コロナ大したことない論者の言い分

どうも、武信です。(No816)

 

最初に述べておきますが、この記事は2020年4月10日に書かれたモノです。

 

2020年12月現在、事態がかなり変わっており、僕も別の記事で、追記しています。

 

過去の記録として、ほぼ当時のまま、残しておきます。

 

コロナ問題については僕は以下の記事で散々、述べています。

 

目にみえないモノを軽視する人たち PART1

目にみえないモノを軽視する人たち PART1 というタイトルです。

 

目に見えない世界を軽視する人たち PART3

目に見えない世界を軽視する人たち PART3 というタイトルです。

 

ここで、「コロナ大したことない論者」の筆頭格の永江一石氏という人がいます。

 

「コロナ大したことない論者」が「どういう言い分、論理を持っているのか?」考察したいと思います。

 

興味がある人は続きをお読みください。

 

1 永江一石氏とのツイートでのやりとり。

 

永江一石氏は以下のツイートをしました。

 

「ここまで来たら私もはっきり言うけど、「感染を広げるのは若者だー」といいながら出歩く年金暮らしの喫煙高齢者を守るために数年間経済ぶち殺すよりは、病院に現役枠確保してもらって経済回した方がよい。高齢者が10万人亡くなっても残りは3490万人。」

 

断言してもよい。いずれどの国もこの選択をすることになる。最初は高齢者を守れーといっていても長期間続くわけない。ボロボロになって餓死してまでは国民全体の我慢は続かない。」

 

ニューヨークだって爆発的に死んでるのは無料の検査に殺到した貧民街の移民や黒人で、肥満による糖尿病や高血圧の人が大半。この人たちを守るために永遠にロックダウンするのかといえば、いずれはここまでやったからもういいでしょになるはず。」

 

「冷たいと言われようが、高齢者と、現役の命は同等ではない。十分に生きた人たちのためにまだこれから生きる人たちが犠牲になるのは絶対におかしいと思う。自分もコロナにかかって重体になったら呼吸器は若者に譲るよ!」以上、ここまで。

 

僕は引用付きリツイートを以下のようにしました。

 

「医療崩壊を起こせ!と?またはアメリカ型にせよ!と?老人が大量に感染したら、他の層にも当然、爆発的に感染しますよ。僕は感染したくないんですが。」

 

そしたら、以下のリプライが返ってきました。

 

日本の場合、全数検査したクルーズ船で、70代の感染者の60%が無症状って知ってる? 感染しても持病があったり喫煙してなければほとんど無症状か軽症。たまにインフルエンザくらいの症状程度なのでわたしは別にかかってもいいです。」

 

で、僕は以下のように返信しました。

 

2割しか重症化しないそうですが、老人が重症化率を上げていて、老人以外の層の重症化率が1割切っていても、怖くないですか?1%だと仮にしても100万人くらいはヤバくなる。蔓延容認の立場ですか?」以上、ここまで。

 

ここからは返信がありません。

僕は以下のように返信し、聴きたいと思っていたのですが。。。

 

以下、続きます。

 

2 永江一石氏に聴きたかったこと。

 

蔓延容認論ということは、「ほぼ全国民に一度はコロナにかかってもらうという策のことですよね?」と。

 

永江氏は、コロナで死ぬ人の数より、恐慌の経済問題で死ぬ人の数が多くなるから、この際、「経済活動はもう開放し、コロナにかかってもらう」と。

 

その際、「重症化率は日本は他国と比べて低そうなので、大して死なない」と。

 

永江一石氏の論理を政治家が使うとしたら、以下になると思われます。

 

「重症化率は他国と比べて、日本は低いので、コロナに国民の皆様には一度はかかってもらいます。老人の皆様は他の層の人より、死ぬ率が上がりますが、我慢してください。

 

老人以外の層は死ぬ率が低いですし、重症化率も仮に1%だとして(2割の重症化率は老人などが引き上げている)、国民の100万人ぐらいだけです。後遺症が残るかもしれませんが我慢してください。

 

医療崩壊を防ぐため、検査もしませんし、病院もコロナ患者は受け付けません。他の病気の方を優先します。

 

運悪く死んだ場合、諦めてください。経済で死ぬ数の方が多くなりそうなので、そこは我慢してください。」以上、ここまで。

 

「コロナ蔓延容認派の論理」はこのようになるでしょう。

 

永江一石氏にぜひ、このような立場が聴きたかったのですが。。。

 

また付け加えますが、コロナ蔓延容認説を取ると、大流行するので、病院は当然、重症患者も受け付けなくなり、もっと死亡率が上がりますよ。

 

集中治療室に入るのも無理になるでしょうね。

 

で、永江一石氏はコロナに感染してもまったく怖くないそうなので、「治験に参加して、行動で示し、社会貢献するのもありなんじゃないか?」と思いました。

 

そう言うと、おそらく永江一石氏は、「積極的にわざわざ罹るつもりはない」や「かかってもいいけど、仮に体調が悪くなった期間、自分の時給分くらいは出してくれるのですか?」とか言いそうです。

 

それなら、永江一石氏への「コロナチャレンジ企画」として、クラウドファンディングを募集するの面白そうです。

 

僕もいくらか金を出しますよ。

 

大量の人から、金が集まれば、永江一石氏の数日分の稼ぎぐらいは集まるんじゃないでしょうかね。

 

治験は治療薬の進歩につながりますし、永江一石氏の理論の多少の説得力の上昇(実際に行動した点)と、宣伝・告知になるんじゃないですかね。

 

そこまで言うからには、ぜひ、自分で行動して欲しいなぁと。

 

あと、永江一石氏のずるい点は、高齢者が大量にいて、選挙の際に焦点となる日本では、このコロナ蔓延策は絶対に採れないと見込んでいながら、主張していることです。

 

この永江一石氏の案を、政治家が採用できるわけがないですよね。

 

それを分かっていて、評論家の立場から、主張しており、まったく実践者でもプレイヤー目線でもありません。

 

上記の僕が考えたことを、政治家が国民にTVで言えると、皆さんは思いますか?

 

永江一石氏がTVで発言したら、確実に干されますし、ネットで単に言いたい放題言っているだけの人なんですよね、結局。

 

こういうずるい評論家ポジションでも、コロナチャレンジ(治験のこと)をすれば多少はマシになりますよ。

 

ぜひ、永江一石氏には実行してもらいたいです。

 

3 永江一石氏のツイート。

 

永江一石氏のツイートを貼ります。

 

「検査を235万もやってるアメリカの致死率3.6% 日本の検査はたった6万1000で致死率2% 検査してないから仮に日本のコロナ感染者がいまの10倍いると仮定すると致死率は0.2%。 インフルエンザの年間の関連死は1万人(超過死亡概念)。感染者は1000万人だから、致死率0.1%

 

「そして重症率は2.1%だけど検査数が少ないので実は0.2%くらいだと思う」

 

「ここまで来たら私もはっきり言うけど、「感染を広げるのは若者だー」といいながら出歩く年金暮らしの喫煙高齢者を守るために数年間経済ぶち殺すよりは、病院に現役枠確保してもらって経済回した方がよい。高齢者が10万人亡くなっても残りは3490万人。」

 

これに対し、hiro87さんが以下のツイート。

 

「それやるなら桁が一つ足りないでしょ 集団免疫を目指すなら50〜66%が抗体を獲得する必要がある 3500万人なら1750万人〜2310万人が罹患 中国のデータから60代の致死率が3.8% 70代が8.0% 80代以上は14.8%だからざっくり10%と考えて175万〜230万人を犠牲にするって言わんと 完全放置ならもっと多い可能性も」

 

これに永江一石氏が以下の引用リツイート。

 

「日本人の致死率、どう計算しても0.1%くらいなんだけどね  ちなみにインフルエンザは毎年1000万人が罹患して感染が止まる。ワクチンは30% 2000万罹患して0.1%なら2万人だね。」以上、ここまで。

 

永江一石氏は集団免疫作戦を推しているようです。

 

で、政治家の二階幹事長(81歳)も何となくですが、似たような思考の持ち主のようです。

 

以下の記事から推測できます。

https://friday.kodansha.co.jp/article/106519

二階幹事長が80人の満員集会で「コロナ傲慢・仰天発言」連発!というタイトルです。

 

コロナ感染が拡がる3月25日に、ジャーナリストから講師を依頼されて勉強会に参加して、熱弁をふるっていたのです。

 

参加者は50代〜70代が多く、約80人で満員でした。

 

冒頭で、以下のように述べました。

 

「不要不急の外出はいけないとか、集まって何かするのもどうかと言われていますが、私はまあ、あんまり神経質になってもしょうがないと思います。好き嫌いを言わずにご飯を食べて、睡眠さえしておけば少々のことには勝ち抜くように人間の身体はできているんです」

 

「度を過ぎて外出を恐れるということではなしに、みんなが少しずつ協力し合う。みんな引っ込んでしまうのではなくて、良い方向に進むように勇気を出そう」

 

と、外出を促す仰天発言まであったそうです。

 

二階幹事長も「自粛よりも外出を促し、ご飯を食べて、睡眠さえしておけば大丈夫」と言い、集団免疫作戦を暗に支持しているかのように僕には聞こえました。

 

しかし、二階幹事長や、政治家の多くは、おそらく隔離された場所にいるので、国民の半分が仮に感染しても、かからない可能性もありそうです。

 

で、多くの老人層は永江一石氏の致死率0.2%(本当か不明)案の通りだとしたら、2万人は最低でも死ぬということですね。

 

というより、永江氏は、重症化率でさえ2.1%でもなく、実は0.2%と言っており、「あれ?致死率が0.2%の間違いじゃないの?」と思いました。

 

WHOの発表だと、重症化率は2割ぐらいだったはずですが、日本の場合はそれよりも遥かに低い2.1%どころか、0.2%だと永江氏は言うのですかね。

 

しかも、インフルエンザを例に持ち出して2000万で罹患が止まるといい、その場合は致死率0.2%だから、2万人しか死なないという楽観的な計算です。

 

集団免疫を目指すなら50〜66%が抗体を獲得する必要があり、3500万人なら1750万人〜2310万人が罹患とhiro87さんは言ってますね。

 

2万人の死者で果たして、本当に済むのでしょうかね。

 

集団免疫作戦を取った国は、今のところ、存在しなく、経済と人の移動を犠牲にして、封じ込め作戦をとっています。

 

「日本だけは集団免疫作戦で行け!」と永江氏は言っているのですねー。

 

ところで、集団免役を獲得するなら、50〜66%が抗体を獲得する必要があるといいますが、なぜ3500万人という数字が出てきたのでしょうかね。

 

仮に国民の半分だとしたら、1億2000万人の半分の6000万人はいると思うのですが。。。

 

しかし、1750万〜2310万人が罹患したら、収束する仮説は、インフルエンザが毎年1000万人程度だとしたら、妥当に見えますが、インフルエンザは冬が流行期ですよね?

 

インフルエンザの抗体や収束の論理を知りたいなぁ。

 

それと今回のコロナウィルスを比較して良いものかどうか?コロナウィルスは暖かい地域でもある程度、流行しているようなので。

 

ちなみに、ホリエモンも永江一石氏と似たようなタイプです。

 

ホリエモンはYouTube動画で「身体が丈夫な人はメンタルが強い」と言っていました。

 

逆に、勝間和代さんのように「身体が丈夫じゃない人はメンタルが弱い」というか、「自己管理をしっかりして、神経質なタイプだ」と、そんなことを言っていたように記憶しています。

 

ホリエモンも永江一石氏も、自分が身体がかなり丈夫だから、「楽観説を取るのだろうなぁ」と推測します。(さらに、二階幹事長も同じ類です)

 

コロナに罹っても「自分は絶対に死なない!」とこの3人は確信しているのでしょうね。

 

僕は自律神経の異常など持病があり、タバコは吸ってこなかったのですが、少し心配です。(あまり丈夫じゃないと思っているからです)

 

あまり身体が丈夫じゃない、またはすぐに体調が悪くなると思っているからこそ、毎日の体調管理にはかなり気をつけています。

 

具体的には、タバコは一切吸わない、食事も栄養をしっかり取る(サプリも取る)、運動も週に2回の毎回1時間ずつは歩く、自律訓練法&ストレートネック治療&マッサージをほぼ毎日必ずする、などです。

 

妹も体調があまり良くなく、丈夫じゃないので心配です。(最近、胃の調子がかなり悪いです)

 

さらに、自分の高齢の両親の心配もしています。

 

こういう層を、この3人はほとんど見ていないのでしょうね。

 

だから楽観説が取れるのです。

 

4 「日本だけコロナ大したことない説」がもしかしたら成り立つ?

 

ここまで、永江一石氏に反論してきましたが、もしかしたら「日本だけコロナ大したことない説」が成り立つ可能性も少し考えました。

 

まず、コロナ大したことない論者の行きつく所は、集団免役容認説でしょう。

 

永江一石氏が典型例です。

 

中国のデータによると、無症状者の3分の1は十分な抗体を持っていないそうです。

 

そもそも抗争してこそ抗体は作られます。

 

重症患者は死ぬ思いをして抗体を作り、無症状者はそもそも抗争しないので、抗体も作られにくくなります。

 

無症状者はコロナはまったく脅威じゃなく、重症化しやすい人は戦って運良く生き延びたら、抗体ができます。

 

ダメだったら、死亡という戦争なのです。

 

集団免役説を取る人は、重症化しやすい人はどうでもいいわけであって、経済の方が大事であり、「なぜなら経済で死ぬ人の数が多くなりそうだから」という主張です。

 

ここで問題なのは「無症状者も感染を広げる」という点です。

 

無症状者は重症化もしないのですが、それでも感染源となり、しかも自分の命は大丈夫で危機感がないので、感染を余計に広げやすくなりますし、自粛要請ぐらいでは従わない可能性もあるのです。

 

集団免役が行き渡れば、終息することもありそうですが、それは一部の死亡者と引き換えの策なのです。

 

しかし、その前に、重症患者を病院で受け入れると、医療崩壊が起こるので、政府が集団免役容認策を取るのなら、重症患者の病院受け入れを辞めなければなりませんが、それだと死亡者も増えそうです。

 

ですが、以下の記事にあるように、日本人は集団免役を既に持っているという記事もあります。

 

新型コロナの死亡率が低い日本人 すでに免疫持っているとの仮説 というタイトルです。

 

日本の死亡者の数は、諸外国と比べて圧倒的に少なく、その原因が不明でした。

 

説としては以下が考えられていました。

1 PRC検査が絞られているので、感染者や死亡数が過小評価されている。

2 他人とあまり接触しない、大声で喋らないなどの行動様式やマスクや手洗いなどの習慣。

3 BCG接種率の高さ。

 

ここに、4つ目として、「日本人は新型コロナの免役を持っている説」が出てきました。

 

この仮説が本当なら、「日本だけコロナ大したことない説」がありえなくもないということになります。
コロナ問題については別記事で、たくさん書いています。
PART2、3もありますが、上記のカテゴリーの記事をある程度、読んでからの方がいいと思います。
一応、張っておきますけどね。

コロナ大したことない論者の言い分2「緊急事態宣言全面解除時点でのコロナ予測」

 

ではこの辺で。(6468文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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