書評・レビュー「優れたリーダーはみな小心者である。」

どうも、武信です。(No697)

 

書評・レビュー「優れたリーダーはみな小心者である。」というタイトルで話していきますね。

 

2017年の記事です。

 

 「優れたリーダーはみな小心者である。」 

 

タイトルは書評・レビューとなっていますが、書評は短文書評だけで短めであり、本文の大半は要約になっています。

 

この本に興味がある人は、読むか読まないかのきっかけとなるかもしれません。

 

気になる方は、続きをお読みください。

短く、サクッと読める内容です。

 

 

1 短文書評。

 

短文書評は以下です。

 「優れたリーダーはみな小心者である。」 

 

「4点。元ブリヂストンCEOの経営本。著者の経験が惜しみなく書かれていると思われる渾身の一冊。経営者はもちろん、リーダーを目指すなら読んでおいた方がいい。学ぶ箇所がかなり多かった。何回も読んで血肉化しておきたい本。」以上、ここまで。

 

2 本の要約。

 

以下、気になった箇所を要約。

 

面白くなかった仕事に「面白い仕事」(社員の負担になるのに)を付加して、社員のやる気を引き出し、なおかつ会社に利益をもたらした話。

 

「言い出しっぺ」になって、反対されても自分を貫き、社長に認めさせて、会社に利益をもたらし、後に手の平を返されても「味方が増えただけ」と思える境地が凄いと思った。(皆、勝ち馬に乗りたがり、手の平を返すさまを見て、人間とは現金だと思ったそうですが、めげないところが凄い)

 

人格者でいる必要はない。合目的的であればいい。

 

不祥事やトラブルの際に、部下を責め立てるより、合目的的に早く解決をしたほうがいい。

 

または、気に入らない部下を扱う際も、合目的的だけを意識すれば、それほど負担にならない。

 

他の人には「よくあんな人と上手くやれますね」とよく荒川氏は言われるそうだが、荒川氏は合目的的に行動しているに過ぎず、人格者でもないが、結果的に上手くやっている。

 

部下の自尊心を傷つけたら、面従腹背される。口ではYesと言いながら、腹の中ではNoという部下を育てることになる。

 

相手に敬意を伝えないといけない。

 

「上司は部下を理解するのに3年かかるが、部下は上司を3日で見抜く」と言われる。

 

心の中で「こいつ、ダメだな」と思っていたら、その気持ちは必ず相手に伝わるそう。

 

しかし、上司がいくら仮面をつけて振る舞っても、部下は見抜くが、それの解決策はわからないという。

 

一つ言えることは、どんな部下にも公平に接すること。

 

以下の僕の記事でも書いていました。

 

「仕事に私情(お友達ごっこ)は挟まないのが基本」

仕事とプライベートは分ける「仕事に私情(お友達ごっこ)は挟まないのが基本」

 

短い言葉でメンバーの頭に染みつけるために「4倍速」という言葉を多用した話。

 

または、経営危機の子会社に「売上」「シェア」より、今はとにかく「利益」重視を徹底させて理解させたこと。

 

経営は予測不可能なゲームだから、為替ヘッジは絶対にしておくべし。

 

荒川さんのときはタイのバーツが暴落したのですが、荒川さんは予め、リスクヘッジしておいたので、無事に切り抜けられたそう。

 

他にも超円高「70円」も想定して経営をするのがいい。

 

 「結果を出せ」という上司の命令は誰でも言える。

 

部下は内心、思っている。「上司のお前が実際に来てやってみろ」と。

 

現場は悪戦苦闘しているわけであり、居心地のいい温室(本社など)から命令されても、現場に圧政を強いる悪代官にしか見えない。

 

誰も本気でついていこうと思わない。リーダーの役割は実際に「やってみせる」こと。

 

3現(現物、現場、現実)を体感すれば、解決策は自ずと導き出される。

 

現場に精通していると、現場にみなされれば、信頼関係が生まれるし、現場を実際に見た上での解決策なので、判断に迷いがなくなる。

 

コンサルタントなどの理路整然としたリポートは、価値が低い、なぜなら、複雑な現場の事情を理解してないから。

 

これ以上、心配しようがないと思えるまで考え抜くことが大事。

 

地位はダメなひとをつくる。いわゆる裸の王様状態になるから。忖度も働く。

 

社長に上がってくる提案はすべて「妥協の産物」だそう。

 

無駄な経費などは削減し、ケチに徹し、浮いた費用で、イノベーションなど攻めに使う。

 

リーダーは権力ではなく、実力でリーダーシップを示すことの大事さ。

 

実力を見せる以外に、心底、従わせる術はない。

 

ただし、実力をみせ、平和裏にリーダーシップを発揮しているのに、乱す者については権力で制裁を加えるべし。

 

優れたリーダーは「絵描き」に似ているという話。

 

次世代に禍根を残すのではなく、美田を残すべし。以上、ここまで。 

 

ではこの辺で。(2195文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

 

  「優れたリーダーはみな小心者である。」 

 

参考・引用文献。

 「優れたリーダーはみな小心者である。」 

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