エニアグラムタイプ3「エニアグラムでいうタイプ3の「結果がすべて」思考の危うい点」

どうも、武信です。(No537)

 

2017年の記事です。

 

結果主義や権威主義については過去に散々、述べてきましたが、今回はエニアグラムの視点から述べたいと思います。

 

実用的じゃない内容であり、哲学的です。

 

興味がある方は、続きをお読みください。

 

 

1 僕の記事の紹介。

 

エニアグラムでいうタイプ3の人の思考回路は「成果主義」であり、成功者に憧れていることから「結果がすべて」という思考になりやすく、「プロセス軽視」と「肩書のある人」に強力に惹かれるという面があります。

 

以下の記事で触れています。

 

「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」

エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART1

 

エニアグラムタイプ1と3「起業家.comさんの発言2 タイプ1とタイプ3の溝は思ったより大きい」PART2

 

 

「エニアグラムでいう成果主義者はこういう人種です」

エニアグラムタイプ3「エニアグラムでいう成果主義者はこういう人種です」

 

また、以下の記事もお読みください。

 

タイプ3は中身、内容で判断するより、肩書や権威で判断する割合が高いと感じます。「結果主義と肩書や権威について」

「権力・権威論」結果主義と肩書や権威について

 

2 エニアグラムの軽い解説。

 

タイプ3の人の「結果こそすべて」という思考は、エニアグラムでいう9つの性格のうちの1つですから、そういう価値観の人が大勢というわけではありません。

 

プロセス重視、中身でなるべく判断するという僕のような人もいます。

 

こういう人はタイプ1の人に多そうです。

 

また、エニアグラムは上位2〜4つぐらいなど、10点満点中点数が高いタイプはその人の特徴なので、エニアグラムが例えば、タイプ4の人であってもタイプ3の点数が高ければ、タイプ3の傾向も持ち合わせていることになります。

 

さらに、エニアグラムは自分と同じタイプの人に尊敬、共感しやすいですから、タイプ3の人は同じくタイプ3の成功者であるホリエモン(推測)や本田圭佑氏(推測)などに共感しやすいと思われます。

 

対して、タイプ1の人はイチローに共感しやすくなります。

 

タイプ8の人(橋下徹氏)は同じタイプ8の政治家(トランプ大統領)にかなり共感しています。(TVでの発言などで判断)

 

3 タイプ2の「結果がすべて」に反発するタイプ1。

 

スポーツや政治界はともかく、ビジネスの世界では「結果こそすべて」志向が強いです。

 

まぁ当然なのですが、しかし、この志向に対して、タイプ1は反発しやすいのですよね。

 

なぜなら、タイプ1は公正や正義や不正などに敏感だからです。

 

つまり、ビジネスの世界は「結果こそすべて」なのは事実なのですが、その裏にはハンデがあったり、アドバンデージがあることを不満に思うのがタイプ1なのです。

 

実際、苫米地氏の本によると、Facebookの創業者のマーク・ザッカーバーグ氏はロックフェラーの甥?だという内容のことが書かれていました。

 

つまり、コネや裏の支援があっただろうと見られています。

 

以下の本に書かれていたかと。「苫米地博士の「知の教室」」ですね。

「苫米地博士の「知の教室」」

 

4 コネも運も実力のうちのタイプ3と僕の記事の紹介。

 

TVの世界にも、コネなどありまくりです。

 

メディアの世界では「どうしてこの人が盛んに起用されるのか?」と疑問視されるような実力の人が、盛んに起用されて目立っています。

つまり、コネです。

 

コネはコネなので、実力は関係ありません。

 

ある人は「TVの世界に起用されるぐらいなんだから、実力があるんだよ」と言いましたが、違います。

 

単なるコネや枕営業など、そういう系です。

 

こういう不平等な競争条件は公正ではなく、正義に反し、不正にも似ているので、タイプ1の人は嫌うわけです

 

タイプ3の人は公正、正義、不正など大して気に留めず、「勝てばいいんだよ」「結果こそすべて」「コネも運も実力のうち」という思考です。

 

しかし、「コネも運も実力のうち」が本質ではありません。

 

そういう人ほど、社会の理不尽さに目を向けません。

 

僕が世の中は平等ではないという記事を書いたのは、そういう理不尽さに嫌気がさしたからです。

 

つまり、タイプ1の思考の典型例です。

 

以下の記事に書いています。「フィクサーによる日本の教育改革本6 第6章 上」PART1

2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本6 第6章 上」PART1

 

5 ハンデのある世界という事実があるのに「結果がすべて」を通すタイプ3。

 

スノーデン氏はおそらく、タイプ1です。

だからこそ、アメリカの不正に黙っていられなかったのです。

 

こういうタイプ1の人がいてくれたおかげで、アメリカの全世界への盗聴が暴かれました。

ぜんぜん平等な競争でも、何でもなかったのです。

 

裏でかなりの不正をして、勝っていたのです。

 

こういう全然、平等じゃない世界(ビジネスもそうです)で、「結果こそすべて」というのも浅い思考に思えます。

 

だって、考えたら分かるじゃないですか? 

例えばオモリ(30キロ)をつけられた人と、何もつけられていない人が50メートル走で競争をしているケースだってあるのです。(たとえ話です)

 

それで「結果がすべて」なんて言われたら、オモリをつけられている人は腹が立ちませんか? 

 

「運もコネも、果ては病気まで実力のうち」と言われたら、ハンデを背負っているのですから、当事者はきついはずです。

 

「結果がすべて」という思考はタイプ3の人は、自分だけ思っていればいいのです

 

オモリを背負っている人などにまで言ったら、相手はどういう反応をするでしょうか? 

 

 「結果がすべて」は他人に言わず、自分だけ思い、頑張ればいいのです。

 

じゃないと、普段から「結果がすべて」と言っている人は、自分にブーメランのようにはね返ってきます。

 

「君こそ結果を出してないじゃないか!」と、結果を出してない場合、言われます。

 

「いや僕は結果を出しているよ」と言う人でも、「孫正義などの成功者ほどの結果を出してないでしょ?」と言われます。

 

そういう人はすぐに成功者を持ちだし、普段から崇めているからです。

 

また、精神薬を飲む人は太るケースが副作用のせいで多いのですが、それを太っている人は自業自得と健常者は言うのです。

 

「健康な人とは条件が違う」のが事実なのにです。

 

6 結果こそすべては建前上の理念としては大切。

 

「結果こそすべて」は、建前上の理念としては大事です

 

ですが、プロセスの最中にはとんでもなくハンデがあるのが、世の中の真実なのです。

 

「遺伝的要素、病気、コネ、運」などがあります。

 

さて、純粋な努力部分で決まるのは、どれくらいの割合なのでしょうか?

 

運がけっこうな要素で成功に関係していることは以下の記事で書きました。

 

「才能とはいったい何なのか?5」

才能論「才能とはいったい何なのか?PART5」 

 

ホリエモンや本田圭佑氏は「結果こそすべて」思考なので、ハンデを背負った者(主に弱者)のそういう気持ちがわかりません。

 

実際、そういう発言をメディアでしています。

 

「本田圭佑選手は自らの努力によってのみ成功したのか?ピーター・シンガーは、否と言う」というタイトルです。

https://www.theheadline.jp/32475

 

確かに、ビジネスでは「結果こそすべて」な部分が多いのですが、そういう世の中の背景にまで目を向けてから、発言をして欲しいと思います。

 

ちなみに、ビジネスの世界の競争条件が全然、平等ではないという内容に関しては、以下の記事で触れています。

 

「フィクサーによる日本の教育改革本5 第4章」PART1

2020年教育改革への僕の本「フィクサーによる日本の教育改革本5 第4章」PART1

 

「結果こそすべて」思考は、世の中の表面上しか見ていない浅い思考です。

 

ビジネスの世界には、そういうタイプ3は向いていると思います。

 

しかし、そういう思考を持っている人がすべてじゃないということは、理解しておいた方がいいです。

 

ではこの辺で。(4037文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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