スマホで小説を読む「学歴物語」

どうも、「ホントのメディア」~自由人のための起業・フリーランス・副業塾~運営者の武信です。(No536)

今回はスマホで小説を読む「学歴物語」というタイトルです。

短編小説です。

学歴に興味がある方には、興味深い内容になったと思うので、続きをどうぞ。

学歴以外にも、権威に疑問を抱いている方もどうぞ。 

僕は散々、結果主義について苦言を言ってきましたが、理解できない人がいて驚きます。

今回はイメージしやすいように、ストーリー形式の短編小説で描きます。これでも理解できないのなら、相当頭が悪い人でしょうね。。。

 「学歴物語」

野志上我留(のしあがる)は、M大学在学中のそこそこ頭のいい男であった。

早稲田、慶應や東大には合格できなかったが、野志は自分はそこそこできる男だと思っていた。

同じくM大学の皆空学(みなからまなぶ)も早稲田、慶應や東大などに落ちていたが、学歴コンプレックスを仕事で挽回しようと誓っている男であった。

二人は友人同士であり、お互いに情報交換し合っていた。

野志は皆空に言った。「皆空は謙虚な人間だよな。誰からでも学ぶ姿勢なんだよね?俺だったら成功者からしか学ばないけどね。だって2流以下の奴から学んでも成果出るわけないじゃん。2流以下はクソであり一流、つまり成功者だけしか信じない方がいいと思うんだけどなぁ」

皆空は野志の言うことを聞いた後、意を決したかのように言った。

「野志は成功者しか信じないのか。確かにそれは一理ある。だけど俺は自分より上の分野がある人間からは何でも吸収しようと思っている。反面教師からさえ学ぶことがあると思っているよ。」

野志は皆空を半分バカにしたかのように、半笑いで言った。

「皆空はそれだから甘ちゃんなんだよ。どちらのやり方が正しいか後で分かるだろうな。成功者から学べばそれが正解なんだから近道だし、正しいに決まっているじゃん」

その後、二人は分かれ、家に戻っていった。

数ヶ月後、皆空は野志から携帯の着信があることに気付いて電話に出た。

「皆空―!俺はあるベンチャー企業にインターンとして入ることが決まったよ。そのベンチャー企業は今をときめくホワイトドアだよ。ホワイトドアの社長さん、極江さんに会えると思うと嬉しくて仕方ない。成功者から学んで東大生なんか追い抜いてやる。皆空もまぁ頑張ってくれ。ではまた」

皆空はその報告を聞いた後、思った。(野志は行動力あるなぁ。だけどあの理念は危険性も伴う。大丈夫かなぁ)

また、数日後には以下の報告も野志からあった。

野志は一流大企業のお嬢さんと付き合うことになったという話であった。

野志によればベンチャー企業ホワイトドアへのインターンと彼女づくりの2つが同時にきて、幸せな状態ということだった。

さて、野志はホワイトドアに入り、バイトとして働くことになったのだが、そんな会社での一幕。

野志に部下を預けると、ホワイトドアの社長の極江が言ったのだった。

極江によると、部下を若いうちから持つことによって成長が見込めるという。

教えるという行為によって、自身の見方も定着するし、部下育成の大変さなども学べるのだ。

その話に野志は、「さすが極江さん。成功者は考えることが違うなぁ。さすがだ」と思わずつぶやいていた。

野志の部下にある社員がついた。

中卒の保毛野(ほもの)だ。

野志は名字を聞いて「ほもの?」「ホモなのか?」と内心、思い、さらに中卒と聞いて心底バカにしていた。

「極江さん、なんでこんな中卒を俺の下につけるんだ。でも、極江さんが雇ったのなら、なにか意味があるのかな」と渋々、保毛野に指示を出し、仕事をしてもらうことにすることに決めたのだった。

同じく、もう1人の専門学校生の馬地目(まじめ)も部下についた。ITの専門学校に通っていたとのこと。

野志は「もう1人は専門学校生かぁ。中卒の保毛野といい、俺の部下はだめなやつかもな」と思いつつ、でも俺が育ててやるかと思い直した。

極江のホワイトドアは新興のIT企業であり、極江さんは野志にこう説明していた。

「ベンチャーは人手不足であり、大企業のように良い人材ばかりが集まるわけではない。でも素質があると思われる人間を育てるか、適材適所に就かせれば戦力になる。全員が一体となって初めて大企業をも倒せるのだ」と。

それを聞いた野志は「じゃあ、俺は保毛野も馬地目も育てて、ホワイトドアを大きくする任務を与えられたわけだな。俺もまだバイトだが、M大学だから少し上の地位を与えられたんだろう。よし頑張るぞ。そして入社するぞ」と思っていた。

保毛野は中卒の割には口が達者であり、真実をズバリと言い当てる能力があるようだった。

野志は思った。「こいつ、口ばかりだな。確かに言っていることは的を射ているが、所詮、中卒だろ。実績もないし。偉そうに言うなよ」と保毛野に厳しい態度を取っていた。

対して、馬地目は口数も多くなく、与えられた任務をこつこつとやるタイプであった。

野志は思った。「こういうでかいことを言わないけど、こつこつと真面目にやるタイプのほうが口だけの保毛野より上だわ。一応、ITの専門学校卒だしね」

保毛野は野志に対してかなり提案を出してくるようになった。

しかし、正直、野志は保毛野のことを中卒と内心バカにしており、「こいつの言うことなんて信じられるか」と却下していた。

逆に、馬血目の言うことを聞いていた。そして馬地目を評価し、保毛野に低評価をつけた。

この最初の3ヶ月ぶりの野志の仕事での評価シートに、極江はこう言った。「野志くんは保毛野を最低ランクにしたんだな。なぜだい?」

野志は答えた。

「正直に言います。保毛野の口だけで言うことは一理あるかもしれませんが実績がありません。つまり、中卒です。実績のない人の言うことなんて信じられません。口だけなら、なんとでも言えます。実績、結果こそすべてなんです。中卒の保毛野には何も実績、結果がありません。だから彼の言うことを信じられないので、提案もすべて却下しましたし、無難な仕事をまずはやらせました」

極江は野志をじーと見て「ふう」とため息をついていった。

「野志くん。君は何もわかっていない。もう少し、見どころがある奴だと思ってたんだが期待はずれだったようだ。実はプロフィールに嘘をついていた。保毛野は実は東大卒だ。で、馬地目は高卒だ。君はそれでも保毛野に実績がないと?」

野志は「え?」と驚愕の声を上げた。

「まさか、保毛野が東大卒だったなんて。思ってもみませんでした。確かに今から考えてみるといっていることは的確なことが多かったかも。。。 でもなんで最初から東大卒と教えてくれなかったのですか?事前に言われていたら、ちゃんと指導していましたよ」

極江はまた「ふう」とため息をついていった。

「野志くん。実は保毛野は高卒だよ。だけど起業経験がある。今度は本当のことだ。さらに僕も高卒だ。メディアではさんざん、東大卒だと言われているが。経歴詐称をしていた」

野志は「ええ?」と遠くに聞こえそうなほどの声を上げてからいった。

「保毛野が高卒。。。でも起業経験あり。。。 高卒は学歴は低いけど、起業経験ありなら能力はあるのかな。あ、それはいいとして、極江さんは高卒でも実績、結果があるから別ですよ。」

極江はいった。

「野志くん。無理をしなくていい。僕が高卒だと言ったら、野志くんの顔に軽蔑の顔が浮かんだのを僕は見逃さなかった。野志くんはかなり学歴を気にするタイプのようだね。でも実は僕はメディアの言う通り、東大卒だ。経歴詐称はしてない」

野志は「なんと?」と声を発してからいった。

「やはり極江さんは東大卒だと思ってました。実力、結果を出しているし。保毛野は起業経験があるけど、まだこれからが伸びしろかな。」

極江はいった。

「野志くん。実は僕は高卒だよ。君を試したんだ。東大卒にどれだけ魅力を感じているのかを。あと保毛野はこの会社でのNo.2だ。僕についで実力がある。それでも伸びしろがあると?」

野志は「ひぇー」と素っ頓狂な声を上げてからいった。

「極江さん、試しすぎです。僕は正直、不愉快です。嘘をつきすぎている。保毛野さんはNo.2なのに新卒だという風にして僕の部下につけた。極江さんは高卒なのに経歴詐称だった。僕はショックをうけています」

極江はいった。

「野志くんを試したのは幹部候補としてどうなのか、適性を見るためだった。それと学歴や経歴ではなく、中身で判断できる目の持ち主かどうかを見るためだった。でもどうやら期待はずれだったようだ。僕はメディアの言う通り、東大卒だ。経歴詐称はしていない。あと学歴や結果や地位ばかりに左右されて中身で判断できない人はうちの会社には要らない。」

堀江はトドメを刺したかのようにいった。

「野志くん。君はテストには不合格だ。よって辞めてもらいたい。No.2の保毛野の意見をはなからレッテルを張り、却下して中身なんてまるで見ようとしなかった。実力のある者を見抜けない人には幹部候補は任せられない。バイト契約で終了だ。今後、もっと中身を見て判断できるように頑張ってくれ」

野志はやけくそになって、インターンをその日で辞め、酒を飲んで気を晴らしていた。

そして思ったのだった。「俺にはまだ一流大企業の彼女がいる」。そして彼女に電話をかけた。

「紗枝?今、俺はちょっと弱っている。理由はホワイトドアを辞めたから。またインターンを見つけ、頑張ることにするよ」と彼女に電話をかけた。

野志の彼女の紗枝は「上我留くん、大丈夫?私も今日はちょっと疲れている。また今度、話そう」と返してきたのだった。

後日、野志の彼女の紗英は企業詐称をしていたことが判明した。

大企業に勤めているお嬢さんではなかったのだ。キャバクラに勤めている女性だった。

野志は紗英の身元すら、見抜けなかったのであった。

今後、野志は人生でのしあがることができるのであろうか。。。

完。

後日談。(2019年6月8日追記)

こういう権威や学歴による色眼鏡で人を見て、判断し、失敗するというエピソードを僕は描きたかったのですが、TBSのモニタリングという番組で似たようなエピソードが放送されてました。

僕の小説は、2018年12月26日にはすでに投稿済みです。

そして、モニタリングの放送はそれぞれ2019年5月と6月ですかね。

例1 

子供の実力者(スポーツ)が、最初は下手だと見せかけておいて、周りにいる大人が教えてくれるが、後で急に実力を見せつけられます。

大人は実力者に恥ずかしげもなく、偉そうに教えていたという笑いです。

例2

あるお笑い芸人に、後輩のお笑い芸人?がギャグをかまして、しつこかったので、お笑い芸人の人は後輩に怒っていましたが、実はその後輩は社長の息子でした。

社長の息子だとわかった途端、怒っていたのをごまかし、急に迎合し始めます。

つまり、最初は格下だと思っていたのに、立場が上だと分かったら、手の平を返す姿というお笑いです。

例3 6月13日放送。

高級ミシュランの店で、ペヤングソースやきそばを、高級そうに見せかけた一流の食べ物(味はペヤング)として、出して、権威や店の高級そうな雰囲気に流されるか?という実験。

1つ目のミシュランの店は、6人中4人が流されない、つまりペヤングだと気づいたという結果。

2つ目は、2例だけ放送され、2例ともペヤングだと気づきませんでした。

1人の男はこのペヤングに4000~5000円だしてもいいと言っていました。

この3つのエピソード、または僕の短編小説から言えることは、世の中にはけっこう隠れ実力者がいて、下手な対応、態度を取って嫌われると致命的だという点です。

学歴だけで見下した奴らや、職業だけで見下した奴らなど、僕の場合だけでも過去いました。

手の平返しが世の中、一番嫌われます。気をつけたい点ですね。

3つ目の例は、偽物を出されても気づかないブランド好きな人という例えとも言えそうです。

ではこの辺で。(4989文字)

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・Youtube動画などを基にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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