どうも、武信です。(No360)
主観の世界で話す人とは、つまり、「自分の好みや好き嫌いで話す人」のことを言います。
「僕はこれが好きなんだけど、あなたもそう思う?」という人です。
対して、客観的に話す人とは、つまり、「科学的根拠や統計データを基に話す人」のことです。
「僕の好みや好き嫌いより、真理や真実がどうなっているのか?について議論しようよ」という人です。
正直、主観の世界で議論しても、答えがあるわけがありません。好みや好き嫌いですから、「人それぞれ」が答えです。
音楽の好みや食べ物の好みに、絶対的な正解はありません。
そういう話を、この記事では展開しています。
もっと詳しく知りたい方は、続きをお読みください。
1 主観が強い人と客観が強い人の説明&恋愛記事のただし書き。
主観が強い人というのは「自分の好みや自分一人の好き嫌いや価値観などで、物事を言う人」のことです。
客観が強い人というのは「自分の好みや好き嫌いや価値観をなるべく封じて、外れ値じゃない多数派に当てはまる主張やポジショントークもない、多数派に当てはまる正論や一般論などを言う人」のことです。
僕は恋愛論について言うときは、特に注意をしているので、以下のあとがきを加えます。
最後に僕は自分の立場を考慮したり、ポジショントークを記事に反映させていません。ただ、「世の中はこうなっているよ」と現状分析と解明をしているだけです。「僕自身はどうなの?」という意見は聞きません。
単に現状分析したり、解明する人が世の中にいてもいいと思うのです。それは科学者の真理探求と似ています。恋愛系の記事を書くと、批判を浴びやすいのですが、僕自身のポジションは含まれていないことを承知してください。以上、ここまで。
これは僕の主観ではなく、「客観的に世の中はこうなっているよ」という分析をしただけという主張だから、誤解されないように強調しているのです。
2 主観の強い人の特徴。
主観の強い人って、「生きるのが楽しいんだろうなぁ」と思いますが、逆に言うと、実は「人に嫌われやすいか、社会不適合者になりがちだ」と思われます。
なぜなら、自分の自我(好み、好き嫌い、価値観、思想など)が強すぎて、他人に合わせないので、本当に合う人としか意気投合しづらいからです。
主観の世界(芸術や食事や趣味や異性の好みなど)では、自分の主観を通すのは全然ありです。
それは自分の人生を充実させるのに、大事なことです。
結婚相手を選ぶのさえ、自分の好みを重視せず、世間の見栄を考えたり、親の紹介で、嫌々や妥協などで結婚となると、後悔の可能性が残ります。
主観の世界は、相手にある程度は合わせても(食事の調整は必要でしょう)、主観を通したり、相手に介入されないことは幸せへの第一歩です。
3 主観で生きると困る世界。
しかし、これがビジネスや仕事や予測(株式など多数)や本の執筆などになると、あまりにも主観が強いことは、諸刃の剣になります。
なるべく多数派に当てはめたり、多数の思惑を気にしないと、これらの客観性の強い分野では成果が出にくいからです。
やはり、執筆にせよ、「どれだけ多数の思惑を気にかけ、想定し、最大公約数の内容にするか?」が大事な場面も多いのです。
これを理解してない人は、「なんで、こんな無駄な説明を入れるんだ?」と思うわけです。
著者からしたら、「あなた個人のためだけに書いているわけではない」ということになります。
多数を想定しているのです。
個別の対応を望むなら、個別コンサルや個人指導になります。
以下の記事に詳しく書いています。「個別指導・個別コンサルは贅沢品だ」というタイトルです。
マネジメント初心者シリーズ3「個別指導・個別コンサルは贅沢品だ」
4 メディアやサービス業の話。
TVなどを含むメディアは全て、最大公約数という概念から逃れられないのです。
だからこそ、どんな記事を書いても、ある一定の割合の層からは批判を受けます。
こういう概念を理解してない人は、自己中心的であり、メディアや本などが「自分のためだけに特別に書いてくれて当たり前」という意識があり、冗長な説明が入っていたり、自分には必要ない部分が書かれていると、「なんで、こんな文章を入れるんだ」と感じるのです。
美容院でも、美容師は多数のお客を抱えており、対応しています。
個人のお客として来ると、個別によく対応してくれると感じやすいですが、美容師からすれば、多数のお客の1人なわけです。(もちろん、お気に入りのお客や優先順位の差の認識はあります)
キャバクラも同じです。
それなのにお客はキャバ嬢に対し、「自分だけに好意を寄せてくれた!」と勘違いするわけです。(それが商売ですからね)
僕は世の中の人は、サービス業を経験するか、想像するべきだと考えています。
それが把握できると、自己中心的な思考が減るからです。
「多数のお客の1人に過ぎないかも?」と思うからです。
5 ひろゆき氏の動画。
さらに、以下の動画を貼ります。(消されたようです)
簡単に要約します。
「旅行に、若者が行くべきかどうか」について。
お金がない若者はそもそも旅行に行けません。
それなりの学歴やいい会社にいる人は、「他の国がどう回っているか、他の国からどう見られているか?」を仕事面で気にします。
なぜなら、海外にモノを売る側だからです。
こういう人たちは、旅行や海外を気にする必要があるが、そうじゃない若者は気にする必要がありません。
全員が同意する意見は、「立場が皆、同じじゃないとできない」といいます。
込み入った意見を言うと、立場が出てくるから、難しいのです。
「凄いバカと凄く頭のいい人の結論と、中途半端に考えた人の結論は別だ」といいます。
ベーシックインカムでは、「自分、金ないから、ほしい!」という凄いバカと、「日本の社会保障はもたないから、現実問題、ベーシックインカムしかないよね」という凄く頭がいい人と、「ベーシックインカムをやると、社会の負担が増えて無理だよね」という中途半端に考えた人に、結論がわかれるといいます。
「否定をするときに論拠ではなく、人格で否定する人が多くなっている」といいます。
ホリエモンを、「単なるデブや犯罪者などで、大概、否定する」といいます。
「とりあえず、人格を否定すれば、論理が否定できる」といいます。
「なんとか否定したいとなると、人格否定となりやすい」といいます。
「人格否定は100%勝てる」といいます。
主観と客観について「主観が強い人と客観が強い人」何らかの過ちを見つけて、それを叩けばいいからです。
論拠で「この部分は違うよ」とか、「ここは間違っているけど、ここは正しい」など論拠で討論すべきなのに、討論で人格否定し、勝った気になる、いわゆる「マウンティングする人が多い」といいます。
嫌いな人だったとしても、論理的に正しいことを言っていたら、「言っていることは正しい」と思うことは難しいのだろうか?と、ひろゆきは問題提起しています。
トランプ大統領も言っていることはおかしなことも多いのですが、「そういう視点もあるんだな」と納得できる部分も、ひろゆき氏はあると言います。
「中東和平なんてどうでもいい」という視点が斬新だといいます。
「ロシアと中国は競争相手だ」とトランプ大統領が言った視点が、ひろゆき氏にはなく、斬新だったといいます。
競争より比較優位の法則で協調して、貿易した方が、アメリカには利益になるのに、競争をやたら主張し、アメリカ人に「USA万歳!」と思わせたことが凄い斬新だといいます。以上、ここまで。
6 ひろゆき氏の動画からの僕の考察。
つまり、「人はポジショントークをしがちですし、人格否定などをしがち」、ということです。
僕は思うのですが、「客観的な主張というのは正論が多い傾向にある」と思っています。
ですが、主観的な人ほど本能的な部分が強く(好き嫌いですからね)、本能に従い、押し通そうとします。
人間界では残念ながら、統計データや正論より、本能や好き嫌いで意見を言ったり、そういう本能の意見(人間関係で良好な人や、良い気分にさせてくれる人)を聴く人が多いです。
そこまで考えた上で、議論をまとめたり、主張をしないといけないのでしょう。
エニアグラムでいうタイプ8ほど、正論が通用しにくく、本能(人間関係など)で動く気がしています。
正論を言われると、腹が立つ人もいますし、正論って通用しない場面が意外と多いんですよね。
正論や客観的主張だけでは、世の中は動かないのです。
これも理解しないといけないなぁとつくづく感じます。
人間は「感情や本能の動物」であり、「損得や利害だけ」で動くわけではありません。
正論や客観的な分野(主観色が弱い)で、客観的主張で動かない人をみると、理知的ではなく動物だと感じてしまいますね。(あとは、ポジションを守るためです。プライドなども関係するでしょう)
人間界で、人をまとめて意思決定し、実行するというのは大変なのです。
本能的な動物も、相手にしなければなりませんから。
知識だけの頭でっかちの人(僕もそういう傾向がありますので注意しています)は要注意点な点です。
データ分析やAIの結論といっても、信じない人もいそうですね。本能の人たちやポジションがある人は、信じないか、受け入れないです。
ではこの辺で。(4158文字)
このブログは個人的見解が多いですが、本・記事・YouTube動画などを元にしつつ、僕の感性も加えて、なるべく役立つ・正しいと思われる記事を書いています。
あくまで読者がさらに深く考えるきっかけとなればいいなぁという思いですので、その辺は了解ください。