どうも、武信です。(No851)
書評・レビュー記事です。
「あなたの知らないあなたの強み 宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる」
ソニー、ホンダ、リクルート、LINEなど、延べ約800社で導入されている性格診断・分析手法です。
従来、「エニアグラムやBIG5など」は大手企業や採用などで使われてきましたが、BIG5に継ぐ立ち位置をこのFFS理論は確立できるのでしょうか?
成功者は「自分の特性を理解し、強みを活かし、弱みは仲間と補完している」といいます。
つまり、自己理解、他者理解を深めれば、コミュニケーションが上手くいきますし、成功へと近づくというわけです。
この本は「自己理解、他者理解を深めるためのFFS理論」が詳しく書かれています。
僕の診断結果も載せて、わかりやすく説明しますので、興味がある人は続きをお読みください。
ちなみに、この本の新刊には袋とじで、「FFS理論の判定テスト」が受けられるアクセスコードがついています。
中古本では使えませんし、1回しか診断を受けられない上に、「時間制限ありの診断テスト」ですので、テストを受ける際は十分、注意してください。(1問10秒ぐらいの時間設定があります。悩む余裕がほぼなく、直観で答えることになります)
1 5つの因子。
FFS理論は人が感じるストレッサー(ストレスになる刺激)をベースに研究され、「環境や刺激に対する感じ方や捉え方の特性」を5つの因子として軽量化したものです。
5つの因子が、思考行動パターンに影響を与えており、第一因子(一番影響を与える)、第二因子、第三因子まで、考慮に入れます。
では、各因子の特徴を書いていきます。
A 凝縮性因子。判断軸は「正しいか、正しくないか」
凝縮性は、文字どおり自らの考えを固めようとする力。
こだわりが強く、自分の中で明確な価値規範を持っています。
他人に流されずブレない一方で、自分の価値観に合わないものはなかなか受け容れない頑固な一面もあります。
日本人にはかなり少ないタイプです。
B 受容性因子。判断軸は「良いか、悪いか」
受容性は、無条件に受け容れる力です。
優しくて面倒見が良く、柔軟性があるものが特徴です。
無理難題も聞いてくれるので、経験知が高いと頼もしい存在ですが、経験知が少ない場合、周りの要望を全部受け容れてしまい、キャパオーバーになることもあります。
C 弁別性因子。判断軸は「相対的に見て適正であるか、不適正であるか」
弁別性は、白黒はっきりさせる力です。
合理的で計算的であることも特徴です。
ドライで、常にどうすれば合理的なのかを考えて行動します。
物事を都合よく割り切ることができる一方で、感情があまり介入しないため機械的で冷たく見られることもあります。
D 拡散性因子。判断軸は「好きか、嫌いか」
拡散性は、飛び出していこうとする力です。
活発で行動力があります。
直情的で、面白いことなら周囲を気にせずどんどん取り組むので、「挑戦的だ」と評価される一方、飽きっぽいため周りを振り回すタイプでもあります。
E 保全性因子。判断軸は「好きか、嫌いか」
保全性は、維持しながら積み上げる力です。
プランを立て、工夫しながらコツコツと進めていくのが得意です。
組織を作るのがうまく、周りと協調しながら動くことができます。
慎重で安全第一なため、なかなか行動することができないときもあります。以上、ここまで。
本では「宇宙兄弟に登場する25キャラクター」を基に、自分の検査結果と近いキャラクターを紹介してくれます。
5つの因子のうち、「保全性」と「拡散性」は気質(先天的)に起因し、「凝縮性」「受容性」「弁別性」は社会的(後天的)な影響が大きいといいます。
気質起因の因子だけに着目すると、日本人の65%は「保全性」が高く、35%は「拡散性」が高いそうです。
また、「凝縮性」と「受容性」を比較すると、「凝縮性」の因子が高い人が20%、「受容性」は80%となるそうです。
詳しくは本を読んでください。
本を読まないと、詳しい理論が分からず、このFFS理論を使いこなせるようになりません。
検査結果だけ見ても、仕方ないということです。
2 僕の診断結果。
僕の診断結果は、以下です。(これはアクセスコードを使ったモノになります)
あなたの特性を構成している因子は、
「弁別性、保全性、受容性」です。(これは順番が大事です)
合理的に物事を判断していくことができます。
物事や状況を明確に切り分けていくことが得意です。
現状を継続しつつも、改善を積み上げていくことができます。
良いものを残しつつ、悪いものを改善しながら目標を達成していきます。
柔軟に物事を受け入れていきます。
周囲の喜びを自分の喜びと考えることができます。
口癖。「なぜですか」「因果関係は」と理由や背景を知ろうとする。
日頃の取りやすい行動、しぐさ。「合理的な行動」「無駄なことはしない」
ストレスになりやすい要因。「理不尽さ」「曖昧な状態」「割り切れない状態」
ディストレス状態の時の行動。「機械的」「自己都合的」「詭弁的」
特徴。
極めて合理的で、無駄なことは苦手。慎重さもあり、徹底的な合理主義者。リスク回避に長けている。
口癖。「それはリスクではないのか」「具体的には」
日頃の言動。「背景や論拠の説明を求める」「損得を考えてしまう」 以上、ここまで。
僕はこの結果を見て、笑ってしまいました。
「無駄なことをしない」が当たりすぎていたからです。
僕はブログ記事でも、実用主義者だと言っていますし、「古文・漢文・小説など無駄な科目は文学部限定でいい」や、「英語は民間試験採用。理由は大学受験英語と民間試験の英語がかぶるのが無駄だから」、「現代文の読解より、実用的な小論文」、「歴史科目の古代・中世などより、近現代重視せよ」など、徹底的に無駄なことを嫌う人でした。
大学受験は文系は、特に、無駄のオンパレードで、「何で、こんなに遠回りで非効率なことを日本のエリートにやらせるのだろう?」と僕は疑問で一杯でした。(理系は別かもしれません)
哲学でも「無意味なことを考えるな」(一部、有用な哲学もある)や、「政治系の議論は無駄(選挙に行くより、自分の行動に集中しようという意味。ただし、選挙に関係する人は別」、なども言ってきました。
さらに、僕の人生では、過去20年ぐらい、ほぼ無駄なことをしてこない人生でした。
僕は無駄をとにかく嫌う人なので、無駄な出来事を経験してもなるべく活かそうとしますし(記事化してネタにするなど)、無駄な飲み会や遊びはなるべく避けています。
無駄を徹底的に避けてきたので、「効率よく、実力を最短で伸ばせてきた」というわけです。
そりゃ、普段から、人生の一番の哲学が「無駄なことはなるべくするな!」なのですから、僕の人生は無駄なことをなるべくせず、効率よく生きてきたと言えるわけです。
さらに、拡散性因子が僕は弱く、つまり「好き嫌い」で考えないタイプなので、「好きを仕事に!」の意味がまったく理解できなかったのです。
僕は、「楽しければOK」という価値観はまったくなく、「嫌いで苦手なことでも必要だったり、実用性があれば我慢して、なるべくやるタイプ」なのです。
「好きを仕事に!」論者の価値観が僕にはまったく理解できなかったのですが、このテストを受けて、ようやく理解できました。
もちろん、「拡散性因子」が強い人は、「好きを仕事に!」以外の方法で成功しにくいと思われるので、自分に合った人生を選んだ方がいいと感じます。
そして、このテストを受けて、僕のブログの方針や生き方の指針としての「無駄を徹底的に嫌う」が表れているなと自覚し、面白い理論だなと思いました。
そして、僕のストレス源となる「理不尽さ」「曖昧な状態」「割り切れない状態」を政府やメディアらに長年、やられてきたわけですから、僕の怒りは頂点に達していたわけですw
日々、「いい加減にしろ」と政府やメディアらに感じていました。
そりゃ、合理主義者であり、無駄を嫌う人間にとって、一番嫌なことをされ続けたわけですから、怒りが湧くのは当然です。
僕が反撃の怒りの告発ブログ記事をたくさん書いているのは、こういう理由もありますね。
合理主義者だから、「金銭で解決できるのでは?」と簡単に思われているかもしれませんが、僕の長年の怒りは頂点に達しており、損害賠償額はどれだけの規模になるか、自分でも分からないぐらい、怒っていますけどね。(20年以上、嫌なことをされ続けた身になれば、分かることです)
また、僕は無駄を徹底的に嫌う性格なので、それが「文章・文体にも表れている」と思っています。
シンプルに、分かりやすく、伝える文章が僕は好きであり、冗長で長ったらしく、無駄な言葉が多い文章は好きじゃありません。
「僕の生き様・性格」が全て表れているのが、僕のブログです。
ブログというのは、思ったよりも、その人の「生き様・性格」が表れるようです。
ついでに、サイコパスと勘違いされそうな人として「合理主義者」がありますが、DaiGoも僕も該当してそうな気がします。
ですが、サイコパスの出現率はかなり低く(アメリカでも4%くらい。日本だともっと少ない)、DaiGoも僕も、猫を可愛がる性質から言って、サイコパスじゃなくて、単に合理主義者なだけな気がしますね。
僕は合理主義者というより、実用主義者であり、無駄なことをとことん嫌うタイプですが。。。
3 僕の診断結果2。
さて、「FFS理論・自己診断テスト」が、本のP24、25に載っていますが、「アクセスコードによる時間制限ありの診断テスト」と、僕は結果が異なりました。
結果は以下。
A 凝縮性。10点。B 受容性。11点。C 弁別性。9点。D 拡散性。8点。E 保全性。3点。
つまり、「受容性、凝縮性、弁別性」(順番も重要)という結果になってしまったのです。
僕の自己理解では、「受容性」が一番強く、次に、「凝縮性」であり、その次が「弁別性」になりました。
上の「アクセスコードによる時間制限ありの診断テスト」とはかなり異なる結果です。
やはり、簡易版は精度が劣るのかもしれません。
なるべく正確に診断したければ、本を買って、試すしかないのでしょう。
ですが、僕としては、全てが本だけで人間の思考・行動を説明できるものじゃないなぁとは感じました。
まぁ人間は複雑な生き物であり、理論だけで対応したら、痛い目に遭いますね。
応用を利かして、臨機応変に対応したいところです。
ですが、こういうFFS理論のような手法も参考になると思うので、頭に入れておくと便利かもしれません。
BIG5、エニアグラムの次に、FFS理論を勧めておこうかなぁ。。。 (MBTIは僕はイマイチでした)
ではこの辺で。(4654文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。
参考・引用文献。