞察」の4つの察する力が必要です。

 

詳しくは本をお読みください。

 

また、多くのヒット商品はなぜヒットしたのか?皆さんは分かりますか?

 

これの革命的?な視点に気づいたのが著者であり、この着眼点に膨大な時間を使い、実際に成果を挙げています。

 

「それが何か?」は本をお読みください。

 

正直、言われてみれば「そりゃ、そうだよな」と頷くばかりですが、言われないと、なかなか気づきにくい視点かもしれません。

 

第3章 視点の引き出し、からまとめます。

 

著者はリクルートに勤めていた時代もあったのですが、その当時の著者の意見として「個人情報を積極的に売れ!」があり、さすがのリクルートでも眉をひそめられた、と書いています。

 

実際、リクナビ問題が起き、著者の視点はやばかったことが明らかとなり、この点については著者の甘さが垣間見えたかな、と思いました。

 

以下の記事で詳しく書いています。

 

法律の基礎知識!書評・レビュー「ビジネスマンのための「法律力」養成講座」

 

第4章 方法の引き出し からまとめます。

 

リクルート時代、著者が初めて事業部長に任用されたとき、どうしていいかさっぱりわらなかったときに先輩に相談にいったら、「1時間で学ぶ、責任者がやるべきこと」を図解化して説明されたそうです。

 

以下の図です。

 

       ビジョン。

         ↓ 

 文化/風土   事業計画。

         ↓

      ↓        ↓

     商品戦略    営業(流通)戦略

     ↓         ↓

     ↓    ↓     ↓

   採用。   配置。  代謝。

P117〜。

 

詳しくは本をお読みください。

 

第5章 勇気の引き出し、からまとめます。

 

著者がリクルートの新規事業の7年間、スタートアップの7年間経営する中で気づいたことは以下です。

 

1 意思決定には、常に何らかのトレードオフの関係性がつきまとうこと。

 

2 成功するか失敗するかは重要ではなく、「前進しているか?」が重要であること。

 

1について、もっと分かりやすく説明すると「完璧な意思決定など存在しない」ということです。

 

意思決定したら、何らかのメリットがある一方で、その裏側にはデメリットを受けるステークホルダー(利害関係者)が存在します。

 

意思決定はそういう恐怖(デメリットを与えたステークホルダーとの摩擦)との戦いだと言います。

 

2についていうと、「成功や失敗がわかる前進こそが善である」ということです。

 

事業をしていくということは、情報も不完全な状態で行わなければなりません。

 

情報が出揃っていれば、正しい意思決定はしやすいですが、そんな状態はほぼありません。

 

つまり、経営やマメジメントをするというのは、割り切れない問題や悩ましい問題が多いのです。

 

絶対的な正解があるかも分からず、一番優秀なメンバーが出せなかった正解を著者が出せるとも限らず、成功するにせよ、失敗するにせよ、意思決定をして事業を前進させることが善なのです。

 

モヤモヤを抱えながら、死なないために前進する、という感覚が健全なので、悩む必要はありません。

 

事業は成功させないといけませんが、それは結果論であり、正しいプロセス構造を自分の中に持ってないとマズイのです。

 

まとめると、経営のプロセスは「そもそも正解などないことに対して、何らかの結論を出し、行動し、その正否に対して向き合い続けながら事業をとにかく前進させること」と言えます。

 

間違っていても、前進さえしていれば、方向転換は可能です。

 

間違うことを恐れて前進しなければ、事業も前進しません。

 

「事業が前進しない」ということは、そこに携わる人皆が経験もしない、成長もしない、ということなのです。

 

行動しないリスクやデメリットの方が圧倒的に多いのです。以上、ここまで。

 

さすが、リクルート7年とスタートアップ7年を経験した人の言葉は重みがありますね。

 

経験者・実践者の言葉、という感じがします。

 

 

3 ツイッター書評など。

 

ツイッター書評は以下です。

 

 「ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論」3点。著者の実績は華々しい。実践者の発言であり、重みは感じられる。ノウハウも独自の視点で積み上げてきたのだろうなぁと思わせられるものだった。一読はしておきたい。視点・見方が変わる。以上、ここまで。

 

実践者の深い思考・視点、言葉の重みが詰まった本だと言えます。

 

興味がある人はぜひ、読んでみてください。

 

ではこの辺で。(3366文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

参考・引用文献。

「ハック思考 最短最速で世界が変わる方法論」

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