日本の未来「ベーシックインカム導入がありえるという話」

  • 2020年1月26日
  • 2020年12月25日
  • 思想
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どうも、武信です。(No563)

 

2018年の記事です。

 

前回の記事で、ベーシックインカムについて述べてきました。

 

「「好きなことをして生きる」論の是非2」というタイトルです。

ベーシックインカムで仕事やバイトはどうなるか。「好きなことをして生きる」論の是非2

 

ベーシックインカム導入に対して、僕は反対派でした。

 

「皆に全員に配る意味、あるの?」という立場でした。

 

「好きな仕事ができる」という大義名分に、疑問を抱いたのですね。

 

ですが、今回はもしかしたら、ベーシックインインカムが「別の大義名分で導入される可能性があるかも」と思い始めました。

 

今回はその切り口から、論じていきます。

興味がある方は、続きをお読みください。

 

 

1 ベーシックインカム導入反対派だった僕がもしかしたら導入される可能性があると思い始める。

 

過去の僕の記事では、ベーシックインカム導入反対派でした。

 

ベーシックインカムで仕事やバイトはどうなるか。「好きなことをして生きる」論の是非

ベーシックインカムで仕事やバイトはどうなるか。「好きなことをして生きる」論の是非

 

ベーシックインカムで仕事やバイトはどうなるか。「好きなことをして生きる」論の是非2

ベーシックインカムで仕事やバイトはどうなるか。「好きなことをして生きる」論の是非2

 

 

ですが、僕は政府は「老人層の社会保障費大幅削減のために、ベーシックインカム導入をすることもありえる」と考え始めました。 

 

以下の記事を読んでください。

 

「「社会保障給付「190兆円に」高齢者ピークの40年度。」というタイトル記事です。

https://www.asahi.com/articles/ASL5M7H8DL5MUTFK00L.html

 

2040年度(今年は2018年ですから今から22年後)に社会保障給付費が、190兆円まで膨らむと試算しています。

 

これはもう払えないでしょう。

 

2 2040年の世界がどうなっているか、シナリオ予測。

 

「22年後の世界がどうなっているか?」は予測が難しいです。

 

日本人の生産性を極限まで上げて、GDPも大幅増に成長したら、もしかしたら税収が100兆円ぐらいになって、いくらか助かる層も出てくる可能性もなくはないと思っています。

しかし、そのシナリオはかなり見込み薄いです。

 

消費税も10%になるのに、2019年度と言われていますが、不透明ですし、20%まで上げるまでいかないと僕は思っています。(それまでに不況になります。消費税が大きくアップすると買い控え、節約志向になると思います)

 

救いのシナリオといえば、テクノロジーの大幅進化ぐらいですね。

 

テクノロジーが大幅進化して、介護ロボットや格安の医療技術などが大量開発、大量生産されれば、医療費の大幅削減が可能かもしれません。 

 

また、農業やバイオやその他の分野でのテクノロジーの大幅進化があれば、食費も削減できるかもしれません。 

 

そうなれば節約生活が可能になり、少ない金の人でも、生き延びることができるかもしれません。

 

3 2040年度ぐらいまでにベーシックインカム導入案。

 

そのときに、ベーシックインカムを導入するのです。 

 

月7〜8万円ぐらいで生活がある程度できるぐらいに、テクノロジーが大幅進化した世界なら、可能かもしれません。 

 

そして、2040年に向けてピークの老人層は、年金含む大幅削減に見舞われることになりますが(ベーシックインカムの導入で)、節約生活も可能になっており、何とかなる可能性もあります。

 

4 2040年度に老人層が大勢野垂れ死ぬ可能性が高いシナリオが残る。

 

テクノロジーの大幅進化と、それによる衣食住含む生活費の大幅コストダウンが可能な世界に、日本が2040年までになっていないと、日本の老人層は野垂れ死ぬことになるでしょう。 

 

年金の給付は75歳以上になり、年金給付額も抑えられ、医療費も抑えられます。

 

今後、今の50代以上は22年後は70代ですから、もろに直撃することになります。 

 

日本で生き延びられるかの、サバイバルゲームが始まるのです。 

 

75歳まで年金はもらえないと思った方がいいでしょう。

額も減額され、医療費も削減されます。 

 

消費税も多少上がっているかもしれません。(上がりすぎると不景気になるので、無理でしょう)

 

そのときまでにテクノロジーの大幅進化に、淡い期待を持つしかありません。(だからこそ、テクノロジーの担い手の若者を応援すべきです)

 

5 その他のリスク。

 

また、日本での災害リスク(地震など多数)も考慮に入れると、もはや財源はないでしょう。 

日本中の道路や水道などの劣化も、改善しないといけません。 

 

もう待ったなしの大改革をやらないと、日本の今の50代以上(40代も含まれるかも)の大半は野垂れ死ぬことになります。 

 

一部の金持ちだけは生き延びられますが、大半が野垂れ死ぬとなると、治安が大幅に悪化して、金持ちすら生きづらくなります。

 

安楽死の議論も待ったなしでしょう。

 

安楽死についての記事は以下です。

 

日本の未来「拷問刑と安楽死問題について」

日本の未来「拷問刑と安楽死問題について」

 

6 60代、70代の意見を聞いてはいけない。(孫を真剣に支援する一部だけは除外)

 

今の70代で年金をもらっている層は、逃げ切る層です。

幸せな世代です。

 

これからの世代は、地獄が待っています。

今の60代、70代の意見なんて聞いていたら、22年後には野垂れ死ぬことになります。(その時、多くの今の60代、70代はこの世にいません。他人事の話です)

 

50代から下の人達が蜂起して、日本を立て直さないといけないということになります。

 

悪いですが、今の60代、70代は自分のことしか考えてない層に対して、もう50代から下の世代の人達は無視するか、邪魔者扱いすらしていいと思います。(孫の世代を真剣に憂い、行動するか支援する60代、70代なら大切にしましょう)

 

50代から下の世代は、革命を起こしましょう。

 

今の60代、70代に(2040年にはいない)、政治も経済も任せるわけにはいきません。

 

7 2040年度までに日本でガラガラポンが起こる可能性大。

 

本当に190兆円に膨らむとしたら、日本にガラガラポンが起きます。

 

それまでに手を打てる時間は22年間ですが、実質ここ10年は、特に勝負時でしょう。

 

今の日本人は2040年度の190兆円の世界なんて、想像すらしていないでしょうが、その時になってからでは手遅れであり、なんらかのガラガラポンが起きます。

 

賢明な日本人は、日本を脱出しているかもしれません。

 

今回は深刻な話ですが、現実に起こりうる話です。リアルな話です。

 

今、危機感の乏しい平和ボケした日本人はそれでも、「上層部がなんとかしてくれるんじゃね」や「何とかなるでしょ」と思っているか、「先のことは分からないから考えないようにしよう」とか思っているかもしれません。

 

ですが、その時が来てからでは手遅れ、ジ・エンドです。

 

最近の瑣末なスキャンダルなんかに、時間を消耗している場合ではないのです。

 

社会保障費が190兆円に膨らむからといって、別にベーシックインカムを導入する必要はなく、社会保障費大幅削減をすればいいのです。

 


ですが、単純な社会保障費削減だと名目上の大義名分が立たないので、公務員大幅削減と一律でシステム簡素化という名目で、ベーシックインカム導入もありえるという話です。

 

だから、ベーシックインカムが完全に導入されるかは分かりません。

 

若者に一律で配る大義名分もよくわからないのです。(ひろゆきはクリエイターが増えるといいますが、クリエイターは少数しかなれないし、ポジションがありません)

 

ですが、社会保障費大幅削減をする際、老人層だけ大幅削減すると大反対が待っています。

 

それを隠すために、ベーシックインカムという大義名分を使うのです。

 

社会保障費大幅削減を隠すために、ベーシックインカムが大義名分として使われる可能性があるという話です。

 

僕は実はベーシックインカムの導入の、好きな仕事ができるようになるとかの大義名分は信じていません。

 

ですが、老人層の社会保障費大幅削減には使えます。 

 

そういう意味で、表立って社会保障費削減ができなかった場合、政治家が名目上の大義名分として、ベーシックインカムを使う可能性もあるなぁというだけの話です。

 


ではこの辺で。(4041文字) 

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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