コロナ後の世界の予想・予測「アフターコロナ」

どうも、武信です。(No820)

 

感染症の専門家でも何でもない素人が分析した記事だということを前もって言っておきます。(素人の視点でも何か得られるかもしれないので、一応、記録しておきます)

 

コロナ後の世界は、ビフォーコロナ(コロナ前の世界)と、アフターコロナ(コロナ後の世界)と後に言われるくらい、激変すると僕は思っています。

 

藤沢数希氏も、アフターコロナ時代に言及しており、コロナの終息に成功した国(中国、韓国?台湾?)と、終息に失敗した国(欧米)で、完全に分断されると予測しているようです。

 

分断とは、人の往来が止まる、つまり鎖国であり、コロナを克服した国はグリーンゾーンと呼ばれ、比較的、移動でき、コロナを克服できなかった国はレッドゾーンと呼ばれ、分断されると予測しているようです。

 

ちなみに、グリーンゾーン(経済圏)同士でも、しばらくの間は2週間の隔離?をされて、やっとその国に入れるという予測のようですね。

 

レッドゾーンの人の移動は完全に分断されてしまうのでしょうか。

 

このコロナの終わりの見通しの予測を立てている人は少ないと思います。

 

僕は過去の記事で少しだけ言及しましたが、東大の先生がさらに言及していたので、その記事を紹介した上に、僕の意見を書きたいと思います。

コロナ問題への解決策「安倍首相への和解案のメッセージ」

コロナ問題への解決策「安倍首相への和解案のメッセージ」というタイトルです。

 

興味がある人は続きをお読みください。

 

1 東大の先生の記事。

 

東大の先生である前田恵理子さんが4月11日16:09分に発表したのが以下の記事です。

 

「収束まで何年?親の覚悟」

 

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先ほども指摘した通り、コロナの終息は10年仕事だと思っています。

 

○ウイルスの病原性と収束に必要な期間

 

感染症の終息に必要な戦略は、ウイルスの感染力や病原性の高さによって異なります。

 

病原性が高く致死率が高ければ、感染した宿主も亡くなってしまうので伝播力は高くなりません。

 

弱毒の場合は、伝播力が強くてもただの風邪と同じですので社会的インパクトはありません(2009の新型インフルがこれ)。

 

今回の新型コロナ は、ご存知の通り潜伏期間が長く、重症化率が2割と程よく、無症状・軽症者による伝播力が強い、しかも重症者は医療を必須とする意味で、社会的コストがもっとも高いウイルスになります。

 

このタイプのウイルスの制御に必要な条件は、1 人口の7、8割が感染し集団免疫を獲得するか、2 ワクチンができ集団接種が進むの2つしかありません。

 

特効薬も期待されますが、必ず耐性ができますし、重症者が死ななくなる程度の効果に留まる(それも大きいです)と思います。

 

○集団免疫の獲得

 

100年前なら、こんなウイルスが流行っても、医療は当てにできず多くの患者さんが亡くなって数年で収束しました。

 

しかし、人類、とくに先進国は高度医療という魔法の力を知ってしまったたために、「医療を崩壊させずにゆっくりじんわり集団免疫を獲得する」道を選ぶしか選択肢がなくなりました。

 

これはある意味、医療を諦めて感染爆発を許容するより困難な道のりです。

 

医療崩壊させずに、日本人9000万人が感染するには、50年くらい時間がかかるのではないでしょうか。

 

よって、収束に必要な条件は、ワクチンができて集団接種が進む、の1択になります。

 

○ワクチンがみなさんの手元に届くまで

 

各国がしのぎをけずってワクチンの開発を進めています。

 

この人類の情熱をもってすれば、2-3年の間に実用化するかもしれません。

 

それでも驚異的な早さですが、私は2年程度でワクチン開発に成功できるだろうと、医学の力を信じています。

 

でも、ワクチンは健康は人に打つものですから、安全性の検証に長い時間がかかります。

 

世界中に届けるための量産化にも1年以上かかるでしょう。

3-4年後に、量産化が完成すれば御の字です。

 

3-4年でも驚異的な速さです。

 

難題は「集団接種」です。

 

感染対策のため、体育館に地域の人を百人単位で集めて接種を進めるわけにはいきません。

しかも、接種は医師にしかできません。

 

医師はすでに医療崩壊と闘っている状況です。

 

その合間を縫って、コロナファイターではない医師が動員され、一日にほんの数人ずつ、気長に時間をかけて接種を進めるし かないでしょう。

 

どうみても5年、10年仕事だと思っています。

 

でも、地道に接種を進めれば、やっとコロナの終息が見えてきます。

 

 

○社会が変わる

 

このような状況ですので、5月6日で緊急事態宣言が解かれて仕事や学校がいつも通りになるか、というとそれはありません。

 

少しでも、接触を許容すると、このウイ ルスはあっという間にぶり返しますから、年より及ぶ抑制生活を強いられることになります。

 

多少集団免疫の獲得が進んでも、局所的な流行で自粛を繰り返す、不安定な生活が続くことになると予想します。

 

むしろ、10年の間に社会がすっかり変わると思います。

 

職場はリモートワークが当たり前になり、オフィスに通う生活をする人は激減、一方第一次、第二次産業とケ アワークは、海外依存できなくなるために仕事が増えるはずです。

 

産業構造は40年前の日本にちかづくのではないでしょうか。

 

学校はホームスクーリングが基本になり、集団授業は過去のになるでしょう。

 

日本型の一斉入試は不可能になり、オンラインを通じたエッセイテストのような、欧米 型AO入試をアレンジしたものが主流になると予想されます。

 

この変化に対応できた学校や教育システムだけが生き残ることになるでしょう。

 

息子も高校生になるころ まではまともに学校がない生活を覚悟してますので、ノートPCを与えてクリエイテ イブに使えるように指導します。

 

コロナ後の世界では、日本型の受験勉強より重要なことだと思います。

 

○最大の問題

 

子供の教育では、一番の問題は、心の育ちと体力低下だと思います。

 

感染リスクを封じながら、運動やソーシャルな学びの機会をいかに提供するか、親の知恵が試されます

 

いずれにせよ、コロナ後はものすごい格差社会が待っていると思います。学んだものは誰にも奪われません。

 

困難な幼少時代を強いられる子供たちに、心からのエールを送りたいと思います。以上、ここまで。

 

2 僕の意見。

 

まず、ワクチンができ、集団接種させる政策の1択についてはほぼ同意します。

 

特効薬は限界がありますが、開発は進むでしょう。(重症者が死ななくなる)

 

医療崩壊させずに、日本人9000万人が感染するには、50年くらい時間がかかるので、ワクチン集団摂取しか道がないのですね。

 

ですが、他の道として、「もうコロナの重症患者は見捨てる」という道もありえそうです。

 

なぜなら、経済が持たないからです。

 

または、特効薬の開発により、重症者には打ちたいのですが、自粛を解禁したら、集団爆発感染が起き、医療崩壊が起きる上に、命の選別が始まります。

 

どうしても見捨てられる命が出てくるのが、自粛を解禁して、集団爆発感染が起き、医療崩壊を選択したら、起こる道なのです。

 

アメリカはこの道を辿っているようです。(アメリカは元々、自己責任であり、弱者を基本的に保護しないので、見捨てる命は見捨てます)

 

日本で、この道を取るのは政治的にもかなり難しく、となればワクチンと特効薬の開発しかありません。

 

で、ワクチンの開発はどうやらイギリスが9月から実用化する動きです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57982130T10C20A4910M00/

新型コロナワクチン、9月にも実用化 英研究チーム というタイトルです。

 

一部、引用します。

 

候補となるワクチンは4月中に臨床試験を始める予定としている。

 

11日付の英タイムズが伝えた。研究チームを率いるサラ・ギルバート教授は「8割の確率で新型コロナに効く」と語った。

 

世界保健機関(WHO)は2月時点で、ワクチン準備までに最大18カ月程度かかるとの見通しを示していた。

 

略。

 

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は2021年の早い時期に供給する見通しを示している。

 

日米の主要7カ国(G7)はワクチン開発を共同支援することで合意している。以上、ここまで。

 

随分、早く、ワクチンの開発がなされそうです。

 

東大の先生は3、4年後に量産化できれば御の字と予想してましたが、これが一気に早まり、2年ぐらいに短縮されそうですね。

 

日本も黙っておらず、大阪大学発のバイオ企業がワクチンの臨床試験(治験)を7月に始めるそうです。

https://twitter.com/nikkei/status/1250055683740966920

 

で、米大学グループは、感染拡大防止の接触減は、2022年まで必要の可能性を指摘しています。

https://twitter.com/nhk_news/status/1250400742457794567

 

これは、ワクチンの早期の開発を見込んでの計算でしょうね。

 

2年ぐらいで大量生産の準備ができ、そこから地道に国民にワクチンを打っていくのでしょう。

 

東大の先生は、このワクチンの地道な接種だけで5年以上かかると見ています。(この部分は、僕はもっと早めると予測していますが)

 

しかし、早めにして、仮に3年だとしても、ワクチンに国民全員接種完了までに今から、5年ぐらいかかるんでしょうかね。(ワクチン大量生産まで2年ぐらい+ワクチン国民全員に接種に3年?)

 

この2年と3年の数字は、若干、ずれるかもしれません。

あくまで僕のだいたいの予測に過ぎないので。

 

まぁ、「ここに至るまでに、経済が持たないと思われるのでどうするか?」ですね。

 

こういうロードマップ?みたいなのを考えると、弾丸を打ちすぎると、すぐに弾が尽きることが容易に分かります。

 

僕の予想では最低2年以上はかかりますし、終息までに5年ぐらいはかかる気がします。

 

オリンピックなんて夢のまた夢であり、政府のあまりにも楽観的な予測という結果でしょうね。

 

3 アフターコロナの世界。

 

さて、ここからはアフターコロナの世界を見ていきましょう。

 

コロナ終息に5年だと仮に見通すと、テレワーク、オンライン授業、オンライン診療、マスク開発(もっと高機能なもの。映画のナウシカのマスク社会が本当に到来)、オンラインデート、ゲームや漫画や映画などのオンラインコンテンツ、など、オンラインのニーズが急激に高まると思われます。

 

オンラインに必須なパソコンやその他機械類が爆発的に売れ、足りなくなるでしょう。

 

また、オンラインを支えるAmazonなどの物流倉庫配達網が栄え、リアル店舗(カラオケ、バー、夜の店など多数)は衰退し、リアル店舗でも生活に必須で3密の少ない?スーパーやコンビニなどしか繁盛しないと予測できます。

 

巷のレストランや定食屋などの店は、当分、テイクアウト(持ち帰り)中心になるでしょう。

 

さらに、出生率が激減し、人口動態に大きく影響しそうです。(今、妊娠する勇気ある家庭、多いのでしょうか?)

 

以下の記事に詳しいです。

https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=37749

コロナ禍で加速する少子化ー2021年には出生数が大幅減

 

病院に気軽にかかれなくなり、健康意識が高まり(予防医療)、健康器具なども売れそうです。

 

東京ディズニーランドやUSJなどの人が混む大型施設は、壊滅的になりますし、野球やサッカーなどのスタジアムや、歌手のコンサートなども当分、自粛になり、リアル施設の活用が宙に浮くでしょう。

 

野球やサッカーは無観客試合が中心となり、動画放送にして楽しんでもらうか、寄附金などを募るしかないでしょうね。(スポーツ選手の給料が大幅減となります。これについては、野球は観客制限をしましたが、ある程度、入れました)

 

歌手はCD低迷によって、コンサートや物販が命綱だったのに、それを封じられ、YouTuberの投げ銭みたいなシステムで生き残るしかなくなるかもしれません。

 

アフターコロナの世界は生活スタイルが一変。

 

さて、感染症のリスクを一度、体験した人類は、コロナが終息した後も、似たような感染症の再来に備えた生活スタイルをある程度、維持しようとするでしょう。

 

つまり、テレワークやオンラインを重要視し始めます。

 

アフターコロナの時代は、生活スタイルへの意識が一変するようになるのです。

 

コロナショック期の問題点。

 

さらに問題点として、5年終息説を取るとしたら、かなりの長期戦になるのですが、この5年の間に、地震・豪雨などの災害系が来る確率も上がるという点があります。

 

加えて、この機に乗じて、ハッキング被害中国・北朝鮮の軍事行動(核実験等多数)が増えそうです。

 

実際、中国が低出力核実験や領海挑発をしたという報道がありましたし、北朝鮮も飛翔体をバンバン発射してきていますし、ソニーもハッキング被害に遭いましたし、この傾向が続くと予想します。

 

ハッキングなんて、特に狙い目じゃないでしょうかね。

 

企業も政府も、余裕がないのですが、ハッカーは余裕があり、この機を逃さないと思われます。

 

アフターコロナ後のメリットは?

 

今回のコロナショックで、メリットがあるとすれば以下の点になります。

 

1 温暖化抑制。

人間の活動が減るので、温暖化が抑制されます。(ただし、ネットへのニーズが増加し、データセンターなどの電気代が増えるかも?)

 

2 東京一極集中が緩和される。

東京は感染リスクが高いので、地方に移る人が増えます。(地方に移る動きはもう既に始まっていると思われますが、さらに加速するでしょう。同時に地方に感染者が移る場合もあり、危険でもあります)

 

3 海外依存ができないので(鎖国)、一次産業が栄える。

 

4 従来の無駄な業務や文化(会ってだらだら会議や、通勤地獄、ハンコ文化も?)が減少し、効率が重要視される。

ハンコ文化を守り抜くと、今後5年でかなりの弊害が起こるので、この際、なくすべきだと思いますね、

通勤地獄がかなり緩和され、テレワークに向いている人には福音でしょう。

向いていない人には地獄になりそうです。

 

アフターコロナ後のデメリットは?

 

逆はどうでしょうか?

 

1 リアル店舗壊滅的打撃。

東京ディズニーランドやUSJ、スタジアム(野球やサッカー含む)、コンサート会場、カラオケ(マイクと3密になりそうな空間)、夜のお店、居酒屋など多数。

 

3密になりそうなリアル店舗は壊滅的打撃を受けるでしょう。

 

2 観光立国の頓挫。

当分(5年以上?)、鎖国が続くと思われるので、観光立国は頓挫するでしょう。

 

観光関係は大打撃を受けます。(外国人客は激減し、国内観光客だけが頼りに)

 

3 優秀な医者が減る?

このコロナショックを見た人は、将来、医者になりたいと果たして思うでしょうか?

 

医者の良い点は日本の中では比較的、高給で安定している点だったのに、今回のコロナショックでかなり危ない職業だと認識されました。

 

よって、来年の医学部受験は優秀層は避けるのではないでしょうか?

 

一部の医者を志す、ぶれない優秀層と、あまり優秀じゃない医者志望者が入り込むと予測します。

 

4 出生率が激減?

このコロナショックを見て、今、妊娠したいと思うカップルは果たしてどれくらいいるのでしょうか?

 

医療崩壊が起きるかもしれないですし、病院で安心して埋めるかも不透明なのに、妊娠するのは怖くないですかね?

 

よって、来年の出生率は激減し、人口動態に大きな打撃(少子化)を与えると予測します。

 

これは上記で触れました。

 

5 学校のテレワーク化により、家庭の教育力が子供の学力に直結する。

 

そもそも、自学自習なんて、一部の優秀層しかできません。

 

テレワークといっても、裕福な家庭なら、支援できるかもしれませんが、貧困家庭の子供はあまり乗り気じゃなく、テレワークを使いこなせない気がします。

 

子供の学力にかなりの格差が生じると予測します。

 

5年間で、相当、差がつくはずです。

 

以上、アフターコロナの世界を分析してみました。

 

追加で記事を足すかもしれません。

 

ではこの辺で。(6713文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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