日大アメフト部の事例「タックル問題でイメージ悪化の日大 2019年の志願者数は逆に増える?」

どうも、武信です。(No505)

 

2018年6月2日19時に、書いた記事です。

 

少し古い記事ですが、公開します。

 

日大アメフトの件など、ほとんどの人がもう忘れていることでしょう。

この話題について、今さらながら、昔の記事を掘り起こして書いていきます。

 

「当時、どう思ったのか?」の記録です。

 

興味がある人は、続きをお読みください。

 

 

1 記事の要約。

 

まず以下の記事をお読み下さい。「タックル問題でイメージ悪化の日大 2019年の志願者数は逆に増える?」というタイトルです。

http://news.livedoor.com/article/detail/14804663/

 

簡単に要約します。

 

これまでの日大の卒業生は116万3709名(18年3月現在)であり、卒業生の社長数が日本一というのも、卒業生の数が多いからですね。

 

東京23区の大学の定員数を原則10年禁ずるという、大学定員数抑制法が参議院で可決、成立したそうです。

 

タックル問題で、ここまでイメージが悪くなっており、推薦入学者が減るかもしれません。

 

ですが、一般入試の受験者となると、大学が狭き門となっており、受験者はイメージなんて気にしていられないとなっています。

 

年々、東京の私立大学の合格者数は減っており、大都市の大学は併願が増え、志願者数も倍率も上昇しています。

 

受験者数10万人超の上位6大学(日大も入る)は、昨年よりも人数を増やしています。

 

今回の件はアメフト部の問題に過ぎず、一般の日大には関係ないはずだし、むしろライバルが減ってチャンスかも?と思う受験生も一定数いるでしょう。以上、ここまで。

 

2 僕の見立てと予測。

 

僕は今回の日大タックルの件は、イメージ悪化につながりそうですが、この記事の言うように、受験者が逆に増える可能性もあるなと踏んでいます。

 

僕の最初の予想では最大で3万人減だったのですが(以下の記事で書いています)、受験生の事情を考えたり、毎年受験生10万人超えの上位6大学(日大含む)が増えていることを考えると、3万人減の予測はでかすぎだったなと思います。

 

謝罪術「日大アメフト部の事例。僕とある人との討論」

謝罪術「日大アメフト部の事例。僕とある人との討論」

 

この日大の2019年度の、受験者数予測は難しいでしょう。

 

大雑把に考えて「逆に増える(逆張り)」「減るか(順張り)」ぐらいなら、2分の1の確率です。

 

ですが、普通は順張りが妥当であり、逆張りをして当てれば、予測を当てたともてはやされやすくなります。(トランプ大統領のときや、イギリスのEU離脱と同じです)

 

この予測は難しいので、もはやサイコロを投げるような感覚ですね。

 

当てた人でも、明確な根拠があって、当てたというわけでもないと思いますし、投資や金儲け系の話でもないので、予測を当てたからといって大した話でもなさそうです。(なので評判を落としたくない人は、ポジションを取って、わざわざ予測をする必要もないと感じます)

 

順当に考えたら、数千人〜1万人ぐらいの受験者減ぐらいの予測にとどまるのでしょうかね。

 

メディアでここまでさんざん叩かれイメージ悪化しましたからね。(日大は受けるのは、来年は辞めておこうと考える受験者心理が普通です)

 

3 日大受験者層の質。

 

また、それでも日大を受ける層となると、逆に受かりそうなライバルが避けるのだから、受けようとなるので、質の低い受験者が受けるという予測は立てられそうです。

 

つまり、日大としては2019年の日大合格者は、質の低い受験生が集まる可能生があるという見立てはできます。

 

そこから逆算して、企業側も2019年の日大合格者はいつもよりレベルの低い合格者かもしれないと仮説も立てることも可能でしょう。

 

もちろん、これらはあくまで仮説です。

 

評判が悪化した日大を、「受かりそうなライバルが避けそうだから、狙い目で受験しよう」と考えるのだとしたら、以上のような仮説が立てられるというだけの話です。

 

普通、評判や就職実績が良い企業を狙う受験生が大半であり、できる受験生ほどそういう大学を狙うでしょうからね。

 

4 ひとつだけ確かなこと。

 

加えてひとつだけ、確かなことが言えます。

 

それは評判が落ちており、他のレベルの似た大学(東洋大学など多数)もある中で、わざわざ日大を受ける受験者心理を考えれば、分かることです。

 

それは、世間の評判やブランドなどを気にしない層ということです。

 

世間の評判やブランドを気にする層は、日大を避けるでしょう。

 

また、浪人はできず、経済的に苦しい層も選り好みをできず、日大を受けざるを得ないかもしれません。(他の似たレベルの大学は競争率が上がりそうですしね)

 

他には前にも述べた通り、レベルの低い受験生が、ワンチャンを狙って受けるという予測です。

 

今回の騒動から、2019年の日大の受験生の質が、少し変わっている可能性があると推測できます。

 

5 ゲス不倫の川谷氏の例と音楽と大学は次元が異なるけど似たことは言えるという話。

 

評判やブランドを気にしない層という具体例として、ゲス不倫の際の川谷氏が挙げられます。

 

あの騒動でもファンであり続け、CDを買った層がいましたが、ああいう世間の評判やブランドを気にしない層はいつの時代もいて、そういう層が騒動でもまったくぶれないと言えます。

 

音楽と大学では話の次元が違いますが、まぁ似たようなことは言えるということです。

 

音楽の場合、あくまで嗜好の話であり、ファンであり、CDを買っていても誰かに公言しなければ、バレない可能性もあります。(隠れトランプ支持派が表では、クリントン支持と言っていても、実際の投票でトランプ氏に投票したのと同じです。ちなみに、この話はロシア疑惑により、ロシアが選挙に介入したとのこと)

 

対して大学の場合、これから4年間過ごす場であり、誰かに言う機会があまりに多く、履歴書としてもずっと残ります。

 

評判が良くないミュージシャンのファンでいるのとは、賭けている、背負っているものが違うのです。

 

そんな中でも日大を選ぶ層というのは、かなり異質な層と言えませんかね?

 

履歴書に一生残り、これから4年間過ごすのに、日大の評判は下がっています。

 

それでも受けるとなれば、大学の評判・ブランドなんて関係ない、と思える層という話になります。

 

6 最後に。

 

さて果たして、受験生は増えるのか、減るのか、減るとしたらどれくらいの規模なのか?を見守りたいと思います。

 

最後に、今後の日大の対応とメディアの報道次第で、情勢は変わります

 

2019年の日大の出願までに、イメージが改善していたら、受験生も「影響は少なくなっただろう」や「大丈夫かもしれない」と考えるので、僕の今回の仮説は全て白紙となります。

 

あくまで、このままの状態が長引いたらどうなるか?というストーリー仮説ですので。

 

7 2020年1月17日追記。

 

2020年に1月17日現在で、日大の志願者数の結果がどうなったか?報告したいと思います。

 

以下の記事を貼ります。

https://dot.asahi.com/wa/2019022700037.html?page=1

「早慶上智は減少、近畿は6連覇 大学志願者数が激増する大学は?」というタイトルです。

 

一部、引用します。

 

中堅私大でも明暗が分かれている。

 

日東駒専では、日大が1万5千人14.1%も減少させた。

 

日大はこの減少について「他大学と差が見られる。昨年ご迷惑をおかけした事象などに起因するところもあるかと思われる」という。

 

各学部の志願者数を見ると、危機管理学部やスポーツ科学部で3割近く減らした。

 

アメフト問題で日大の危機管理のあり方などが問題視されたことが響いた形だ。

 

芸術学部や国際関係学部などでも2割近く減っている。

 

駿台教育研究所進学情報事業部の石原賢一部長はこう見る。

 

「日大の地方にある学部は、今回の問題の影響を受けないと見られていた。悪いイメージがSNSなどネットで拡大したのが大きく影響したのでしょう。この数字を見ると、来年、今年の反動で志願者が増えるには信頼回復が必要でしょう」

 

日大が大きく志願者を減らした一方で、その受け皿になったのは専修大と駒澤大だ。

 

それぞれ22.5%、8.9%と大きく増加した。

東洋大は0.5%増と昨年並みにとどまった。

 

石原さんは「東洋大は年々人気が高まり難易度が上がっており、敬遠された」と分析する。以上、ここまで。

 

僕の順当な予測では、以下のように書いていました。

 

順当に考えたら、数千人〜1万人ぐらいの受験者減ぐらいの予測にとどまるのでしょうかね。

 

メディアでここまでさんざん叩かれイメージ悪化しましたからね。(日大は受けるのは、来年は辞めておこうと考える受験者心理が普通です) 以上、ここまで。

 

結果は、1万5千人の減。僕の予想より、若干、多めでしたね。

まぁ予測するのは難しいことです。

 

ではこの辺で。(4041文字)

 

このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。

あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。

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