企画書の書き方「キュレーターのビジネス企画発想とはこのようなものだ!Vol.4」

  • 2020年8月5日
  • 2021年5月9日
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 どうも、武信です。(No886)

 

「キュレーターのビジネス企画発想とはこのようなものだ!」というタイトルです。

Vol.4です。

 

Vol.3は以下です。

 

過去、有料noteで売っていたモノを放出します。

 

「2015年10月から、2017年5月」までに書いた記事です。内容は古くなっています。(追記部分もあります)

 

この記事は「大企業の新規事業の担当者や、起業家、企画案」に興味がある方にはもしかしたら大きなリターンとなって返ってくるかもしれない本です。

 

300円で、起業のきっかけとなったり、新規事業に着手できたりするとしたら、安いものでしょう。

 

なるべく実用に耐える案を考えましたが、技術が確立されていなかったりして、実用化までには遠い案も含まれます。

 

また、「企業が連携しないと普及しないケース」も書いてあります。

 

「構想や連携しだい」、もしくは「技術の確立に左右される案」が多いですが、「ニーズとしては比較的、筋が良いもの」を選んだつもりです。

 

完全に、売れるとは言い切れませんが、「確率的には筋の良い企画案だけ」を書きました。

 

読まれた方が起業したり、新規事業で成功したりするきっかけになれば幸いです。

 

もちろん、ちゃんと事業が成功すれば言うことはないです。

 

僕の考えつく限りを尽くして、構想や企画案を書きましたが、絶対に100%成功を保証するものではないことは承知してください。

 

 

6 「電子書籍ストア飛躍策」

 


楽天Koboに、企画案を送ろうとしましたが、無視された経緯です。

 
そのまま載せますね。

 

次は、楽天Koboに企画案を売り込もうと、僕が考えた文面です。

 
あるアイデアを思いつき、それを企画書にまとめました。

 
もし、Kobo様が採用してくれるなら、そこそこのお金を頂きたいなと。

 
企画書を見てもらって、採用に値しないと思われたなら、お金は要りません。

 
個人の企画書なので、どこまでの実用性や実現性があるかわかりませんが、もしかしたらKoboの飛躍につながるのではないか?と考え、メールを送りました。

 
企画書の詳しい内容は、メールのやり取りでお願いします。

 
タイトルは、「Kobo飛躍策。ただし、本屋廃業の危険性」かな。

 
よろしくお願いします。

 

ここまでの文章をKoboに送りましたが、無視されました。

 
以下が企画案ですが、これらは送っていません。

 

楽天Kobo様へ。

 

Koboを飛躍させる案を書きます。

 

まず、本屋の最大の利点から書きます。

 

無料サービス、つまり「立ち読み」です。

 
立ち読みができるからこそ、本屋に行く人も多いわけです。

 

ネットの弱点は立ち読みができないこと。

 

実物を見てからじゃないと買うのが怖いのです。

 

そこで、提案です。

 

Koboで、「立ち読みサービス」を始めるのです。

 

YouTube方式を採用します。「広告課金」です。

 

Amazonにも似たサービスがあります。「なか見検索」です。

 

しかし、広告課金はしていません。

 

まず、出版社や著者と契約を結ばなければなりません。

 

そこがハードルです。

 

Koboで立ち読みができるようになれば、本屋に行くのが面倒な人でもKoboに居つくかもしれません。

 

制限時間を設けます。1回につき3分まで(仮に)、立ち読み可能にします。

 

全部の内容を読めるようにします。

 

といっても3分では、ペラペラめくり、ざっと読みしかできません。

 

ですが、内容を確認しないで買うよりマシです。

 

1回(3分)を仮に3回まで可能とか、制限をつけます。

 

立ち読みされるたびに、広告が入り、著者にも金が入る仕組みです。

 

立ち読みで把握できない濃い本は、購入されるでしょう。

 

あとは、立ち読み時間を長くする&回数を増やす のを可能にしたKobo会員を設けるのです。

 

月々500円を払えば、立ち読みが1回につき3分を、1回につき5分にしたり、回数を5回まで増やしたりします。

 

広告なしのオプションにするのもありでしょう。

 

500円の課金料金は、著者やKoboや出版社に入ります。

 

参考書の場合、特に、この手法は有効でしょう。

 

立ち読みしたい人は多いです。

 

しかし、参考書は立ち読みで済ますことはほぼ不可能。

 

欲しい本は買わないと身につきません。

 

立ち読みで金を取り、さらに買わせる。

 

本屋に立ち読みしに行くのが面倒な層や、大きな本屋が近くにない地方の人向けのサービスです。

 

このサービスがあれば、電子図書館など無用でしょう。

 

電子図書館で無料で貸し出しってどうなんでしょうか?

 

それより、広告で金を取った方が良くないでしょうか?

 

立ち読みサービスは主に、ビジネス書や実用書、参考書などに適用されます。

 

小説は適用外。小説は立ち読みに適さないからです。

 

立ち読みサービスができるようにする場合、PCから見るとしたら、ペラペラめくりに対応したソフトを作る必要があります。

 

このソフトの成否も重要でしょう。

 

電子書籍端末並みに気合いを入れて開発する必要があります。

 

立ち読みの利便性を実感できるかは、このソフトの出来次第です。

 

広告(CM系)を載せられるようにするから、かなりの開発力が必要でしょう。

 

Koboに集客させる、居つかせることが大事です。

 

「立ち読みサービス」はそれだけの魅力があると思います。

 

著者や出版社も、広告料が入るなら、載せたい欲求にかられるかと。

 

ただし、この手法にも弱点があります。

 

まず、広告主が集まるかどうか?です。広告主をどう募るか?が問題です。

 

次に、「本屋が潰れるのではないか?」という懸念です。

 

本屋の最大の利点は「立ち読み」。

 

なのに、そのサービスをネットでできるようにするのですから。

 

地方在住者は大喜びでしょう。

 

都会在住者は、出掛けるのが面倒な人はネット立ち読みサービスを利用し、出掛ける人は本屋を利用するかと。

 

しかし、本屋を利用する層を確実に減らすアイデアです。

 

出版社が本屋を守ろうとして、立ち読みを認めないかもしれません。

 

Koboが立ち読み広告サービスを実現できれば、Amazonへの大きなアドバンテージとなります。

 

ただし、Amazonも模倣してくるでしょう。

 

広告主との関係構築や、Koboユーザーの囲い込みが重要です。

 

出版社や著者と独占契約できれば強いですが、難しいでしょうね。

 

Amazonとも契約するはずです。

 

問題点として、Koboで立ち読みだけ利用されて、Amazonで本を買われる場合もあります。

 
それをどう防ぐか?

 

Koboのサイトを全面的にパワーアップするしかありません。

 

電子書籍端末の利便性向上や値段の安さ、電子書籍のラインナップを増やす、セルフパブリッシングの活用など。

 

特に、セルフパブリッシング(自費出版系)は絶対にやるべきです。

 

僕はAmazonのKindleを持っていますが、無料本ばかりダウンロードしてます。

 

有料の本は100円~300円帯を主に買います。

 

自分も著者になりたいので、Kindleを買った動機もあります。 

 

セルフパブリッシングは情報商材を蹴散らすでしょう。

 

情報商材は元々胡散臭かったですが、高額な割にはよく売れました。

 

しかし、その場所はKindleに奪われていくと予測します。

 

電子商材が電子書籍に変わるのです。しかも安価に。

 

楽天はVikiを買収しましたね。

 

この会社は活用次第でいろいろできそうです。

 

楽天の物販でも、動画で説明した方がわかりやすい。

 

さらに、立ち読みサービスの広告(CM)でも動画が活用できそうですよね。

 

 

最後に、電子書籍の普及への課題をあるサイトから引用します。

http://d.hatena.ne.jp/fly-higher/20130112/1357981105

 

1 電子書籍は本の全文を試し読みすることができない


Amazonでは目次+αを試し読みできますが,本屋に行けば実物を手にとって全文を読んでから購入を検討できます。

 

しかし電子書籍ではそれができません。

 

買うか買わないかを検討するのにはやはり不便です。

 

2 電子書籍は「だいたいこのへんを読む」ことができない

 

電子書籍はページ番号を指定したりスライドすることでページを飛ばしたりできますが,紙の書籍と比べて「このような内容はこの辺に書いてあるはずだからその辺をぱっと開きたい」ということができません。

 

たとえば,本を買うか決めるときに目次とまえがきとあとがきと著者のプロフィールと目次で気になった箇所をチェックする人はいると思いますが,電子書籍でそれらを紙の書籍と同じスピードでチェックするのはおそらく不可能だろうと思います。

 

さらに,求める情報の大体のイメージしかないときにそれを探すには本の目次などから推測して「だいたいこのへんかな」と開いてから,開いたページの内容からさらに「ここからこれくらい前/後にありそう」といった推測をして目的の箇所を探しますが,電子書籍ではこれがとてもやりにくいです。

 

3 電子書籍は「ざっと読む」ことができない


電子書籍は全ページをざっと読もうとすると,1回1回ページをスライドしていくしかありません。

 

これで全ページを読むのはとても時間がかかるし,ページの表示にもタイムラグがあるし,何より指が痛いです。

 

紙の本のようにばーっとページをめくっていくことができないと,概要を把握したり、求める情報にたどり着くことができないことが多く,とても不便です。

 

他にも課題が書いてありましたが、この3つは致命的でしょう。

 

これらをある程度、解決するのが、今まで述べた立ち読みサービスです。

 

PCで、電子書籍をパラパラめくり、立ち読みできるサービス。

 

本当は、電子書籍端末の改良が必要なのでしょうが、なかなか大変です。

 

一つの提案としてボタン式が挙げられます。

 

連打が可能だから。

 

ただし、画面の切り替えスピードが速くないとストレスがかかります。

 

Koboで購入した本は、PC上なら、何度でも、ソフトでパラパラめくり可能にしたらどうでしょうか? 

 

電子書籍端末でもなるべく可能にしたいですが、とりあえず、PC上では可能にするのが良い。

 

僕はビジネス書書評を書いているのですが、電子書籍ではできません。

 

内容を要約するには、ぱらぱらとめくったり、ページを戻ったりするのが頻繁だからです。

 

「返し読みがつらい電子書籍端末」では無理です。

 

この部分を改良しないと、電子書籍が完全に本に取って代わられないと思います。

 

特に、日本では国土の大きいアメリカと違って、都会では本屋が近くにあります。


しかし、立ち読みサービスを始めることはAmazonに大きく差をつけられるでしょう。

 

「本屋崩壊の危険性」はあります。

 

本屋の無料サービス(立ち読み)の長所を奪うからです。

 

あとは、著者との契約ですが、著者に金が入るようにしないと立ち読みを認めないでしょう。

 

そのために、課金(月500円とか)や、広告サービスを提案します。

 

逆に、立ち読みを認めない本は著者が本に自信がない表れという流れができてくるといいですね。

 

本当に濃い本は立ち読みされても買われるからです。

 

ビジネス書中心ですよ。小説は立ち読みできないですから、基本。

 

以上がアイデアです。

 
この文章を送ろうと、Koboとコンタクトを取ったのだが、無視されました。

 

そして、以下のような記事が、ニュースになりました。

 

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131127_625260.html?ref=twitter

楽天Kobo、PC版の電子書籍ビューアー提供へ、出版社から要望も多く

 

楽天株式会社は、子会社のカナダKobo Inc.が提供する電子書籍サービス「楽天Kobo」において、Windows/Macに対応した電子書籍ビューアーを2014年第1四半期中に実装することを明らかにした。

 

電子書籍をPCからも閲覧できるビューアーの提供については、出版社からも要求が多いのだという。

 

この電子書籍ビューアって、僕の立ち読みサービスを実現させようとしたソフトなのでは?と邪推してしまいました(笑)

 
僕の企画書に書いた通り、立ち読みができないのとペラペラめくりができないのが電子書籍の弱点だから。

 

楽天Kobo、PCでも電子書籍を閲覧可能に、デスクトップビューアー機能追加  という記事が1月24日に出ました。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140124_632165.html?ref=twitter

 

しかし、この立ち読みサービスは、さらなる破壊的イノベーションにより駆逐されるのです。

 

7 「Amazonの読み放題サービスは立ち読みサービスを駆逐する?」

 

 

2016年8月から、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」が開始されました。

 

国内の書籍や雑誌などおよそ12万冊を消費税込みの月額980円で読み放題にするサービスです。

 

この読み放題サービスがあれば、わざわざ立ち読みの過程を挟む必要はありません。

 

立ち読みしなくても、ダウンロードし放題なわけですからね。

 

ただし、12万冊なら、数はかなり少ないです。

 

ビジネス書や参考書や実用書はそれなりに含まれているのでしょうか?

 

そして、やはり、そうは問屋が卸しませんでした。

 

アマゾン側から「想定以上のダウンロードがあり、出版社に支払う予算が不足した」という報告があるように、ある特定の本を読み放題サービスから外し始めたからです。

 

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161003/k10010716831000.html

「電子書籍の配信停止 講談社がアマゾンに抗議声明」という記事も出ました。

 

先行き不透明ですね。

立ち読みサービスもまだまだニーズがあるかもしれません。

 

 

8 2020年8月4日時点での追加事項。

 

以上の「本屋立ち読みサービス」は2013年に考えたモノです。

 

その後、Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」が2016年に始まりました。

 

また、この本屋立ち読みサービスは、僕の記事で、文章化もしています。

 

企画書の書き方「本屋再建策2」

 

2020年2月18日に書いていますが、そもそもの原型は、2013年に書いていたのです。

 

そして、広告課金ビジネスは本屋の立ち読みサービスとは合わないことも判明しました。

 

僕の思慮不足でした。

 

ですが、広告型のアイデアは、Kindleの端末に表示させるという案で実用化されています。

 

本1冊ずつに広告は無理筋でしたが、Kindleの端末なら、ほとんどの人が見るので、広告に最適だったのです。

 

そして、広告付きのKindle端末は、広告なしの端末より、値引きされて売られています。

 

広告付きの端末の方が安く変えます。(その分、広告を見させられるのですが)

 

頭の思考訓練になれば、という記事でした。

 

 

PART5に続きます。

有料級情報!企画書の書き方「キュレーターのビジネス企画発想とはこのようなものだ!Vol.5」無料会員登録しないと、読めない記事です!

 

 

ではこの辺で。(6472文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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