どうも、武信です。(No740)
権威の話については僕の記事で散々、書いてきました。
人は「誰が言うのか」でかなり左右され、「何を言うのか」でほとんど判断する人がいないからです。
「誰が言うのか」に大半の人(僕の実感では9割?)は何らかの影響を受け、内容を中心に判断する僕のような人は少数派というわけです。
よって、権威の話について長々と大量の記事を書いてきたわけですが、今回もその権威についてです。
ちょっと変わった切り口から書きたいと思います。
興味がある人は、続きをお読みください。
1 DaiGoの動画の紹介。
まず、以下のDaiGoの動画を貼ります。
「悪党すら説得できる【性格別説得術】」というタイトルです。
DaiGoは影響力の武器という本から6つの要素を紹介しています。
1 権威
2 コミットメント。(小さい頼み事から、大きい頼み事)
3 類似性。(あなたと同じなんですよと言ってから、説得)
4 希少性。(残り少ないことをアピール)
5 返報性。(何かをしてもらうとお返ししたくなる)
6 コンセンサス。(皆がやっているとやりたくなる )
「影響力の武器 第3版」の6つの要素(基本)はたくさんのブログなどで紹介されており、これは別に紹介してもいいでしょう。
ですが、もっと詳しい洞察が動画では話されているので、興味がある人はDaiGoの動画を見てください。
2 僕の意見。
このうちの権威について話します。
権威というものに僕たちは弱いです。
以下の僕の小説でも書いています。
「学歴物語」です。
スマホで小説を読む「学歴物語」
一部、引用します。(TBSのモニタリングの番組です)
後日談。(2019年6月8日追記)
こういう権威や学歴による色眼鏡で人を見て、判断し、失敗するというエピソードを僕は描きたかったのですが、TBSのモニタリングという番組で似たようなエピソードが放送されてました。
僕の小説は2018年12月26日にはすでに投稿済みです。
そして、モニタリングの放送はそれぞれ2019年5月と6月ですかね。
例1
子供の実力者(スポーツ)が最初は下手だと見せかけておいて、周りにいる大人が教えてくれるが、後で急に実力を見せつけられます。
大人は実力者に恥ずかしげもなく、偉そうに教えていたという笑いです。
例2
あるお笑い芸人に、後輩のお笑い芸人?がギャグをかまして、しつこかったのでお笑い芸人の人は後輩に怒っていましたが、実はその後輩は社長の息子でした。
社長の息子だとわかった途端、怒っていたのをごまかし、急に迎合し始めます。
つまり、最初は格下だと思っていたのに、立場が上だと分かったら、手の平を返す姿というお笑いです。
例3 6月13日放送。
高級ミシュランの店で、ペヤングソースやきそばを、高級そうに見せかけた一流の食べ物(味はペヤング)として、出して、権威や店の高級そうな雰囲気に流されるか?という実験。
1つ目のミシュランの店は、6人中4人が流されない、つまりペヤングだと気づいたという結果。
2つ目は、2例だけ放送され、2例ともペヤングだと気づきませんでした。
1人の男はこのペヤングに4000~5000円だしてもいいと言っていました。
この3つのエピソード、または僕の短編小説から言えることは、世の中にはけっこう隠れ実力者がいて、下手な対応、態度を取って嫌われると致命的だという点です。
学歴だけで見下した奴らや、職業だけで見下した奴らなど、僕の場合だけでも過去いました。
手の平返しが世の中、一番嫌われます。気をつけたい点ですね。
3つ目の例は、偽物を出されても気づかないブランド好きな人という例えとも言えそうです。以上、ここまで。
「権威にいかに人は弱いか?」が表れています。(TBSのモニタリングという番組でも検証されてましたね)
さらに、DaiGo自身も実は権威の力を借りています。
「TV出演での知名度(芸能人?)」と「科学的論文を根拠としている」という2つの権威です。
DaiGo自身が自説を仮に語っても、説得力が欠けるかもしれませんが(サンプル数1などと言われる)、科学的論文を根拠とすれば説得力が上がります。
もし仮にDaiGoが個人的見解ばかりで、科学的根拠を基にしてなかったり、本からの要約や引用じゃなかったとしたら、DaiGoは32歳という若さであり、経験量もまだ少なく、極端な人(特に50代以上の人?)は「若造の人の意見なんて聞けるか!」と思うかもしれません。
また、DaiGoの実績としては「パフォーマー」や「大学受験の慶応大学合格の勉強術」や「大量の本を読める読書術」や「プレゼン力」や「本を書くのではなく売るプロデュース力」くらいになってしまうでしょう。
「会社への投資家」としての実績はまだ未知数かもしれませんし、「経営者」としても小さな集団なので、狭い話になってしまいます。
というわけで、DaiGo自身の個人的見解をたまにコンテンツとして使うのはありだと思いますが、それを中心にしてしまうと、コンテンツが偏りますし、幅が狭くなり、さらに説得力も落ちてしまうという欠陥があります。
なので、DaiGoは科学的根拠のある論文や本などを自身の抜群のプレゼン力で話すビジネスをはじめたのです。
さらに、パフォーマーとしての知名度(TV出演多数)で集客がやりやすくなります。
次に、僕の話題に移りますね。
僕も権威の力を借りています。
僕自身には高学歴という権威はなく、有名人という権威もないです。(実績も1人の人を1年半から2年くらいで、けっこう育て上げたくらいです)
しかし、僕には実は隠れた実績もありました。
それは「ネタ元とされている点」です。
つまり、僕のアイデアは実はかなり筋がよく、頻繁にパクられていたのです。
というわけで、僕はパクられているという証拠記事シリーズを載せているわけです。
有名企業や有名人にパクられているとして、実績が上がっていたら、僕の案は有用性が高いということになります。(もちろん、パクった人たちは僕のアイデアをもっと練り上げ、しかも実行していますけどね)
こういうパクられ案件が多いということは、「僕の企画力は実績があり、筋のいいアイデアを出せる実力はある」とある程度は言えるわけです。
こういう「パクられた回数が多い」という権威を僕は使っています。
じゃないと、僕の記事の内容がいくら良くてもほとんどの人が信じないし、試さないし、信用しないでしょう。
何も実績、実力、権威のない人の言うことなど大半の人は信じません。
世の中、そういうものです。
DaiGoも2つの権威を上手く使ってますし、僕も権威を利用しています。(こういう地道なアピールをしないで普通に記事を書いていたら、いくら内容が良くても普通の人は中身を精査せず、ふーんで終わりだからです)
DaiGoも自分の読者が人生で上手く生きられるようになったら嬉しいでしょうし、僕もそうですが、まず「聞いてもらう状態にする」ことが大事です。
僕は過去、権威がないせいで、この「聞いてもらう状態にする」にかなり失敗しています。
良いことを言っているのに相手が聞いてくれず、信じてないので、実行もせず、成果も上がらないか、僕は逆にバカにされる始末でした。
対して、僕の言うことを素直に聞いた20代社会人女性は成果をあげました。
聞いてもらえましたし、実行もしていたようなので。
そういうことを肌身に感じ、実感しており、「誰が言うのか」を9割の人が意識しているので、僕も権威作りをしているのです。
まぁ権威が最初はなくても、「何を言うのか」を大量に積み重ねてそれが実績につながり、「誰が言うのか」の権威を作り上げた人として、三橋貴明氏がいます。
著作物を大量に書いていて、中身があればそのうちにそれが分かる人が増えてくるのですね。(まぁブログだけだと厳しいかもなので、出版の力が必要そうですが)
今回の話は、「権威作りは大事だよ」というテーマでした。
ではこの辺で。(3604文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。